まほプリ結晶狩人:長番外編 どんぶり島を救え!   作:ドッカン

22 / 23
第22話

さて、カニ電が直るまではここで滞在だが、どうやって暇潰すか........ん?話し声?

 

主婦1「あぁ〜私ったら一体どうしちゃってたのかしら?奥さん達は大丈夫?」

 

主婦2「えぇ、で、で、でも何だったの今の......あたし、あんなクラクラしたのなんて何年ぶりかしら......」

 

主婦3「いやいやいや!だってみんなが一度に気分悪くなるだなんて、そんなのフツーじゃないわよ!」

 

井戸端会議って奴か....ん?話し声が小さくなった

 

主婦2「やっぱり、あの向こうの家の子たちが。ほら、あの、妙な力で......」

 

一瞬おばさん達がここからちょっと離れた場所の家を見る。向こうの家の子達、妙な力......まさかこの村って.....

 

主婦3「えぇーっ!?あたしゃ嫌だよ。そんな怖い話.......あの子たちも見かけは可愛い女の子じゃないの......あっ!」

 

ん!?おばさん達の目の前にモンスターが!オレはツインビーから降りておばさん達の方へ走った。まさか、残党がいたとはな!

 

ツインビー「ビ!?か、一馬!」

 

モンスター「ウシャー!」

 

主婦1「ひいぃ!や、やだ!!」

 

一馬「うぉらぁっ!!」

 

オレは飛び上がってそこから踵落としを喰らわせたモンスターはあっけなく消滅した......弱っ

 

一馬「ふぅ、大丈夫ですか?」

 

主婦2「あ、ありがとう坊や....」

 

ツインビー「一馬ー!」

 

ツインビー達が走って来た

 

主婦1「あらツインビーたちだわ!ってことは坊やってツインビーたちのお仲間なのね?」

 

一馬「あ、はい。そうです」

 

ツインビー「いきなり飛び出してどうしたんだビ?」

 

一馬「このおばさん達がモンスターに襲われそうだったから助ける為にな」

 

パステル「え?まだ怪物がいたの?さっき倒したやつの仲間かしら?」

 

一馬「おそらくな」

 

主婦3「でも、どうしてあんな変な怪物が......」

 

主婦2「やっぱり、あの2人だってば.....くわばらくわばら」

 

パステル「あの2人?」

 

一馬「その話、詳しく教えてください」

 

主婦3「え?え、えぇ良いわよ。この村にね、ちょっと不思議な感じのする子たちがいるのよ。で、その子たちがね......[手を使わないで木をポキリとやったり、石を割ったりした]のを見たって人がいるのよ」

 

一馬「ふむ」

 

主婦1「海岸近くの方の家があの子達の家よ。確か名前は......」

 

一馬「モルテとフィーレン.....ですよね?」

 

パステル「えぇ!?モルテちゃんとフィーレンちゃん!?」

 

ツインビー「あの2人はこの村に住んでいるビか!」

 

主婦2「ツインビー達、会った事があるのかい?」

 

一馬「はい」

 

主婦2「そうなの....でもあの子たち、いつごろからいたかしら.....それが思い出せないってのも気味が悪いわねぇ.....んーでも、ここんとこ何日かは見てないような気もするわ」

 

一馬「教えてくださってありがとうございます。では」

 

オレ達はその場を後にした

 

ツインビー「一馬〜さっきの戦いで結構疲れたから休みたいビ〜」

 

ウインビー「あたしも〜」

 

グインビー「オイラも〜」

 

ミント「ばぶば〜」

 

一馬「まぁそうだな。どのみち今はこの村から出れ...ないしな」

 

一瞬転送装置で帰れるかって案が浮かんだが、せっかくの新しい場所なんだ。やめとくぜ

 

パステル「それじゃあ、宿の予約を取ろっか」

 

一馬「そうだな」

 

ツインビー「オイラ達はここで休むビ〜」

 

ミント「ばぶ〜」

 

グインビー「『僕はここで休む』って言ってるビ」

 

パステル「......てことは....あ、あたしと一馬くんだけ......」(顔真っ赤)

 

クリスタル『我がいる事を忘れるな.....」

 

一馬「部屋なら別々にすれば良いだろうよ」 

 

パステル「そ、そうね!そうしましょう!」

 

オレとパステルはツインビー達とミントと別れた後、宿屋へ向かった

 

パステル「あら?あそこにいるの........モルテちゃんとフィーレンちゃんじゃない?」

 

一馬「へ?」

 

そう言ってパステルは走り出した

 

一馬「お、おい!あ、また来ますんで!」

 

オレはパステルを追いかけた......そしてある一軒の屋敷に着いた。海岸近くの家......まさかここが?

