キヴォトス最硬の神秘   作:たらこ饅頭

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なんかみんなの評価高くない……?慈愛の神様か何か?

オリジナル生徒が出ます、前から名前だけは出してたけどね。


ゲヘナ学園は今日も平和

 

ゲヘナ学園。自由と混沌を校風とし、トリニティ総合学園と並ぶマンモス校の一つである。

他の自治区と比べても特に治安が悪く、銃撃戦は当たり前で爆発が聞こえてこない日はないなんて有様。

 

 

「みんな、今日も一日頑張っていこう」

 

 

「はい!!」

 

 

朝礼を終わらせ、今日も活動が始まる。この騒乱を完全に終わらせる事なんて出来ないけど、自分達がこの役目を放置するわけにもいかない。

混沌が強くなりすぎても雷帝のようになってしまえば終わりだ。

 

 

「委員長、本日の分の資料を纏めておきました。万魔殿から送られて来た物と分けて置いておきます」

 

 

「ありがとう、アコ」

 

 

不良達はまだ良い。統率の取れてない集団はなんの脅威でもなく、数が多いだけだ。問題は最近ゲヘナで出没している謎のパンケーキの怪物、それと美食温泉万魔殿の三代問題グループの対処。

 

生徒会が混ざっている事がおかしいのだが、実際に問題を起こしがちなのだから仕方ない。便利屋68も要注意団体の一つであり、最近はある理由で監視程度の扱いとなっている。

 

 

「イオリとチナツ、第2部隊は第二校舎の近くで暴れてる生徒達の対処。勉強の邪魔だって苦情が来てるから、お願い」

 

 

「分かった、委員長。傍迷惑な規則違反者どもは私が片付けてやる」

 

 

「今日は負傷者をあまり出さないで貰えますか?」

 

 

「……努力はしてみる」

 

 

「廃校舎には……」

 

 

「私が第3、第4部隊を指揮して向かいます」

 

 

「美食研究会の動きは?」

 

 

「登山の後に山の頂上で食べるおにぎりが絶品だ、という噂を流しました。今朝ヒノム火山に向かっていったのを確認しています」

 

 

「温泉開発部の所は私が向かう。怪物の処理は……ニユ、ニナの2人でお願い」

 

 

「はい」

 

「はーい」

 

 

今日の天気は活動日和だ、各自が巡回の任務に行ったり書類整理をし始める。相変わらず迷惑しかかけない温泉開発部の元に向かいながら、ヒナは自らを幸運に思っていた。

 

頼りになる後輩がいる、背中を預けられる仲間がいる。それは心を穏やかにする物だ。

 

 

「……〜♪」

 

 

「ひぃぃぃぃぃぃぃ!!」

 

 

「部長!?落ち着いて……え?委員長が来た?じゃあ駄目だ、終わった」

 

 

小鳥遊ホシノや石依コウによってコンディションが整えられたツヤツヤシロモップに、敗北など存在しないのだ。

 

 


 

 

「お姉ちゃ〜ん!!コイツら気持ち悪いよぉ〜!!」

 

 

「同感、あのヌメヌメの液体は触らない方がいいと思う。遠距離で仕留めるよ」

 

 

紫電ニユ、紫電ニナの2人はゲヘナ風紀委員会の誇る期待の人員だ。大量の不良達による空崎ヒナの激務を解消するべく計画された、『雑多掃討計画』に選ばれている。

 

ヒナと同じく機関銃を扱う人員を育成する事で纏めて不良達を始末する計画であり、元々は紫電ニユ1人の育成だったが翌年に入学した紫電ニナが姉とのお揃いを望んで今に至る。

 

 

「すみません先輩……ニユさんとニナさんも……」

 

 

「良いんですよジュリさん。私達は普段給食部にお世話になってますし、これぐらいさせてください。……ニユ、あと何匹ぐらい?」

 

 

「見える範囲でも12匹って所だよ。でもさっき下水管の中に1匹逃げちゃったかも」

 

 

「気にしないで、ジュリ。……あれ、地震……?」

 

 

ドォォォォン!!という騒音と共に地面が盛り上がる。そこから出て来たのは先程より数メートルは巨大化したであろう怪物の姿だった。

 

 

「……(눈_눈)」

 

 

「あ、フウカさんのあの目。あれは理解出来ない事象に対する呆れの目だよ、可愛らしいね」

 

 

「……とにかくさっさと終わらせて、その辺りのマコト像を破壊しに行くよ」

 

 

「あれまた増えたんだ……」

 

 

2人揃って銃口を巨大生物に向け、引き金を引く。お揃いの機関銃から放たれた弾幕はあっという間に怪物を包み込み、周りにいた12匹も撃ち抜かれた。

 

 

「一丁あがり…てね!先に行ってるよーお姉ちゃん!」

 

 

