キミとアイドルプリキュア♪ Dream Diva   作:シロX

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第44話 やっと会えたメロ!

 入れ違いに入れ違いを重ねたまもるとメロロンは、哀愁漂う雰囲気のままはなみちタウンを彷徨う。

 会えると思っていたプリルンと会えず、メロロンは頬を膨らませて機嫌を損ねている。

 

「折角ねえたまと会えると思って期待していたのに、会えないなんて酷い仕打ちメロ」

 

「ごめんな。俺もまさか入れ違いになるとは思わなかったんだよ」

 

 田中の話によると、どうやらうたとプリルンはSNSでメロロンの存在を知って出掛けたらしい。

 連絡して合流しようにも携帯のバッテリーは相変わらず。そんな訳で、まもるはメロロンを連れて足を使って合流する事を選んだ。

 

「あのままグリッターで待ってても良かったんだけど」

 

「メロロンは、一刻も早くねえたまに会いたいメロ!」

 

 待つ事が出来ないメロロンに、まもるはそれに付き添う形で今に至るという訳だ。

 案の定だが、無策で探し回っているせいで影や形すら見掛けない。無駄な時間と労力だけが費やされている。

 

「ねえメロロン、ねえたまの事好き?」

 

「メロ? 当たり前の事過ぎて質問にならないメロ」

 

 愚問だったようだ。一途って凄い事なんだなと分からされる。

 

「貴方は誰か好きな人は居るメロ?」

 

「俺? 俺に好きな人かぁ……」

 

 言われるまで、これまでそういう感情面はあまり意識はした事なかった。皆が皆程よい距離感を保ち、接している。まもるから見れば、皆友達という認識だ。

 

「うたちゃんは寝泊まりとかした事あるけど幼馴染だし、蒼風さんは一緒にお喋りとかしてて、最近は意識してるけどあくまでクラスメイト。こころは妹の様な存在で、昔一緒にお風呂とかも入った事あるくらいだから──」

 

「周りに女の子が沢山メロ……」

 

「そうかな? ともかく皆大切な友達だから、そういう目では見てないかな」

 

「自分で気付いていないだけかもメロ」

 

 だとしても、今の自分には必要でない。今のまもるは、とにかくアイドルプリキュアの3人を応援する事が楽しくて仕方がない。

 

「ねえたま、何処に行ったのメロ……?」

 

「そうだな。行きそうな場所を歩いているけど全然会えないね」

 

 流石にずっと歩きっぱなしで、足が重たくなってきた。少し休憩を挟んだ方が良いと思い、近くにある公園へ足を運んだ。

 

「此処にねえたまが?」

 

「単に疲れたから此処に来ただけ」

 

「情けないメロ。男の子ならもっと頑張るメロ」

 

 抱かれている腕をビシバシと叩き、まもるを鼓舞させる。

 まもるも、メロロンの為に頑張りたいところもあるがこれ以上闇雲に探しても意味がない。

 

「やっぱり自分で探すメロ」

 

「そんな事したら大騒ぎになるよ」

 

「ねえたまと会えるなら構わないメロ」

 

 ここまで愛情が大きいと苦笑いしか浮かばない。でも、それはそれで羨ましいと思う。

 

「俺も、誰かをそんなに好きになれる時ってあるのかな?」

 

「メロロンには分からないメロ。でも、そういう人は案外近くに居たりするメロ」

 

「ありがとうね」

 

「だからやめるメロー!」

 

 感謝の挨拶を交えつつ、まもるはメロロンに頬擦りをする。騒ぐメロロンだが、人間と妖精では体格に差があり過ぎてまもるを引き剥がせない。

 そんなくだらないやり取りをしながら、公園のベンチに着いた。

 

「もう、ねえたまには会えない。おかしな人に捕まるで挫けそうメロ……」

 

「愛でているだけなんだけど?」

 

 呆れるメロロン。そんな彼女を膝に乗せた直後、ベンチが軽く浮いてしまうくらいの地響きがあった。その発生源が2人の真後ろから。

 ゆっくりと振り返ると。

 

