クオリティは多分下がってないはず…これを続けられる様に頑張ります…
誤字脱字祭りでした()
アリーナに乱入した敵を調べているうちにわかった事がある。まず一つ。このISコアはどこの国の物でもなかった。コアがまず未登録のコアだった。ISコアは全て識別コードがついているがこいつにはついていなかった。つまりこれは新造されたコアと言うことだ。
「こんな事ができるのは私の知人しかいない。」
「ISコアは一人しか作れないんだろ?」
「ああ。つまり」
「そいつが主犯格だろ?」
「そうなるな。全く…私の胃に穴でも開ける気かあいつは。」
この世界でISコアを作れるのは一人しかいない。篠ノ之束。ISの開発者にして現在行方不明の篠ノ之箒の姉。妹本人はそのことをコンプレックスにしているようでもあった。だから詳しく踏み込むことはしない。
それに、あの程度の性能、天災からしたらただの小手調べにもならないだろう。それにあれは、アリーナ内の人間を狙っていた。優先的に狙ったのがあの凰鈴音だったのだろう。どういう判断をしたのかは不明だ。そういうアルゴリズムだったんだろう。
「ったく…IS学園は安全じゃなかったのか?」
「ここまで干渉が多いのは初めてだ。」
「だろうな。」
転校生を紹介します。そう山田先生が言ってから二人の生徒が入ってきた。
「BT、この二人は?」
『はい。右から、ラウラ・ボーデヴィッヒ、シャルル・デュノアです。ラウラ・ボーデヴィッヒはドイツの代表候補生であり、ドイツのIS配備特殊部隊所属、階級は少佐です。』
「俺と同じだな。」
『シャルル・デュノアはフランスの代表候補生であなたに次ぐ3番目の男性操縦者です。IS開発で名を上げたデュノア社とつながりがあります。』
「なるほど。」
山田先生が二人の紹介を始めた。
「シャルル・デュノアです。フランスから来ました。この国では不慣れな事も多いかと思いますが、皆さんよろしくお願いします」
「こちらには僕と同じような境遇の方達がいるって―」
教室はクラスの歓喜の喜びで溢れかえった。流石9割以上は女子なだけある。
「男子!!3人目の男子!」
「しかも同じクラス!」
「美形!守ってあげたくなる系の!」
「地球に産まれて良かったァ〜」
すごいなこのクラス。元気だ。とてもすごく。まだHR中だから隣から顔を覗かせる人はいないが、終わったら何が起こるかすぐ分かるな。ああ手に取るようにわかるな。
「静かにしろ馬鹿共。」
「み、皆さんお静かに。まだ自己紹介は終わっていませんから。」
デュノアはしっかり挨拶を済ませたがラウラは一言も喋らない。いや、喋ろうとはしていない。当の本人は騒ぎ立てる女子たちを下らない目で見下げている。
「……挨拶をしろラウラ。」
「はい、教官」
「その呼び方はやめろ。もう私は教官では無いしお前も一般生徒だ。ここでは織斑先生と呼べ。」
「了解しました。」
「BT?教官って今」
「はい。織斑千冬はドイツで一年ほど教官を務めていた時期がありました。そして、その教え子の一人がラウラ・ボーデヴィッヒです。」
ドイツで教鞭をとっていたこともあったのか。初耳だな。そりゃそうか。
「ラウラ・ボーデヴィッヒだ」
………。以上。これ以上喋る気が無いのかそれ以外一言も喋らなかった。
「い…以上ですか?」
「以上だ。」
と、一夏とラウラの目があった。
「貴様が…」
そのまま俺の隣の席にいる一夏のところへスタスタと歩いたと思えば…
腕を振り上げてビンタの動作に入った。
「おいおいそれは少々ダンスのお誘いには手荒じゃないか?」
もちろんそれを俺が許すわけもなく手首を軽く掴んで止めた。
「っ!?なんだ貴様は?」
「初対面で打つのは流石にやめたほうがいいぞ。」
「お前には関係無い事だ。」
「ドイツの軍はIMCみたいにすぐ手を出すのか?」
俺に向けて蹴りが飛んで来た。
遅いな。動きに無駄が多い。軍人とはいえISの訓練ばかりで基礎訓練は肉体の維持をメインにやってきたのだろうな。
「無駄だな。」
足首を掴んで引くだけでバランスは崩れた。流石に訓練を取っていたのか直ぐに立て直したがな。
