沢山の絶望をあなたに   作:エレオノーレ・フォン・ゼートゥーア

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悪魔の政策

占領政策担当官、協商連合及び共和国の占領地の管理及び維持を行う者が決まった。

エレオノーレ・フォン・ゼートゥーア()()が新たな技術を開発したのである、『指向性蛋白質』という特殊なタンパク質の体系化を為したのだ。

 

『指向性蛋白』を生命体に摂取させる事により、記憶操作及び行動操作が行える様になる。

 

摂取方法は経口であれ注射施行であれ方法は問われない、()()()()()()()()()()()()()()()を忘れ、帝国軍による侵略行為から『祖国を守る為に技術及び産業を発展させ続ける事になる』のだ。

 

 

彼らは帝国軍を祖国を守る兵士と誤認する様になる、信じられない話だが『侵略を受ける祖国を守る為』に帝国に奉仕しながら彼らは生きる様になったのだ。

効果が切れるまでそれは続く、祖国が勝利するか帝国が敗北するまで。

 

最初期に起きた小さな混乱を例外とし、従来通りの政策を行い彼女は占領地を安定化させた。

 

 

両国の産業は帝国に迎合し、帝国の規格を取り入れ、発展が続く事になったのである。

 

帝国にて名付けられた『悪魔の提案書』は、とある新任准将の手によって成功したのである。

 

 

「今の強大な帝国を止められる国は合衆国ぐらいだろう、さあ対連邦戦に向けて体制を構築しないとね。」

 

 

ド・ルーゴも秘密裏に殺したから、まあ亡命フランスが発足する事もないだろう。

旧フランソワ共和国殖民地は連合王国に編入される形になるだろうな、英国もとい連合王国の凋落が楽しみだな。

 

 

現在視察しているのは協商連合にある半導体製造工場、帝国と比べ比較的高純度なフッ化水素を精製できる超純水を比較的に多く生み出す事のできる軟水資源が多く産出する。

加えて従来の協商連合には採掘できなかったニッケルやクロム等の各種資源類も、帝国なら採掘する事ができる、加えて700億トンのリン鉱床のおかげで帝国の食糧問題の解決もできた。

 

 

ここからが本当の戦争だ、真の意味で始まる世界大戦、考え付く限りで最悪の大戦争を為さん。

...いや、為してみせよう。

 

 

世界に一世一代の大混乱を、西暦世界の惨状が穏便に感じられる大量殺戮と大陸軍を為さん。

...BETAの駆除、その事前演習だと思えばいい。

 

私が遠くない未来にて遂行するべきなのは宇宙開発と対BETA戦力の拡充、これはその演習みたいなものだ。

 

BETA由来の酵素を利用してまで指向性蛋白を生み出したんだ、世界にはBETA戦役で得た人類の未来を手にしてもらわねばならん。

 

 

「ターニャ曰く『経験は教育を凌駕する』んだったな、ならば須く実行するのみ。」




指向性蛋白
マヴラブ作品に出てくるエグい技術、理論上炭素生命体なら何でも自由に操れる、記憶操作行動操作なんでもござれな万能物質。
マブラヴ原作のネタバレとなるがこの物質が原因で色々と揉めて日本では帝都防衛部隊が一部反旗を翻して首相暗殺とか色々やらかしている、あとこれを投与された工作員によって将軍殿下の双子が殺されそうになったりもしていた。

悪魔の提案書
ターニャ製『悪魔の計画書』のオマージュ、著者がいい名前を思い付く事ができなかった。
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