()()()()()()ー!」

 

 自販機を模したマックランダーが、けたたましい雄叫びをあげていた。

 

「メロー⁉︎」

 

 初めて見るマックランダーを前にメロロンは驚きのあまり、まもるの膝の上でへたり込んでしまった。

 まもるは慌ててメロロンを抱き抱えて、マックランダーから離れようと走り出した。

 

「何でこんな所にマックランダーが⁉︎」

 

「違うな。コイツは『クラヤミンダー』。マックランダーとはザックリ一味違うんだな!」

 

 遥か上空で、クラヤミンダーを操るザックリーに2人の目が行く。

 

 逃げるまもるをクラヤミンダーは、自販機の取り出し口からペットボトルのミサイルを数発撃ち出した。

 ミサイルをまもるが逃げようとする先に上手く着弾させ、逃走経路をことごとく潰していく。

 

「メロメロメロー!」

 

 何が何だかの状況で、メロロンは軽いパニックを起こしている。

 雨の如く降り注ぐミサイルを右へ左へと避けているが、着弾する度に爆風がまもるの身体を軋ませる。

 

「もう無理メロー!」

 

「なんとか、なんとか逃げ切るんだ!」

 

 2人が阿鼻叫喚ながらで逃げている最中で、今の状況で一番悲惨な事故が発生した。

 

「「──あっ」」

 

 まもるが小石に躓いてしまい、盛大に地面に転んだのだ。

 

「どうして今転ぶメロ⁉︎」

 

「本当にごめんね!」

 

 2人の悲痛な叫びが木霊していても、クラヤミンダーは攻撃の手を緩める事はしない。

 とうとう1発のミサイルが2人を捉えた。

 

「メロロン危ない!」

 

「メロ⁉︎」

 

 ミサイルからメロロンを守る為に、まもるが覆い被さって庇う。一貫の終わりだと目を閉じ、歯を食いしばって来るであろう痛みから耐えようと踏ん張る。

 

「あれ?」

 

 いつまで経っても痛み等が来ない。不思議に思いながら顔を上げると、まもるの前にアイドル衣装に身を包ませていた3人の少女が凛々しく立っていた。

 

「アイドル! ウインク! キュンキュン!」

 

「お待たせ! 大丈夫?」

 

「ああ、大丈夫。ありがとうね」

 

 差し出されたアイドルの手を取り、まもるは立ち上がった。本当に間一髪の所だった。

 

「メロロン!」

 

「あっ、ねえたま!」

 

 助けに来たのはアイドル達3人だけではなかった。プリルンも助けに来てくれていた。もう離さない様にメロロンを強く抱き締めた。

 

 

 ◯

 

 

 幾度のすれ違いの果て、メロロンはプリルンと合流出来た。まもるはその感動の再会に瞳を潤わせている。

 

「何泣いているんですかこんな時に⁉︎」

 

「あ、キュンキュンもハンカチいる?」

 

「いりませんよ!」

 

 まもるとキュンキュンの謎の掛け合いの隣で、プリルンとメロロンはお互いの無事を確認し合っている。

 

「メロロンが無事で良かったプリ!」

 

「メロ。でも……」

 

「大丈夫プリ! アイドルプリキュアが、キラッキラにしてくれるプリ!」

 

 再会はとても喜ばしい事だが、今はそれに浸っている時ではない。

 プリルンとメロロンに涙ぐむ表情から一変、アイドル達はクラヤミンダーに鋭い視線を送る。

 

「クラヤミンダー!」

 

 最初に仕掛けて来たのはクラヤミンダー。アイドル達とそう大差変わらない拳を振り下ろしてくる。3人は避けようと脚に力を込めるも、普段よりも拳速がある事に気付いて咄嗟に防御姿勢に切り替えた。

 

 3人で両手を前に出して、真っ向からクラヤミンダーの拳を受け止めた。

 激しい衝撃が頭の先から足先まで響き渡る。なんとか受け止める事に成功はしたが、僅かに後方へ押し込まれている。

 

「強いっ!」

 

