こ、高評価と感想がこんなに……!?
ガガガ……こんな書き殴り小説に……あなや……
「着いた……けど」
「わぁ……あの子、大暴れしてますね」
現場に到着したシロコ達が目にしたのは、現在進行形で破壊されているカイザー基地。基地全体を取り囲むような形で、ビナーが攻撃を仕掛けていた。
「喧嘩でも売ったのかな?」
「ビナーからすればおそらく、うるさいハエの原因を叩きに行ったぐらいの感覚なんでしょう」
『それにしても、先生は一体何処に…』
"おーい!!みんな!!"
『せ、先生!?それに便利屋68の皆さんも!?け、怪我はありませんか?』
"うん、大丈夫。私にはアロナがいるから"
基地から抜け出して来た先生達が、シロコ達の元に合流した。あの地獄のような環境でも傷ひとつないとは、流石である。
"ユメが便利屋のみんなに助けを依頼してくれたみたい"
「ユメ先輩、ナイスファインプレーですね〜」
『遠方にゲヘナ風紀委員会の部隊を確認したのですが、先生が?』
え、風紀委員会?と顔色を悪くするアルを尻目に、少し前に来ていた連絡の内容を思い出した。
"うん。さっき連絡があってね、カイザーの足止めをしてくれるんだって"
風紀委員も気が効くじゃん〜?と笑みを浮かべるムツキを横目に、セリカが先生に一つ質問をする。
「そうだ先生、ホシノ先輩とコウ先輩見てない?連絡が付かなくて…」
今だに姿を見かけない2人の行方をセリカは先生に尋ねる。てっきりカイザー絡みで先生の近くにいると踏んでいたのだが……
"見てないけど……捕まってたのは私だけだと思うよ?"
「なら一体何処に──待ってください、あれは何ですか?」
「あれ?……え、何あれ」
まるでイナズマのように光を発する存在が、徐々に近づいてくる。よく見ると何かを追っているようだった。
「一体何を狙って……待ってあれ、コウ先輩じゃない?」
「アババババ!!………っとぉぉぉ!!」
「……おじさん疲れてるのかな、なんかみんないるように見えるんだけど」
「よし!ビナーに向けてダイレクトアタック!!」
ホシノがビナーに向けて発砲し、体の一部に着弾する。その様子に気づいたのか、反撃としてミサイルを飛ばしていた。
「あぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ(棒)」
「何あのわざとらしい演技……コウ先輩、今度は何を企んでるんだか……」
『あはは……相変わらず元気そうで何よりです』
ミサイルが着弾し、セトはビナーを認識して電撃を放つ。それを受けてまたビナーはセトを敵と認識した。
『これは…!双方に高エネルギー反応を確認!みなさん、衝撃に備えて下さい!』
"うわぁ!!??"
ビナーは熱線を、セトは電撃を真っ直ぐに発射して、二つが勢いよくぶつかる。吹き飛ばされそうになった先生を、咄嗟にシロコとノノミが支えた。熱線と電撃がぶつかり、拮抗している。
「ん……すごい迫力」
「映画でも中々見れないレベルですね〜☆」
「そんな呑気な事言ってる場合じゃ無いでしょ!?」
すると、ホシノとコウがビナーから離れてこちらに向かって来た。
「みんな〜なんでこんな所にいるの〜?」
「こんな所に居たら危ないぞ?」
『なんでじゃないですよホシノ先輩……2人とも今まで何処に行ってたんですか』
「……なんで2人とも少し光ってるの?」
"光線の撃ち合いをこの目で見れるなんて……!!"
ビナーもセトも譲ることのない、拮抗した光景に思われたが、少しずつ異変が起きる。
「……少しずつ押されてる」
"えっ!?"
カヨコがそう溢して、驚きつつも目を凝らす。少しずつ……ほんの少しずつだが、セト側の電撃の比率が増えている。このままではビナーが敗北してしまうだろう。
"何か打開策は……ん?"
「先生?どうしました?」
"いや……あそこ……誰かいない?"
