色々と指示を出したらイメージイラストを描いてくれますね。
ChatGPT(AI)が描いた仕事中の髪を下ろしたキシリア
https://img.syosetu.org/img/user/v2/5321/252/218980.png
「戦闘し攻撃しながら偵察する船……もしや戦闘強襲偵察用舟艇のことか? V-22…このままでは分からぬ。垂直離着陸機と記載する必要があるな。軍閥の家系図? これは戦闘指揮系統図のことか? *弾砲? 島*地形? 榴弾砲と島嶼地形か? 漢字の意味が分からないから飛ばしたのか…」
私キシリアは、ザビ邸の敷地内にある私邸の地下にある隠し部屋で一人頭を抱えていた。
今、私の目の前にあるのはジュラルミンケースに入っていた書類の束…以前に地球から内密に持ち出した旧自衛隊関連の書籍を、部下たちが途中まで翻訳したものであった。
宇宙世紀だから、スキャンして機械に掛ければ翻訳できると簡単に考え部下に丸投げしたのだが、いつまで経っても翻訳本ができないことに不審を抱き問い合わせたところ…
「前世紀でも『悪魔言語』と言われていた難易度を軽視していた…」
端的に言えば、我がジオンにおいて旧日本語で書かれたこれらの書籍を、正確に翻訳できる者がいなかったのだ。
宇宙世紀に入って英語を基準とした公用語となってから久しく、旧日本語も廃れて死語化していた。個々の単語の翻訳はできるのだが、日本語自体が文化的背景を前提とした文脈読解力が必要である上に、購入した書籍は基本的な軍事的知識を理解した上でなければ読み解けない代物であった。加えて日本語の語彙の多さ故に、的確な単語が公用語の中に存在しないことも、翻訳を阻む要因となっていた。
私は恨めしげにジュラルミンケースに入っていた記録媒体を、業務用の専用端子で読み込ませる。中に入っているのは、私が購入した旧日本語で書かれた原本の電子データ。現物の書籍は厳重に処分済み、データのコピーも許さなかったことから、これが唯一の残されたデータと言える。地球から民間宅急便で送る時にバラバラにした紙を、きちんと元の書籍ごとに頁順に並べて再構築されているのはありがたいが…
「霊鬼を斬り捨ててから陣を作れ」
原書:陣地構築においては死角の排除を徹底する
「身体を見直せ」
原書:装備点検せよ
「後ろのごはん陣地の予約は、戦い続ける力の根である」
原書:後方補給拠点の確保は持続戦闘能力の根幹である
「地球と海と宇宙の仲良し作戦本部…それは『陸海空統合作戦司令部』だ‼︎」
部下の翻訳成果物と原本の落差から、心の中で「ピピルマ ピピルマ プリリンパ」と魔法のプリンセスの呪文を唱えて、平常心を取り戻そうと試みる。
そして数分後、私は深い息を吐き出す。
「……半分以上が誤訳、または意味が分からない文章だとは…」
前世の記憶の中で「防衛白書」と「自衛隊装備年鑑」は合致している情報があり、略称や専門用語の意味まで大体理解できた。一方で教範や教本の中身は見覚えがないことから、記憶の主はおそらくガンオタと言うよりミリオタだったのではないかと考えられる。
教範と教本は厳しいか…いや、武官コースで受けた教育からある程度の推察はできるだろう。正確に翻訳する必要はない。使える情報を拾い上げて、現状の物を改変または嵌め込むだけで良いのだから。
問題は私が何故読み解くことができるかと、疑問視される可能性。
「…兵の命に関わるから背に腹は変えらぬか」
覚悟を決めて、優先度の高い項目から翻訳を始める。ただし、今の私が持っているジオン公国軍に関する知識の補正を加えて、実情に合った内容へと改変することにした。
「翻訳した成果を熟読した上での独自解釈……いや、戦術思想を参照した上で再構成した『作戦理論』と言う体裁が無難か。用語も公国軍に沿ったものへと変換すれば…」
部下の作った精度の低い部分翻訳の書類は、処分して証拠隠滅する必要があると考えつつ「防衛白書」、「防衛ハンドブック」、「自衛隊装備年鑑」のデータを選択、「防衛白書」から閲覧を開始する。
「まずは直属の隊で試験運用で実績を上げつつ…ドズル……はだめだな。ガルマに打診してみるか」
久しぶりの長期休暇は、これで殆ど潰れそうだ…1週間後にはサイド6へ赴く予定なので、私は急いで翻訳作業を進めることにした。できれば睡眠時間は確保したい…
サイド6「リーア」。
各地の政財界や軍部など各界の首脳とその子供が多く住むコロニーであり、前世で嗜んだサブカルチャー由来の情報でも、ジオンの独立戦争の折も中立を保つことができたコロニーでもあった。
