装備よし
消耗品補充よし
緊急用脱出クリスタルの作動確認よし
撮影用ドローン起動よし
バッテリー容量よし
動画設定・ゴア表現自動規制機能よし
マイクの収音調整よし
ドローンの保護魔力障壁の容量よし
カウントダウン。5、4、3、2、1
「◇◇年◯月×日、△△時△△分。現在地は竜ヶ浜ダンジョン中層3階【黄金の海】Aエリア昇降口。ダンジョン調査を開始します。
今回の調査対象は、黄金の海に生息する【ミリオネアユニコーン】です。
金色の体でツノがあるので見つけやすい……と思いきや、このエリアはあたり一面が黄金色なので、擬態になってます。見つけづらいです。個体数は多くない上に群れないので、張り切って探しましょう。
対象捜索の間、このエリアの簡単な解説をします。
竜ヶ浜ダンジョンの中層3階。ここはあたり一面が【黄金稲】で覆われたエリアです。平地から斜面、水場の浅瀬まで全部、この黄金稲のテリトリーでございます。
稲穂だけでなく、葉と茎まで黄金色。見ての通り凄まじい生命力で、このエリアは他のダンジョン植物を薙ぎ倒して黄金稲の天下です。流石は日本のダンジョン。
……が、成長に特殊なマナを必要とするため、地上では育ちません。食べられなくもないですが、マナを多量に含んでおりますので、マナ耐性が低い人が食べると腹を壊します。口からマナとか
味は……うーん、普通にコ◯ヒカリの方がよっぽど美味しいです。珍味というほどの特徴的な味もなし。普通に不味い米です。
さて、そんな生命力オバケの金ピカ植物が蔓延っているせいで、このエリアは全面金ピカです。人によっては苦手な色でしょうね。体調が悪くなる人は動画の視聴をおやめください(激遅警告)
このエリアでは金色が擬態色です。ミリオネアユニコーンも例に漏れず金ピカです。金のユニコーンなのでミリオネア(富豪)、なるほど分かりやすい。
幸いにもガチの擬態スキルではなく、体色による擬態ですので注視すれば見つかります。……あ、居ました。アレですね。稲穂の中からツノが見えます。
Cエリア、小川付近にてミリオネアユニコーン発見です。
ミリオネアユニコーンは立ち上がれば体高2mくらいになりますが、今はしゃがみ込んでますね。大きさはちょっと大きめな地上のサラブレッドって感じです。常識外の大きさではありません。
食性は草食。黄金稲が主食です。このエリアのほとんどの草食モンスターが黄金稲を主食としています。まあ他の植物ありませんもんね。あのミリオネアユニコーンももっしゃもっしゃと食べています。かわいいですね。
比較的温厚ですが、警戒心が強いです。こちらを認識するとすぐ逃げます。馬なのでめっちゃ速いです。よほどレベル差がないと追いつけません。
それでも追いかけて行き止まりに追いやったり、脚を封じたりしたら戦闘体制をとります。脚を封じても油断することなかれ。ミリオネアユニコーンは魔法攻撃が得意です。
戦術は基本的に風魔法・雷魔法の引き撃ち。脚を封じられたら固定砲台になります。黄金稲でマナを多量摂取している他、使う魔法のコスパがいいので、まともにやり合ったらMP切れは期待できません。無尽蔵です。
さて、ドロップなのですが、実はあんまり美味しくないです。ユニコーン種は強い回復能力を発揮するツノが有名なのに?と思うかもしれません。
実はですね。このミリオネアユニコーン、ユニコーン種とは別種ということが判明しております。なんでやねん。
こいつは馬です。ユニコーン種のような回復能力はありません。ただの生命力が強い馬です。地上でもたまにありますよね。タイって名前だけどタイじゃないとか。タイっぽいからそう名付けられたけど全然違う種類、みたいな。アレと同じ現象です。
あのツノは魔法の制御用ということが判明しています。マナをツノに凝縮貯蔵するユニコーンと違い、マナが詰まっていません。ようは杖です、アレ。マナは普通に身体に溜め込んでます。
