仮面ライダー滅炎   作:熊澤しょーへい

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 再度茨木童子と対面した(とお)

 前回の戦闘で彼女の脅威は身に染みている。故に、様子見することなく初めから全力を出す。

 

「変身」

 

《急急如律令紫炎退魔!滅炎!》

 

 先ほど負った傷は既に完治している。

 重症であったとは思えない軽やかさで茨木童子へと迫る。

 

 キンッ!

 

 甲高い音色を響かせて刀と金棒がぶつかり合う。

 不意打ち気味の滅炎の攻撃に問題なく対処できるあたり、彼女の技量も相当なものだと改めて理解する。

 

 一撃では終わらず、一気に責め立てる滅炎。

 一度掴んだ流れは手放さず、相手に何もさせないまま倒す。戦いの鉄則である。

 

 威力の代わりに大振りの金棒では手数で責め立てる滅炎には不利だと察したか、茨木童子は金棒を手放し、素手での戦闘に様式を変えた。

 黒い金属を纏ったかのような拳は蜘蛛斬りを以てしても容易に切り裂けないほど頑丈だ。

 

「―――ッ!話を聞くつもりはありませんのね・・・」

「当然。ここで首を置いてく」

 

 茨木童子の目的は滅炎を人間から引き離すこと。故に攻撃にキレが乗らず、どうしても防戦一方となってしまう。

 そんな隙を見逃すような滅炎ではない。心臓、手足、首・・・ここで茨木童子を祓うべく容赦のない攻撃を繰り返す。

 

(―――ッ!)

 

 相手に声は届かない。

 全力で戦って相手を気絶させるか?否、茨木童子が全力を出せばもう話しどころではない。戦いが終わるのはどちらかの命が尽きる時だろう。

 ならば方法は一つ。全力で(茨木童子)の声を叩きつけるしかない。

 

 たとえそれが、相手が見ないふりをしている現実を直視させるようなものだとしても。

 

 昔、酒吞童子(あなた)がしてくれたように、彼女の糧となることを信じて。

 

(わたくし)は!二年前に貴女のことを知りました!」

 

 迫りくる炎を纏った刃。地面から隆起した土の壁がそれを防ぐ。

 しかし碌に妖力も含まれていない土壁。三太刀目を防ぐことが出来ず、元の土くれへと還った。

 

 初めに噂を聞いたのは尾張国でのこと。

 源氏との戦い以降、あてもなく放浪していた(わたくし)は、その噂を耳にして再び京へと出向いた。

 曰く、人間なのに妖力を使う人間がいる。曰く、人間に協力している妖怪がいる。曰く、幾ら怪異が束になったとて傷一つ付けられない強者。

 

 別に妖怪が人間に手を貸す例は珍しくない。

 最近では安倍晴明も式神として怪異を従えていたと聞く。

 

 野次馬根性なのかそうでなかったのかは定かではない。

 ・・・もしかすると彼女に斬られたかったのかもしれない。

 生き延びたはいいものの気力を失い、ただ漫然と過ごす日々。

 最後くらいは派手に殺し合って、その果てに死にたかったのだろう。 

 

 とにかく噂の人物を見ようと京に向かった。

 そこで目にしたのは―――

 

「美しかった、貴女の刀を振るう姿は!的確に弱点を狙う技量!淀みなく流れる妖力!どれをとっても貴女は完璧だったッ!」

 

 拳と刀が正面からぶつかり合う。

 二色の養殖がぶつかる中、拳が僅かに刀を押し返す。

 ならばと滅炎は反動のまま刀を後ろに下げ、一度空中で制止。勢いそのまま拳が空を切ったのを見ると、無防備な胴体へと切り込む。

 しかし仕留めるには至らない。刀が体に当たる瞬間、茨木童子は咄嗟に左足で蹴りを放つ。

 蹴りは刀を握る手に当たり、そのまま滅炎を蹴り出し、自らもその反動のまま後方へと下がる。

 

「しかし人間としてみれば余りにも間違いが過ぎる!妖気を使うことだけではありません!その体、その年齢で殺しをここまで受け入れていること、その精神性が何よりも人間からかけ離れ過ぎているッ!」

