マゼラン級、抜錨ッ!   作:チト 熟練見張員

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ORIGINを見てる限りだと、マゼラン級ってザクの核弾頭バズに3発耐えられてるっぽいんだよね…
ふむ、長門もう一発いってみるか?
長門「正気か?戦略核だぞ?!」
オイゲン「(いけ)ないです。」
サラトガ「Wa……a……」
酒匂「泣いちゃった!!」


第六話 敵を知れば1つ、己を知れば2つ、奪えば全部ゥッッ!!!

「………」

 

「ズピ………」

 

はい…………

 

 

 

涙を浮かべながら顔を埋める幼女と、それに抱きつく身元不明自称戦艦の不審者が、海の上に二人…何も起きないはずもなく…

 

いや、事案ッ!!

ポリスメン呼ばれるゥぅぅぅ!!!

マ・クベ大佐の略式裁判でスクラップにされるァあアア!!?!

 

…ん?

はッ!?マ=クベッ!?

わたしは連邦艦わたしは連邦艦わたしは連邦艦…

 

ふぅ、心の中のムサイ級が取り乱しましたが、お使いの艦船はアナハイム謹製です。

 

マイクチェック、ワンツー!

 

はい、ドーモ_ミナ=サン、コンニチハ!

産廃がた産廃の産廃ばん艦の3πでーす!!

 

……ゴホンッ

 

ふざけました、アナンケです。

 

あー!?お客様!!

おやめください!!投げないでjいt痛い!?

やめて!マスドライバー投げつけないで!?

説明!説明するから!説明するから、一旦落ち着いて!?ね?お願いだから、そのルナツーは一旦仕舞って?!

 

え?

『幼女に抱きついといて、その上泣かせるなんて、どういう了見じゃ死ね!』

ですって?

ちがっ違うんすよ!?

決して、決してやましい理由で抱きついたわけではないのですよ!!

 

これは、なるべく穏便に誤解を解く為に一度相手に落ち着いてもらう必要があってですね?私は仕方なく、仕方なくですよ?彼女を慰めるためにボディランゲージを試みた結果なんですよ!!

 

え、結局泣いちゃってるんだから、10割お前が悪いって?

クッ、その通り過ぎてぐぅの音もでねぇ…

いや、出るのはミノフスキー粒子だけだにしとけよってね!

あ、許してくださいお願いしますごめんなさいルナツーだけは勘弁デッあァ?!

 

 

【自主規制】

 

 

 

酷い目に遭いました。(※遭ってない)

 

抱き締めているこの娘…尻尾をつけた青白い肌のフードの少女。

抱きつくことで改めて実感したのだが、やはり身長はかなり低く、幼年学校並みの背丈であった。誰がどう見ても子供…はい、事案ですねありがとうございます(←?)。

 

だがアナンケの目を引いたのは、そんな異形ともとれる容姿にではなく、その小さな体には似合わないほどの多くの傷であった。

 

何度も言うがアナンケ自身はこの少女に対して一切攻撃していないので、これらの傷は自分と出会う前に負った傷だと言うことは、想像に難くない。

問題は、その傷をつけた相手なのだが。

 

状況から、推理するとすれば…

子供に傷、ボロボロのパーカー、栄養失調を思わせる不健康そうな青白い肌、精神の不安定。

ふむ…

考えられるのは一つ。

虐待だな。

 

……

……

アイエー?!?!ギャクタイ??ギャクタイ=ナンデ?!

こんないたいけな可愛い少女を虐待するゲロカス以下のゲス外道がいるんですか?!許さんッ許さんぞジオン星人ンンンッッ!!!!(←プロパガンダに踊らされる無能)

 

とにかくなんでもいいから情報が欲しいアナンケは、勤めて優しい声で少女に話しかけた。

 

「落ち着いた?」

 

返事はなかったが、体の震えは治っていたので大丈夫だと判断した。

 

「えーと、私の名前はアナンケ…って言うんだけど、あなたの名前を聞いてもいい?」

 

「………レ級」

 

ボソッとそう言い、すぐに黙ってしまった。

自分の胸に蹲っているため表情は見えなかったが、応答してくれるだけでも恩の字だろう。

 

「えーと、私何も分かってないんだけどね?あなたは、どこから来たの?」

 

「……」

 

アナンケの質問に、レ級は一巡してから「海」とだけ答えた。

 

海から来た…

私もなんですよね〜気づいたら海に…

困った〜とアナンケは遠い目をしていた。

 

「オマエハ、オレヲ……ドウスルンダ?」

 

「え?」

 

どうする、とは?

 

「…ナンデこンなコトスル…ハヤク殺セバイイ…」

 

「う〜ん…」

 

どうやら、まだ自分がこの娘…レ級ちゃん?を殺しに来たと勘違いされてる様子。

私、そんなに顔怖に見えますかねぇ?今の私は、どこぞやの某月面司令官よりよっぽど可愛らしい容姿をしていると思ってるんですがねぇ…

いや、容姿ってなんだ?私は戦艦なんだが?なんだが思考がこの体に引っ張られ始めている気がする。

 

「何故そう思われているか分からないですけど、私はあなたを害そうとはしていません。」

 

「ッ‼︎……嘘ニキマッテル」

 

いや、嘘じゃネェからッ!!

行きたいとッ言えええええ!!!