だから無価値……というわけではなく、ツノはマナの伝導性が高いため、それこそ魔法杖の素材としても活用されます。ただ、うーん……苦労に見合うほどの効果はありません。他の素材を使った方がコスパいいですね。
体色にあわせてツノが綺麗ですので、流通するのはもっぱら観賞用です。まあ、この【黄金の海】エリアのモンスター素材は大体そういうのばっかですが。
ミリオネアの名前がついたユニコーン。ですが実態はそんなに金にならない。普通に強い馬。そんな感じのモンスターです。
テイムの成功例はありますが、数えるほどしかないですね。そもそも追いつくのが大変ですし、さもありなん。足が速いので、ライド用のテイムモンスターとして非常に有力です。難易度からは目を逸らすとして。たしかS 級クランの【どうぶつ王国】がテイム成功していた覚えがあります。すごいですね、どうやったんでしょう。
味はうまあじ。普通に美味しい馬肉です。マナを身体に溜め込んでいるのでマナ中毒に注意。口とか色んなところから
主に昼に活動し、今のようにしゃがみ込んで外敵から隠れつつ、黄金稲をもっしゃもっしゃする生活です。いっつも食べてます。
というのも、外気中からマナを取り込むのが苦手のようで、もっぱら黄金稲の摂食によりマナを補充しているので、多量に食べる必要がある様子。難儀ですね。
特定の縄張りと巣を持たず、夜は黄金稲の中で隠れるように寝ます。また、このモンスターは自然発生とは別で繁殖もします。繁殖方法は哺乳類と酷似していて、性別の概念があり、胎生。妊娠中は動きが鈍くなりますが、なんと妊娠期間が脅威の平均7日間。子供は生まれた時から走れます。すごい。
それでも個体数が多くならないのは、繁殖するタイミングが少ないからでしょうね。生命の神秘。
ミリオネアユニコーンと戦闘になるパターンは稀です。ちょっかいかけなければ戦闘になりません。ただ、ひとたび怒らせたら逃げられません。足が速いですからね。ミリオネアユニコーンにちょっかい出す場合は風・雷属性の魔法耐性を十全に。脚を止める手段を用意しましょう。
さて、ここまでの情報を統括して、ミリオネアユニコーンの危険度は⭐︎2とします。強さは中層モンスターとしては一般的。そもそも縄張りを持たず、見つかったら逃げるので、追わなければ戦闘になりません。
ただ、ひとたび戦闘になると逃走が困難。普通に強いので、倒せる準備がないまま挑戦してはいけません。詰み性能が高いです。
まあ、そもそも準備が足りない人では戦闘に持ち込む事すら困難なので、この危険度でいいでしょう。
最後に、前の動画のコメント返しをします。いつもコメントありがとうございます。
『モンスターって食事するけど排泄するの?』 鋭い質問ですね。答えは『ほぼNO』です。
例外はありますが、ほとんどのモンスターは摂食した場合、体内でマナに変換します。有機物はだいたいマナに変換できるようですが、主に対象に含まれるマナを取り込むために食べることが多いですね。マナに変換できないような、マナを持たない無機物なんかはそのまま吐き出します。
例外は……有名なのはゴブリンですね。アレは人間を模しすぎて、余計なものまで実装しちゃってる感じがあります。生殖能力とか。うーん同人誌モンスター。
『パンツの色を教えてください』 ダメです。さっきの感謝を返してください、変態。
『前動画の【タケシドラゴンタートルデスサイズマツボックリ亜種(接触禁忌二級)】の解説面白かったです!』 ありがとうございます。こういうコメントが1番励みになります。さっきの人は反省しろ。いつ見てもすごい名前のモンスターでしたね。
それでは今回の動画はここまで。チャンネル登録、コメント、お待ちしております。もし調査対象のリクエストがあればコメントしてください。もしかしたら採用されるかもしれませんね。ご視聴ありがとうございました。次回をお楽しみに」