俺は小波優真今日高校生となったピッカピカの1年生だ。俺が通うのは私立ときめき高校この辺りでは一番偏差値の高いいわゆる進学校だ。
自分でも言うのも何だが俺はお世辞にも頭がいいとは言えない、それな俺がなぜときめき高校の入試を受けたのか····それは
詩織「おはよう。優真君」
小波「ああ···詩織おはよう」
そう、この藤崎詩織目的だ。詩織とは幼馴染で小学校から一緒だったしかし詩織は俺と違って成績優秀、スポーツ万能、
スタイル抜群とまさに才色兼備の少女だ。そんな詩織は俺にとって憧れの人だった、だから高校も同じ所に行けたらなと思い入試を受けた一応勉強等はした。しかしいくら何でも無理だと思っていたがまさか合格するとは····
詩織「優真君とまた一緒だなんて嬉しいわ、中学の時に出来た友達はほとんど別の高校に行ったから」
小波「確かにここを受けるって奴は少なかったからな」
詩織「クラスも同じだったからまた1年よろしくね」
小波「そっかよろしくな。じゃあ俺はそろそろクラスに行くから」
詩織「ええ。またクラスでね」
詩織との会話を終えた俺は自分のクラスに向かった。ときめき高校の校内は流石進学校と言うべきだろう、見学で見た他の高校より設備が整っている印象だった。
小波「確か俺のクラスは····ここだな、それで席はあそこか」
俺は教室の入り口に貼ってあった座席表を見て自分の席に座った。少し迷っていたからだろう詩織の方が先に席に座ってい
た
俺が席に着くと丁度先生が教室に入って来た。先生は見た感じ30代前半ぐらいだ。
山田「よーし皆揃ったな?このクラスの担任の山田だ。科目は物理を教えている、それじゃあまずは出席番号順で自己紹介をしてもらう。」
先生がそんな事を話していると右隣の席に座っている男子から声を掛けられた。
好雄「おーす!俺早乙女好雄よろしくな!んでお前は?」
小波「俺は小波優真って言うんだ、よろしくな好雄」
好雄「なんだ?人をいきなり呼び捨てとは····まぁいいや、それよりあれ見ろよ。その学校の女子相当レベル高いぜ特にあの子」
好雄が指指した先には丁度自己紹介中の詩織がいた。
詩織「名前は藤崎詩織です。趣味は音楽鑑賞でクラシックなんかを良く聴きます。皆さん仲良くしてください。」
好雄「可愛いなー!詩織ちゃん····俺このクラスで良かったよ」
小波「そんなに嬉しいのか?確かに詩織は可愛いけど」
好雄「ん?何で詩織ちゃんを呼び捨てしてるんだ?」
小波「何でって···幼馴染だからだよ」
好雄「幼馴染!?はぁー···世の中不公平だ。」
小波「んな大袈裟な。」
好雄「だってそうじゃんか!お前にあんな可愛い幼馴染がいるなら俺にだって居て良いはずだ!」
小波「そんな事を言ったって何もならないぞ」
好雄「まぁそうだな。それはそうと詩織ちゃんの誕生日は?幼馴染なら知ってるだろ?」
小波「詩織の誕生日?5月27日だ」
好雄「なるほどじゃあ血液型は?」
小波「確か···A型だ。」
好雄「ふむふむ、なら最後に一番大事な質問だ。詩織ちゃんのスリーサイズは?」
小波「····そんなの知らないに決まってるだろ。それと何書いてるんだ?」
好雄「ああ、これか?これにはな女の子の情報が書いてあるんだ。女の子の事なら俺にお任せを!なーんてな」
俺達がそう話しているとと山田先生が困り顔で言った。
山田「おかしいな····伊集院君が居ないんだが···」
伊集院「それは失礼しました。先生」
そう言い教室に入って来たのは背が高く整った顔立ちの少年?がいた。その顔を見た女子の中には歓声を上げる者もいた。
山田「えっーと···君が」
伊集院「はい。伊集院レイ···この学校の理事長の孫です。待たせたね。まぁ男子諸君には申し訳ないがよろしく頼む」
山田「伊集院君今日はいいが次からは時間通りに来てくれよ」
好雄「伊集院····げっ!」
小波「何だアイツ偉そうに···ん?好雄アイツの事知ってるのか?」
好雄「知ってるさ。逆にお前は知らないのか?伊集院レイ、アイツはあの伊集院財閥の御曹司だ。」
小波「伊集院財閥といえば世界有数の大富豪だよな?そんで伊集院がその御曹司って訳か」
好雄「ああ見た感じアイツ女子を1人じめする気だな!そんなの許さないぜ伊集院!」
小波「まぁそう思うとはいいが今のお前じゃ伊集院には到底勝てないぞ」
好雄「ぐはっ!···それならお前だってどうなんだ!?お前だって今のままじゃ詩織ちゃんに告っても断られて終わりだぞ」
小波「何でここで詩織が出てくるんだ?俺は詩織に憧れてはいるが好きではないんだ」
好雄「ぐっ!詩織ちゃんだけじゃない!俺が言った通りこの学校の女子はレベルが高い····これは学校の女子全員に言えるんだ!」
小波「学校の女子全員ね。確かに高校生なったのなら彼女は作りたいよな」
好雄「だろ?だからこの学校で自分を磨く事だな。でもどうしても駄目ならこの学校の伝説に縋ってみたらどうだ?」
小波「この学校の伝説?なんじゃそりゃ?」
好雄「お前知らないのかよ···この辺じゃ有名な伝説だ。ほら見ろよ」
好雄が向けてる方に視線を向けるとそこには一本の古樹があった、なぜだかあの木を見ると心が洗われる様な気がした。
好雄「あの古樹に関する伝説なんだけどよあの樹の下で女の子から告白されたらそのカップルは永遠に幸せになれるんだってよ」
小波「永遠に幸せになれるか、それは羨ましいな。ってそれは相手から告白されたらの話だろ!」
好雄「だからこの3年間で自分からじゃなく相手の方から告白させる男になるんだ!俺と一緒にな」
小波「相手の方から···まぁ頑張ってみるか」
こうして俺の高校生活が始まった。あの伝説の樹の下で告白される為?に