「―――ッ」

 

 仮面の奥で、(とお)は思わず唇を噛む。

 

 双方が同時に駆け出す。

 一方はこれ以上話させないようにするために、もう一方は更に言葉を叩きつけるために。

 

 彼女はどうして妖気を扱うことが出来るのか。この疑問に辿り着くにはそう時間が掛からなかった。

 それを探るため、彼女と何度か接触していた陰陽師らの拠点に潜入した。

 幸運にも協力者はすぐに見つかった。伊予国から海を渡ってきた狸の首領。往生していた彼らに住むための山を紹介し、その対価として姿消しの術を掛けてもらった。

 妖気が活発になるのは夜。妖気に反応する結界は昼には意味がない。本来怪異は姿を隠し、力の損耗を抑えるが、生まれからか(わたくし)は昼でも問題なく行動できた。

 

 そして、見つけた。人間の名前など与えられず、ただ拾番と呼称されていた彼女に関する記録。

 

魂合(こんごう)の秘儀!肉体に妲己(だいようかい)の魂を取り込む荒業で、貴女は妖気の操作を可能にしている!」

 

 滅炎の動きが更に苛烈となる。

 妖気の密度も上がり、茨木童子は受け流しきれずに頬が浅く切り付けられる。

 

 しかし、彼女は声を上げるのを止めない。

 

「肉体に収まる魂は一つだけ!これは人間だけではない、我々怪異にも同じことが言えます!魂という強大な力の塊を、我々は二つも受け入れることが出来ない!」

「―――うるさい」

「にも拘らず貴女は受け入れている!受け入れてしまっている!そんな魂を持つ貴女は―――」

 

 一瞬、躊躇う。

 これを口にしていいのか。修復不可能な傷を与えることにはならないか。

 ・・・否、例え自分がここで言わなくとも、彼女はいずれ知るだろう。

 人間に裏切られるという、最悪な形で。

 

 ならばせめて、(わたくし)の口から―――

 

「貴女は―――異常だ!人間としてだけではなく、怪異としても!この国に生きる者として、貴女は魂の根幹から間違っている!」

「―――ッ!うる、さいッ!」

 

 初めて滅炎が声を荒らげ、大振りな一撃を放つ。

 本来の滅炎からは考えられない、煩雑な一撃。

 回避は容易く、そのまま五間ほど距離を置く。

 

 先ほどまでの喧騒は薄れ、両者の荒い息だけがあたりに溶ける。

 

「―――何より哀れなのは、そんな貴女を人間が受け入れることはないことです」

 

 一転して静かに語り掛ける茨木童子。

 

「人間は異端者を受け入れることはありません。それは(とお)、貴女にも言えることです」

 

 目の前の女を早く黙らせろ。

 滅炎の頭はそう叫んでいるのに、何故か体は動かない。

 

「人間に使い潰され、やがて敵として殺されるでしょう。人間とは、そういう生き物です」

「違、う・・・」

 

 咄嗟に口から出た言葉は余りにも弱弱しく、風に吹かれて直ぐに散ってしまう。

 

 違う?本当に?

 思い返されるのは何度も通っている陰陽寮での視線。

 五郎や四の姫からのような視線は浴びたことがない。冷徹で、打算的で、見下していて、今にも自分を殺したがっている視線。

 それは自分が怪異に向ける視線と―――

 

「・・・では、何故貴女は戦うのです?人間にいいように扱われ、それでなぜ戦場に立てるのです?」

 

 茨木童子からの率直な疑問。

 

 反論、しなければ。

 答えるために過去を遡る。

 あるはずだ、戦場に立っている理由が。

 

 記憶を遡り、

 

 

 

 遡り、

 

 

 

 さかのぼり、

 

 

 

 さかの、ぼり・・・

 

 

 

 さか、

 

 

 

 ・・・

 

 

 

 ・・・・・

 

 

 

 ・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれ、

 

 

 

 

 

 私、

 

 

 

 

 

 何のために戦ってるんだっけ?

