沢山の絶望をあなたに   作:エレオノーレ・フォン・ゼートゥーア

65 / 77
甲1号攻略作戦・前線陽動

汎豪州共同体及び合衆国、そして国連軌道降下兵団の主力及び日本近衛軍の分遣隊が甲1号目標を襲撃し、そこに在るあ号標的の撃破及びい号標的の鹵獲を目指す。

 

各戦線にて残存戦力を用いてのハイヴ陽動兼攻略作戦が行われる事になった...

日本帝国陸軍及び国連軌道降下兵団の分遣隊の及び、共同体の戦術連合戦闘団による佐渡島ハイヴ攻略が行われる、その裏で国連軍主導でハイヴに突入しBETAから各種情報を奪取する目論見だ。

 

 

東欧・北海・中東・アジア・シベリアにて行われるのは、ただの陽動作戦であるが、その裏で何かしら取り決めがある可能性もある。

...だがそれらは些事として国連及び各国上層部は割り切った、人類が一丸となってBETAを駆逐する事のできる未来を前に前進するのだ。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

濃霧の中から顕われたのは日本帝国海軍の誇る超大型戦艦5隻に国連統合軍太平洋艦隊の戦艦5隻そして、汎豪州共同体より派遣されてきたブーメラン級攻撃戦艦2隻であった。

 

号令を鳴らしたのは日本帝国海軍の誇る超大型戦艦であった、46cm砲の榴散弾によって戦車級や要撃級が次々と撃破されている。

それらの盾になる様に展開してきた要塞級や、戦艦の撃破を目的として出現した重光線級に向けブーメラン級攻撃戦艦が攻撃を展開した。

 

重戦車に搭載されているレールガンに加え、戦術機展開能力そして付与された荷電粒子砲運用能力を用いて敵前方に展開する主力を撃破、後に日本帝国軍の主力を揚陸しハイヴのBETA殲滅を遂行する。

 

要塞級及び重光線級そして光線級を、距離200km地点から撃破する光景は国連軍及び日本帝国軍が戦慄する代物だった。

...データリンク越しとはいえ、たった二隻で軍団規模のBETAを撃破していたのだから。

 

大きな被害が出ると予想されていた揚陸作戦は前例がないほど簡単に進んだ、戦車や戦術機そして対空砲のみならず、橋頭堡の確保にも成功した後には本来投入される予定のなかった155mm以上の砲兵と機械化歩兵装甲の混成旅団ですら急遽新潟からピストン輸送される程であった。

 

そしてXG-70bによってハイヴを破壊され、噴出してきたBETAも砲兵及び戦艦群によって撃破され、日本そして佐渡島にて平穏な時が訪れたのだ。

 

 

「後は本丸ですね、汎豪州共同体と国連軌道降下兵団の本隊に任せましょう。」

 

「対BETA諜報員00ユニット、完成していたのですね。」

 

「一応『人工生命体を用いて』という但し書きがつくのだけどね、間に合ってよかったわ。」

 

「流石ですね、戦後は国連軍の火星方面軍司令官ですかな?」

 

「私は研究室隠りの日々に戻るわよ、小沢司令こそ栄転が待っているのではなくて?」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。