 

「そもそも、私はあなたと戦う理由はありませんし…」

 

「ッ敵ドウシダロ!!オレタチト!艦娘ハッ!ダカラ待チ伏セシテッ__!ハァ……」

 

そう言うと、レ級は顔を上げて怒鳴り、続けて何か言おうとして、言葉が出てこなかったのか呆れた目でため息をついた。

アナンケもアナンケで「誤解だ!」と色々ツッコみたいところはあったが、ここでアナンケはふと先ほどの会話に疑問に思った。

 

「……艦娘?」

 

無意識に、その言葉は漏れてしまったようだった。

そして、それを聞いたレ級は信じられないと目を大きくして、アナンケを見た。

 

「…………ウソダロ」

 

 

こうして、悲しいすれ違いを起こしていたことに、両者はようやく認識した。

 

 

 

 

 

 

 

___

 

 

 

 

「なるほど…つまり、この世界は“地獄”だと」

 

「簡潔スギル纏メ方ダナ…」

 

レ級の懇切丁寧な説明は、他より長く生きてきたレ級が見てきたことや体験談も相まって、アナンケは朧げながら今の状況を理解した。

 

まず第一に、今は宇宙世紀ではなく西暦…しかも、まだ宇宙進出すら始まっていない時代であること。

 

第二に、この世界は自分の元いた世界とはパラレルワールドらしいということ。

 

なんと今アナンケの居るこの世界は、突如海から現れた『深海棲艦』と、人類を守る“かつて沈んだ戦船の魂をもって蘇った”『艦娘』が二つの陣営に分かれて大戦争をする、宇宙世紀もびっくりな世界であったのだ。

まぁ、コロニーが落ちてこないだけ幾分かマシか?

 

「ソシテ、俺ハ深海棲艦ダ。」

 

まさかのレ級、人類の敵(比喩なし)だった。

 

「なるほど…じゃあ、私もその“深海棲艦”?ってやつになってしまったのですね。」

 

地球人類を守る為に生まれてきた産廃が、まさかの人類を滅ぼす悲しき産廃モンスターになっていたとは…

おいは恥ずかしか!生きておられんごっ!

 

そう一人ごちると、マジこいつ何言ってんだ?という残念な物を見る目でレ級が見てきた。

 

「バカカ?オマエハ……ハァ…オマエハ、ドう見テモ艦娘ダ。」

 

「えぇ!?でも私、レ級さんと同じく海に浮いてますし、大砲?みたいなのももってますよ!?」

 

「アァ……ウン、艦娘モ大概ハソウダゾ」

 

「アイエエ!?海に立てるのは深海棲艦だけじゃないんですか!?」

 

「ウン」

 

アナンケ、またもや衝撃の事実。

だがそうなると、彼女と出会い頭に先頭になってしまったことにも頷ける。

そりゃそうだ、いきなり目の前にフル武装の敵が現れたら、どうやったって戦闘になるだろうに…

むしろ敵意がないと言ってる方が、騙し討ちにしか聞こえない…

あれ?やっぱりこれ、全部アナンケが悪いのでは??アナンケは訝しんだ。そして、考えないことにした。

 

「デ、コレカラドースルンダ?」

 

「?どう、とは」

 

考え込むアナンケに、レ級はそう切り出した。

 

「オマエハ知ラナカッタカラ、オレト連モウトシテタンダロ?人類ノ敵ダッテ分カッタンダカラ、オマエガオレヲ生カシテオク義理ハナイダロ」

 

「……ふむ」

 

確かに、一理ある。

まず、レ級が言う特徴からして、私は艦娘であるとみて間違いない。

だとすれば、彼女は当然敵な訳で、このまま生かしておく必要はない。

何より、私は地球連邦軍の宇宙戦艦アナンケだ。連邦軍の存在意義が“地球連邦国民の生命と財産を守る”ことであるならば、それに属する将兵はもちろんのこと、軍の威信と象徴でもある戦艦もまた、そう在るべきだろう。であるなら、人類の敵である深海棲艦とやらは、潰さねばならないだろう。

 

「ドウダ、殺ス決心ガツイタカ?ソレトモ、生捕リニしテ人間の拠点へ手土産ガワリニモッテイクカ?」

 

口を三日月の様に歪ませ挑戦的な笑みを浮かべたレ級は、そう自分に問うてきた。だが、アナンケは否定した。

 

「…どうもしません。」

 

「…ハ?」

 

「どうもしませんよ、あなたのこと。」

 

「…ハハ、オレハ殺ス価値モナイッテk「いいえ」ッ!」

 

自傷気味に笑ったレ級だったが、最後まで言えずに遮られた。

 

「だって、こんな震えてる子に、そんなことできる訳ないじゃないですか。」

 

「ハッ………ナニッ……言ッテ……ナンッ!デッ」

 

アナンケは気付いていた。自分を差し出せと言うレ級だったが、その内心は震えていた。先ほど自分向けた挑戦的な笑みも、ただ強がっていただけで小刻みに体が震えていたことを、体が密着しているアナンケは感じ取っていたのだ。

 

「それに、さっきまであんなに泣いてた子供を軍に突き出すなんて、それこそ戦艦の名が廃れますよ。」

 

もっとも、私のせいでマゼラン級の名声は地に堕ちましたが…

 

「ッグゥ…忘レロ…ヨォ…」

 

「いや、無理です(ニコッ)」

 

「ン“ン“ン“!!忘レロオオオ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「楽シソウダナァ?」

 

「「ッ!?」」




プロットはできてるのに、話が全然進まない…

「出番が全然来ない!つまんないっぽい!」
「止まないプロローグは無いよ。」
「そして私の戦争もまだ終わってない」
「「……どちら様(っぽい)?」」
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