思ったより筆が進んじゃったね。
妖怪は人の負の感情を発端として誕生する。
自然への畏怖は精霊を
動物への恐怖は幻獣を
そして語られる物語は怪異を生む。
ならば、原初の怪異は何の感情を糧として生まれたのか。
―――「全て」である。
我々人類が現在のように緻密な思考を成し得ない頃、「恐怖」というものがまだ言語化されておらず、人類に知覚されていない遥か大昔にソレは生まれた。
恐怖が区分されておらず、ひとまとまりとなっていた、人間が最初に抱えた原初の感情。
「ありとあらゆるものへの恐怖」こそがソレの糧となる。
故に滅ぼそうとも人が在る限り滅びない、災厄の怪異としてソレは成った。
静寂が支配する戦場の中、妲己がソレの名を忌々し気に吐き捨てる。
敵は一人。にも拘らず誰も動けないのはソレの抱える膨大な妖気のため。
隠そうともしない膨大なソレは、徐々に大地を侵食し黒く染め上げてゆく。
「コホン、あー、あーあー」
人間たちの感情など知ってか知らずか、ソレは何事も無いように喉に手を沈め、確認するように何度も発声する。
グチャグチャと生肉を弄る音がやけに耳に残る。
「あーあー。・・・うん、この声かな。一番しっくりくるのは」
先ほどまでの皺がれた声ではなく、若々しさを感じる爽やかな青年の声。
しかし決して心を許してはいけない。その油断は破滅至る致死の毒なのだから。
「相変わらず気色の悪い趣味をしておる・・・
「悪趣味なのはキミもだ、妲己。人間なんて生物、とうの昔に見捨てたかと思っていたよ」
人間に殺された、あの時からね。
そう続ける空亡に、早くも「帰りたい」と心の中で泣き言を吐いてしまう妲己。
空亡の言葉に怒りを覚えるには、彼女は長く生き過ぎてしまった。
(無理やりにでも逃げればよかったかの・・・)
そう嘆くも後の祭り。
空亡は妲己を逃がすつもりはないらしい。
「こちら側に来ないかい?■に協力すれば、キミの野望もすぐに叶えられる」
「ケッ、お断りじゃ!貴様なんぞと手を組むくらいなら死んだ方がマシじゃ!」
カーッ、ペッっと淡を吐く素振りまでして見せる。
もしも手があったのなら中指を立てるだろう勢いだ。
「そう、なら死んでもらおうかな」
勧誘を拒否した妲己に、空亡が軽く言い放つ。
それと同時に自然な動作で懐から杖を取り出し、先端を火の玉へと向ける。
杖は小さいながらも細部まで意匠が刻まれており、名のある職人の作品であることが分かる。
「
妖力が含まれた言葉が発せられると共に、杖の先に幾何学的な造形の陣―――いわゆる魔法陣が出現する。
日ノ本ではない、海の向こうのそのまた先、欧州の地の技術体系。
文字ではなく陣によって世界に介入する奇跡の技。
名を、魔術と呼ぶ。
火の玉、正確には宿主である
術の寄って再現されたものとは言え、雷であることには変わらない。常人であれば成すすべなく心臓を撃ち抜かれていただろう。
―――そう、常人であれば。
「―――な」
空亡の視点が地面に落ちる。
振りぬかれた刀が突きに照らされて怪しい魅力を振り撒いている。
目標を失った雷は遥か彼方へ飛んで行く。
死が目の前に迫っていたはずの少女は抜刀し、空亡の首を切り落としていた。
ただし自らを省みることなく妖力を用いた結果、瞬間移動じみた絶技へと昇華されてはいるが。
技を放った
無表情な顔面は目、口、鼻、耳と全ての部位から出血している。
四肢に至っては焼き切れたように黒ずみ、壊死している。
しかしその傷もたちまちの内に快癒する。
その際にも激痛が全身に走るが、彼女が表情を変えることはない。
(
痛々しい
彼女に刀を振るわせるつもりはなかった。元々この件は安部家が勝手に背負ったもの。
しかし大半の人間はそうは思っていない。そもそも陰陽師連中は彼女を人間とすら思っていない。
よくて人形、悪くて怪異の同類。
「化け物・・・」
今も誰かが呟く。
殴ってでも訂正させたかった。
これ以上罪を背負わせるつもりはなかったのに。自分が動けなかったから、また彼女に手を汚させた。
「・・・」
向けられる視線を気にする素振りはなく、
彼は既に死んでいる。しかし彼女の第六感が警鐘を鳴らし続けている。
果たして、その直感は的中する。
「―――ッ!」
胴体が唐突に動き出し、突き出された右足が
メキメキッ!
