転生したら古龍の王だった件。   作:インビジブルです男

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今回はマガラ回になっております。
渾沌ゴアへの進化回でつ。


12話:眠れ宿痾よ目覚めは遠く

眠れ宿痾よ目覚めは遠く

 

おれはあの戦いから冒険者の3人をリュージュ様の命で退避させたは良いものの、退避を完了させ数分経つと身体全体に耐え難い苦痛が走った。本能なのか分からないが、完全龍化を引き起こしてしまった。この状態では苦痛に耐えようと藻掻く度にリュージュ様の愛す村を破壊してしまうと思い、俺は遠く、できるだけ離れた場所へ移動したが、俺の体の痛みは増していった。

 

マガラ「がっ...はぁ...はぁ...痛い...苦しい...何が...!?

 

心臓の音がよく聞こえてしまう。いや、古龍達(あいつら)と比べて視力以外の感覚が鋭いのは理解しているが、これはそれ以上だ。その所為で体の痛みや苦しみが余計に大きく感じる。すると右の触角の部位だけが展開する感覚、無いはずの目から何か液体が零れるような感覚が襲う。

 

マガラ「あっ...うっ...ぐっ...なっ...?

 

その零れたであろう液体は確かに俺の右翼脚に垂れたのを感じた。

何故これが俺から...!?俺に何が起きている!?今俺は何をしている!?

 

俺は混乱した。リュージュ様の姿が見えない以外の事で初めて自身に目が無い事を恨んだ。

 

マガラ「誰か...助けて...痛くて仕方ない...リュージュ様...

 

何故私がこうなったのか分からない。

 

マガラ「ウッ........アッ.......あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

 

その時、私俺の苦痛はピークに達した。

何が何なのか分からないくらいに。

俺が俺で無いような大きな声をあげてしまった。

分からない。何も分からない。何も聞こえない。痛みで全て消される。

でもそれは次の瞬間には何も無かったように消えた。

救われた。何故かそう思った。そして次に襲ってきたのは

猛烈な飢餓感。でもそれはすぐに救われることとなる。

 

リュージュ「マガラの咆哮がこの辺から...あ!居た!おーい!」

 

マガラ「リュージュ...様?どうしてここに...?」

 

我が王が来てくれた。救われた。そう思った途端、急に苦しみが無くなった。ありがとう...本当に...ありがとう...

 

リュージュ「もう大丈夫。辛かったでしょ?早く帰ろう。お腹も空いたしね!」

 

そう言って我が主は私の首を撫でてくれた。リュージュ様に出会えて本当に良かった。私は心からそう思った。

この時私は、無いはずの目から再び液体が零れた。

ーーーーーーーーーーー

マガラ「リュージュ様、俺の姿は今どのように見えていますか?」

 

村へ帰る途中、背に乗せたリュージュ様に私は興味本位で聞いてみた。

 

リュージュ「そうだね...右半身が金色に輝き、触角が展開してる状態で、左半身はいつものマガラみたいな感じだね。綺麗だよ。」

 

マガラ「ありがたきお言葉にございます。」

 

リュージュ「君の今の状態は『渾沌に呻くゴア・マガラ』。本来なら脱皮不全の個体なんだけど...君のは分からない。脱皮不全を引き起こす為のゴア・マガラの成体、『シャガルマガラ』はこの世界には居ないはず。多分、僕のスキルが条件を書き換えたんだと思うよ。まああと少しで『シャガルマガラ』になれると思うよ。」

 

マガラ「なるほど...?」

 

俺はよく分からなかった。しかし、それでもひとつ分かったことがあった。

俺はまだまだ強くなれるということだ。

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

村に帰った俺は、リグルドの持ってきくれた肉を食べていた。結構な量だが、かなりの空腹の俺なら喰い切れる量だ。勿論、龍化は切ってる。

するとそこにネヴェーラ殿がやってきた。

 

ネヴェーラ「よっ。」

 

マガラ「その声は...ネヴェーラ殿、どうかしましたか?」

 

ネヴェーラ「お前にとってリュージュとはどんな存在かを聞きたい。」

 

突然ネヴェーラ殿はそんなことを聞いてきた。ここで私は確信した。

 

マガラ「あの...ネヴェーラ殿...」

 

ネヴェーラ「どうした?」

 

マガラ「こんなこと聞くのもなんですけど...その...リュージュ様の事が好きですよね?」

 

ネヴェーラ「なっ!?」

 

私がそう聞くと、ネヴェーラ殿は声のトーンが変わる。

図星ですねこれは。

 

ネヴェーラ「そそそそそそそ、それはどんな意味だ!?」

 

マガラ「?いやいやいや、愛人になりたい〜とか...そう言う異性としてですよ。」

 

ネヴェーラ「そ、それはだなぁ...」

 

マガラ「まあ、話戻すと、俺はリュージュ様のことは信頼すべき、尊敬すべき、そして...愛すべき存在です。」

 

ネヴェーラ「愛すべき...ふーん...」

 

マガラ「で!?ネヴェーラ殿はリュージュ様をどのように!?」

 

ネヴェーラ「勘弁してくれ...」

 

こんな調子でネヴェーラ殿をいじってたらこの後リュージュ様に死ぬほど怒られました。




いかがでしたか?
今回は結構短めでございやす。
次回からオークディザスター編に入っていきますんで、そこのところよろしくお願いしますー

オーガで誰かリュージュとくっつける?

  • ダメよ!ダメダメ!
  • いいわよ。シオンをくっつけましょう。
  • いいわよ。シュナをくっつけましょう。
  • オリキャラ...
  • 全部やったれ!(?)
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