 

 

 

 

 

「しっかりせんか!」

 

 いつの間にか変身は解けている。

 呆然となっている(とお)に、妲己が必死になって語り掛けている。

 力の抜けた手から刀が零れ落ちる。

 

 もう二度と、刀を握ることは出来ないだろう。

 

 ハイライトの消え失せた瞳を見て、自分がしたことながら、茨木童子はつい目を背ける。

 だがこれで、漸く人間の元から彼女を救い出せる。

 彼女と似た境遇を持つ(わたくし)だけが、彼女を別の道へ導ける。

 これ以上裏切られないために、(わたくし)と同じ傷を負わせないために、ここで人間と離別させる。

 

 空になった(とお)手を取るべく、彼女の元へ近づく。

 

 その無防備な背中に、鋭い殺気が突き刺さる。

 

「―――ッ!」

 

 寸前で反応した茨木童子が、飛来した矢を拳で打ち抜く。

 正確に突き出された拳によって、矢はバラバラに砕け散る。五郎が所持する切り札とは違い、霊力の含まれていない只の矢。茨木童子の一撃を耐えられるはずがない。

 

 しかし時間を稼ぐことは出来た。

 この隙に、(とお)と茨木童子の間に人影が割り込む。

 

「そこまでだ、徒花―――否、茨木童子。これ以上、彼女を痛めつけるのは止めてもらおうか」

 

 壮年の男が彼女が人間であったころの名前を呼ぶ。

 その名を知っているものはこの世にただ一人。

 

 鎧に刻まれるは源氏の家紋。

 手に持つは茨木童子の左腕を切り落とした名刀「髭切」。

 

 その気配、その声、いずれも忘れることは無い。

 酒吞童子(あの方)を殺した一味の一人、そして自分の切り落とした男。

 彼の名前を、呪いを十全に含めて吐き出す。

 

「―――渡辺綱ッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 源氏武士の参戦によって戦況ががらりと変わる。

 最も大きく変化したのは南側、隠神刑部が暴れている地点だった。

 

「ハア、ハア・・・」

 

 五郎の身体は満身創痍。大鎧も所々破損し、血が出ていない部位は無い。

 息も大きく上がっており、刀を杖代わりにようやく立っているという有様だ。

 

「クソ、人間ごときが・・・」

 

 一方の隠神刑部は傷は負っていないがゼエゼエと息が上がっている。

 緻密な妖力操作にはそれ相応の集中力が必須。

 なまじ力があった故、ここまでの長期戦を隠神刑部は経験したことが無かった。

 

 彼の攻撃は五郎を捉えきることは出来ず、また五郎も刀を届かせるには至らない。

 二人の戦いは千日手の様相を見せていた。

 

「・・・だが、これで終わりだ」

 

 隠神刑部の背後から怪異の群れが迫る。

 五郎が隠神刑部を抑えている間にも陰陽師らは怪異を掃討していたが、未だに底を見せる様子はなく、絶えることなく怪異が湧き続けていた。

 

 五郎を踏み潰さんと迫る怪異の群れに向け、陰陽師が術を放つ。

 しかし大規模な術を使う気力は残されていない。五郎というタンクが抜けた後、何人かの陰陽師が前線を担当する必要性が生じた。故に牽制の為の術や小型の結界、回復など必要以上に術を使う必要があったのだ。

 

 術の雨をすり抜けて、怪異が五郎の間近に接近する。

 迫りくる死。しかし五郎の顔に悲壮感はない。

 

 五郎の目的は既に達成した。

 未熟の身でありながら、大妖怪相手にここまで時間を稼いだ。

 そして彼らはこの時間を無にはしない。自分が憧れた、彼らならば。

 

 五郎の考えは的中し、死から大きく遠ざかる。

 

 斬ッ!

