まほプリ結晶狩人:長番外編 どんぶり島を救え! 作:ドッカン
さて、カニ電が直るまではここで滞在だが、どうやって暇潰すか........ん?話し声?
主婦1「あぁ〜私ったら一体どうしちゃってたのかしら?奥さん達は大丈夫?」
主婦2「えぇ、で、で、でも何だったの今の......あたし、あんなクラクラしたのなんて何年ぶりかしら......」
主婦3「いやいやいや!だってみんなが一度に気分悪くなるだなんて、そんなのフツーじゃないわよ!」
井戸端会議って奴か....ん?話し声が小さくなった
主婦2「やっぱり、あの向こうの家の子たちが。ほら、あの、妙な力で......」
一瞬おばさん達がここからちょっと離れた場所の家を見る。向こうの家の子達、妙な力......まさかこの村って.....
主婦3「えぇーっ!?あたしゃ嫌だよ。そんな怖い話.......あの子たちも見かけは可愛い女の子じゃないの......あっ!」
ん!?おばさん達の目の前にモンスターが!オレはツインビーから降りておばさん達の方へ走った。まさか、残党がいたとはな!
ツインビー「ビ!?か、一馬!」
モンスター「ウシャー!」
主婦1「ひいぃ!や、やだ!!」
一馬「うぉらぁっ!!」
オレは飛び上がってそこから踵落としを喰らわせたモンスターはあっけなく消滅した......弱っ
一馬「ふぅ、大丈夫ですか?」
主婦2「あ、ありがとう坊や....」
ツインビー「一馬ー!」
ツインビー達が走って来た
主婦1「あらツインビーたちだわ!ってことは坊やってツインビーたちのお仲間なのね?」
一馬「あ、はい。そうです」
ツインビー「いきなり飛び出してどうしたんだビ?」
一馬「このおばさん達がモンスターに襲われそうだったから助ける為にな」
パステル「え?まだ怪物がいたの?さっき倒したやつの仲間かしら?」
一馬「おそらくな」
主婦3「でも、どうしてあんな変な怪物が......」
主婦2「やっぱり、あの2人だってば.....くわばらくわばら」
パステル「あの2人?」
一馬「その話、詳しく教えてください」
主婦3「え?え、えぇ良いわよ。この村にね、ちょっと不思議な感じのする子たちがいるのよ。で、その子たちがね......[手を使わないで木をポキリとやったり、石を割ったりした]のを見たって人がいるのよ」
一馬「ふむ」
主婦1「海岸近くの方の家があの子達の家よ。確か名前は......」
一馬「モルテとフィーレン.....ですよね?」
パステル「えぇ!?モルテちゃんとフィーレンちゃん!?」
ツインビー「あの2人はこの村に住んでいるビか!」
主婦2「ツインビー達、会った事があるのかい?」
一馬「はい」
主婦2「そうなの....でもあの子たち、いつごろからいたかしら.....それが思い出せないってのも気味が悪いわねぇ.....んーでも、ここんとこ何日かは見てないような気もするわ」
一馬「教えてくださってありがとうございます。では」
オレ達はその場を後にした
ツインビー「一馬〜さっきの戦いで結構疲れたから休みたいビ〜」
ウインビー「あたしも〜」
グインビー「オイラも〜」
ミント「ばぶば〜」
一馬「まぁそうだな。どのみち今はこの村から出れ...ないしな」
一瞬転送装置で帰れるかって案が浮かんだが、せっかくの新しい場所なんだ。やめとくぜ
パステル「それじゃあ、宿の予約を取ろっか」
一馬「そうだな」
ツインビー「オイラ達はここで休むビ〜」
ミント「ばぶ〜」
グインビー「『僕はここで休む』って言ってるビ」
パステル「......てことは....あ、あたしと一馬くんだけ......」(顔真っ赤)
クリスタル『我がいる事を忘れるな.....」
一馬「部屋なら別々にすれば良いだろうよ」
パステル「そ、そうね!そうしましょう!」
オレとパステルはツインビー達とミントと別れた後、宿屋へ向かった
パステル「あら?あそこにいるの........モルテちゃんとフィーレンちゃんじゃない?」
一馬「へ?」
そう言ってパステルは走り出した
一馬「お、おい!あ、また来ますんで!」
オレはパステルを追いかけた......そしてある一軒の屋敷に着いた。海岸近くの家......まさかここが?
