Fate/Re-start-フェイト リスタート-【完結】   作:おるか人

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激突の第十話

『――――AAAAAALaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaieッッ!!』

 

 雄々しい咆哮と共に飛蹄雷牛(ゴッド・ブル)が空を踏みしめ、狂戦士へと迫る。

 神牛の蹄から迸るは、万象を消し炭と化す破壊の雷。神秘を纏って加速する戦車は、『体当たり』という原始的な攻撃法を、征服の凱歌へと変貌させる。

 その名を“遥かなる蹂躙制覇(ヴィア・エクスプグナティオ)”――征服王イスカンダルが誇る、有象無象を蹴散らす蹂躙走法。

 一時間も暴れさせれば、街一つを丸ごと焦土に変える事すらできる規格外の『兵器』の一撃は、しかし。

 

「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■――――――――ッッ!!」

 

 同じく、規格外の怪物によって受け止められた。

 

「な、――!?」

 

 悲鳴のような驚愕を叫んだのは、ウェイバーである。

 

(う、ウソだろ!?)

 

 マスターに与えられる透視力から、この、ライダーにも劣らない大男がバーサーカーである事は理解できた。

 バーサーカーのクラス特性は文字通りの『狂化』であり、理性や言語能力の剥奪と引き換えに、サーヴァントのステータスをアップさせる効果がある事も知っている。見た目からして筋力値は高そうなので、それが更に強化されるとなれば、よっぽどの怪力なのだろうと察しはつく。

 ……が、それらの情報は本当に、目の前の現実に辻褄を合わせられるほどの説得力があるのか?

 

(コイツ、ライダーの戦車を……()()()()()()()()()!)

 

 そう、“神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)”は、バーサーカーの手によって静止を余儀なくされていた。

 二頭の飛蹄雷牛(ゴッド・ブル)は力づくで押しのけられ、戦車の本体はバーサーカーの身体が肉壁となって、もはや一ミリも前に進まない。――接触の瞬間こそ数十メートルは後退りしたものの、言ってしまえばそれだけだ。

 バーサーカーが戦車を受け止める際にとった姿勢は、力士の立会いに似ていた。人間の力士でさえ、立会いの瞬間には一トンの衝撃が額にぶつかるという。止まっている列車を人力で動かせる衝撃だと言うのだから、攻撃力としては一級品だろう。

 

 まさかこいつは、力士(スモウレスラー)のサーヴァントなのか。ただでさえ強い力士(スモウレスラー)がサーヴァントになって、おまけにバーサーカーで狂化で強化だから、こんなイカれた事態が生まれるのか。力士(スモウレスラー)スゲー!力士(スモウレスラー)最強! ビバ力士(スモウレスラー)

 

 ……混乱のあまり、現実逃避に近い思考を巡らせるウェイバーだが――ライダーは事態の深刻さをよりリアルに、戦略的に考察していた。

 ウェイバーは気づかなかったが、バーサーカーは何も腕力だけで“遥かなる蹂躙制覇(ヴィア・エクスプグナティオ)”を止めたわけではない。

 神牛がバーサーカーを蹄にかけるその瞬間、バーサーカーは数十本の銃剣を投擲していた。標的は、戦車の車輪。地上に立つ敵を攻撃するべく、ライダーの戦車が高度を下げたタイミング――ここで、バーサーカーは()()()()()()()()()()()のである。

 車輪に絡むように投げつけられた銃剣により、戦車はバーサーカーにぶつかる寸前で、その速度を大幅に減じた。

 もちろん、いかに威力を減じていたとはいえ、それで対軍宝具の一撃を防ぎきれるタフネスもどうかしている。が、ライダーが注目したのは、理性を奪われた存在でありながら『ぶつかる前に戦車の速度を落とす』という対応をとった、バーサーカーの戦略眼だ。

 魂にまで『戦術』が刷り込まれているのか、はたまた別の要因か――どんな理由にせよ、

 

「こいつは、手強いのう――」

 

