Fate/Re-start-フェイト リスタート-【完結】   作:おるか人

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責務の第十二話

 新都、冬木ハイアットホテル――。

 ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリは憤懣やるかたない思いであった。

 彼女の前には、傷だらけの婚約者――ケイネスがベッドに横たわっている。彼の身体には至る所に重度の火傷があり、無数の銃創があり、痛ましい切り傷がある。誰もが一目で分かるほどの重傷だ。

 

 ――核金。

 

 ランサーが持つ『持ち主の自己回復力を飛躍的に高める』という効果を持つ宝具を使い、丸一日を療養に費やしてそれである。元の傷がどれほどのものだったのかは、想像するだに恐ろしい。

 

「……ケイネス」

 

 ケイネス・エルメロイ・アーチボルト。

 少し前までは、婚約者でありながら『どうでもいい』と一片の興味も抱けなかった男のために――ソラウは怒っている。

 私の婚約者をこんな目に遭わせて、と。絶対に許さない、と。

 怒りを覚える一方――喜びも覚えていた。

 

「私は、貴方を……『本当に』好きになれたのね」

 

 魔術師にとって、その技術は一子相伝。故に、魔術師の家の第二子に生まれるという事は、政略結婚の道具に使われるという事だ。次女であるソラウは、家の決定に反抗心を持てないよう、徹底して冷たく教育された。余計な感情を持たないように、人形のような女に育てられた。事実、数週間前まで――ソラウの心は人形のように冷え切っていた。

 

 それがどうだ?

 

 今のソラウは、愛する男の傷ついた姿を見て――悲しんでいる。犯人に怒りを覚えている。心がグチャグチャに掻き回されて、とても落ち着いていられない。

 それは人形などではない――人間の感情ではないか。

 

「私は本当に……貴方を、愛しているのね」

 

 ソラウの目から涙がこぼれる。それはやはり悲しみの涙で……喜びの涙でもあった。

 ひとしきり涙を流し、ハンカチで目元をぬぐう。

 

「…………キャスター」

 

 ハンカチがまぶたを離れた時……ソラウは底から冷え切った呪詛をもらす。

 使い魔を通して『視』た映像――二日目の爆撃に巻き込まれるケイネスの姿を思い出したのだ。

 ケイネスは、礼装を用いて爆撃をなんとかしのいでいた。そのうちにランサーも駆けつけた。このままなら軽傷で逃げ切れる……そう安堵した瞬間に、それは起こった。

 

「――貴方だけは逃がさない」

 

 どこからともなく現れた女。向けられる銃口。

 最速の英霊であるランサーを超える速度で放たれた、全方位砲撃……ソラウは、婚約者とサーヴァントが無慈悲な攻撃に晒される姿を眺める事しかできなかった。

 このままでは二人が死んでしまう――絶望に染まったソラウだが、結果として、ケイネスとランサーは倉庫街から脱出することに成功した。

 理由は分からない。一瞬だけ、周囲の景色が()()()()()に変わって……キャスターがそれに気を取られているうちに逃げ切れたのだ。あれは、一体何だったのだろうか?

 

 ともかく、キャスターの行為はソラウにとって許されざる罪悪である。

 ソラウとて魔術師である。聖杯戦争が魔術儀式であり、殺し合いである事は理解している。故に参加者であるケイネスが戦いで傷つくこと、殺される事自体は覚悟の上であり、そうなっても悲しみこそすれ怒りはしない。

 ソラウが許せないのは、魔術師として決闘に赴いたケイネスの誠意に、魔術の『ま』の字もない卑劣な不意打ちで応えた者がいるということ。

 しかもそれがケイネス(マスター)の透視力曰く、あろうことか『魔術師(キャスター)』のクラスで召喚されたサーヴァントであることだ。こればかりは一人の魔術師として決して許容できない。魔術師として、婚約者として、貴族として――ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリは、キャスターを断じて許すことができないのだ。

 

「ランサー」

「どうしたの、ソフィアリさん?」

 

 呼び声に応え、そばにいたランサーが霊体化を解除した。

 相変わらず英霊とは信じられない、威圧感も威厳も何もない姿。――しかし、その表情は確かな『怒り』と『不覚』に彩られている。

 それを見たソラウは満足そうに一度頷くと、ランサーに宣誓した。

 

「ケイネスの傷は深いわ。貴方の宝具……核金があっても、恐らく後遺症が残るでしょう」

「……そんな」

 

 ぐっ、と奥歯を噛みしめるランサー。主を守り切れなかった不甲斐なさが、彼の全身を責め立てているのだろう。

 

(やっぱり、この子は優しくて真っ直ぐね)

 

 そんな彼だからこそ、私の心を溶かす事ができたのだろう。

 そんな彼だからこそ、ケイネスに影響を与えたのだろう。

 そんな彼だからこそ、私とケイネスの懸け橋になれたのだろう。

 