その一角に、新たなコロニーが設置されようとしている。その様を私キシリアは、ルナ・ラインの常務補佐であるリアナに扮し、遊覧シャトルに搭乗して見学していた。
本来は研究所の所長であるカイルが参加予定であったが、兄サスロからの用事と重なってしまったのだ。カイルは私の側近だが、厳密にはサスロ閥からの出向という形なので、サスロからの命令を最優先する必要があった。一方でリアナは引き継ぎ後の事業であるためよく知らず、彼女の上司に当たる常務であるギレン閥の官僚も詳細までは把握していなかった。そこで久しぶりに入れ替わる形で、私が参加する事となった。
「それにしても…何とか間に合って良かったです。ご協力感謝申し上げます、リアナ女史」
隣に居るカムラン・ブルーム監察官が、安堵した様子でそう言った。
「施設も大事ですが、スタッフの育成の方は大丈夫ですか?」
「それはもちろん。警備要員、検査官、医療関係スタッフ、全て訓練も済ませてあります。それにしても検疫コロニーが必要になるとは…」
地球上で静かに蔓延していた多剤耐性肺炎が、とうとうコロニーでも発生するようになっていた。最初に確認されたサイド1では、現在では構成するコロニー群の約半数のバンチで患者が確認され、大騒動となっている。
そのサイド1で患者が数十名確認された時点で、カムランはサイド6のランク大統領に、サイド3で稼働し始めていた検疫コロニーの必要性を訴えた。訪問者を全て一度検疫コロニーを通さないといけないため、サイド間の物流の遅延と停滞の原因となると渋っていたランクを説き伏せ、ルナ・ライン先端技術研究所とヤシマ・カンパニーへの発注に至った。そしてコロニーの完成を迎えた前の週に、サイド4でも患者が初めて確認されたのであった。
因みにサイド3に続いて検疫コロニーを稼働させたサイド5では、サイドへの入港手続き時の検査以外で患者は今のところは発生していない。その状況を見てサイド2も慌てて発注しているのだが、先に契約したサイド6を優先させたため、まだ着工にすら至っていない。そんなサイド2でも、市中で患者が発生したとか検査中だと言う報道が昨日に入っていた。
「そういえば、カムラン殿は大統領補佐官を打診されているとお聞きしましたが」
「いえ……さすがにまだ若輩ですので、辞退しております。その…気になることがあって」
そう言いカムランは艦内に備え付けられている椅子の一つに座る。
「補佐官が退職されて…その後任という形なのです。今、有力視されているのがアナハイムの関係者で…」
話によると、アナハイムは感染症検査薬を売り込もうと躍起になっているらしい。その検査薬は地球で作られているらしく、サイド6で生産されているものより3割ほど安いらしい。それが導入されれば、サイド6の企業は検査薬開発から手を引いてしまうであろう。
「しかし、コロニー内で検査体制を自己完結できる力がなければ、後々危険かと思いまして」
「その判断は正しいですね。それを防ぐために貴殿が押されたと」
「はい、私には婚約者がいまして…彼女に相談したら…酷く怒ってしまって」
そう言ってカムランは、深くため息を吐いた。
「怒る? 一体どのように話したのですか?」
「その……別の補佐官に『アナハイムと張れる後ろ盾が居る君こそ適任だ』と言われたって」
「確か婚約者はヤシマ会長の娘さんでしたね」
「はい、ヤシマ・カンパニーの令嬢です。そのミライに『私は防具にも装飾品にもなった覚えはない』と言われて…」
「中々、良い返しをする娘さんですね」
だがしかし、聡明であっても結婚に夢見る年頃というものはあるわけで、それに対しては適切な言葉とは言えないことは、さすがの私も理解できた。
「後ろ盾関係の話は避けて、サイド6の検査体制を守るため…と言う表現に止めればよかったのですよ」
サスロやドズルからデリカシーがないと散々言われる私ではあるが、「君の家が後ろ盾だから補佐官になっていい?」は、流石にどうかと思う。
「ああ、すみません。このような私事を…」
「いえ、私にも婚約者が居るのでわかります」
「そうなんですか?」
「はい。ただ…仕事が忙しくて中々連絡ができないんですよ」
以前、4ヶ月ほど放置したらマに苦言を言われたことから、週1はキャスバルに連絡をするようにしている。いや……今週は翻訳作業で篭っていたから、2週間くらい連絡していない?