痛々しい音と共に
「やれやれ、本気を出していないとはいえ茨木童子と対等に戦える時点で警戒していたけど、まさかこれほどとはね」
切り落とされた首から声が発せられる。
先ほどの一撃は当然ながら妖力を纏っていた。本来ならば即死だ。
『―――ッ!』
にも拘らず怪異は何事もなかったかのように動いている。
首を拾い上げると、絶句する人間たちに向かって、人形で遊ぶように口をカパカパと手で動かす。
「あれ、もしかして殺したと思った?それは申し訳ない。これしきで死んでいるならとっくの昔に焼き殺されているとも」
ぐりぐりと切断面に首を押し付ける。
断面に妖力が纏わりつき、あっという間に胴と繋がる。
本来とは真逆の方向に。
「・・・おっと、反対だったか」
頭部に手を添えるとゴキッ、と180度首を回転させる。
ベキベキベキ、と音を立てながらその角度のまま首が固定される。
人ではなく、怪異として見ても異質な光景。
恐れを含む静寂が戦場を支配していたが、空亡の拍手によって嫌でも現実に戻される。
「さて、時間を縫ってわざわざ出向いてもらったんだ。手ぶらで帰ってもらうのは、■としても心苦しい」
空亡が枯れ枝のような指を一つ鳴らす。
ソレの背後に今にも臨界点に達しそうな妖気溜まりが幾つも生まれる。
これが意味するのは―――
「傷つき、殺し、血を流し、そして死んでくれると、とても嬉しい」
陰陽師らは即座に戦闘態勢に入る。
特に何か考えたわけではない。このままでは死ぬと、幾度も死地をくぐった経験が告げていたため。
やがてダムが決壊する。
一か所に固まっていた妖気が生物のような形を象り、自立して動き出す。
小鬼、骸骨、etc。一体一体は大した強さではないが、問題なのはその数。
ざっと数えて百体以上。こうしている間にもどんどんと湧き出している。
戦いの火蓋は切って落とされた。
SIDE:茨木童子
喧騒が遠くから聞こえる。
背後には小さな妖力がまばらに、自分に匹敵するほどの大きな妖力が一つ、そして得体のしれない「何か」が一つ。
戦いが始まったのだと、鬼の本能が嫌でも知らせてくる。
直ぐにでも身を投じたい気持ちを抑え、
アレは怪異であって怪異ではない。似ているようで、
いや、アレを「生きている」というのも少し可笑しいような気がするが。
今は
同類ですら平気で踏みつぶし、嘲笑う。アレは本来そういう存在だ。
今この瞬間、背後から刺されても何ら可笑しくない。
では、その危険を冒してまで何故
一つは復讐のため。
大江山の一件で酒吞様を始めとした数多くの同胞が打ち取られた。
随分と人間から殺し、奪った。
彼らから見れば確かに
『よお、お前も村から弾かれたクチか?』
『だーかーら、肉は焼く一択だろうが!茨木もそう思うだろ?』
『行くぞテメエら!飯と酒は優先して奪え!好きなやつを攫っていいが、武士は必ず殺せよ!』
それでも、
彼らを殺した武士の連中を、
そしてもう一つの目的は―――
ああ、いた。
口から血を吐きながらも立ち上がり、
大したものだ、と心から感心する。
あれほどの密度の呪いを内包した蹴りを受けて生きている、ましてや立ち上がれるものなど大妖怪と称される存在でも数えるほどだろう。
だからこそ、彼女はそこに居るべきではない。
「少し、お話をしませんこと?」
猛スピードで去っていった影を見届け、睨み合う二つの影。
老人と少女。どちらも戦場には不似合いの存在だ。
喧騒が響く中、二人の間の沈黙を破ったのは空亡の方だった。
「キミ一人で殺り合う気?あの人間モドキと一緒ならいざ知らず、キミだけで僕を殺すなんて、■も甘く見られたものだね」
嘲るような態度とは逆に、瞳の奥には侮り一つ写していない。