 

 瞬きの間に怪異が切り捨てられる。

 首が斬られたことに本人たちも気付いていないようで、小鬼たちは間抜けな顔を晒している。

 

 そして五郎の前に先ほどまで影も形も無かった人間が一人。

 白衣に袴と戦場に不似合いな格好だが、握られた抜き身の刀を見るに、怪異を斬った下手人であると推測できる。

 

 老人は札を取り出し、霊力を集中させる。

 

「“急急如律令(式よ、速やかに起動せよ)”」

 

 夜、ひいては暗闇は人間に恐怖感を与える。

 それは科学によって数多の未知を開拓した現代人であっても同様で、闇への恐怖を人は振り払うことは出来ない。

 故に夜は負の感情が流れやすく、必然的に多くの怪異が発生する。

 平安時代でも同様。否、電気という発明品が無い分、満ちる妖力の濃度は膨大だ。

 

 それが今、この場限定で反転する。

 

 老人の呪文に呼応し、刻まれていた術式が起動する。

 あたりに満ちていた妖力が、次々に霊力へと切り替わってゆく。

 荘厳ながらもどこか安心感を覚える空気が流れる。

 霊力が包み込むように人間を癒し、纏わりつくように怪異たちの動きを鈍重にさせる。

 その空気はまるで、神社の(やしろ)のよう。

 

 大規模な術と怪異を容易く屠る剣技。二種の才能を両立する人間など、五郎は一人しか知らない。

 

「貴様・・・何者だ!?」

「何、古くからの友の呼びかけに答えた、只の一神主に過ぎん」

 

 東北の騒乱を鎮圧した坂上田村麻呂を祖に持ち、頼光四天王の一角を担う男。

 浦辺(うらべの)坂上(さかのうえ)季武(すえたけ)、参上。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やれやれ、そろそろ引き時かな」

 

 周囲の喧騒とは異なり、中心部は静寂に包まれていた。

 単騎で国を亡ぼせるだろう両者の戦いは、十分とかからずして一つの区切りをつけていた。

 

 大地は抉れ、大小さまざまなクレーターを形成していた。

 足場の踏み場もないほどで、中でも目立つのは巨大な爪に切り裂かれたかのような二つの傷跡。

 否、切り裂かれたと言うにはあまりにも跡が綺麗すぎる。どちらかといえば切り取られたと表現すべきだ。

 

「これでも、殺せま、せんか・・・」

 

 惨状の中心で四の姫が悪態をつく。

 純白であった衣装は朱色で鮮やかに染められている。返り血を浴びたわけでもなく、また衣装に傷がついている様子もない。

 それは自壊によるもの。人の身で人ならざる力を振るった代償。

 

 けほっ、と血を吐き出す。

 口の中は鉄の味で支配されている。

 

「ここまで酷いことになったのは何時ぶりかな。1000年前?500年前?・・・まあいいか」

 

 対する空亡の惨状は更に悲惨だ。

 右腕、左足は消し飛ばされ、他の四肢は炭化している。

 首は斬り落とされ、ダメ押しとばかりに目から上が跡形もなく消し飛ばされている。

 体は肩から斜めに袈裟切りにされ、断面からは桃色の贓物が飛び出している。

 

 普通なら到底生きていられないが、空亡は何事もないように口と鼻だけになった頭で声を発している。

 そんな状態であったのも束の間、残骸が妖気の霧に覆われると―――

 

「ふぅ、あまり身体を傷つけないで欲しいな。これでも愛着があるんだ」

 

 忽ちに元通り、傷一つない状態へと逆戻りする。

 常識の範囲を超えた事象を目にして、四の姫の口から言葉が飛び出す。

 

「化け物・・・」

「そうだとも、■は化け物さ。人間(キミ)が勝てる相手じゃなかったってこと」

 

 四の姫の呟きを空亡は笑い飛ばす。

 どこか達観した声色だったが、その空気を打ち消すように手を一つ叩いた。

 

「さて充分楽しめたし、ここらでお暇するとしよう」

「させると―――ッ」

 

 踵を返す空亡を追撃しようと四の姫が札を手にする。

 しかし霊力を注ぐよりも早く彼女の身体が限界を迎える。

 全身から力が抜け、地面に倒れこんだ。

 