「お前、名前は?」
「クーパーだ。CQCの稽古ならいつでもつけてやるぞ?」
「覚えておこう。いつか貴様もそこの男とまとめて始末してやる。」
「できない事を言うもんじゃないぞルーキー。」
「ルーキーだと?」
「ああルーキーだ。実戦経験を積んでないやつはみんな等しくルーキーだ。」
「お前はどうだと言うんだ?」
「知りたいなら食らいついてくる事だな。」
お互いに元の位置へ戻った。教室は静まり返ったままだった。
『ラウラの心拍数は160を超えています。極度の緊張を検知しました。』
「だろうなBT。」
まさか軍人が自分以外にもこのクラスにいるとは思わなかったんだろうな。完全に見切ってやったから内心かなり驚いているに違いない。
「サンキュー、クーパー。」
「後で一本ジュースな。」
「それくらいは奢ってやるよ。」
「言質取ったな?」
「はい。確かに」
「BT使うのはズルくないか?」
こうして言質取った俺は前を向く。
「ではHRは終わりにする。各人はすぐに着替えて第二グラウンドに集合だ。勿論整列した状態で、だ。今日は二組と合同でIS模擬戦闘を行う。解散!」
「起立!」
礼してHRはこうして終わりを迎えた。そしてやはり多数の男に飢えた者たちが押し寄せる足音がする。
「おい織斑とクーパー。デュノアの面倒を見てやれ。」
「了解。」
「行くぞ、早く出ねえとここから一歩も出れなくなるぞ。だってほら。」
「もう片方のドアは使えねえぞ。」
押し寄せた女子たちで片方のドアはぎゅうぎゅうに詰まっていた。
「先に失礼。男子更衣室でな。二人とも急げよ。」
迫りくる女子の雪崩れを壁を使って上を通ることで通過する。
「相変わらずどういう運動神経してんだあいつは…」
後ろで呟いたのを聞こえた期に俺は更衣室へと速攻で向かった。
パイロットスーツに速攻で着替えた俺はグラウンドに先に集まった。デュノアはギリギリ間に合ったが一夏は目の前で鐘がなった。可哀想にな。あいつは助けられなかったようだ。頭に出席簿を喰らった一夏を横目で見つつ俺は頭の中で考え事をしていた。
「では、本日から格闘及び射撃の訓練を開始する。」
「「「「はいっ!!」」」」
人数はいつもの倍。二組合同で人の数が増えたのだ。そりゃちょっとは統率が乱れる。
「凰、オルコット。今日は戦闘を実演して貰おう。」
「なぜわたくしまで…」
「専用機持ちは直ぐに始められるからな。それに、」
二人に千冬が小声で何かを話している。
と急に二人がやる気を出した。
「やはりここはイギリス代表候補生セシリア・オルコットの出番ですわね!」
「まぁ専用気持ちの実力の違いってものを見せつけるいい機会よね!」
俄然やる気を出して貰うのはいいが相手は誰になるんだ?俺か?それとも一夏かデュノア…あるいは俺達全員か。
「それで…対戦相手の方は?」
「お前たちの対戦相手は―」
キーンと甲高い音がする。これは…
「パイロット。頭上に注意」
上から山田先生がラファール・リヴァイヴに乗って落ちてきた。
「まずい。」
俺は近いデュノアを抱えて緊急脱出、一夏は犠牲となったのだ。
嘘だ。ちゃんと一夏は蹴って後ろにどかした。
「軽いな。ちゃんと食べてるのか?」
心配になる軽さのデュノアを抱えて跳躍。
「うわっ!?」
ISを展開していない状態での浮遊感は初めてなのか慌てた声を出していた。それでいいのか代表候補生。
「よっと。」
「大丈夫かデュノア。」
確認する。何故か顔が赤い気がする。
「デュノアの心拍数が上がっています。軽い運動のせいかと思われますがそれにしては少し高い」
「気にするなBT」
「了解です」
尚一夏の方はというと起き上がってしまったため普通に山田先生と衝突。展開が間に合ったがかなりひどい事になっている。その…羨ましいと言われるならそうだが、あいつにとってはまずい。
「むぎゅ…」
あいつは山田先生の胸に埋もれていた。それも谷間に顔を埋める形で。
「な…なんだ一体…」
あいつ遂に直に鷲掴みしやがった!!死ぬ気か!?ほら今にもセシリアと凰がお前を殺さんという目で見てる!!