それどころか感情一つ見えない。アレが何を感じ、考えているのか。貴族の末席として様々な感情に晒されてきた四の姫をして、全く見えなかった。
「いえ、元々彼女には貴方の相手をしてもらうつもりはありませんでしたから」
言外に問題ないと告げる。
そんな気持ちの悪い相手にも普段通り敬語で接することが出来るところ、自分も大概だな、と自嘲する四の姫。
「言うねえ。もしかしてその自信の源は腰に差してる短刀かな」
「ええ、そうですね」
隠せるものではないので正直に答える。
今回四の姫が持ってきたのはとある神社の御神体の短刀。安部家の分家が管理している神社から取り寄せたものだ。
長きにわたって信仰の対象とされてきた短刀には相応の霊力と神秘が蓄えられており、腰に身に着けているだけで中級の怪異ですら四の姫に近づくことすら出来ない。
「何を持ち出そうと構わないけど、キミにそれは扱えないよ」
「どうでしょうか。例えば貴方の心臓に突き刺すくらいはできるかもしれませんよ?」
そう、これは神が宿るとされている品物。即ち神と同義とみて良い。
腰に差している今も圧倒的な
「まあいいや。キミがその気なら遊んであげる。丁度暇だったしね」
そう言うなり、老人の周囲に幾つもの札が展開される。
札は四の姫らが扱うものと似ているようで、全く異なる。込められているのは霊力ではなく妖力、しかもそれを更に悪い方向へと向けたものだ。
「せっかくだからキミの得意で遊んであげよう」
見下すような発言だが、四の姫は動じない。相手が隙を見せたのだ。格下の自分ができるのはそこに容赦なく牙を突き立てることだけ。
蓄えていた霊力を解放するとともに、四の姫の周囲にも札が展開される。
紙から墨までが思考の一品。一枚で貴族が半年優に暮らせるほどの一品たちだ。
「一つ訂正を。彼女はモドキなどではありません」
「・・・面白いことを言うね。やっぱり人間は見ていて飽きない」
それを皮切りに二人に妖力と霊力がぶつかり合う。
最強の陰陽師の後継者と最悪の怪異が《最初》にぶつかった瞬間である。
陰陽師は前線の構築に成功していた。
奇襲には動揺したがさすがは歴戦の猛者たち。すぐさま相手が下級の怪異のみであることを見抜き、一体一体ずつ処理してゆく。
「空亡とやらは姫様に任せ、我らは怪異どもを叩くぞ!」
「慌てるな!相手は格下、落ち着いて対処していけば問題ない!」
士気は十分。目に見えて怪異の数が減少し始める。
彼らが行ったのは結界で足止めし、その隙に一撃を叩きこむという基本的な戦術。
基本的だからこそ、知能の低い怪異には効果が高い。
なんとか持ち直した。陰陽師らがそう安堵した時―――
ボンッ
「―――あ」
南側で異変が生じた。
前線を担っていた陰陽師の一人が爆発四散したのだ。
勿論だが、平安時代にはダイナマイトなどの爆発物は存在していない。そもそも彼は内部から爆発したのだ。
怪異による攻撃、そう判断するに時間は掛からなかった。
「対魔結界を三重に展開!敵の攻撃に備えよ!」
しかし流石は対怪異のプロ。仲間が一人爆散した程度では士気は大きく揺らがない。
背後から飛んでくる指示に従って、早急に結界が組み立てられる。
怪異の攻撃には必ずと言って良いほど妖気が含まれている。
妖気で構築されている体を用いた攻撃を始め、妖術と呼ばれる怪異が起こす不可思議な現象にも妖気が含まれている。
ならば妖気を防ぐことができれば怪異からの攻撃を軽減、或いは無効化することができるのではないか。
このような考えに基づいて安倍晴明が構築したのが対魔結界である。
滅炎の一撃すら防ぐ結界だが、不幸な点が二つ。
一つは結界を維持するためにその場に留まる必要がある点。
そしてもう一点は術者は何も妖気を飛ばして攻撃している訳ではないこと。