「私はキャスターを許せない。ランサー、私に力を貸して頂戴」

「……え?」

 

 そんな彼だからこそ……私は、彼に命を預けようと思えるのだろう。

 

「私が貴方のマスターになるわ。聖杯を勝ち取り、奇跡の力でケイネスの身体を元に戻す」

 

 決定的な宣言に、ランサーはサッと顔色を変えた。

 

「なっ――ソフィアリさん!? 駄目だ、そんなの! もしもソフィアリさんに何かあったら、アーチボルトさんは……!!」

「なら! 大人しく引っ込んでいろと言うの!? 婚約者をあんな目に遭わされて、このまま泣き寝入りしろって!? それこそ、私は自分を許せないわ!!」

「それは!――でも、……でも!!」

「私はケイネスの伴侶よ! 彼が受けた屈辱は私の屈辱、彼の痛みは私の痛みなの! ケイネスが動けない今、彼への侮辱には、私が応報しなければならない!! それが魔術師の! 貴族の! そして何より、私の責務なのよッ!!」

 

 ――その叫びは激しかった。

 まがりなりにもサーヴァントであるランサーが気圧されるほどに。

 

「…………………………」

 

 ランサーは考える。

 ケイネスが意識不明であるいま、ソラウを止められるのは自分一人しかいない。

 ソラウを諌めるのは簡単だ。ただ自身が戦場に出ず、ずっとこのホテルに留まっていれば良い。

 令呪はケイネスが持っている。厳密に言えば、彼以外にランサーに命令する権限を持つ者はいないのだ。

 そしてソラウの技術では、真っ当な手段でケイネスから令呪を奪う事はできない。不正規の方法も、腕を斬り落とす、神経ごと切り離す――という非道なものだ。ケイネスを愛するソラウにとれる手段ではないだろう。

 ランサーが一言「戦わない」と言えば、それだけでソラウの暴挙を抑える事ができる。

 

(……でも)

 

 それでいいのか。

 愛する者が傷つけられて黙っていることなどできない。その気持ちはランサーにも分かる。

 だが、ケイネスが目を覚ました時、愛する女が戦場へと赴いているなどと知れば、どう思うだろう。その気持ちもまた、ランサーにはよく分かるのだ。

 

 従僕(サーヴァント)として、ケイネスへの仕打ちに報復するか。

 それともケイネスの事を思えばこそ、此処に留まるか。

 どちらを選べば正しいのか。これは究極の選択であった。

 

 ケイネスとソラウ……ランサーにとって両者は等価値。

 故に、ランサーの心の天秤を傾けるのは、彼ら以外の要素にある――。

 

 

* * * * *

 

 

「……………………」

 

 深山町が一望できる、電信柱の頂上。――暁美ほむらは苦虫を噛み潰したような渋面だった。

 固有結界の発動と解除。

 ライダー対バーサーカーの結末を見届けたためである。

 

(どうして、こう――上手くいかないの?)

 

 ほむらはバーサーカーを街中で暴れさせる事で、監督役の目をくらまし、ついでにおびき出されたマスターを狙おうかと思っていた。

 それがどうだ――暴走を始めて僅か十分足らずで、バーサーカーはライダーに敗れて消えてしまった。

 これでは十分に監督役をかく乱できない。むしろ監視対象が少なくなったことで、よりほむらへと目が行きやすくなるだろう。

 

「……くっ」

 

 まさか、ライダーがバーサーカーに勝ってしまうとは……夢にも思わなかった。

 これまでほむらはライダーとバーサーカーの戦いを何十と『観測』してきたが、その内の一度もライダーが勝ったことはなかった。あのバーサーカーは間違いなく最強で、事前にマスターを殺す以外に打倒する方法はないものと思っていた。

 だからこそ間桐雁夜を攫い、令呪まで使わせてバーサーカーに十分な魔力を渡しておいたというのに……。

 

「……また作戦を考え直さない、と……?」

 

 死んでしまったものは仕方ない、と気を取り直そうとしたほむらだが――ふと、貧血のような感覚を覚えてクラリとよろめいた。

 

「っう……魔力、が……」

 

 貧血と言えば、貧血――魔力の過剰消費による消耗である。

 元々、ほむらの魔力量は並の英霊に比べて少ない。その上、マスターがたまたま魔術回路を持っていただけの、魔術のイロハも知らないド素人なのだ。彼女のここ三日の働きを見れば、魔力供給が追い付かなくなるのも当然である。もちろん、計画通り三日で全てを終わらせていれば、何の問題も無かったのだが……。

 

「ハァ……まあ、良いわ……どうせ、これからしばらくは姿を隠すつもり……だった、もの。雨生龍之介のための材料と、一緒に……手ごろな『餌』を見つければ、それで……ハァ、は……」

 

 息を乱しながら、ほむらは左腕に備えた『盾』から何かを取り出した。

 それは、何の変哲もないもの――コンビニで売っている三角おにぎり、ゼリー状の栄養飲料、固形栄養食……一言で言えば食料品であった。

 どうやら、食事をとることで魔力を少しでも回復させようという魂胆らしい。

 しかし、ここで一つの疑問が残る。

 取り出したものこそ平凡なものだったが――さて、ほむらはそんなものをどこに隠し持っていたのか?

