沢山の絶望をあなたに 作:エレオノーレ・フォン・ゼートゥーア
兵站部
特別少年少女魔導啓発案
秋津洲戦線での魔導運用、及び師団規模での高度な夜間浸透及び襲撃戦術、それは幼少期から学校教育にて規律や模本を徹底して叩き込む事で、達成されたといえる。
ならば幼少期から、軍事にまつわる経験を積む事で最終的に高レベルな、或いは能力を均質化した魔導師をより多く育成できるだろうと考えられる。
1.将来的な魔導人材育成に向けた、適性者に対する早期訓練・初期教育に必要な要素の把握。
2.魔導兵制度に対する社会的理解の促進、および徴兵制に対する心理的障壁の緩和。
3.展示内容は、魔導演算宝珠による簡易演算演示、魔導師による対人訓練演習の再現、および模擬術式体験を含むものとする。
初回試験運用は、帝都南部兵站基地において限定的に実施し、参加対象は軍属子弟および帝都貴族子女を想定する。
展示内容は、魔導演算宝珠の簡易演算演示、及び模擬術式の行使を含むものとする。
安全性を最優先し、魔力応答度の高い装備の稼働制限、および適切な魔導師監督のもと実施する。
初めてこういった文章を作ったが悪くないのではないか?
寧ろいい、提案者が分からなくても軍上層部がうっかりで承認してしまいそうな計画だ。
...これ未来予知してるな、まだ秋津洲での戦争は序盤じゃねぇか。
それから数ヶ月後には
魔導演算宝珠なしでも軽い飛行に浮遊、そして簡単なデコイを生み出し、炎等を生み出し、魔力をプラズマ化して投射するぐらいならできる様になった。
そんな頃、遂にこの計画が本当に兵站部で行われる事になった。
開催は1ヶ月後、忘れていた頃に状況が推移している事実はどうにも笑うしかいな。
存在Xのテコ入れがあったのかただの偶然か、これ偶然だったらそれはそれで問題だよなぁって笑うしかない。
てな感じで見事兵站拠点に侵入する事ができました、帝都からはるばる
しかもここ、原作でターニャが同調実験をしていた場所だからね、超大当たりだよ。
うひょー演算宝珠だけじゃなくて工作機械や銃器も沢山だな、見た事も聞いた事もない未知の工作機械がたくさんある、流石世界一の軍事帝国の大規模研究実験施設だな。
...論文も沢山あるな、魔法で保存してから後で確認しよう。
士官も将官も外だからね、今この楽園には私しか居ないのだよハッハッハ、だが少し気掛かりなのは佐官が何処にいるか何だよなぁ。
わざわざ佐官を計画から外させたんだ、これらの説明をする人間が居ないと困るよなって、うぅむ悩ましい。
なら仕方ない、バレない様にこの魔導演算宝珠を使い倒すしかなかろう。
幾何学式の制御術式ね、随分と曖昧な代物だな。
どこまでも曖昧な代物だ、それが偶然噛み合っている、まるでガラスみたいだ。
普段は電気を通さないが、熱する事で通電できる様になる。
非常に脆いだ、加工次第で以上に頑強になる。
さあ実験だ、一つだけ私は実験したかったんだ。
確かに一度魔導演算宝珠に魔力を通すが、実際に
演算宝珠か、または人間か。
人間がハードなら本質的に不要なものだが、演算宝珠がハードの役割を担っているなら絶対に必要なものだ。
或いは人間がソフトなら確実に必要な代物だろう、演算宝珠がソフトなら本質的には不要なものだ。
ただそれは人の理、この魔導技術が
そして最後に一つ、この世界では既に初期型の電子コンピューターが開発されている、それが軍事用としてか利用されていたのだ。
おかしいと思ったんだ、作品内で伝導性という言葉が多く使われている事に。
そして気付いた、魔導演算宝珠自体は常温超伝導製品である事に、そして抵抗があるのは魔力の方だった。
これはネオ・テクノロジーだ、未来からでも理解できない超常的な技術だ。
...その理論だとパーツは魔導演算宝珠ではなく人類の方となるのか?
因果関係では魔導演算宝珠を扱うために、人類が生み出された事になる。
私達人類はあの紛い物達によって生み出された道具なんかねぇ、いかんなぁ、けしからんなぁ。