ボンッ
ほら、この通り。
人の足掻きを嘲笑うかのように、また一人結界を貫通して陰陽師を爆散させて見せた。
「なーんだ、陰陽師といっても唯の人間じゃないか」
一連の下手人、隠神刑部が期待外れとばかりに呟く。
彼が操ったのは奇跡を操る人間の血液に含まれる霊力。これを暴走させることで内部から爆散させたのだ。
完全に霊力を扱えない人間や体内の霊力を完全に統制している実力者、妲己のように生存のために血液を必要としない怪異などには通用しない、と使い勝手の悪い技だが、逆に中途半端に霊力を溜め込み、体内全ての霊力を統制していない今回のような相手には凶悪な技となる。
防御不能の一撃必殺。まさしく大妖怪に相応しい。
「さてと、次は誰を狙おうかな~っと」
先ほどまでのように
そう思い戦場を見回していると―――
「オラッ!」
気迫と共に刀を振り下ろす甲冑姿の青年。
陰陽師だらけの戦場で大鎧は嫌でも目立っている。
それを示すように、青年に釣られて南部の一角に怪異が多く集中しているが、それを感じさせない勢いで怪異が消滅されている。
その仕組みは簡単。
まず五郎が先頭に躍り出、適当に間引きつつ怪異たちの注意を惹く。
その間に陰陽師らは大規模な術を編み、折を見て五郎が結界内に身を引くと同時に残りの怪異を一気に葬るのだ。
低級の怪異では大鎧の守りは突破できず、仮に少し傷を負ったとしても陰陽師らによって忽ち治癒される。
防御力の高く近接攻撃が得意な戦士が前衛を、物理的な防御力が低い代わりに殲滅力が高い魔法使いを担う。ゲームでありがちな編成だが、現実でここまでこなすのは双方が余程に実践慣れしている証拠だ。
しかし怪異から見れば堪ったものではない。
「・・・よし、次はアイツにしよう」
隠神刑部が次に狙うこととしたのは、前線で敵を引き付ける五郎。
動機の半分は上記を阻止するためだが、もう半分は個人的な復讐のためだ。
森の中で静かに暮らしてきた同胞が、源氏武士団によって刈り取られてきた。
首領である自分にも不手際はあったが、それで「人間を恨むな」と言われても素直に頷けない。
先ほど殺した陰陽師から血を抜き取ってゆく。
後年に執筆される日本三大狸話が一つ、『松山騒動八百八狸物語』によると、隠神刑部は四国最大の神通力を持っていたという。
この話はあながち間違いではない。
血に妖力を多分に含め、その妖力を操作することで間接的に血液も操る。
後の世にて
長きにわたって磨き続けた技量は絶大で、これほど妖力を上手く扱えるものは、怪異の全盛期であるこの時代でも片手で数えるほどだろう。
血を凝固し、先端を針状に仕上げる。
2尺にもならない小さな血の杭が三本。頼りなくはあるが人ひとりを殺すのは訳ない。
更にダメ押しで高速で回転させることで殺傷力を上乗せする。
五郎は目の前の怪異を捌くことに夢中だ。隠神刑部の存在に気付いてはいないだろうが、念には念を重ねて死角から攻撃することとする。
怪異の群れを壁として、三つの杭がそれぞれの方向から迫る。
射線にあるのは五郎の顔。流石にこの大きさでは大鎧を貫くのは難しい、そう考えての判断だ。
必殺の一撃、そう考えるのも仕方がない。
しかし三本の杭は五郎に命中することなく、背後の対魔結界に阻まれる。
(な―――)
絶句するのも仕方がない。
死角からの攻撃に、まるで狙いすましたかのようなタイミングで後ろに下がり、結界の中へと戻っていったのだ。
これが滅炎や茨木童子のような化け物相手ならば、彼も仕方がないと飲み込めた。
しかし相手は普通の人間。体内の霊力を操っても即死させられないどころか、ダメージすら与えられないほど霊力を宿していない。
一体どのような仕掛けがあるのか。
ドゴォッ!