 

 答えは、そう――左腕に備え付けられた円盤型の『盾』である。

 

 第一印象は、盾にしては小さいことだろう。せいぜい彼女の顔一つを覆う程度の大きさである盾は、硬度はともかく、防御に用いるには少し頼りない。

 しかし、それもそのはず。この盾にとって重要なのは防御力ではなく、盾そのものが宿す『能力』と、盾と一体化している砂時計の存在だ。

 

 この盾こそキャスターのサーヴァント、暁美ほむらの宝具である。名を“因果を紡ぐ盾(デッド・エンド)”という。

 

因果を紡ぐ盾(デッド・エンド)”には三つの能力が備わっており、その内の一つが『物質収納』である。

 盾の内側は一種の異次元空間となっており、生物を除く『物質』を際限なく収納し、いつでも自由に取り出すことができる。先の食料品も、二日目の爆撃に使われた兵器たちもみな、(ここ)に収納されていたというわけだ。

 

「あむ、むっ――――」

 

 おかかのおにぎりを頬張りながら、ほむらはライダーとそのマスターの行方を見守る。

 

(……また、あの家に戻った……)

 

 二人は少し戦闘現場で話し合った後、再びマッケンジー宅へと帰っていった。

 

(ライダーはバーサーカーとの戦いで消耗しているはず。ウェイバー・ベルベットの性格を考えれば、明日にでもあの家を引き払って……別の隠れ家を見繕うでしょうね。今回の件を鑑みて、無人の場所を選ぶはず……)

 

 次いで固形栄養食をモサモサと噛みしめ、ゼリー飲料で体内に流し込む。

 

(これまでのパターンなら、一番可能性が高いのはライダーを召喚した緑地公園……あそこなら、戦いで消耗した魔力も効率良く回復できる。間違いない……)

 

 食料の摂取を終えたほむらは、出たゴミを盾の中にしまい込むと、実体化を解除し、電信柱から飛び降りた。

 

(ライダーにはまだ利用価値がある。なら、まずは利用価値のないものを排除するべきね)

 

 地面を蹴り、屋根を飛び移り――ほむらがたどり着いたのは、遠坂邸からほど近くにある空き家だった。戦場から拉致した間桐雁夜を放置してある場所である。

 

(バーサーカーが消えた以上、間桐雁夜を生かしておく理由はない)

 

 ほむらはまた、盾から何かを取り出した。

 今度は食料品などという平和なものではない――それは、月光を鈍く弾く戦場の利器。名称をデザートイーグル……高い殺傷力を持つハンドガンである。

 玄関を通り抜け、廊下を歩き、雁夜が倒れている居間へと歩を進めていく

 

(こうなると、間桐雁夜の令呪は残しておいた方が良かったかしら。……いえ、何かの間違いで呼び戻されたら危なかった。あの場ではあれが最善。後悔はいまさら――…?)

 

 いざ、居間への扉を開こうとしたところで、ほむらは異変に気付いた。

 

(……魔力を感じない?)

 

 間桐雁夜は三流の急造マスターだ。この距離で自身の魔力を隠せるような技術は持ち合わせていないはず。

 もしや、バーサーカーの魔力消費に耐えかねて死んだのだろうか。たかだか十数分の暴走だったが、あのバーサーカーの能力を考えれば、あり得ない話ではない……。

 だが、いざ居間へと踏み入ってみると――ほむらは予想外の光景を目にして、しばし唖然としてしまった。

 

「……いない!?」

 

 間桐雁夜は部屋から姿を消していた。三画目の令呪を使用した後は、ここで気絶していたはずなのに。

 しかも、それだけではない。居間の窓が開け放しになっているではないか。ほむらが最後に見た時は確かに閉まっていたはず――。

 

「逃げた……? まさか、私がバーサーカーの行き先を観察していたうちに……?」

 

 セイバーとバーサーカーの戦いが終わってから、ライダーの固有結界が解除されるまで……ほむらが雁夜から目を離したのは、その僅か数分だ。その間に雁夜は目を覚まし、あまつさえ逃げ出していたというのか。

 

「……くっ」

 

 バーサーカーが戦うだけで激痛に悶えていた様から、拘束すら不要だろうと侮ったのがマズかったのか。またも起こった『予定外』に、ほむらは苛立ちのあまり舌打ちをした。

 

「……まあ、いいわ。間桐雁夜にはもう戦う術がない。殺すのはあくまでも、念のため。必要に迫られている事じゃないものね」

 

 ふう、と大きなため息。

 それでほむらの心は平静を取り戻した。

 

 

 

 ――――ドクンッ!