クリスタル『おい、パステルはもう入ったぞ』
一馬「何?」
すると
パステル「キャー!」
一馬「!?パステル!」
突然パステルの悲鳴が聞こえて来た。オレは屋敷に突入した
一馬「何処にいる.....」
しっかし何だこのボロさは.......床にだって穴が空いて
パステル「助けてー!」
穴からパステルの声が聞こえて来た
パステル「あ〜ん!誰か〜っ!助けて〜っ!」
一馬「おい!大丈夫か!」
パステル「あっ!一馬くん!助かったぁ......ありがと、一馬くん。なんかね、きっと君が来てくれるんじゃないかって思ってたんだあたし......」
一馬「そうか.....ん?」
こんな所にロープ......ラッキーだ
一馬「そら!」
オレはロープを穴に垂らした
一馬「パステル!そいつに掴まれ!」
パステル「うん」
パステルはロープに掴まった。オレは力一杯ロープを引いて、パステルを引き上げた
パステル「ふぅ.....よいしょっと」
パステル救出成功っと
一馬「しっかし、何でここに来たんだよ」
パステル「あ、あのね。あたし、ここにモルテちゃんとフィーレンちゃんが入っていったように見えたの」
一馬「おばさん達の情報によればここがあの2人の家らしいが......」
パステル「うーん、あたしは見間違いだと思ってるわ。ここって、どう見ても完全な空き家だもん......でもさ、何だかちょっと不思議なおうちだよね」
一馬「まぁ、不思議っちゃ不思議か」
なんか不気味な雰囲気に床に穴空いてるもんな
パステル「そだ!せっかくだし、ちょっと2人で探検しない?ね?」
一馬「まぁ、別に良いけど」
パステル「決まりね!それじゃあ探検へレッツゴー!」
.....今気づいた。クリスタルのやつ、いつの間にか眠ってる......てな訳で2人きりで屋敷の探索を始めた.....
パステル「っ!?」
一馬「どうした?」
探索してると、パステルの動きが止まった
パステル「な.....なんか背中にぃーっ!?とっ.....取って!取って取って!一馬くん!」
一馬「任せろ!」
オレはパステルの背中を見た.....そこには蜘蛛がいた
オレは素手で蜘蛛を掴んで放り投げた
一馬「取ったぞ。蜘蛛がいたぜ」
パステル「はぁ......はぁ......はぁ.....はぁ......うぅー気持ち悪かったぁ.....ありがと.....」
一馬「これくらいお安い御用さ。さ、探検の続きと行こうぜ」
パステル「うん!」
オレ達は再び探索する
[ギィ.....ギィ.....]
突然、扉が軋む音が聞こえて来た
パステル「えっ!?........うそぉっ!?」
一馬「これは....」
[ギィィ !!]
パステル「や......オ.....オバ.....ケ?」
一馬「いや、霊じゃなくてただ扉が軋むお.....」
パステル「きゅう〜」
パステルが意識を失った。オレは支えた
一馬「パステル!おい!しっかりしろ!」
ここじゃまずいな.....取り敢えず.....あの先だな。オレは軋む音が鳴る扉の部屋へパステルを運んだ
パステル「んぅ?」
一馬「起きたか。お前、この音でさっきまで気絶してたんだぞ」
オレはドアを少し揺らした
パステル「あ、なんだ、ドアの音かぁ......あはははは、はー.....心臓に悪すぎ」
確かにこの雰囲気にこんな音が聞こえて来たら、大抵のやつはビビりそうだな
パステル「ごめんね一馬くん。なんだかメイワクかけっぱなし.....」
一馬「別に迷惑とは思ってねーよ......」
パステル「そうなん、良かったぁ.......あ、あのね。ちょっと.....考えてる事があるの......聞いてくれる?」
一馬「何だよ」
パステル「あたしは、今まではお兄ちゃん達と一緒に、いつもどんぶり島の平和のために戦っているんだって、そう思ってた。でもホントは、そんなこと......ちゃんと考えたことなんてなかったのかもしれない.....いつも、お兄ちゃんがぐいぐい引っ張ってってくれたから.....だから、お兄ちゃんがあんな事になって、改めて、自分が戦ってる理由とか考えると、実はね.....ちょっと自信が無いの」
一馬「自信が無いねぇ......」
パステル「ね?どう?一馬くんは。やっぱり....あたしがお願いしてるから戦ってくれてるのかな?」
一馬「前も言ったが、オレは困ってる人を見過ごすのは嫌いな人間だ......だから、戦ってるのはオレの意思だ。それにもう一つ理由付け足すなら......この島の人達のため......かな?」
パステル「この島の人達のため......うん.....そう、そうだよね!やっぱり相談してよかった〜....」
一馬「さて、粗方調べたし......戻るか」
パステル「うん!それじゃあ....」
パステルはオレの手を握った
パステル「手を繋いで戻りましょう!」
一馬「お、おう......」
オレとパステルはそのまま宿屋へ戻った
パステル「探検終わりっと.....ふぅ......ちょこっとだけだったけど、まぁ、これもデート......みたいなものかな?」
一馬「デートねぇ....かもな」
「お二人さん随分とお熱いことで。で、予約して行きますかい?」
一馬「あ、はい。えーっと部屋は1人ずつで.....」
パステル「一緒の部屋でお願いします!」
一馬「へ?良いのか?」
パステル「うん、さっきの探検でちょっと....ね......」
一馬「そ、そうか.....じゃあ2人一部屋で」
「それじゃあごゆっくり〜」
お金を払った後、渡された鍵の部屋へ向かった。その後は軽い雑談をした後、眠りについた