 予想だにしない強さに、アイドルは愚痴を溢した。3人でようやくといったところ。1人でだったら絶対に凌ぎ切れない。

 

「2人共行くよ!」

 

「「「せーのっ!」」」

 

 息を合わせ、クラヤミンダーの拳を地面に流して後退した。

 

「少し様子を見ましょう!」

 

 キュンキュンが距離を取るよう2人に促す。まともに肉弾戦を仕掛けていたら、力負けをするのが目に見えて分かる。一度体勢を整えつつ、付け入る隙をじっくりと伺う。

 

 けれどそれは悪手でしかない。

 

「離れちゃダメだ! ミサイルが飛んで来るよ!」

 

 まもるが注意を促したと同時にクラヤミンダーは、ペットボトルのミサイルを無数に撃ち放った。

 

「皆!」

 

 アイドルの呼び掛け一つで、それぞれ得意な事でミサイルを迎撃する。

 アイドルは拳、ウインクは脚、キュンキュンは巧みなステップで対抗、回避する。

 

「今なら!」

 

 待っていた僅かな隙をウインクは見た。無数に飛来してくるミサイルをウインクは前進して行く。しかし、そのミサイル雨の中を掻い潜るには針の穴に糸を通す程の集中力が必要。

 けれども、ウインクはミサイルの軌道を全て見切って射程距離まで接近に成功した。

 

 自然と脚に力が入り、蹴り込む体勢を作る。

 

「クラヤミンッダー!」

 

 狼狽する事なく、クラヤミンダーも抵抗はする。

 踏み込んだ瞬間の僅かな一瞬。ウインクの動きが硬直した刹那を狙い、ペットボトルとはまた別の缶のミサイルを1発放った。

 

「しまった!」

 

 前方向いて蹴り出す筈の足を無理矢理方向転換。右へ飛び退いた。だがしかし、飛び退くのと同時にミサイルが着弾。ウインクの背中に爆風が押し寄せた。

 

「熱⁉︎」

 

 爆風を受けたウインクは苦悶の表情を浮かべる。ペットボトルでのミサイルとは少し違っていた。破壊力はそのままに、かなりの熱を帯びていた。

 

「「ウインク!」」

 

 火傷までは至らなかったが、動きを止めさせるには十分過ぎる不意打ち。

 四つん這いで伏せるウインクに、クラヤミンダーは追撃を為す。とてもじゃないが、この体勢からウインクバリアは間に合わない。

 

 そこへ、まもるとアイドルが駆け込み。

 

「アイドル行くよ!」

 

「お願いまもる君!」

 

 まもるの声が届く範囲にアイドルが位置取った。

 

「ディーヴァ・ステージ!」

 

 まもるからのピンク色のキラキラをアイドルが受け取り、その身を纏わせる。瞳を閉じ、まもるのキラキラを全身隈なく行き届かせる。

 

 アイドルを中心に空気が一気に重くなり、先程まで積極的に声を上げていた彼女の姿は何処にも存在しない。

 瞼をゆっくりと開け、その瞳に倒すべき敵を映し出す。

 

「な、何だ?」

 

 この姿を晒すのは、まもるを除けばこの場にいる全員が初めて。アイドルの代わりように皆が目を見開く。

 

「あれが、先日お2人が言っていた」

 

「紫雨君だけの力。応援を力に変える」

 

「「ディーヴァ・ステージ!」」

 

 ザックリーは歯ぎしりをする。一応、ザックリーもディーヴァ・ステージの存在はチョッキリ団内で共有されていた為、そこまで面食らう事はなかった。しかし、この変わり果てた存在感、重圧感は聞いていた話よりも想像を遥かに超えている。

 

「ケッ、いくらパワーアップしたからってこれは防げないだろ!」

 

「クラヤミンダー!」

 

 クラヤミンダーは2発のペットボトルミサイルを発射。左右に分かれ、アイドルを両側から挟み込もうとしている。

 

「逃げ場なんて無いぜ? とっとと食らいな!」

 

 アイドルは深呼吸をした後、飛来するミサイルを両の手で掴んだ。

 