「あの場に人がいるはずは……は!?」
ケイが驚愕の声を上げ、全員はビナーを見上げる。そこにはビナーの頭上によじ登るコウの姿があった。
"いつの間に……"
「えぇ!?ちょっと!?そんな所にいたら危ないわよー!!」
アルの静止そっちのけに、コウはビナーに声をかけている。何か案があるのだろうか、バシバシと頭を叩きながらビナーに向かって叫んでいる。
「おいビナー!!あの映像の技を使えば勝てるって!!お前このままだと負けるぞ!?それでもいいのかよ!!?」
ビナーは動かない。しかしこの状況は場が悪いのはビナー本人が一番分かっているはずだ。
「絶対行けるって!!あれなら勝てるから、やってみろって!!」
段々と熱線の勢いが落ちて行く。このままではビナーは押し負けてしまうだろう。
「熱線がどんどん細くなってませんか?」
「一体何を考えて……ん?」
"今度は何!?"
電撃を放っていたセトに向かって、突然砲弾が撃ち込まれた。そのおかげか、電撃の勢いが少し落ちている。
『L118、トリニティの牽引式榴弾砲です!一体どうして……』
『あ、あう……わ、私です……』
「あ!ヒフ─」
『ファウストです』
『……』
『決してヒフミという方ではありません』
ヒフミの介入により作られた隙を逃さず、コウが叫んだ。
「──!!今だ、ビナー!!」
「熱線が弱まって……いや、違う?」
──……キィィィィン!!──
『あ、あれは……映画『シン・ペロロジラ』の!?』
「威力を凝縮させた強化版……名付けてアツィルトの極光だぁぁぁぁぁ!!!」
───────!!
熱線は電撃を食い潰し、セトを貫いた。
─────……
セトは徐々にその姿を崩壊させ、霧散していく。その最後の時まで、アビドスには細い光の柱が立っていた。
「……あぁ〜……なんか色々あったな」
「そうですね」
激動の日から数日の間、コウはあの後流石に体力が切れたからか何度も眠りにつくようになった。
本人談ではあるが、ずっと寝起きのような気分が続いていて気持ち悪かったらしい。
「……ん〜!!よし、今日はスッキリしてる」
「それなら行きましょう。みんなが待っています」
「先にビナーの所行きたい」
「……まぁ良いでしょう。今日は……この辺りです」
自宅にいる間も、コウはケイから色々聞かされていた。カイザー理事が指名手配されただとか……黒服から市街地辺りの土地が譲渡されていたとか……。
「ケイ、ビナーグッズの売り上げは?」
「相変わらずアビドスには人が来ないのであまり好調とは言えませんが……あぁ、先日ミレニアムから多数の注文が来ていましたね。セリカも喜んでいました」
そんな会話をしながらビナーの元に向かう。ケイも随分とこの生活に馴染んできていた。少し前に何か悩んでいたような顔を見せていたのが嘘のようだった。
「あ、2人とも〜!!おはようー!!」
「相変わらず元気ですね、ユメ先輩。おはようございます」
「ござま〜す」
「この先に向かうって事は……ちゃんと活用できてるんだね?」
道中でユメと遭遇する。実は今回ビナーの位置がすぐに分かったのは、ユメ発案の『ビナー速報プロジェクト』の企画によるものである。
ビナー出現に伴う地震を感知し、ビナーのおおよその位置を特定する優れもの。ケイの渾身の作品のおかげだった。
「ちゃんとこの先にいるんですよね?」
「バッチリだよ!向こうで日光浴してるみたい」
遠くの方を見ると、日差しに照らされて動きを止めているビナーの姿が遠目に見えた。真意はわからないが、本当に日光浴をしているようだった。
「便利だなーこの機能。一家に一台欲しい」
「今後はもっと普及させていくからね」
先生はシャーレに勤務中で、ここ数日の溜まった仕事を片付けているらしい。生徒会室の机にへばり付いて抵抗したが、連邦生徒会の生徒に引っ張り出されていく動画が撮られていた。何やってんだあの人。
「各自当番に向かう事になっています。その時になったら手伝いましょう」
「……先生も苦労してるんだなぁ」
ビナーの元に向かいつつ、今頑張っているだろう先生に向けて、そう同情した。
原作と似た展開になる場合は巻きで行った方がいいか、それとも細かく描写したほうがいいかどっちにしましょう?
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そこまで変わらないとこはダイジェストで!
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細かく書いちゃって!