 ニヤリと、ライダーもまた、獣のように獰猛な笑みを浮かべる。

 膠着は、一瞬――。

 戦車が完全に静止した瞬間、バーサーカーの銃剣が御者台へと奔る。

 

「■■■■ッ!!」

「ぬぅん!」

 

 ライダーもまた、バーサーカーの動きを読み――その一撃にキュプリオトの剣を合わせた。

 

「――ライダー!」

 

 ウェイバーは叫んだ。その声は、従僕に向けて『駄目だ』と伝えるものだ。

 ライダーは騎兵である。名の通り、乗り物に騎乗してこその存在だ。故に、生身での戦闘力は決して高くない。対するはバーサーカー。こと白兵戦においては、状況次第でセイバーすら凌駕する最強格。まともにぶつかって勝ち目など――ない!

 重い金属音が夜気を弾く。

 果たせるかな。バーサーカーの剣に圧し負けたライダーは、大柄な体躯をグラリと揺らがせた。

 大きく開かれる胸元、不安定な足下――これではとても、続く第二撃を防ぐことは叶わない。

 

「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■――――――――ッッ!!」

 

 ――奔る銃剣――

 ――防御、不可――

 ――回避、不可――

 ――死――

 

(令呪を、)

 

 ――間に合わない――

 

(ライ、ダー)

 

 ……スローモーションになった世界の中、ウェイバーは見た。

 傾いた巨躯、不覚に彩られているかと思われたライダーの表情は――

 

 

 

 ――案ずるな、坊主――

 

 

 

『ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!』

 

 ――迸る獣声。

 それは、バーサーカーのものではない。ライダーのものでもない。まして、ウェイバーのものでもなかった。

 飛蹄雷牛(ゴッド・ブル)――“神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)”を牽引する二頭の神牛によるものである。初撃でバーサーカーに押しのけられた神牛が、地団太を踏むかのように地を踏み鳴らしていた。

 キュプリオトの剣を振るった時、既にライダーは密かな指示を終えていたのだ。白兵戦は時間稼ぎ。バーサーカーの気をライダーに引き付けるためだけの、囮。

 ガズン!――と、神牛たちが一際強く大地を踏み割った。蹄から迸る神の雷が、周囲の空間へと伝播する……!

 

「■■■■■■■■■■!」

 

 本能で危機を察したのだろう。バーサーカーが攻撃を中断し、雷を逃れて遥か後方へと跳躍する。

 だが、それもまた目論見通り。

 ライダーは、わざと逃げ道を残していたのだ。雷が及ばない場所を残し、そこへバーサーカーを誘導したのである。

 

「空中では、さっきのように踏み止まる事もできまい?」

 

 そして雷の真の狙いは、バーサーカーではなく戦車自身。車輪に突き立つ無数の銃剣を取り除くためだった。

 車輪の戒めが解かれ、騎兵の手綱が疾走を謳う。

 いま再び、かつてマケドニアの大地を征した蹂躙走法が牙を剥く――。

 

「いざ征かん――“遥かなる蹂躙制覇(ヴィア・エクスプグナティオ)ォォオオオオオ!!!”」

 

 ライダーが言った通り、バーサーカーは地に足着かぬ状況にある。仮に先のような車輪への攻撃が叶ったとて、迫り来る戦車の疾走を食い止める事は、もはや……。

 

「AAAAAALaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaieッッ!!」

 

 地を駆ける稲妻が如く――神速の勢いで“神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)”がバーサーカーの肉体に突き刺さった。

 神牛の蹄が五体を踏み砕き、焼き焦がし、最後には戦車の車体が文字通りの蹂躙を果たす。

 

「■■■■……■」

 

 断末魔は微か。

 ――次いで、『グシャッ』か。それとも『グチャッ』か。はたまた『グジュッ』か。……戦車がバーサーカーの肉体を()()()()()とき、ウェイバーの鼓膜を不快な音が突き抜けた。

 

「ッ――――――!!」

 

