沢山の絶望をあなたに   作:エレオノーレ・フォン・ゼートゥーア

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緊急重大災害対策指令

東欧では人類による反撃が成功した、だがアジア方面では全くと言っていい程成果を上げる事ができないでいたのである。

 

H01

喀什(カシュガル)ハイヴ

H02

エキバストゥズハイヴ

H03

ウラリスクハイヴ

H04

敦煌(ドゥンファン)ハイヴ

H05

マシュハドハイヴ

H06

スルグートハイヴ

H07

ヴェリスクハイヴ

H09

クラスノヤルスクハイヴ

 

 

これが今の地球上にあるハイヴだ、この中で表記されてないH08ミンスクハイヴは既に破壊され存在してない。

...ここいら欧州では一進一退の攻防を繰り広げていた、そして始まったのはアジア方面でのBETAによる反撃である。

 

 

H10ボパールハイヴとH11重慶(チョンチン)ハイヴの同時建設、BETAも思い切った事をすると私は思った。

 

 

国連軍は戦術機を用いての両ハイヴ攻略を実行した、F-15及びS-11を搭載した1号を利用した斬首作戦である。

設置された頭脳級への強攻作戦、しかしBETAは二度にわたる戦術機によるハイヴ攻略への対処法を生み出していた。

 

超重光線級の出現である、克標的及びग標的が重慶ハイヴとボパールハイヴに出現した。

従来の光線級や重光線級は人類の軌道兵器に対して打撃を与える事ができなかった、だが超重光線級ならばHSST及びカーゴを用いた軌道降下戦力を撃破する事ができる。

...圧倒的な熱線火力と迎撃能力で、その悉くを撃破したのだ。

 

ワルシャワにて撃破された頭脳級、そして各地で行われる人類の反抗に重頭脳級は危機感を抱いてていた。

 

 

そして生み出されたのだ、BETAが人類が最も脅威として認識している存在であるレーザー級を拡大発展させた存在が。

 

だがそれでもBETAのハイヴ建設への妨害は続いた、地上からは人民解放軍インド陸軍国連地上軍日本近衛軍を中心とした強攻作戦が行われている。

...主力の0号及び1号、そして1984年に開発された日本陸軍の第三世代戦術機TYPE-84を素体に開発されたTYPE-86が吶喊していった。

 

 

一度は耐えられる攻撃を超重光線は断続して射撃してくる、目標に近付くにつれ一機づつ損耗していったが、その中で例外として重慶ハイヴ方面に配備された日本帝国近衛軍のTYPE-86があった。

 

その姿形は武御雷と瓜二つ、14年早く生まれた最高傑作戦術機と称する事ができるだろう。

...それだけでも十分だった、この時代でそれがあれば、どれだけのBETAが撃破され人類を救う事ができるか。

 

だがこのTYPE-86は原作の武御雷以上の性能を有している、それは光線級による照射を完全に回避できる運動性だ。

...1号のセンサーと操縦系を解析し、近衛軍にて独自に発展させたこれらは『光線の照射前に回避する事を可能とする性能』を有する。

 

 

それは私達が帝国にいた頃の世界大戦中にライン戦線で、ターニャがフランソワ共和国軍の攻撃をダンスで回避していた時のデータを提供したら、()()()()()()()()のだ。

 

それからはまあ地獄である、大隊規模のTYPE-86が蜂の様に重光線級に纏わり付き、74式近接長刀にて突き裂き穿っていた。

みるみる内に解体される超重光線級、無論TYPE-86含む強攻部隊の被害も少なくはなかったが、考えうる限り最低限の被害で重慶ではそれを撃破したのである。

 

ただし重慶ハイヴ攻略を成功させる事はできなかった、それでも中国方面では出鼻を挫く事はできた。

ボパールハイヴ方面よりはマシだろう...

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