「な、なんだと⁉︎」

 

 眉一つすら動かさず、微動だにしない。その肝が据わったままミサイルの勢いを難なく殺したのだ。

 

「だが、2発だけだと思うなよ!」

 

 正面から追加の2発の缶のミサイルが迫り来る。

 アイドルの右脚が動く。1発目を上空に蹴り上げ、その返しで足裏で2発目も受け止めた。これをアイドルは冷静にやってのけたのだ。

 完全に勢いを無くしたミサイルはアイドルの足下に落ちるだけとなった。

 

「チッ! だったらこれならどうだ!」

 

 ザックリーの指示で、クラヤミンダーは四方八方にミサイルを乱射する。

 アイドルは手足を使って受け流し、ウインクはバリアで防ぎ、キュンキュンは飛び跳ねて全力で回避行動をそれぞれ取った。

 

「これじゃあ全然近付けません!」

 

 無闇に攻撃を仕掛けられているせいか、ミサイルの軌道が読みづらく、避けいるので精一杯。近付くどころの問題ではなくなってしまった。

 

「でも、このまま防戦一方はマズいよ。アイドルは?」

 

 ウインクとキュンキュンは、アイドルに頼って視線を向ける。今その場を打開出来る可能性があるとすれば、ディーヴァ・ステージの恩恵を受けているアイドルのみ。

 

「少し強引だけどやってみる」

 

 静かに応え、攻めに転じようと腰を落とした時だった。

 

「プリ⁉︎」

 

「メロ⁉︎」

 

 乱射されているミサイルの一つが、プリルンとメロロンの方へと飛んで行った。

 

「プリルン! メロロン!」

 

 油断した。不用意に避けていた事が仇となって、プリルンとメロロンに危機が迫っている。アイドルも、堪らず体の向きを変えて2人を助けるべく走り出した。

 

「間に合うもんかよ!」

 

「いいや、間に合わせる! アイドルなら行けるって俺は信じてる!」

 

 今からでは間に合わないと判断するザックリーだが、まもるはそれでもアイドルを信じている。そしてその背中を押すだけの力を今は持っている。

 

 地面を蹴るアイドルのギアが更にもう一段上がった。ミサイルに追い付き、追い越し、回り込んだ。

 

「2人に手出しさせない!」

 

 アイドルは手の平でミサイルを上から無理矢理はたき落とした。

 

「2人共、大丈夫? 怪我はない?」

 

「ありがとうプリ!」

 

「……無い、メロ」

 

「それなら良かった!」

 

 アイドルが間一髪のところで助けた事で、最悪の事態だけは免れた。2人の無事を確認出来、胸を撫で下ろす。

 次からは気を付けないと、と改めて気を引き締める。

 

「これ以上、かっこ悪い所は見せらんない!」

 

 アイドルの隣にウインク、キュンキュンが並び立った。ディーヴァ・ステージを一度解き、3人はアイドルハートインカムを装着させる。

 

「「「ウー、レッツゴー!」」」

 

 その掛け声と共に3人だけのステージが展開され、煌めくスポットライトが照らし出される。

 

「「「ハートを上げてくよ!」」」

 

 徐々にテンポが上がっていき、それぞれが歌う曲とは違ったものがステージに鳴り響く。

 息を大きく吸い込み、溜に溜め込んだ空気と共に3人にしか出せない旋律を奏でる。ハモる歌声に、息が合わさった寸分違わずのダンスで、クラヤミンダーを魅了させる。

 

「「「プリキュア! ハイエモーション!」」」

 

 歌い切ったその先に待っていたのは、3人のエネルギーを一点に集中させたとてつもない高出力の砲撃。それをクラヤミンダーはモロに直撃するのだった。

 

「キラッキラッター」

 

 個人よりも、チーム3人での出力が段違い。マックランダーよりも強いクラヤミンダーを一撃で、それも難なく浄化させた。

 

「すごいメロ。これが伝説のアイドルプリキュアメロ?」

 

「これが3人の新しい歌! すっごくキラッキランランだよ!」

 