「ブルー・ティアーズ、甲龍セーフティ解除」
あ。
「うおあっぶね!?」
スレスレでセシリアのライフルを避けた。ヘッドショット狙いは殺意が高いな。
「おほほ…残念ですわ。外してしまいましたの…」
今度は甲龍が双天牙月をぶん投げた。首元ってお前…
「全く…」
クレーバーをコールして照準を合わせる。
「これで貸し一つな」
とんでもない爆音と風圧が弾丸を発射し50口径から放たれたスナイパー弾は正確に双天牙月を弾き落とした。
「流石にそれは駄目だ。いくらなんでも。」
「クーパー…」
「せめて直で殴らないと気がすまないだろう?」
「クーパー!?」
「それもそうね…一夏ァ!!」
「待て待て!!ぐぉぉ!?」
アッパーカットをシールド越しとはいえ喰らってふっとばされた。ざまあねえぜ。
「ツケはこの二人にな。」
セシリアがブルー・ティアーズでレーザーしてた。
一夏は後ろでフルボッコにされてた。
「こう見えても山田君は元日本代表だ。その気になれば軽くお前らなどひねれる。」
「代表候補生止まりでしたけど…」
「さて、じゃあ実際に証明してやろう。セシリア、凰。お前らの対戦相手は山田君だ」
「でも、わたくし達二人がかりでは…」
「大丈夫だ。すぐにお前らは負ける。」
言い切ったな。
「では、初め。」
「い、行きます!」
「手加減はしませんわよ!」
「やってやる!やってやるわよ!!」
そうして空中へ舞台は移行する。
「では、そうだな、丁度いいデュノア。山田君の使っているISについて解説しろ。」
「は、はい」
「山田先生の使用しているISはデュノア社製ラファール・リヴァイヴです。第二世代後期に開発されたのもあって、初期の第三世代ISに匹敵するスペックを持ちます。安定した性能と汎用性の高さに豊富な後付武装が特徴の機体です。現在配備されているISの中では最後発でありながら世界第三位のシェアを持ち、七カ国でライセンス生産十三カ国で正式採用されています。特筆すべきはその操縦の簡易性で、それによって操縦者を選ばないこととマルチロールチェンジを両立しています。装備によって格闘・射撃・防御といった全タイプに切り替えが可能で参加サードパーティが多い事でも知られています。」
「ああ。そこまでで良い。…終わるぞ」
改めて見たら二人がボッコボコにされていた。面白いようにあしらわれている。回避は読まれ攻撃のタイミングで射線に入って誤射。ここが戦場なら死んでいる。まったく…
「さて、これで諸君にもIS学園教師の実力が理解できただろう。今後は敬意を持って接するように」
千冬がパンパンと手を叩いてみんなの意識を切り替える。
「専用機持ちの8人グループになれ。専用機持ちがグループのリーダーだ。では分かれろ」
千冬が言い終わるや否や俺と一夏、デュノアのところに一気に女子たちが群がった。
「一夏君一緒にがんばろう!」
「わかんないところ教えて!」
「デュノア君の操縦技術見たいなぁ」
「ね?ね!?私もいいよね?同じグループに入れて!」
「クーパー君の戦い方を学ばせて!」
「BTとクーパーのコンビネーションを見せて!」
やはり予想していた事だが群がるよなぁ…しかも俺らのところにしか来ていないし…
「分かれろと言ったはずだ。番号順にグループに分かれろ!!」
やはりお叱りの言葉が飛んできた。しょうがない。
そうして俺はグループを引き連れてBTをISモードで呼び出した。シャーシはトーン級。武装はまだ腰にしまった状態だ。
「じゃあまずは乗って、起動までやろうか。あ、できれば歩行も。」
「わかったよー」
「時間をかけるとあの鬼からの出席簿アタックが待ってる。回避するためにもサクサク行こうか。」
「はーい!」
そうして一人目の搭乗から起動、歩行はうまく行った。ISから降りた所をBTの手で受け止める。
「じゃあ次の子、BTの手に乗って」
「はーい」
さっきからBTが手に乗った女子の体重をニューラルリンクを通して報告してくる。ごめんよ女子たち隠して置きたいだろうことをBTがバラしちゃって…
午前の授業は終わりを迎え、昼の時間へ。と言っても俺はやることは変わらんのだが…
BTが仮想的として召喚したイオン級タイタンをXO-16でボコボコにしながら別の敵機にロケットサルヴォを打ち込む。ノーススターのプラズマレールガンを見切りヴォーテックスシールドでキャッチし投げ返す。
「やはり大したこと無いな。」