………サイド6で何か土産を買った方がいいかもしれない。
「私は……誠実にとか言いつつも、それはミライに対してじゃなくて、対外的なものだったかもしれない…」
気合いを入れるように眼鏡を掛け直し、カムランは立ち上がった。
「冷静に、私情を挟まず、政治的事情を踏まえて、どれだけ重要なことなのか真摯に説明してみます」
……前世の情報だと、ミライ・ヤシマは人間関係の構築を望むタイプだから、その説明は寧ろ逆効果ではないだろうか?
その心配は当たってしまった。ランク大統領からカムランが大統領補佐を引き受けてくれたと報告があった半月後、ヤシマ会長からミライの婚約は破談したという話をリアナ経由で知った。
私は悪く無いと思う。多分…
********
ジオン公国軍の技術大佐にアサクラと言う男が居る。
自尊心が強いことから、ギレンに取り入ろうとするが見抜かれ、キシリアの突撃機動軍に異動となった。当初は自身の頭脳を当てにされたものだと喜んでいたが、手柄を奪いミスを押し付ける傾向である事を部下に訴えられ、ルナ・ライン先端技術研究所への出向を命じられた。
ルナ・ライン先端技術研究所に出向している軍関係者は、ガルマ・ザビが統括している。その補助とされているがガルマは独自に側近団が居ることから、実質は閑職以外の何者でもないとアサクラは考えていた。
日々不満を募らせ、行きつけのバーで酒を煽っていた時、アサクラの隣に座ってきた者がいた。
それはアサクラの大学時代の同期だった。
月のフォン・ブラウンから戻ってきたと言う旧友と再会を祝いグラスを重ねていく。話の流れとで閑職に追い込まれている現状を愚痴ると、一緒にアナハイムに入れば良かったのに…と今更ながら選ばなかった道を提示され、アサクラは思わず渋い表情を見せる。
ちょうどその時、テレビがサイド1で発生した暴動に関する報道を流していた。
「こりゃあ、自治政府が連邦軍へ泣きつくかもしれんなあ…」
「それで今度は『連邦軍が病気を持ち込んだ』と集るとでも?」
アサクラの言葉に「そりゃあ有り得るな」と苦笑いしたのち、声を落としてアサクラに話しかける。
「例の新薬、各サイドがライセンス生産を求めているんだが…お前の力で何とかできないか?」
「無理だな。名ばかりの閑職だ。それにキシリア様はそれだけは出来ないと言っている。相当厳密な管理が必要だとな」
「なるほど…だがお前程の人物が噛めば、その高度かつ厳密な管理は可能では無いのか?」
「まあ……草の育成管理ぐらいなら造作もないが…」
「サイド1を救いたいんだ。協力してくれないか? アサクラ」
キシリアのイメージイラストを描く時に出すAIへの指示は以下の通りです。
・基本:ジークアクスの第6話のキシリア
・髪型:前髪あり
・髪色:赤蘇芳色
・年齢:20歳後半
・服装:原作に沿った紫色の軍服
・眼差し:知的
・備考:頬の線なし
これに場所、表情、動作の指定を入れれば、大体イメージに近いものができます。
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