沢山の絶望をあなたに   作:エレオノーレ・フォン・ゼートゥーア

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香月夕呼(7歳)

「...うん?」

 

 

日本にやって来ましたパチパチパチパチ、えーそんで目的は醤油と納豆と白米ですね。

1年で100kgぐらいあればいいかな、色んな農村共同体周って米価に影響しない範囲で細々と買い取ろう。

 

まあ納豆と醤油は1000kgあればいいでしょう、何だったら納豆菌とそれが付着してる稲さえ手に入ればいいからな、そうすれば自家製造できるし今回購入する米等の量は少なくて済むし。

...なんだあの子供、見た目は7歳ぐらいなのに雰囲気に何か違和感あるな。

 

 

「こんにちは」

 

「こんにちは」

 

 

落ち着き過ぎているというか何というか、てか何してんだ学校にいる時間だろ今は。

 

 

「エレオノーレ・ゼートゥーアさん?」

 

 

おん?この子私のこと知っているのか?

...いやまあ私も有名人ではあるか今は、孫正義ぐらい有名か、ただそれは豪州においてだからなぁ日本人が知る機会はそうそうないと思うんだけどなぁ。

 

 

「...あれ私ってそんなに有名人?」

 

「悪名高い、BETAよりタチ悪いっていう人もいる、第三計画を完遂したって調()()()。」

 

 

国連の機密保持は不安になるな、たった一人の少女にコレとは。

...或いはこの子が優秀過ぎる方向で能力がイカれてるか、もしくはESP能力者かそれに類する存在だろう、まあ恐らく前者だろうけど。

 

 

「名前を聞いてもいいかな?」

 

「夕呼、香月夕呼。」

 

「そう、香月夕呼ちゃんね。」

 

 

なああんまマブラヴ詳しくないんだけどさ、コイツあれだよな香月博士だよな。

...何か因果量子何とか論みたいな頭良さそうな論文出してた人、確かXM3とか00ユニット作ったり色々と物語のキーパーソンになっていた。

 

合衆国の事だからなどうせG弾によるハイヴ攻略を強攻するのは目に見えている。

...先に手を貸しておくのもアリかな、少なくとも能力は一級品だし私より器用で頭がいいのは間違いない。

 

 

「日本語、使えるんですね。」

 

「前世が日本人だったからね、信じられないかもしれないけど本当だよ。」

 

「一つ聞かせてください、あなたは何をしたいんですか。」

 

「何でもない日常を手にしたい、かな。

...夕呼ちゃんは将来何をしたいとかあるかな?」

 

「分からない」

 

「ならその方がいい。」

 

「...何で?」

 

 

あれま警戒されてら、まあ否定されて嬉しい筈はないか。

 

 

「悪かったな語弊があった、心の弱い私にとっては、将来したい事はやろうとも思えない事なんだ。

...ただ同じ言葉でも君と私じゃ意味が違う『やりたい事というのは』君にとって、いい未来を示すモノなのかもしれない。」

 

「なら、きっと私にとってはいい事ね。」

 

「自分が好きな様にすればいい、それで私は君を助けたいと思っている、ただそれだけだ。

どれ暇なら美味しい納豆屋でも教えてもらおうか、オマケで醤油とか色々とあると嬉しいな。

何か違うモノを知る事ができれば君も、やりたい事が見つかるかもしれない。

それを私は豪州の地で祈っておくよ、互いにいい未来を掴み取ろうじゃないか。」

 

 

ここで彼女と会えたのはデカいな、まあ第四計画への伝ができたと考えればいいか。

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