トレジャーは誰もいない家から学校に向けて登校する。
トレジャー「じゃあ、行くとしますか。入間君もサリバン様来てないみたいだし。お互い親なしでの師団披露だな。」
トレジャーは少し寂しそうにしながら家を出るのだった・・・
そうして前夜祭に行くと早くも入り口付近では食物師団が挑戦者を募っていた・・・
師団員「さあさあ!前夜祭の目玉の焼きそば鬼盛り!渾身の一品を食えるものなら食ってみろ!」
トレジャー「へえ~中々いい出来だね。でもあの量を食べれる人なんて・・・」
入間「それください。」
入間は瞬きのうちに食べつくしてしまった・・・
トレジャー「もう一つ師団を潰すとは恐るべしだね入間君・・・」
サブノック「それでこそ我がライバル!」
トレジャーが話しかけるとサブノックも入間の食べっぷりを見ていたのか近づく。
入間「サブノック君、トレジャー君!」
サブノック「前夜祭は楽しまなくてはな。教師陣が本格的に査定するのは明日の本祭、前夜祭は明日の英気を養い備える学生たちの祭りだ。」
トレジャー「そういえば魔王師団の出し物ってなんだ?」
サブノック「よくぞ聞いた!ずばり魔王活劇!過去の魔王の逸話を舞台で披露する!最高傑作よ!」
トレジャー「おぉ~!期待してるよ!!」
ジャズ「ふふ・・・うちも凄いよ!」
クラスメイトのジャズも話しかける。
ジャズ「魔術開発師団は新魔術をお披露目するよ。石から水を生成するショーだ。」
入間「凄い!」
リード「ゲーム開発師団は体感型ゲームができるよ。幻術帽子をアレンジして仮想冒険をするの!熱中しすぎると戻ってこれなくなるけど。」
入間「えぇ!?」
他の師団も一癖も二癖もある披露のようだ・・・
ジャズ「他にも水中サーカスとか魔獣闘技とかレベル高そうだよ。」
サブノック「入間。トレジャー、主たちの披露の楽しみにしてるぞ!」
トレジャー「当然。夜空にでっかく咲かせるよ!」
入間「うん。期待してて!」
そうしてアスモデウス、クララ、エイコと合流して作戦会議をする。
アスモデウス「作戦名は即撃必勝。狙うは学校中央広場の注目。皆が集まり、本祭開始の鐘が鳴り終わった瞬間に大きい花火を打ち上げる。」
エイコ「スタートダッシュを出し抜いてあとの本祭小さめの花火でアピールです!私が撃ちあがる時間を学校中に張ってきたのでその時間は皆が釘付けです!」
クララ「打ち上げやりたーい!」
アスモデウス「ここから中央広場は遠いですが光と音で十分目立つはず。点火は私が火種を渡すので入間様が導火線に火を・・・」
クララ「こう?」
ばちち・・・
トレジャー「あれ?クララ、その縄ってもしかして・・・」
エイコ「花火の導火線です~!!」
入間・アスモデウス「なに~!!」
なんとクララが導火線に火をつけてしまい発射準備が整ってしまった!
入間「打ち上げるぅう!」
しかし・・・
ぽひゅん・・・
アスモデウス「!空砲・・・」
入間「助かった~・・・」
エイコ「クララちゃん、夜になるまでつけちゃダメだよ~・・・」
トレジャー「っていうか火薬玉ってどこにあるんだ?」
エイコ「私もアスモデウスさんと確認しましたけど中に入ってたはず・・・」
入間「確か最後まで学校にいたのって先輩じゃ・・・」
入間たちは早速キリオを探すも・・・
アスモデウス「やはりどこにもいません!」
エイコ「どうしよう・・・このままじゃ本祭に間に合わなくなっちゃう・・・」
クララ「きっと一人で前夜祭巡りしてるんだよ!」
クララはいつの間にか屋台の食べ物やお面を買っていた・・・
トレジャー「いつの間に買ったの!?」
入間「でも体弱いしそんなに遠くには・・・」
アスモデウス「やはり逃げたんでしょうか・・・披露に自身がなくなって怖くなったか・・・」
エイコ「小さい球はありますけど優勝するにはインパクトが・・・」
アスモデウスもエイコも不安そうにするが・・・
入間「大丈夫だよ。持って行ったのが先輩とは限らないしあんなに目標に一生懸命だった先輩だもん。心配はいらないよ。」
トレジャー「大丈夫、先輩は体はガラスだけど心はオリハルコンだもんな!」
入間とトレジャーがそう言った瞬間だった!
ズドンっ!!
突如として轟音が鳴り響いた・・・
アスモデウス「今のは・・・」
入間「よくわかんないけど外に・・・いた!」
トレジャー「これってキリオ先輩のバリア?」
エイコ「確かに見えない壁が!」
入間とトレジャーたちは完全に分断されてしまった・・・