沢山の絶望をあなたに 作:エレオノーレ・フォン・ゼートゥーア
「間違いなさそうだ、どうせAIにターニャの戦闘データーを食わせて全体の底上げがしたいとかそんなところだろう。
これからは自国の旧式兵器のマイナーチェンジで自国の最新鋭兵器が狩られる事態なんざ避けたいだろうしな、日本の戦略合神機や東欧のMP能力者達や私やターニャみたいな特異性をあの国も用意したいんだろうな。」
それも人の頭脳を介さずに最も
...あの国が人道主義に目覚めるとか何かの冗談だよな?
「なら
「パイロットが居ないぞ、私が出るわけにもいかないしな。」
「私が出る」
普段の彼女では考えられないほど、呆気なくその言葉を口にした。
「平穏な後方勤務じゃなかったのか?」
「私専用に蓄積された戦術機及び魔導演算宝珠の運用データを奪われる訳にはいかない、今の私にとっても不可欠なモノであるし、自分達の手札が奪われる事は避けたいからな、給料分の仕事はするさ。」
月面にて豪州にて開発されている新型戦術機に搭乗し、彼女は月面に向かっていった。
その性能は10年無補給稼働及び重荷電粒子砲の運用、重光線級の最大出力照射を15分以上無効とするラザフォード・フィールド展開能力、そして敵ユニットに対してESP能力を元とした不正アクセスを可能とする機能を用いて敵兵器システムの作動妨害やシステム破壊等も行える様になっている、対処には同等以上の性能を有するユニットを必要とする為、第六世代以下の兵器群では対処する事のできない性能となっている。
...原作における2030年台にて登場する戦術機がそこにはあった、その性能は圧倒的であり試作機を唯一撃破可能とするAIM-147は全て無力化され、無数の戦艦と駆逐艦によって一方的に撃破されていった。
「何だったんだあの機体は...」
「次期主力戦術機、3号戦術機に決まってるじゃん。」
「馬鹿言えあんなものちょっとした機動要塞じゃないか、あれを戦術機と呼称するなら戦域規模で発現する頭悪い不正アクセス能力をオミットしろ。」
「ん?オミットしていいの?」
「馬鹿なのか貴様は、あれでこそ万能の戦術兵器だ、なぜ飽和攻撃を無力化できる不正アクセス能力をなかった事にする。」
これ私がおかしいの?
いやターニャが今オミットしろとか言ってたよね、てかターニャが震えてるんだが、何があったし。