魔法先生ネギま! 世界を繋ぐ少女達の詩   作:クルックン

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ヒソヒソ ヒソヒソ  「可哀想に、まだ小学生でしょ?」

 

   何か言っている

 

ヒソヒソ ヒソヒソ  「此れからどうする?うちでは引き取れんぞ」

 

   どうだっていい・・・だって

 

ヒソヒソ ヒソヒソ  「うちだって受験生が居るんだから無理よ・・・やっぱり施設かねー」

 

   お父さんもお母さんも死んじゃったんだもの

 

 

 

「お・・す・」

 

   ・・・

 

「おい、・す・」

 

  ・・?

 

「おい、聞いているのか小娘!」

 

「・・・だれ?」

 

「私か?あー、そのだな、昔お前の両親に世話になった事が有る者だ」

 

「お…とう…さんた…ちに?」

 

話しかけてきたのは、綺麗な金色の長い髪に、日本人離れした体つきの背の高い女性だった

 

「そうだ、それで…だ、家に来る気は無いか?」

 

「え?」

 

何を言っているんだろうこの人は、私が黙っていると周りの大人が

 

「ちょ、ちょっとあなた!行き成り出てきて何言ってるのよ!」

 

「そうだ、誰とも知らない奴に任せられるわけ「黙れ!!」う…」

 

「さっきから貴様らは何を言っている、先程まで自分たちは小娘を迎える事は嫌だと言っていたのを忘れたのか」

 

「ぐ…だが」

 

「はぁ、なら此れを見れば納得するか?」

 

そう言うと女性は封筒を取り出し男性に投げた

 

「ん?・・・これは!?」

 

「その書面の通り何かあった時は頼むと、こいつの両親に頼まれているんだ」

 

「む、むぅ」

 

お父さんとお母さんに?

 

「さて、小娘「瑠華」ん?」

 

「名前・・・瑠華」

 

「瑠華・・・か」

 

「ん・・・詩之宮・F・瑠華《うたのみや・フィラメント・るか》」

 

「・・・ほぅ、フィラメントか」

 

「?」

 

「いや、それでどうする、来るか?」

 

「行く、お父さんとお母さんがお願いしたなら」

 

「そうか、では行こうか」

 

そういうと女性は手を差し出してきたので、それを掴み立ち上がる

 

「・・・あったかい」

 

「ん?何か言ったか」

 

「何でも無い」

 

女性が歩きだしたので、置いていかれないように付いていく

そう言えばこの人の名前ってなんだろう?

 

「なまえ、教えて」

 

「ん?あぁ、そう言えば教えてなかったな、私の名前は____」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん・・・夢、か」

 

2年前、私の両親は死んだ、死因は飛行機事故だって公式ではなっているけれど、ホントのところはわからない

お父さんが仕事で海外へ行くのにお母さんが付いて行って、そのまま二人とも帰らぬ人となってしまった

 

「ケケケ、今日モ可愛イ顔シテルジャネーカ、切リ刻ンデイイカ?」

 

「おはようチャチャゼロ、切り刻んじゃだーめ」

 

ベットから起きて一階に下りると、我が家の切り裂きジャック事、人形のチャチャゼロのいつもの朝の挨拶に何時もの調子で返す

最初の頃は真に受けてしまって怖かったが(本人?はいたって本気なのだろうが)今は朝の日課としてないと物足りない感じだ

 

「お早うございます、瑠華」

 

「おはよう茶々丸、オネーは?」

 

この子は絡繰茶々丸、私より背が高く胸もあるがこう見えて我が家の末っ子だ、羨ましい

 

「マスターはまだ寝ていらっしゃいます」

 

「またか…起こしてくる」

 

そして今日は平日であり、中学生である私たちは登校日だ、寝坊なんてしては居られない

 

コンコン

 

反応がない

 

コンコン「入るよー」

 

どうせこのまま粘っても起きない事は承知の上なのですぐに寝坊助の部屋へと入る

そこにはカーテンを閉め切り、布団に頭までくるまる我が家の主がいた

 

「起きろ―、あーさーだーぞー」

 

「んー、うるさい」

 

「まったく、仕方ない」

 

今まで何度起こしても起きず、色々な方法を試したがことごとく失敗

そして物は試しと冗談で言った一言がこの眠り姫を目覚めさせるキーワードとなってしまった

 

「ゴニョゴニョゴニョ」

 

グワバッ!!「起きたぞ!!」

 

「おはようエヴァねぇ」

 

我が家の主であり眠り姫事、エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル

何を隠そうこの人こそあの日、私を家族へ迎え入れてくれたその人である・・・見た目少女だが

 

「何か言ったか?」

 

「んーん、何にも」

 

お父さんたちのお葬式の日、女性の家に着いた途端彼女の背が低くなり若返った

何を言っているか分からないって?大丈夫だ私も分からなかったから

その後、エヴァンジェリンが人間では無く吸血鬼という種族という事、この世界には魔法が存在しており私の両親も魔法使いであり、その関係者だった事

そして、飛行機事故では無く魔法世界という場所で消息を絶った事を・・・

だがしかし、その時私が彼女へと言った言葉は「エヴァ母さんじゃなくて、エヴァ姉さんだったのか」という、ずれた事だった

その時の姉さんも「驚く所はそこか?」と若干あきれ顔だったのは今でも覚えている

 

「さあ、起きたぞ約束だ」

 

「分かってるよ、帰ってきたらね」

 

「ああ、分かっている」

 

そう言って姉さんは意気揚々と一階へと下りて行く

約束とは何かって?それはまた次回に、まあ吸血鬼といえば…がヒントかな

 

 

 

 

 

 

「よし、それじゃ皆行こうか」

 

「ああ」「はい」「ケケケ、行ッテコーイ」

 

お父さん、お母さん、家族4人元気にやっています!




思いつきで書いた、ほか自作品とは書き方違うけど見やすいかな?
頑張る!
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