 彼女がここまで傷ついているのは腰に差した短刀の代償。

 戦いの中、彼女がこの短刀を振るった回数は二度。

 その働きは10分足らずの戦いの終結に直結したが、代償は余りにも重い。

 その反動で彼女の内臓の幾つかは破裂している。回復の術式を掛け続けることで誤魔化しているが、正式な治療を受けなければ幾ら奇跡が存在するとはいえ命の保証は無い。

 

 振り返ることなく歩みを進める空亡。

 そんな無防備な背後に向けて一条の矢が飛来する。

 

 振り返った空亡の額にストン、と命中するが、これで殺せていれば苦労はない。

 

「え~と誰だったか・・・・・そうだ源頼光!源氏のご隠居がわざわざ出向いてくださるとは、光栄の極み」

 

 空亡がわざとらしく礼を取る。

 四の姫が慌てて振り返ると弓を構えた甲冑姿の大男が。

 怪異が畏れる武士が頭領、源左馬権頭頼光その人だ。

 

「もはや人ではない、か。一体いつからだ?」

「どういう意味だい?」

 

 空亡は額に刺さった矢を抜きながら、馬鹿にするようにとぼけた。

 しかし相手はそんな煽りに乗るような未熟な男ではない。

 

「・・・蘆屋道満は(さき)の天文博士殿の高弟ではあったが、彼の方と同等の力など持ってはいなかった。貴様が何か仕掛けたか?」

 

 頼光の追及に、空亡は一瞬だけ空っぽの目を見開き、くつくつと笑い始めた。

 

「流石は歴戦の戦士。その通り、彼には少しだけ■の力を与えてやった」

 

 空亡の口が三日月のように歪む。

 醜悪な笑みとはまさにこのこと。四の姫はつい唾液を飲み込む。

 

「でも『仕掛けた』なんて、酷い言い草だな。彼が『力が欲しい』と望んだから、■は力を与えたんだ。・・・ただ、代償として体を貰うことになったけど」

「では蘆屋道、満の暴走、は―――」

「あー、あれは彼のガワを被った僕の仕業だ。ただ、まさか正面から■が返り討ちに会うとは想定してなかったけど」

 

 人間って怖いね、と何でもないように言い捨てる。

 一通り笑い終えた後、空亡は杖を取り出し、空中で一振りする。

 それと同時に妖気だまりは霧散し、彼の正面に人間台の魔法陣が出現する。

 

「じゃ、改めて引かせてもらおう。楽しませてもらったお礼に、五日ほどは都を襲撃しないで上げるよ」

 

 それじゃあね~、と手を振りながら魔法陣を潜り抜ける。

 彼の身体を収めると同時に魔法陣も消失し、空亡は影も形も無く消え失せた。

 別の場所に移動したか、と四の姫が戦場全体を探知するが、空亡の気配どころか茨木童子ら大妖怪の気配すら消失していた。

 

 脅威を退けはしたが、こちらの損害も零ではない。

 しかし自分たちが生き延びたこともまた事実。命があることを噛みしめながら四の姫は意識を手放した。




メンタルブレイクな主人公
 直視してこなかったことを無理やり見せられた。
 仕方ないね。今まで必死に目を逸らしてきたのにね。





健闘した武士見習い
 格上相手に踏ん張った。
 今回のMVP枠。





死にかけな姫様
 三人の中では一番の重症。
 でも躊躇うことなく振り回した君にも問題はあると思うな。





言葉を叩きつけた鬼
 最悪は回避された。でもこれが最善だったかというと決してそうではない。
 自分の合わせ鏡のような(とお)を見て焦りが出た。
 ドンマイ。





鬼と顔見知りな武士
 ああそうだとも。私が間違いを犯さなければきっと君は―――





元武士な神主 
 二人目の四天王。でも残りが出るとは言ってない。
 魔法剣士的な役回りになった。
 本編で使った術式は「自分の今いる場所を仮の神社とする」もの。





ラスボス
 ―――そうさ。■は人間なんかが勝てるものじゃない。
 紛れもない君たちが、■をそう定義しただろ?





公式チートな陰陽師
 ラスボスを小細工なしに正面から撃退した只の人間。
 やばすぎ。トラウマになる妲己の気持ちが分かるね。
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