沢山の絶望をあなたに 作:エレオノーレ・フォン・ゼートゥーア
まさか私が人生で二度目の対世界戦争を遂行する事になるとは思わなかった、前回こそ途中で投げ出したが今回は何から何まで私が決めてもいいのだ。
...今回こそは合衆国を海に沈めてやるのだ、あの傍若無人の覇権国家を。
Next Generation Theater Dominance
NGTD・TSF計画訳して次世代戦域支配戦術機計画だ、あの野郎第五世代戦術機の開発に手間取っていると思ってたら、世界初の第六世代戦術機を開発しやがった。
荷電粒子を用いたラムジェット式の次世代跳躍ユニット、準光速での巡航、敵の警戒網を単独で突破し、敵兵器の撃破或いは無力化の任務を遂行を可能とする。
無人戦術機やUAV含む統合指揮能力が付与されており、無人兵器を用いての戦術機単独での部隊運用が可能らしい。
F-108レイピア、三世代を跨ぎ一度停止されたHi-MAERF計画から成就した代物である、備考として専用再開発されたラザフォード場を無力化する機能を持つAIM-147を搭載する事で国連軍のG-8ハーキュリーズ級航宙砲撃要塞の撃破が可能との事だ。
そして戦略兵器たるG-170ヴァルキリーである、国連軍のXG-70dをもとに開発されたG-8を一方的に撃破可能とする性能を有するらしい。
同じ機動要塞でありながらG-170には双発のML機関が搭載されているとの事、それによってラザフォード場を展開しながらの荷電粒子砲の運用を可能とする、Hi-MAERF計画の本懐だ。
忖度なしにこれらを開発した米軍は世界最強の戦力を育んだと言えるだろう、あらやだおばさんちょっとこれヤバい気がする。
「軌道エレベータが破壊されたぞ」
「洋上だからセーフ、スペースコロニーの運用コストが多少上昇するだけだから。」
『G-170の主砲が直撃!!動ける物は救護に行け!!』
「「...」」
「頼みのスペースコロニーはあのザマだぞ。」
「核弾頭とS-11は出せるだけな、チリも残さん。」
「1280mmはどうする?」
「ソッチは合衆国の空母や潜水艦を直接射爆する任務があるから出せん、128mmレールガンも同じだな。」
「...どうする気だ?」
「G-170には戦艦を送り込んでやれ、戦術機には駆逐艦をな。
専用ユニットに汎用ユニットは敵わないと教えてやる、こちとら何年前から宇宙で狼藉者を排する為の訓練をさせてたと思ってるんだ。」
総数60隻のG-170とか馬鹿野郎だと思った、その護衛のF-108も120機居るみたいだし何ていうか呆れる戦力だ。
...さて、本命の目標はどこかな。