どーもォ配信者の坂田銀時でーす。   作:スターライト⭐︎

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  作者は最近銀魂にハマり、バカ騒ぎしている銀さんにこっちもバカ騒ぎして楽しんでいるVtuberの方や配信者の方々を絡ませたいなあ、という妄想から始まった話です。
 文が下手くそですが楽しんで読んでいただけると嬉しいです。


嫌なことは忘れてもさらに嫌なことが起きる

 

 人生は先が読めないことばかりである。

 全然関わりがなかった人と結婚したり。人生勝ち組というやつになったり、負け組というやつになったり。絶望が希望になったり。

 ともかく何が起こるかわからないということだ。そう・・・・・・

 

「どーもォ坂田銀時でーす」

 

・きちゃー

・銀さんこんばんはー

・死んだ魚のような目は今日も健在だなw

 

 元攘夷志士の侍が動画配信をすることになることもあるということ。

 

(いやどうしてこうなったァァァァ!!?)

 

 時はかなり前に遡る。

________________________________________________

 

 侍の国。彼らの国がそう呼ばれたのは今は昔。

 20年前、突如宇宙から舞い降りた天人の台頭と廃刀令により、侍は衰退の一途を辿っていた。

 そんな時代に侍魂を持った男、坂田銀時はツッコミメガネの志村新八とアルアルチャイナ娘の神楽の二人と共に万事屋を営んでいた。何でも屋である彼らには様々な依頼が舞い込んできたりこなかったり。

 兎にも角にも、彼らは様々な依頼や事件を解決してきた。

 が、まともな依頼が来ることは少なく、そもそも依頼が来ないことの方が多い彼らが万事屋。そんな日リーダーである坂田銀時はパチンコに行ったり競馬に行ったりしている。しかし彼にギャンブルの女神が微笑むことはあまりない。

 今日も大いに負けて残り少ない金で酒を飲み酔い潰れ、帰る頃には深夜になっていた。

 

「オボロゲボー。うっぷ気持ち悪。あーさすがに飲みすぎた。ったく・・・なんでこんなに負けるかな。ギャンブルの女神はどんだけ俺のことが嫌いなんだ。こりゃもう今月の家賃払えねーな。ま、この前スマホの使い方教えたしそれでチャラでいいだろ」

 

 そんなんでチャラになるわけないだろ腐れ天パ!!スナックの女将の声が聞こえたような気がしたが、気のせいであろう。

 

「あーやばい、ほんとにやばい。どれくらいやばいって言うと・・・・・・ああもう言葉で説明するのもやべーよ。頭クラクラするし、段々眠くなって・・・・・・き、た」

 

 酒がかなり回ったのか泥酔が酷くなり銀時は眠りについてしまう。________________________________________________

「う、頭いてぇ。あーもう朝か。・・・・・・どこだここ?」

 

 銀時が目覚めるとすでに朝になっていたがいつもと違う朝であった。

 二日酔いの朝は同じとして見える景色が違っていた。

 周りには江戸の街には似合わぬビルなどが並んでいた。いや江戸の街にもこんなビルは結構建っていたが、彼が住むかぶき町にはあまり建っていなかった。

 

「え?なにこれ?なんなのこれ?銀さんいつの間にかタイムスリップしちゃったの?侍タイムスリッパーしちゃったの?俺ただ寝てただけだよね?」

 

 これまでも不可思議のことを体験してきたことのある彼だが、さすがにこうも周りの景色が変わると嫌な汗が流れてくる。

 とりあえずその場を離れ情報を集めることにした銀時。

 

「どうなってんだここ。俺がいた世界の未来じゃねえのか?訳のわからん生物もいるし」

 

 しばらく情報を集めてわかったことは銀魂の世界の天人と同じようにこの世界には宇宙人や未来人、異世界人や獣人などの様々な種族が共に暮らしている世界ということ。

 だがそんなことよりももっと重大なことがあった。

 数日間情報を集め体は疲労、空腹感にも襲われる。しばらくは公園などで寝ていたがそれも厳しくなってきた。しかし銀時は食べるものを持っておらずお金もない。持っているのは洞爺湖と彫られた銀時愛用の木刀だけ。

 疲労と空腹で銀時は建物に寄りかかり動けずにいた。

 

「ったく、知らん世界に来てこんなナリたあ笑えるもんだ」

 

 諦めたように銀時が笑うとさらに嘲笑うかのように雪も降ってきた。

 

(そうえばあの日もこんな雪の日だったな)

