さて、今日も今日とて呪霊狩り!! と意気込んでいたんだけど、今日はそうじゃないらしい。
なんでも、特級呪物の回収だとか。そんな危険なものが、普通に学校の中にあるんだってさ。しかも百葉箱の中。そんなわけないじゃん。
つまり……何かイベントの予感……!!
そして、その予感は的中するのであった。
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「ああ、やはり!! 光は生で感じるに限るな!!」
とか言っちゃってるこの子は、虎杖悠仁君。
「やはり彼は両面宿儺の器だ。暴走させるのも難しい。少ししか持たないな」
彼の隣で怪しげに微笑む青年。この人が虎杖君に変な指を食わせた。
「ああ? 貴様、オロチか」
「久しぶりだね。いや、そんな関係でもないか」
「悪いが貴様のことなど大して覚えていない。失せろ」
激しい呪力が放たれ、衝撃波となって辺り一帯を吹き飛ばす。
「またね」
「うわーーーーーーーー」
呪力を全身に受け、見事に回転しながら屋上から身を投げ出す。
これぞモブ式奥義、流血ダイビング!!
「影野!!」
「どこを見ている」
瞬時に伏黒恵のそばへ移動する両面宿儺。
しかし、その攻撃を受け止める者が1人。
「何だ? 貴様は。少しはやるようだが……」
漆黒のロングコートに身を包み、深い深淵のような眼差し。
剣を構え、言い放つ。
「我が名はシャドウ。陰に潜み、陰を狩る者」
決まった!!
「ほう、いつの時代でもやっかいなものだな。呪術師は」
というか、なんか身体にカッコいい模様が浮き上がってきてるけど、なにそれ。結構アリだな……。
そもそも、口調もさっきまでの虎杖君と全然違う。両面宿儺がどうとか言ってたけど……。
うーん。よく分からんこともあるけど、はっきりしていることがひとつ。
虎杖悠仁君は、闇堕ち系主人公になりたいんだッ!!
僕が『陰の実力者』に憧れたように、彼はそれに憧れたんだ。特級呪物が受肉し、両面宿儺との二重人格設定。なるほど。
両面宿儺との戦いに興じていると、突如として動きが止まった。
「人の体で何してんだよ」
「なぜ動ける」
光の虎杖悠仁が抵抗してる!!
闇の虎杖悠仁こと、両面宿儺も頑張れ。
「今どういう状況?」
「五条先生!!」
なんかややこしくなってきた。
闇の虎杖君は負けちゃいそうだし、そろそろ退却しようかな。僕が居ないのバレたら面倒だし。
「待てよ。シャドウ」
目にも止まらぬ速さで繰り出される攻撃。
いや、速さというか……。
「へえ……。やるね」
もしかして、戦う流れ?
「やる気か? 五条悟」
虎杖君、戻ってるな。光の虎杖悠仁、WIN!!
なお、困惑している模様。
「来いよ、シャドウ」
五条悟は、守るつもりがない立ち姿だ。何処からでもかかってこいと言っている。
では、遠慮なく。
背後から斬りかかるが、斬れない。
「術式反転 赫」
繰り出される反撃。
てか、これ避けたらこの周辺ヤバくない?
うーん。まあいいか。
いや、受け止めた方が格好いいかな。
こっちの攻撃通らなかったし。このままだと負けてる感出ちゃうかもだし。
呪力で普通にガード。威力が半端ないな。
「マジか……。面白いじゃねえか」
「先生、影野のこと、忘れてますよね」
「あ? あ~……」
僕も忘れてた。
そろそろ戻るか。
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いやあ、五条先生とは1度戦ってみたいとは思ってたけど、夢が叶ったなあ。現代最強と言われるだけある。まあ、2人合わせてだから、厳密には違うけど。
てなわけで、割りと良い感じにシャドウの強さを演出できたのでは?
ちなみに、この後虎杖君は死刑になった。急展開すぎる。
まあ、主人公だしなんとかなるでしょ。