まほプリ結晶狩人:長番外編 どんぶり島を救え!   作:ドッカン

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第19話

あの後、オレも風呂に入り、3人で研究所へ向かった。パステルはずーっと無言だった

 

シナモン「パ、パステル.....」

 

パステル「もうサイテー!!博士ったらスケベなんだから!」

 

研究所へ入って第一声がこれか

 

シナモン「いやあれは誤解なんじゃよ。パステル......」

 

パステル「知らないっ!あたしの魅惑の入浴シーンを覗くなんて、もう信じらんないっ!」

 

一馬「自分で魅惑って言うか?普通.....」(小声で)

 

パステル「何か言った?」

 

睨んで来た.....

 

一馬「何にも」

 

シナモン「うむむぅ.......今のパステルには何を言っても怒られそうじゃな..........」

 

パステル「ふん、だ」

 

一馬「まーそんなに怒るなよ」

 

するとパステルがこっちを睨んで来た

 

パステル「そう言う一馬くんはど」

 

一馬「覗かねーよ」

 

オレはパステルが言い切る前に即答した

 

パステル「さ、最後まで言わせてよ.....でも、良かった〜」

 

シナモン「.....ゴホン.....」

 

ほんとにすまん、博士

 

ツインビー「ところで、どうだビか博士、この石板、読めるのかビ?」

 

おいおい、この空気でその話すんのかよ

 

シナモン「う、ううむ......それが、あまりにも古代の文字じゃから、ざっと目を通したくらいでは解読は難しいだろうな.......」

 

ミント「ばぁぶ。ばばぁぶばあぶぅ。ばぁぶ」

 

グインビー「『ここへ帰るまでに隅々まで見たけど.....ちゃんとした機械にかけないと全部は読めない』って言ってるビー」

 

一馬「ん?てことはだ、少しは読めるんだな?」

 

ミント「ばぁぶ、ばばぁぶ」

 

ミントが石板の1箇所を指差した

 

グインビー「『ここのところ、メローラって書いてるみたいだ』って言ってるビ.......ビビ?ミ、ミント!メローラって、メローラ姫のことだビか?」

 

オレの予想はどうやら当たってたようだ

 

ミント「ばぶ」

 

グインビー「『.......多分そうだ』って言ってるビー」

 

一馬「多分じゃない。間違いなくメローラさんだ。クリスタル」

 

クリスタル『了解した』

 

クリスタルが空中に画像を投影した。あの遺跡で撮った壁画だ

 

シナモン「これは!」

 

パステル「あ、あの時見た壁画.......この女の人、メローラ姫だわ!」

 

ツインビー「あの遺跡の中にこんな壁画があったビかー。そう言えば一馬はメローラ姫に会ったことがあるんだビよね?」

 

パステル「本当!?」

 

一馬「あぁ。オレがここへ来て間もない時、どこかの神殿でな」

 

ツインビー「神殿?どんぶり島にメローラ姫の神殿なんてあったビか?博士......」

 

あれま、あの神殿ってあんまり認知されてないのか。カニ電の駅まであるのによ

 

シナモン「ふむ.......メローラ姫に会ったとなると、やはり現在も神殿として使われておるような場所なんだろうな......そんな場所は......おぉ、そういえば」

 

博士はモニターの方へ移動した

 

パステル「あるの?」

 

お、パステルの怒りも治ったようだ

 

シナモン「いや、はっきりとは言えんがな。ほらあの、カニ電の永久の岬駅のそばにいま発掘調査中の遺跡があるじゃろう」

 

ツインビー「あ、確か緑に覆われてる山の上の遺跡だビ」

 

シナモン「あれが何の遺跡かはまだ判明しておらんのだが......ひょっとすると......」

 

一馬「メローラさんの神殿ってところか」

 

言うべきか?オレがあそこから出て来たって.....いや、まだ秘密にしとこう

 

パステル「じゃあ、すぐその場所に行きましょう!」

 

シナモン「パステルや、大丈夫かい?あまり無理をしてはいかんよ.....」

 

パステル「でも......でもあたし、この事件が片付ければ.......もしかしたら、お兄ちゃんも目を覚ましてくれるんじゃないかって、そんな気がして......だから........それにね」

 

ツインビー「なんだビ?」

 

パステルがオレのそばに寄って来た

 

パステル「一馬くんってばすっごく頼りになるんだもん.....えへへ。お兄ちゃんよりこう......強いし......あ、で、でも魅力はお兄ちゃんよりちょっとだけよ!ちょっとだけ!」

 

パステルが顔を赤くしながら言った

 

ミント「ばぶ、ばぁぶばあぁぶ!」

 

グインビー「『一馬お兄ちゃんは本当に強いし、とても頼りになる!』って言ってるビー」

 

シナモン「ほぅ......」

 

博士はオレに微笑んだ

 

ツインビー「このぉ、パステルにこんな事言わすなんて、なかなかやるビー」

 

一馬「そうか?」

 

ツインビー「そうだビ」

 

パステル「さーて!そうと決まればカニ電で......行くのは明日にしよっか」

 

一馬「そうだな」

 

ミント「ばぶ」

 

オレ達は家に戻った

 

一馬「ところでよ。オレ、メローラさんのことあんま知らないんだよな」

 

まぁオレ達の世界でいうマザー・ラパーパみたいな存在ってことは知ってるが、おさらいの為に聞いておくか

 

ツインビー「知らなかったんだビか!?メローラ姫は、このどんぶり島や惑星メル......いや、宇宙のことをいつも見守ってくれている存在だビー」

 

パステル「意識の集合体......だったかしら」

 

一馬「要は女神って事か」

 

ツインビー「そうとも言うビ」

 

なーぜか昔っから疑問なんだよなぁ。神的存在なのに姫って呼ばれてるのが

 

パステル「どんぶり島に何かあったりすると、空にね、その姿が見える事もあるの」

 

一馬「へぇ〜凄いんだなメローラさんって」

 

パステル「さっきから思ってるけど、メローラさんって.....姫って付けないの?」

 

一馬「姫ーとか王子ーとか様ーっての、オレそう言う堅苦しいのは苦手なんだよ」

 

パステル「そうなんだ」

 

その後、神殿へは明日出発する話になって、寝た

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