「2人とも凄い……風紀委員長とも良い勝負するんじゃないの?」

 

 

「いや、風紀委員長はもっと凄い。今のも騒動も1分足らずで終わらせる」

 

 

「そんなに凄いの……?」

 

 


 

 

「せっかくの放課後だけど、こんな事してて良いの?」

 

 

「良いんです。こうして強くなることは大歓迎ですから」

 

 

「いったぁ……そうそう!ヒナ先輩もいつか追い越しちゃうからね!」

 

 

活動が早く終わった日の障害物が設置された広場にて、時折こうして紫電姉妹は空崎ヒナに勝負を申し込む事がある。今だに負けたことはないが、ヒナは2人の成長を実感していた。

 

機関銃を当てられる素質が一番だったニユを追うようにしてニナも実力を伸ばし、銃の重さでふらついていた足元はアビドス砂漠を走って鍛えられた。

 

 

「ニユはCQCの経験が今後の課題。機関銃で薙ぎ払うのが私達の基本だけど、隙を狙って突破しようとする相手もいるはず」

 

 

「近距離が強くて遠距離も強くなる……ですよね」

 

 

「近距離は自信あるんだけどなぁ……」

 

 

「ニナはまだ命中精度が課題ね。短い時間でここまで伸ばしたのは凄いことだから、あとは経験値次第」

 

 

「は〜い……」

 

 

2人の存在にはとても感謝している。メキメキと実力を伸ばして成長していく彼女達に浮かれて他の部員も積極的に演習に参加するようになり、全体的に実力が向上しているからだ。

 

 

「今回はそんな2人を鍛えてくれる人を呼んでおいたわ、来て」

 

 

「あっ」

 

「うげっ……」

 

 

「うへ〜、どーもみんな……何ーその反応?」

 

 

現れたのは小鳥遊ホシノ。風紀委員の部員全体に共通することだが、アビドスの面々……特にホシノとは大体面識がある。

 

ヒナと一番仲が良く度々ゲヘナに遊びに来るのも理由であり、こうして演習にゲストとして呼ばれるのだが……

 

 

「2人とも実力を付けてきてるから、期待してて」

 

 

「「ちょっ」」

 

 

「ふ〜ん……それじゃあ、お手並み拝見だね」

 

 

中々の鬼教官なのである。

 

 

 

 

 

 

 

「あっ──」

 

 

「お姉ちゃん!!」

 

 

「おっとと、良いね、連携は取れてる」

 

 

空崎ヒナを対多数で強いスタイルと評するなら、小鳥遊ホシノは対個人で輝くスタイルと評するべきだろう。

 

ショットガンを用いた近接戦を仕掛け、相手の懐に素早く入り込み撃つ。その一つ一つの行動が隙を作らせるように叩き込まれていく。

 

相手からの攻撃は自分を覆い尽くす盾で防ぎ切り、反撃の隙を与えない。まさに完成した攻防一体の技だった。

 

 

「うっ……」

 

「うひゃぁ!?」

 

 

「ここまでかな。風紀委員長さんは今のはどう対処するべきだったと思う?」

 

 

「……ホシノ相手にまず狙いを定めたのが駄目だったわね」

 

 

ヒナもホシノも共通する事だが、どちらも動きがかなり早く捉えるのは苦労する。それこそ閉鎖空間でも無ければ俊敏な動きに翻弄されてしまうだろう。

 

まずは相手の動きを制限するように弾幕を展開し、狙えるようになってから狙うべきだった。

 

 

「それをしたとしても接近戦で勝てるビジョンが見えないんですが」

 

 

「まぁ……それは経験次第だからねー……これから吸収していけば良いよ。たくさん手解きしてあげるからね。若い子に教えるの、おじさん大歓迎だから」

 

 

「「ヒェッ……」」

 

 

訓練の日から数日後、ヒナ宛にコウからのモモトークが来ていた。確認するとホシノが何故かみんなとの特訓にやる気になってるんだが?との内容と共にぐったりと倒れているアビドスの面々の写真が送られていた。

 

何か余計な事言ってないか?と聞かれたが、面倒になりそうだったので誤魔化しておいた。




キヴォトス小話 「ケイちゃん可愛い」

"ねぇコウ、ケイちゃんって良いよね……"

「どうしたんですか急に」

"ノノミと一緒にケイを着せ替え人形にしてたんだけど…最初は可愛い〜!って言われて顔を真っ赤にしてたのに、暫くしたら満更でも無さそうに大人しく着替えてるの"

「へ〜……まぁケイも慣れたか……」

"メイド服も大人しく着てたよ"

「!?」

原作と似た展開になる場合は巻きで行った方がいいか、それとも細かく描写したほうがいいかどっちにしましょう?

  • そこまで変わらないとこはダイジェストで!
  • 細かく書いちゃって!
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