 初めて目にする3人のステージに、まもるとメロロンは心打たれて見惚れていた。興奮鳴り止まない気持ちは、自然とキラキラを生み出していく。

 

 

 ◯

 

 

 チョッキリ団を撃退した後、一度咲良家へと戻ってプリルンとメロロンの再会を暖かく見守る4人。

 メロロンは相当ストレスが溜まっていたのか、プリルンの頬が減り込む程自分の頭を擦り寄せている。

 

「ところで、何でまもる君とメロロンが一緒だったの?」

 

「街中で騒ぎになってたから、嫌でも目に入ったんだよ。それよりも──」

 

 まもるはメロロンを抱き抱え、今度は自分が頬を擦り寄せる。プリルンと引き剥がさせ、更には自分が頬を擦り寄せられるとは思わずメロロンは一気に不機嫌となる。

 

「メロロン可愛いー!」

 

「だから離すメロー!」

 

「いつの間にこんなに仲良くなったんですか?」

 

「仲良くなっているように見えるメロ?」

 

「プリルンにはそう見えるプリ! 仲良くなって良かったプリ!」

 

 大好きなプリルンの手前、あからさまな態度で拒む事が出来ない。

 

「紫雨君ってこんな感じだったっけ?」

 

「お兄ちゃんって、意外にも小動物好きなんですよ」

 

「昔、きゅーちゃんにも同じ様な事してたよ。最近はめっきり無くなったけど」

 

「最近収まったかと思ったんですけど、メロロンを見て再発したんですね。はぁ……」

 

 まもるの意外な一面をまじまじとななは観察していた。まだまだ彼の知らない姿があるのだと。また少しずつ距離を縮めて、自分の知らない部分を知れたらなと心の隅で少しだけ思った。

 

「そうだ、()()()()()一緒に暮らさない?」

 

「メロロン"も"?」

 

 うたの言葉をメロロンが妙な所を拾って表情を暗くさせた。

 

「プリルンは毎日うたと一緒プリ! お風呂や寝る時もプリ!」

 

「『毎日』? 『お風呂や寝る時も』? メラメラメロォ!」

 

 踏んではならない地雷をうたとプリルンは、幾つか踏んでしまったらしい。必然的に、うたへ刺すような視線を向けていた。加えて、その瞳の奥に嫉妬の黒い炎で燃え滾っている。

 

「メロロンは、貴女達にライバル宣言するメロ!」

 

「「「ライバル宣言?」」」

 

「ねえたまと一番の仲良しはメロロンメロ!」

 

 特に、かなり距離の近いうたにだけは絶対に負けたくない。そのような意志もどことなく汲み取れる。

 しかし残念な事が一つだけある。

 

「お兄ちゃんに抱き締められながら言われても」

 

「あまり説得力ないね」

 

 こころに続いてななも、容赦の無い言葉をメロロンに突き刺す。

 

「貴方もいい加減やめるメロ!」

 

「はいはいまもるお兄ちゃん、このままだとメロロンに嫌われますよ?」

 

 まもるのおでこに乾いた音が鳴った。メロロンは耐え切れずおでこを叩いて、ようやくまもるの腕から抜け出した。

 まだまだ堪能したかったが、こころの言う事も一理あるので今日の所は渋々諦めた。

 

「メロロンはお家に帰るメロ」

 

「お家に帰る?」

 

「仕方ないから、ねえたまが居るこの家に暮らすメロ……良いメロ?」

 

「良いよ! わたしは大歓迎だよ!」

 

 プリルン大好きなメロロンは、うたが責任持って面倒を見る事に決まった。了承を得られて一応ホッとするメロロン。

 メロロンが加わって、今日からまた賑やかな日常が始まるのであった。




分かってたけどアイドルが大変無双中でございます。

 次回は球技大会です。この回はとある子が極端に出番無かったので、主人公と共に行動させて無理矢理出番増やします。はい、要はオリストが多いという事です。
 オリストが多いという事は、その分書く速度も早いという事です。投稿出来るかはどうかは別として()
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