沢山の絶望をあなたに 作:エレオノーレ・フォン・ゼートゥーア
テキサス州のとある研究所、そこに第五計画の基地があると目星を付けていたがやはりその通りだった。
...正確にはその中の一つか、拠点がバラけ過ぎてるのもあり全容の把握はできそうではあるけど面倒だから此処でいいわ。
「G弾の実験レポートとか全て出して、それの実験は火星でするから、あと余計な研究所は閉鎖させてもらうからね。」
オルタネイティブ第六計画から通告する、この研究所の責任者に伝えろと。
「通常兵器での攻略が可能なら、この終末兵器は不要に思えるが。」
「G元素の乱用がどれくらい危険かを示すには丁度いいと思うんだ、ぶっちゃけアンタらが暴走して世界中に投下したら困るし、加えてその可能性がないとも言えないからな。
...手元に置いておきたい、妙な事が起きても対処できる様に、まあ人類にとってはG弾より00ユニットの方が恐ろしいし、何なら私の方が怖い存在だしなこの程度なんでもない代物だけど一応ね。
それにまあ有用性はあるし、人類の敗北が確定した時にいい使い道がある。」
「超能力者が自力でG11を生成し、制御するなぞ信じられん。
我々のしてきた事は
「孫かひ孫か、それぐらい年齢離れてるからね当然でしょ。
それで一つ聞かせて欲しいんだけどキリスト教殉教派の、いやマスターの正体と目的は知っているかな、知らないなら別にいいんだけど。」
「私だ、目的はBETAの並行世界への進出の阻止だ。」
「...うん?」
おい待て、今コイツ何て言ったし、理解できないんだが。
「BETAをG元素を用いない通常兵器で撃破できる今、G元素由来の00ユニットもG弾も必要ない。
G元素由来の00ユニットを介して異世界の存在がBETAに暴露された例が
「分かった、そうする。」
彼はキョトンとした顔をした、私の反応が意外だったらしい。
「意外と話が通じるな、聞かせてくれいつから奴らの存在に気が付いていたんだ。」
「私が子供だった頃ぐらい?」
「ああ何もかも...」
何だコイツ
「まあそういう事ならいいよ、G弾並みの兵器が作れないとは誰も言ってないし。
オルタネイティブ計画の概要には『G元素からの脱却』を改めて付け加えておこう、幸い代替になる技術はあるからな。
...ただ10万人規模での他星系移住作戦は継続するぞ、人類の版図は広い方がいいからな。」
無論G元素の代替となる技術含む諸々、