 それは、彼の勝利を示す音であり、同時に、彼を不安にする音でもあった。

 

「あぁ、あああああああ!」

 

 ウェイバーは見た。――人間(バーサーカー)の肉体が戦車の穂先に貫かれ、上半身と下半身に分かたれ、血と臓物を吐き散らしながら、バラバラに千切れ飛んでいく姿を。

 両手で耳を塞ぎ、目には涙を浮かべ、髪を振り乱して、不快感を振り払う。

 けれどそれは、泥のようにまとわりついて――どうにも離れない。離れてくれない。

 百数メートルを疾走した戦車がスピードを緩め……停止したあとも、ウェイバーの脳裏から、吐き戻しそうな不快感が消える事はなかった。

 

「うう、うううう」

 

 バーサーカーを倒した。……いかにサーヴァントと言えど、あれでは間違いなく即死だろう。ああ、そうだ、バーサーカーは死んだ。ライダーに殺されたのだ。

 

 ――死。

 魔術師が日常的に心得なければならないもの。

 魔術師にとっての当然でなければならないもの。

 たかだが一つの死に動揺を覚えるようでは、魔道を征くことなど――とても。

 

(何やってんだ、僕は)

 

 己のサーヴァントがあれほどの戦闘をこなし、見事首級を挙げたというのに……マスターであるはずの自分は何をした?

 驚いて、叫んで、震えて、怯えて……。ただ、何もしないよりも情けない様だ。敵に怯えるならまだしも、敵を殺したコトに怯えるなんて……死を必してこその魔術師の生き様からは程遠いではないか。

 御者台の上、ひたすらに頭を抱えて自嘲するウェイバーに――ごつごつした掌が乗せられた。

 

「よくやった、坊主」

「――は?」

 

 晴れやかな胴間声に、ウェイバーは一瞬……全ての感情を手放した。

 こいつは一体、何を言っているんだ?

 

「嫌味かよ」

「馬鹿な。褒めておるのだ。それでこそ我がマスターよ」

「嫌味だろ、それ! 怯えて縮こまる事がマスターに相応しいって――」

 

 ふと、ウェイバーは「ああ」と腑に落ちたとばかりに卑屈な表情を作った。

 

「そうか。お前にとっちゃ、マスターなんて足手まといでしかないもんな。そりゃあそうだ。余計なことしないで引っ込んでるほうが助かるよな!」

「何でそう、捻くれた解釈をするのだ。征服王の賛辞だぞ? 素直に受け取っておけ」

「それのどこを! どう! 素直に受け取れってんだよ!?」

 

 今の戦闘のどこに『よくやった』などと褒められる箇所があったというのか。嫌味以外、どういう意味で受け取ればいいのか。本気で他の答えが思いつかないウェイバーだったが、

 

 

 

「あの時、余に『止めろ』と命じたであろう?」

 

 

 

 ライダーの一言で、また……余計な感情は吹き飛んでしまった。

 

「―――――――」

 

 その言葉が意味するところは単純だ。バーサーカーが襲ってきたとき。戦闘が始まる『前』の事。

 マッケンジー夫婦の家に攻撃しようとしたバーサーカーを前に、ウェイバーは確かに言った。『止めるぞ、ライダー』と。

 この男は、ウェイバーが戦場で見せた情けなさなどには見向きもせず――蛮勇ともとれるあの一言を称賛しているのだ。

 

「世話になった御老を守ろうとする貴様の気概、義の精神、この征服王が確かに見届けた。見直したぞ、坊主。余もサーヴァントとして鼻が高い!」

「なんだよ、それ」

 

 ウェイバーは泣きそうな顔をした。

 気を抜けば涙がこぼれてしまいそうだ。

 本当に……何なのだ、それは?

 そんな、己の実力とはまるで関係のない他力本願な決意表明を褒められて、一体……誰が喜ぶと言うのだ?