思考している間に陰陽師らによる攻撃が怪異たちを焼いてゆく。
舞い上がる土煙。それに紛れて咄嗟に能力を発動させ、姿を完全に消す。
平安より昔、奈良の時代からある数少ない狸の伝承。
彼らは自在に人に化け、人に憑き、或いは姿を消すことで人々を驚かせてきた。
そんな狸たちの首魁、隠神刑部が姿を消すなど動作もない。
しかし透明になっただけなので攻撃を幽霊のようにすり抜ける、といった芸当は出来ない。
狙撃によって位置が割れたかと危惧したが、透明化した今は安心。
土煙はもうすぐ晴れる。もう一度攻撃するか、と思案しながら離れたところへ杭を生成していると―――
「―――そこだな」
こちらに向けて弓を構える五郎の姿が。
(―――!)
透明化しているのに何故、などと考えている時間などない。
杭に使用した血液を融解させ、自分の目の前で再度凝固させる。
咄嗟のことで小さな盾しか形成できなかったが、己の小さな体を収めるにはそれで十分。
ヒュッ!
形成すると同時に矢が放たれる。
平均時速にして約200km。世界有数の威力を誇る弓、和弓から放たれた矢は容赦なく隠神刑部へと迫る。
勿論只の矢であれば、怪異である隠神刑部にはダメージは入らない。
しかし矢じりから嫌な気配が漂い、透明化が解除されるのも顧みず、更に後退した。
そしてその判断は彼の命を救うこととなる。
五郎が放った矢の矢じりは四の姫の霊力が込められていた。その手間故5本しか用意できなかった貴重な代物を五郎は躊躇いなく使用したのだ。この辺りに武士としての英才教育の成果が窺い知れる。
もしも命中すれば大打撃は必至だっただろう。
コンッ!
弓は血の盾を容易く貫通し、1寸ほど進んだところで制止し、地面に落ちた。
和弓は対人間、即ち大鎧を着こんだ人間を殺すために設計されている。もしも盾に密着していればそのまま殺されていただろう。
ここで土煙が完全に晴れる。
五郎は初めて相手が狸であったことを知る。
しかし油断はしない。向けられる殺気と、煩わしいほどに鳴り響く本能からの警鐘が相手が只ならない存在であることを証明している。
だがこの殺気が五郎の命を救った。
死角から迫った血の杭も、透明化した隠神刑部も彼の目に見えていたわけではない。
迫る殺気の塊を避け、その大元を射抜いただけだ。
例えば相手が
「「・・・」」
しかし今回の相手には有効と見た。
力はある。だが気配の扱いといった技能面は五郎の方が優勢と見た。
勝つのは難しいが、時間稼ぎ程度ならば可能だ。
「あいつらも踏ん張ってんだ。気張らねえとなぁ!」
気迫と共に死地へと駆け出す。
その表情に憂いはない。友の勝利を微塵も疑っていないから。
大妖怪もそれを迎え撃つべく新たに杭を生成する。
その表情に焦りはあっても憂いはない。頭領として、腹などとっくに括っている。
かくして三つの地点で各々の戦いが開幕した
ボロボロになった主人公ちゃん
なお直ぐに全快する模様。
それを見た四の姫にSAN値チェック。
活躍は次回。
ヤベー奴と知り合いな狐
大陸を渡り歩いているときに会った。
何度か話すうちに「あっ、コイツヤベー奴では」となって焼却処分したが、なんか死んでなかった。ドン引き。
今回は首を落としても動いていたので更にドン引き。ゴキか、とついツッコんでしまった。
精神がマズそうな姫様
怪物扱いされるのを見てSAN値チェック。
神様オーラを間近で浴び続けて毎秒SAN値チェック。
不定の狂気が発生するのも時間の問題だね。
大妖怪と対面することになってしまった一般武士
冷静になって「あれ、俺死んだか?」とちょっと後悔してる。でも友達の為には命を掛けることも惜しまない所存。
殺気、というか向けられる感情全般に敏感。雰囲気としてはニュー〇イプもどきみたいな感じ。
日頃からこれを元に戦闘してるため、全く感情を見せない
ゴキブリみたいなラスボス
一体どうやって倒しゃいいんだ。
一人称はバグっていて、上手く聞き取ることが出来ない。
部下には1mmも信用されていない(自覚あり)。
詳細は次回。
空亡は1mmも信用していない。
とっくに覚悟完了な狸
戦闘ではなく蹂躙ばかりしていた弊害が出た。
でも部下のために頑張る所存。
空亡は1mmも信用してない。