 

 

 

「――っあ!?」

 

 取り戻したはずの平静が――また、乱れた。

 

「な、なに……これ、は!?」

 

 激痛か、眩暈か――何か致命的な感覚。

 地面が急にひどく頼りないものに変わり、底なしの闇へと落ちていくかのような。

 落下。浮遊感。喪失――そう、喪失感。強い喪失感がある。

 ほむらにとっては全く未経験の感覚だが――これも聖杯からの知識なのか、あるいは本能的に察したのか、その感覚の正体はハッキリと読み取れた。

 

「……まさか!?」

 

 これは、魔力の流れ(ライン)が断たれた感覚だ。

 たった今、彼女のマスター……雨生龍之介との契約が()()()()

 

 それが意味するのは――マスターの、死。

 

「ど、どうして!? 廃工場(あのばしょ)はまだ見つからないはず……()()()()()()()()()()()!!」

 

 混乱するほむらだが、異常事態はまだ終わっていなかった。

 

「うっ!?」

 

 不意の感覚に、ビクン! とほむらの身体が跳ねる。

 今しがた消失したはずの契約が、再び結ばれたのだ。

 

「……どういうこと? 雨生龍之介は……まだ生きているの?」

 

 わけが分からない。状況が掴めない。

 こうなると、龍之介に魔術の心得がない事がネックだ。念話で事態の説明を求める事もできない。

 帰りの道すがら『餌』と『材料』を調達しようと思っていたほむらだが、詳しい状況を確認すべく、即時帰還を決意した。

 

 

 

≪――令呪を以って命じる。キャスター、『今すぐ主の許へと帰還せよ』――≫

 

 

 

「――――な、」

 

 

* * * * *

 

 

「に――――!?」

 

 気付くとほむらは空き家の居間ではなく、別の場所へと召喚されていた。

 息が詰まるほど静謐な空気、立ち並ぶ長椅子、壁面に堂々と掲げられた十字架。

 

(冬木、教会――!?)

 

 聖杯戦争の中立地。マスターもサーヴァントも近寄る事の許されない場所。ここはその礼拝堂であった。

 予想外の状況に、さらに理解不能な情報が重なる。

 何故自分はこんな場所にいる? 魔術師でない龍之介がどうやって令呪を? そもそも、さっき感じた『契約』の感覚はなんだったのか?

 

 

 

「第二の令呪を以って、重ねて命ず。キャスター……『動くな』!」

 

 

 

「がっ、――あ!?」

 

 ほむらが状況を理解する前に、更なる命令が下された。

 全身の筋肉が鉄で溶接されたかのような感覚。

 ――動かない。微動だにできない。小指の一本までも。

 

「あァ、う……あ」

 

 唇も上手く動かない。単純で強力な命令がほむらを縛っている。

 

「ふむ。初めましてだな、キャスターのサーヴァント」

 

 すぐそこにいたのだろう。――明かり一つない礼拝堂に、一つの影が姿を現す。

 

「こ、ォ……!」

 

 麻酔がかけられたように感覚のない唇で、ほむらは叫ぶ。

 目の前にいる相手、自分に令呪という束縛を与えている張本人の名を。

 

 

 

「――言峰、璃…正……ッッ!!?」

 

 

 

 ほむらの敵意を一身に受けながら、白髪の老神父――聖杯戦争監督役、言峰璃正は不敵に笑った。

 

「どうやら、自己紹介は不要のようだな。

 ならば……()()()()()()()()()()()()()もご存知かね?」

 

 ――そうして、聖杯戦争三日目における()()()()()は幕を上げた。

 

 

 

 

 

TO BE CONTINUED・・・




【あとがき】

 評価してくれた方が五人を数え、本作にもついに平均評価がつきました。

 拙作に評価をくれた方々に厚く御礼申し上げます。

 見てくれるだけでも嬉しいのに評価とかもうたまりません。

 飽きっぽい性格の私が本作を書き続けられるのも、貴方方の存在にモチベーションを支えてもらっているからです。

 改めて、読者の方々に大いなる感謝を。

 これからも精進していきますので、どうかこれからもよろしくお願いします。


【補足】

 ほむらの盾には正式な名前が無かったので、オリジナルの名前を付けました。

 名前があった方が便利なので・・・そういうのが嫌いな人にはスイマセン。
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