『パイロット。その自信はいい兆候です。実際このレベルの敵機は過去に何度も撃破しています。』
アリーナのシミュレーターを使ってIS戦もする。
「クソ…ちょこまかと動きやがって。」
プラズマレールガンを避けられては反撃を喰らって(尚シールドエネルギーは三しか減ってない)。近づいたところを砲台で殴ってはフライトコアで滅多打ちにする。
「やっぱり過去の代表生は強いな。」
ほぼ初見殺しで倒しているがいつかはこれも対策される。
「で、一体いつからそこにいるんだ?」
「やはり気付いていたか。」
「もちろん。俺がアメリカの代表のコピーと戦ってる時から居たよな?」
「…索敵力も素人では無いという事か。」
「敵情視察はもっと丁寧にやるもんだぞ?潜入する時なんかは特にそうだ。油断が命取りだぞ。」
「…まるで経験があるみたいな物言いだな。」
「ここから先が聞きたいなら誘導尋問の訓練を積んでくるんだな。」
「その必要は無い。」
「そうらしいな。」
『警告シュヴァルツェア・レーゲンにロックされています』
「実際に戦えばわかる事だ!!」
パーティクルウォールを貼る。ラウラのレールガンを弾いた壁は既に破壊寸前だ。威力はノーススターのチャージレールガンくらいか。
「動きがパターンに沿って動きすぎだ。直感で動かせ。」
40ミリトラッカーキャノンを命中させてシールドを削っていく。
「やはりお前は只者じゃないな。」
追尾ロケットをシールドと迎撃で撃墜するラウラ。やはりタイタン戦はどの操縦者にも経験が無いのだろう。
「面白いものを見せてやろう。」
ちょうどコアがあの試合を通して発動可能でね。
「さぁ避けてみろ!」
『サルヴォコアオンライン』
肩のウェポンラックからミサイルが連続発射。弾速が遅い代わりにビームライディングとレーダー誘導を切り替えて強引に曲がる弾道を書かせる。不規則に曲げられるミサイルの脅威を思い知らせてやる。
「まさかこうもコイツを使う事を強いられるとはな」
と、ラウラが手を前に突き出し、
「…はっ!!」
空中でミサイルが止まった。ブースターの燃焼が終わり完全に運動エネルギーを失った。
「なるほど、それがお前の第三世代型兵器か。」
『特徴から検索中…データヒット。アクティブイナーシャルキャンセラーです。指定した範囲内に触れた物体の動きを強制的に停止させる力場を発生させる事ができます。』
「なるほど。弱点は…まぁこれから探せばいいさ」
そうして再び構えた時だった。
「ありゃ?」
アリーナの電源が落ちた。と言うよりもアリーナ側から遮断された。
「もう使用停止時間なのか?」
「…そうか。」
お互いに武器を収めて相対する。俺はBTから降りてBTを格納庫へ移動させ、ラウラはISを解除した。
「どうやらお前はあの怠けた連中とは違うようだ。少なくない場数を踏み、経験を積んでいる者にしかできない動きをする」
「決着はトーナメントで決めよう。どっちが上か確かめさせてやるさ」
「望む所だ」
そうしてお互いに反対側の出口へと向かっていった。
あと数日でトーナメントが始まる。それまで俺は鈍らないように身体を鍛えないとな。
ほんとヒロイン枠どうしよ…BTといい勝負しすぎだろ…
最終ヒロイン決定戦
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箒
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セシリア
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凰
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シャルロット・デュノア
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ラウラ・ボーデヴィッヒ
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簪
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楯無
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BT-7274
-
の ほ ほ ん さ ん