スローダンサーの奇妙な競走   作:アイソ

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前作を読んでいただきありがとうございます。
大変長らくお待たせしました。タグにあるように今回からあのウマ娘が登場します。
どうか読んでいただけると幸いです。

追記
物語の設定を変更しました、それに伴い文章を編集させていただきました。
申し訳ありません。


トレセン学園編1

「ここがトレセン学園。」

 

中学を卒業し晴れてスローダンサーは高等部に編入することになった。

編入試験、実技、面接すべてパスし、見事合格をつかむことができた。

面接時に理事長秘書が出てきた際は心底驚いたがなんとかなったようだ。

 

「おはようございます。」

 

そう、溌剌とした声で学生に声をかける女性は面接時にも会った、

そう、理事長秘書のたづなさんだった。

 

「おはようございます。スローダンサーさん。」

 

早速名前を覚えられていた。うれしくもあるが見られているという緊張感が出る。

 

「おはようございます。たづなさん。今日からよろしくお願いします。」

「はい。よろしくお願いします。」

 

互いに挨拶を交わしたところでいよいよ学園の敷地内に踏み入れる。

 

そして

 

 

「皆さん入学おめでとうございます。今日から皆さんは高等部となりました。知った顔、知らない顔がいると思いますが皆さんこれから3年間、よろしくね。」

 

担任の先生が挨拶を行い。簡単な親睦会を行い、その日は解散となった。

 

中等部から上がってきた娘たちはそれぞれレースやスカウトのためのトレーニングをするかどこか遊びに行ったりとそれぞれ分かれた。

そして、編入で上がってきた僕のような娘は入寮のための準備が行われる。

たしか僕は「美浦寮」だったはず...。

 

「よく来たね。スローダンサーさん。」

 

玄関で待っていたウマ娘が声を掛けてきた。どうやら寮長のようだ。

 

「荷物は届いているから、部屋を案内するね。こっちに来て。」

 

「はい。今日からよろしくお願いします。」

 

 

 

 

「この部屋だよ。もともと2人いたけど片方が寮を出たから、1人分空きができたの

仲良くしてね。あと...。」

 

「?あとどうかしました?」

 

「いや、その、これから紹介するルームメイトだけど、ううん。会ったほうが早いかな。」

 

「??」

 

疑問が増えてくるが、問題アリな様子ではなさそうだ。

むしろ心配されている?

 

「ここだよ。」コンコン

 

「うん?」

 

寮長がノックすると中から返事がきた。

しかし、この声どこか聞いたことがあるような?

いや、

まさか?

 

「新しいルームメイトが来たよ。開けてもいいかな?」

 

「はい。どうぞ。」

 

ドアを開けて部屋を見ると

 

「以前伝えた。新しいルームメイトだよ。仲良くしてね。」

 

僕のルームメイト

それはデビュー間もないにもかかわらず現時点で『無敗』

最強の称号の1つ『3冠ウマ娘』の『最有力候補』

彼女には『絶対』があるといわれるウマ娘

「皇帝」の二つ名を持つウマ娘

 

 

 

シンボリルドルフだった。

 

 

 

 

「君がスローダンサーだね。」

 

「そういうあなたは、シンボリルドルフ...先輩。

お会いできて光栄....です。」

 

思わず先輩呼びすることを忘れかけた。

誤解無いよう言いたいが僕は、今

その存在感に圧倒されていた。

何度でも言うが相手はあのシンボリルドルフだ。

あの名家『シンボリ家』のだ。

『皇帝』の二つ名を持つ彼女の前では

ほとんどのウマ娘は膝をつくしかないだろう

大袈裟に聞こえるかもしれないが

それだけの『威厳』と『気高さ』が彼女にある。

 

「そうかしこまらなくていい。

私のことはルドルフとそう呼んでほしい。

これから一緒に過ごすんだ。

堅苦しいのは無しにしたい。」

 

「では、僕のことはスローと呼んでください。

皆からそう呼ばれています。」

 

「ではスロー。今日からよろしくたのむ。」

 

「こちらこそよろしくお願いします。ルドルフ先輩。」

 

互いに握手を交わし今日からスローダンサーはこの部屋の一員となった。

 

 

 

 

「2人とも仲良くできそうでよかったよ。緊張して動けない娘がいるけど

大丈夫そうだね。」

 

「はい...。緊張はしますけどテレビとかで見た時より、なんというか

話しやすいと感じました。」

 

「私も彼女とならうまくやれると思います。会ってまだ少しですが

そんな気がします。」

 

「じゃあ私はこれから寮の案内をするが、まずは荷物の整理だね。

予定まで時間はあるからそれまで整理してて。玄関にまた来てもらうけど

大丈夫?」

 

この後の予定では食堂や共有スペースなどを案内してもらう予定だが

届いた荷物を整理する必要がある。

 

「はい。大丈夫です。ありがとうございます。」

 

「スロー、私も手伝おう。2人ならすぐだ。」

 

「ありがとうございます。ルドルフ先輩。」

 

 

 

 

 

 

荷物を整理したのち、寮の案内が行われ、無事終了した。

思ったより広いな~。というのが印象だった。

 

 

 

「ルドルフ先輩、今日はありがとうございました。

何から何まで手伝ってもらって申し訳ありません。」

 

「なに、気にするな。ルームメイトだから当然だ。

私も入ったばかりは先輩方に色々手伝ってもらったからな。

...ところで」

 

「はい?」

 

「その板みたいなものはなんだ?定規にしては目盛りもないし

使い勝手が悪そうだが...。」

 

ルドルフ先輩が指を指したのは机にあるこの板のことだろう。

 

「それは...。そうですね。なんと説明すればいいか。

敢えて一言で表すのであれば

それは『見本』ですね。」

 

「見本?なんのだ?」

 

 

 

 

「『黄金長方形』のです。」

 

「?!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日

 

この日は学園の設備の案内が始まった。中等部上がりは必要ないため

僕のような編入試験で受かったメンバーで回ることになった。

流石、マンモス校は伊達じゃあない。ない物を探すほうが大変だ。

 

「...オイ。」

 

案内が終わり、昼休みのため早速カフェテリアを利用しようとするが

あるウマ娘がすれ違いざまに声を掛けられる。

 

「?」

 

「そこのオマエだ。それ以外にだれがいる?」

 

「僕?ですか?」

 

「そうだ、オマエがスローダンサーだな?

ルドルフから聞いた。面白いルームメイトが来た

ってな。」

 

「ルドルフ先輩から?...すみません。あなたは?」

 

「あー悪い。自己紹介が遅れた。

シリウスシンボリだ。」

 

「シリウス『シンボリ』先輩?ではあなたはルドルフ先輩の...?」

 

「一応関係者だ。でだ、悪いがちょっと面貸せ。話がある。」

 

「ええと、すみません。これからカフェテリアで昼食でして...。」

 

「ならそこで話をしよう。」

 

 

急な展開に驚きつつもカフェテリアに向かうシリウスシンボリに付いていくことにした。

 

 

 

カフェテリアにて

 

「ここでいいだろ?」

 

「...はい。」

 

選んだ席は中央とも端とも言えない、いたって普通の席だった。

圧のあるウマ娘だと思ったが、普通に話しをするだけかもしれない。

 

「ところで、話とは?」

 

「ああ、単純な話だ。

 オマエ、『私のチーム』に来る気はないか?」




ここまで読んでいただきありがとうございます。
ついに来ました。長らくお待たせして申し訳ないです。



全部話せるかわからないですが、コツコツ書いていこうと思います。
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