沢山の絶望をあなたに   作:エレオノーレ・フォン・ゼートゥーア

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プロローグって何を書けばいいんだろうね


転生及び戦前期
プロローグ


M249にM-16、加えてM2ブローニング重機関銃にM67破片手榴弾モドキ、そしてモデル70どれもこの年代に登場するには早過ぎる逸品だ。

対する共和国はボルトアクションライフルで、精々FM Mleシリーズが配備されている程度。

 

そして56口径の40mm砲(ボフォース)を搭載した新型戦車は120mmの鉄板を貫く能力を有しており、精々装甲圧が45mm程度の共和国戦車は全て的に等しい代物だ。

 

そして自動車及び半装軌車に牽引された120mm重カノン砲、そして制空を担う魔導大隊と観測魔導中隊。

 

立場ある生まれ、能力のある血筋、そして未来の知識を活用できる環境。

 

ターニャができなかった根底からの改革を指導できる人間を親に持ち、その親に直接意見できる環境は誰でも欲しがるものだ。

 

そして、自分はそれらを十分に活用する事ができた。

 

 

「勝てる軍隊で勝てる戦争で、優位な立場を利用して目的を達成するだけの簡単なお仕事、実に良いな。」

 

 

先はある、どこまでも続く、生きていく為に。

その為の地位を経る為の踏み台、それが帝国だ。

 

 

「楽しそうですねエルゼ大隊長」

 

「...そう見えるか?

たかだか共和国相手に苦戦するようじゃ帝国は負ける、このまま蹂躙できればいいんだがな。」

 

 

私の名前はエレオノーレ・フォン・ゼートゥーア、かの有名なゼートゥーア准将閣下の一人娘だ、一応元日本人の転生者でもある。

そんで彼の名前はライナー・ヴォルフ、私の第118魔導大隊の第1中隊第1小隊第1分隊に所属している私のバディだ。

 

 

「はぁ、大隊長の言っている事は本当に意味が分からないな。

共和国に苦戦するからって帝国が何に負けんだって話だよな、共和国に勝てるならいいじゃねぇかって思うのは俺だけか。」

 

 

私は前世ではオタクだった、サブカルをこよなく愛する何処にでも居る人間だ。

戦争も魔法も画面の中でなら好きだった、でも現実のそれは地獄だと知る前から理解はできていた。

 

そして知っている、この世界は幼女戦記の世界。

存在Xに転生させられて不死身のクソ野郎共と人間が殺し合う世界に生まれ変わった、加えて()()()付きという始末。

 

絶望だ、勝ち方が思い付かない。

『悪魔と言われるターニャが居れば戦争に勝てるか?』否勝てない、『現代のサラリーマンのアドバイスを全て聞いた通りに実行すれば勝てるか?』否それだけでは勝てない、並ぶ存在のない『世界一の大天才』なら?それでも無理なものは無理だ。

 

 

なら仕方ないと諦められる訳でもなかった、どうも私は意地が悪いらしい。

 

 

戦力が引き抜かれた西方方面軍

本来連隊規模だった魔導部隊は増強魔導大隊に、連隊規模の歩兵は大隊に、大隊規模の機械化砲兵は中隊に、幸い戦車中隊はそのままだが戦闘能力の低下が著しいな。

 

 

「敵が共和国と協商連合だけの筈がないだろ、忘れたとは言わせんぞ帝国の周囲は全て仮想()()だからな。

物量で劣るんだぞ?それを覆せる力は帝国にあるのか?」

 

「相変わらず意味の分からない術式を、光学熱エネルギーをベクトル変換によって投射しているのか?戦車に砲弾全て真っ二つか、同じ魔導師とは思えないな。

そこまで高度に統制した魔導射撃を(ライフル)触媒(術式封入弾)もなしに扱える大隊長殿が何を恐れるんだよ。」

 

「上官には敬語を使え、絞めるぞ。」

 

 

敵の先鋒の撃退、そして本隊による襲撃。

先鋒が敵の居場所を炙り出し、気を取られた敵を本隊で襲撃する事で共和国軍は効率的に帝国の戦力を削いでいった。

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