 

クリスタル『おい、パステルはもう入ったぞ』

 

一馬「何?」

 

すると

 

パステル「キャー!」

 

一馬「!?パステル!」

 

突然パステルの悲鳴が聞こえて来た。オレは屋敷に突入した

 

一馬「何処にいる.....」

 

しっかし何だこのボロさは.......床にだって穴が空いて

 

パステル「助けてー!」

 

穴からパステルの声が聞こえて来た

 

パステル「あ〜ん!誰か〜っ!助けて〜っ!」

 

一馬「おい!大丈夫か!」

 

パステル「あっ!一馬くん!助かったぁ......ありがと、一馬くん。なんかね、きっと君が来てくれるんじゃないかって思ってたんだあたし......」

 

一馬「そうか.....ん?」

 

こんな所にロープ......ラッキーだ

 

一馬「そら!」

 

オレはロープを穴に垂らした

 

一馬「パステル!そいつに掴まれ!」

 

パステル「うん」

 

パステルはロープに掴まった。オレは力一杯ロープを引いて、パステルを引き上げた

 

パステル「ふぅ.....よいしょっと」

 

パステル救出成功っと

 

一馬「しっかし、何でここに来たんだよ」

 

パステル「あ、あのね。あたし、ここにモルテちゃんとフィーレンちゃんが入っていったように見えたの」

 

一馬「おばさん達の情報によればここがあの2人の家らしいが......」

 

パステル「うーん、あたしは見間違いだと思ってるわ。ここって、どう見ても完全な空き家だもん......でもさ、何だかちょっと不思議なおうちだよね」

 

一馬「まぁ、不思議っちゃ不思議か」

 

なんか不気味な雰囲気に床に穴空いてるもんな

 

パステル「そだ!せっかくだし、ちょっと2人で探検しない?ね?」

 

一馬「まぁ、別に良いけど」

 

パステル「決まりね!それじゃあ探検へレッツゴー!」

 

.....今気づいた。クリスタルのやつ、いつの間にか眠ってる......てな訳で2人きりで屋敷の探索を始めた.....

 

パステル「っ!?」

 

一馬「どうした?」

 

探索してると、パステルの動きが止まった

 

パステル「な.....なんか背中にぃーっ!?とっ.....取って!取って取って!一馬くん!」

 

一馬「任せろ!」

 

オレはパステルの背中を見た.....そこには蜘蛛がいた

 

オレは素手で蜘蛛を掴んで放り投げた

 

一馬「取ったぞ。蜘蛛がいたぜ」

 

パステル「はぁ......はぁ......はぁ.....はぁ......うぅー気持ち悪かったぁ.....ありがと.....」

 

一馬「これくらいお安い御用さ。さ、探検の続きと行こうぜ」

 

パステル「うん!」

 

オレ達は再び探索する

 

[ギィ.....ギィ.....]

 

突然、扉が軋む音が聞こえて来た

 

パステル「えっ!?........うそぉっ!?」

 

一馬「これは....」

 

[ギィィ !!]

 

パステル「や......オ.....オバ.....ケ?」

 

一馬「いや、霊じゃなくてただ扉が軋むお.....」

 

パステル「きゅう〜」

 

パステルが意識を失った。オレは支えた

 

一馬「パステル!おい!しっかりしろ!」

 

ここじゃまずいな.....取り敢えず.....あの先だな。オレは軋む音が鳴る扉の部屋へパステルを運んだ

 

パステル「んぅ?」

 

一馬「起きたか。お前、この音でさっきまで気絶してたんだぞ」

 

オレはドアを少し揺らした

 

パステル「あ、なんだ、ドアの音かぁ......あはははは、はー.....心臓に悪すぎ」

 

確かにこの雰囲気にこんな音が聞こえて来たら、大抵のやつはビビりそうだな

 

パステル「ごめんね一馬くん。なんだかメイワクかけっぱなし.....」

 

一馬「別に迷惑とは思ってねーよ......」

 

パステル「そうなん、良かったぁ.......あ、あのね。ちょっと.....考えてる事があるの......聞いてくれる?」

 

一馬「何だよ」

 

パステル「あたしは、今まではお兄ちゃん達と一緒に、いつもどんぶり島の平和のために戦っているんだって、そう思ってた。でもホントは、そんなこと......ちゃんと考えたことなんてなかったのかもしれない.....いつも、お兄ちゃんがぐいぐい引っ張ってってくれたから.....だから、お兄ちゃんがあんな事になって、改めて、自分が戦ってる理由とか考えると、実はね.....ちょっと自信が無いの」

 

一馬「自信が無いねぇ......」

 

パステル「ね?どう?一馬くんは。やっぱり....あたしがお願いしてるから戦ってくれてるのかな?」

 

一馬「前も言ったが、オレは困ってる人を見過ごすのは嫌いな人間だ......だから、戦ってるのはオレの意思だ。それにもう一つ理由付け足すなら......この島の人達のため......かな?」

 

パステル「この島の人達のため......うん.....そう、そうだよね!やっぱり相談してよかった〜....」

 

一馬「さて、粗方調べたし......戻るか」

 

パステル「うん!それじゃあ....」

 

パステルはオレの手を握った

 

パステル「手を繋いで戻りましょう!」

 

一馬「お、おう......」

 

オレとパステルはそのまま宿屋へ戻った

 

パステル「探検終わりっと.....ふぅ......ちょこっとだけだったけど、まぁ、これもデート......みたいなものかな?」

 

一馬「デートねぇ....かもな」

 

「お二人さん随分とお熱いことで。で、予約して行きますかい?」

 

一馬「あ、はい。えーっと部屋は1人ずつで.....」

 

パステル「一緒の部屋でお願いします!」

 

一馬「へ?良いのか?」

 

パステル「うん、さっきの探検でちょっと....ね......」

 

一馬「そ、そうか.....じゃあ2人一部屋で」

 

「それじゃあごゆっくり〜」

 

お金を払った後、渡された鍵の部屋へ向かった。その後は軽い雑談をした後、眠りについた

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。