 

「あの、大丈夫ですか?」

 

 銀時が一人の恩人との出会いを思い出していると、上から声をかけられる。

顔を上げると黄緑色のニットカーディガンを着たショートボブの女性が立っており、心配そうに顔を覗き込んでいた。

 

「体調が悪いのですか?」

 

「・・・・・・別になんともねぇ、って言いたいが結構きつい。なんか食べ物とか持ってないか?空腹で死んじまう」

 

「食べ物ですか?ていうか熱ありますよね!?ここ私が勤めている事務所なんでここで休んでください!」

 

 そういう彼女の首には確かに社員証が掛けられており,寄りかかった建物を見上げるとhololiveと書かれていた。

 

(ホロライブ?どっかで聞いたことあるような・・・・・・ま、気のせいか)

 

「肩貸します!」

 

「ああ、すまねえ」

 

 どこかで聞いたことのあるような名前に首を傾げるが、今は考える余裕もないので彼女の厚意に甘え体を休めることにした。________________________________________________

「・・・・・・なるほど。じゃあ、あなたはいつの間にかこの世界にいて、帰る方法も知らず、お金もなかったから行き倒れてたと」

 

「ああ。ったく酒飲んで少しは嫌なこと忘れようとしたのに、目覚めたらいきなり知らんとこにいるわ、気分悪くなるわで最悪だぜ。なんとかしてくれよえっさん」

 

「その呼び方やめてください」

 

 ホロライブの事務所へ案内された銀時はホロライブスタッフの友人Aことえーちゃんに事の成り行きを説明した。

 

「で、ここはアイドルの事務所なのか?」

 

「ええ。主にYouTubeで活動しているアイドル。Vtuberとも言われてますね。今では多くのアイドルがいますよ」

 

「ああーそうえば前に新八がAだかVだか知らねーけど人気だなんだのなんか気持ち悪かったな」

 

「言われようがひどい・・・・・・」

 

「銀時さん!お腹空いてるということでチュロス持ってきました!」

 

「うん。のどかちゃん?俺一応今病人でもあるんだよ?なんでチュロス?おかしくない?おかしいよね!病人にチュロスって!いや腹減ってるからもらうけどさ」

 

 先程銀時を助けてくれた女性、えーちゃんと同じくホロライブスタッフの春先のどか。

 まともな女性かと思ったがそうでもないかもと思い始める銀時。

 だがアルアルいう大喰らいチャイナ娘やゴリラに育てられた眼鏡の姉やストーカー納豆くノ一よりかはマシと思い、チュロスにかぶりつく。

 

「で、これからどうするんですか?行く宛がないならうちで雇いますけど?」

 

「いいのか?」

 

「ええ、ちょうど人手も足りないってYAGOOさんも言ってたので」

 

「・・・・・・フッ、飯食わせて仕事もくれるたあどっかのお人よしと同じだな。この恩は忘れねえ。できることは少ねえが、アンタらとアンタらの大事な居場所は俺が護ってやる」

 

 銀時は彼女らのように自分に居場所をくれた恩人のお登勢のことを思い出し、あの時と同じように護ると約束する。新たな頼もしい仲間にえーちゃんものどかも笑顔を浮かべる。

 

「でも俺事務作業とかできないからね」

 

「ホロライブスタッフの役割は事務作業だけではないのですよ。裏方の仕事などもいろいろありますので。あとメンタルケアなども必要なのでホロメンたちとも多く関わってくださいね」

 

「ほーん」

 

「そうえば銀時さんはこの世界に来る前は何してたんですか?」

 

「あ〜ここに来る前はスナックの2階で万事屋、何でも売ってる店じゃなく万の事を売る店、何でも屋をやってた。金さえ払えばどんな依頼でもこなす店をな」

 

「それいいじゃないですか!ここでもやってみたらどうですか!」

 

「でもここホロライブの事務所だろ?」

 

「YAGOOさんに聞いてみます」

 

 えーちゃんがスマホで社長のYAGOOとやらに電話をかけ数分経つと笑顔で通話を終えた。

 

「銀時さんのホロライブの手伝いとしての加入、そして万事屋の営業もどっちもオッケーらしいです!」

 

「マジで?いや〜懐が広いねェ〜社長さんは」

 

「明日からよろしく頼みますよ」

 

「アイドルとかよくわかんねェけど、まあ銀さんがきたからには宇宙一のアイドル事務所にしてやんよ」

 

 こうして銀時の新たな生活が始まった。

 

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