 

「僕は……ただ、拠点を守っただけだ。また馬鹿な一般人に暗示をかけ直すのが面倒くさかっただけだ。別に、おじいさんたちを守ろうとしたわけじゃない。あの人たちは関係ない!」

 

 そうだ。都合の良い隠れ蓑を失うのが嫌だっただけ。

 使い捨ての道具に情をかける魔術師なんていない。

 実験用のモルモットに同情していては研究などできない。

 だから、

 

 ――あの温かい食事も、

 ――『可愛い孫』に対する思いやりも、

 ――倉庫街から帰って来た後、戦いに怯える自分を何度も心配してくれた優しさも、全部……

 

「関係、なんか……ないんだ」

「フフン、そうかそうか。ハッハッハッハッハ!」

「……ッ!」

 

 普段以上にライダーの笑い声が気に障って、ウェイバーはプイッとそっぽを向いた。

 

 

 

「――ウソだろ?」

 

 

 

 逸らした視線の先――落雷による小火がちらちらと揺らめく家屋の残骸に、人影があった。

 

「■■――■■、――■■■■……」

 

 バーサーカーだ。

 ライダーに殺されたはずのバーサーカーが……生きている。

 しかも、挽き肉になったはずの肉体が再生している。焼け焦げた肌が元の色を取り戻している。引き千切れたはずの肉体が繋がっている。

 何事も無かったかのように――という姿では、ない。

 ところどころ継ぎ接ぎな様相を呈しているバーサーカーの断面で『何か』が蠢いている。肉ではない『何か』が、肉体を繋ぎとめんと蠢いている……。

 

(か、回復魔術……? いや、違う。再生魔術……でも、ない……?)

 

 ――『それ』は、茨だった。

 バーサーカーの肉体から、茨が生えている。いや、そもそもバーサーカーの肉体自体が茨で構成されているのか……ともかく、得体の知れぬ茨がバーサーカーの全身を這いずりまわり、ぐずぐずになった身体を修復していく。爛れた肌を埋め立てていく。千切れた身体を繋げていく。

 魔術師として未熟なウェイバーではあるが、それでも魔術の最高学府たる英国時計塔の生徒である。知識だけなら、並の魔術師には負けはしない。

 なのに、あの茨が何なのか分からない。見当もつかない。

 というより――()()はウェイバーの理解を超えている。きっと一生、理解なんてできはしない。

 唯一、理解できる事があるとすれば……あの茨が、ウェイバーの常識を遥かに逸脱する神秘『そのもの』である事。

 ならば、ソレで総身を成すバーサーカーは……一体、『何』なのか?

 

「――■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ッッ!!」

「ひッ―――――!?」

 

 ウェイバーは恐怖した。

 身体が大きいとか、相手がサーヴァントだからだとか、戦っても勝てないだとか……そんな理屈はどうでもよかった。

 人間は何故幽霊を恐れるか? それは、姿が見えないからだろう。正体が分からないからだろう。

 

 ―――なら、()()は幽霊だ。

 

 理屈もなく、理解できず、ただ存在が『恐ろしい』もの――それを前して、ウェイバー・ベルベットの心は折れた。

 恥も外聞もどうだっていい。目の前の恐怖を消し去れるのなら、アレから逃れおおせられるのなら、どんな途方もない対価でも支払おう。だから――

 

「坊主」

 

 ぽん、と。

 また――ライダーの大きな掌がウェイバーの頭を撫でた。

 

「恐れるな。余を誰だと思っておる?」

「ライダー……」

「マスターである貴様が男を見せたのだ。今度は余が、サーヴァントとしての責務を果たそうぞ」

 

 

 

 ――一陣の風が吹き抜けた。

 

 

 

 それは決して、ひと撫でで肌を震わせるような冬の寒風などではない。

 

 ――熱。

 

 冬季にあり得ざる熱気をまとった、焼け付くようなからっ風だった。

 

「わっ、――!?」

 

 ウェイバーが驚いたのも無理はない。尋常ならざる魔力の放出。世界がまるごと変質していく感覚。

 

(これは……()()だ……!)

 

 騎兵であるはずのライダーが魔術を使っている。それも『禁呪』と称される規模の大魔術を。

 一際大きい魔力の爆発に、ウェイバーが思わず目を瞑ってしまう。

 

「見るがいい、坊主。これこそが余の切り札。これこそが余の世界だ」

 

 次に目を開いた時――世界は一変していた。

 見渡す限りの砂漠。吹き抜ける熱砂の風。さっきまで周囲を覆っていた街並みはどこにもなく、夜も月も冬もみな全てが消え去り、置き換わっていた。

 

「そ、――そんな馬鹿な……!?」

 

 ウェイバーは知っている。この魔術の名は――固有結界。術者の心象風景を具現化し、世界を塗り潰す大魔術……!

 

「っえ!?」

 

 そして、見よ――現れたのは砂漠だけではない。

 地平の彼方、蜃気楼の彼方に霞む果て先まで――勇壮なる兵士たちが無数に立ち並んでいる。死した後も征服王に忠義し、王の号令一つで集う勇者の軍勢たちが。

 これぞ、ライダーこと征服王イスカンダルが誇るEXランク宝具――“王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)

 その能力は、固有結界の展開による陣地形成と、独立サーヴァントの連続召喚……!

 

「さあ、続きを始めるとするか――バーサーカーよ」

 

 ライダーはいつの間にか戦車ではなく愛馬・ブケファラスに跨り、無双の軍勢の先頭に立っていた。馬上からの視線が、砂漠の彼方に佇む狂戦士を射抜く。

 

「ここでなら、いくら暴れたところで誰からも文句は出ぬ。全力で来るがいい。――それとも、いかに理性なき獣といえど、数の優位は恐ろしいか?」

 

 ざっ、と一歩。

 ブケファラスの蹄が灼熱の大地を踏みしめた時、狂戦士は王の軍勢へと突貫した。

 

「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■――――――――ッッッッ!!!!」

「ハッハッハ、それでこそだ! 盟友たちよ、いざ! 彼の者を蹂躙せよッッッ!!!」

『オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!!』

 

 天を震わすかのような無数の雄叫びと共に、ライダー率いる軍勢もまた、バーサーカーに向けて突撃をかける。

 

 究極の個(バーサーカー)王の軍勢(ヘタイロイ)の激突。

 両者の決着の刻は、近い――――。

 

 

 

TO BE CONTINUED・・・




【補足】

 感想欄にていくつか良い質問があったので、本編の補足を兼ねて、ココにも回答を乗っけておきます。

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Q.ほむほむは龍ちゃんを魔力タンクにしてるの?
A.してません。
 ほむほむは型月世界の魔術(暗示とか)を全く使えないので、そもそも人間を魔力タンクにしたりは無理です。
 よってほむほむは、龍ちゃんに警察や魔術師(あと監督役)に見つかりにくい拠点やアートの材料をたくさん提供し、龍ちゃん好みのCOOLなアイデアを出してあげる事で『ここ(廃工場)から動かないでね』と交渉してます。

Q.神父様は聖書ワープとかできるの?
A.できません。
 狂化スキルがあると理性が奪われるので、常時発動型の能力(再生術とか銃剣)以外は封印されてしまうのです。

Q.時臣の魔術刻印は大丈夫? ひょっとして消失しちゃってたり・・・
A.一応は無事です。
 時臣の首なし死体は、現在ブッ壊れた遠坂邸の下敷きとなってます。一応、外傷はアサシンに斬られた首と、綺礼にもぎ取られた右腕だけなので、魔術刻印は無事です。誰かがちゃんと丁寧に掘り出してくれれば、継承には支障ないでしょう。
 しかし、そもそも時臣の遺言を聞いてない凜が今後、魔術師以外の進路へと進んじゃう可能性が・・・(凜は、父が最期に残す言葉の内容で、魔術師になるか一般人になるかの進路を決めた、という描写がステイナイトのプロローグにあります)。

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