転生先生、嘯く   作:あまいろ+

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新シリーズ『転生先生、嘯く』始動です!
ほんと今シリーズはいつもよりマジ拙いんでよろしゃす!
何でもありな方は是非お読みくだせぇ!


終わりと始まり

 

ああ、こんなじっくり空を見たのはいつぶりだろうか

 

あいにく晴天というわけではなく、真っ黒な雲が空を覆っていた

 

そういえば朝見た占いのラッキーカラーは黒だったなぁ

 

そう私は地面に倒れ、胸から血を流しながら考える

 

生徒達を指揮している最中にどこからか撃たれたのだろう

 

肺を撃たれたからなのか、少し息苦しい

 

助かるはずはない

 

そう思ったが不思議なことに恐怖や怖さはなかった

 

それよりも生徒達はどうなった?

 

もう体はピクリとも動かないが、まだ動く目だけを動かし周りを見渡す

 

私に必死で呼びかける者、助けを呼ぼうとする者、怒りで我を忘れてしまう者

 

そのすべての行動はみな私の為に向いている

 

嬉しいなぁ

 

私はこんなにも生徒に思われていたのか

 

思われているといえば、誰かが言ってたなぁ

 

『先生は銃弾一発で死んじゃうんですからね!?』

 

まさしくその通りになってしまったが

 

はて、あれは誰が言っていたんだっけか

 

はぁ私はもうここまでみたいだ

 

みんなごめん、そしてさようなら

 

ただ一つ、願いがあるなら

 

生まれ変われるなら、君たちを守れるような強い身体に

 

 

▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼

 

 

 

「先生、起きてください」

 

「……うん?…ここは」

 

誰かに呼ばれ私は目を覚ます。

 

薄暗く無機質な部屋、そして私は目の前の、

 

「クックックッ…ようやくお目覚めですね…先生…」

 

「わぁっ!?」

 

黒服の顔面を殴った。

 

「グヴァハ…!?…クックックッ…随分な挨拶ですね…先生…」

 

「うるせぇぞバカヤロー。寝起き一発目の自分の顔がどんなに心臓に悪いか自覚しろ」

 

吹っ飛ばされ壁にぶつかりながらも、薄気味悪い笑みで頬をさする黒服。

 

しかし、コイツこんなに軽かったか?

 

「どこなんだ、ここ?それに私の記憶が正しければ私はすでに死んだはずだけど」

 

「クックックッ…そうですね…。先生、貴方は…カイザーの不正を暴くべく…数人の生徒を連れカイザーと戦闘になりました…。そこで貴方は…背後から狙撃され命を落としたのです…」

 

「…やっぱりそうだったか。…だけど私はまだこうして生きている」

 

「クックックッ…端的にいうと…貴方は生き返ったのです」

 

「生き返っ……!?そんなこと可能なのか!?」

 

「クックックッ…我々ゲマトリアにかかれば可能です…。と…言いたいところですが…我々の技術でもそれは不可能でした…」

 

「なら…どうやって…」

 

「その理由はこれです…」

 

そういうと黒服はスッと私の前に黒いカードを手渡す。

 

「これは…大人のカード……!?」

 

「ええ…どうやらそのカードには…我々が思うよりも強い神秘をはらんでいたようです…。しかし…」

 

「カードが!?」

 

黒服が説明を終えると同時に、大人のカードがパラパラと崩れて落ち。最終的には塵になって消えてしまった。

 

「流石の先生のカードでも…先生を生き返らせるという奇跡には…持たなかったのでしょう」

 

「だが、そしたら……代償が……」

 

不可能を可能にするカード。奇跡の前借には代償が存在する。

 

時間。奇跡の規模によって使用者の時間、つまり寿命を吸い取り奇跡を行使する。

 

「クックックッ…そちらは問題無いようですよ…。さて先生…お話の前に少し…身だしなみを整えてみては…?」

 

「え?何いきなり?こわぁ…」

 

いきなり手鏡を渡してくる黒服に若干引きながらも、手鏡を受け取り覗き込む。

 

しかし鏡に映ったのは激務でくたびれたおじさんではなく、

 

「………どなた?」

 

銀髪ロングのマブイかわいこチャンだった。

 

いやすまない。慌てて死語が出てしまった。

 

「クックックッ…!…それはまぎれもなく先生ですよ…」

 

「うっそぉ………」

 

鏡の前で頬を引っ張ったり、手をあててみたりするが、それに併せて鏡の中の女の子も私に併せて行動する。

 

しかもよく見ると頭の後ろでヘイローがふよふよとしていた。

 

なぜ…いや、私はギヴォトス人になったのか……?

 

「クックックッ…どうやら私が考えるに…大人のカードでも死者を完全に生き返らすのは難しかったようです…。なので新しく入れ物を作り…そこに先生の魂を移した…。しかし…そこで致命的なエラーが生じた…」

 

「致命的なエラー?」

 

「ええ…カードは叶えた対価として、代償を受取ろうとした…。だが生き返りを願った先生は…すでに死んでいる。…ようは大人のカードは精神ではなく肉体に依存したカードなのです…」

 

「ごめん、頭痛くなってきた。20文字以内でお願い」

 

「クックックッ…そうですね簡単に言えば『借金の踏み倒し』ですかね…。我々ゲマトリアもびっくりの踏み倒しですよ先生…」

 

「わーお…」

 

つまり前の身体に代償を全て押し付けて私は復活したのか…。

 

こりゃゲマトリアやグレーなお仕事の人もびっくりの踏み倒しだ。

 

いつの間にか悪い大人の仲間入りしてしまったのか。

 

「そして…その体ですが…」

 

「そっか私の体なんだよね、もう…」

 

腕ほっそ!?顔ちっちゃ!?

 

「観察するに…強い神秘を持っているみたいですね…」

 

「神秘?」

 

「ええ…つまり凄く強くなったということです…。おそらくギヴォトスの強者にも引けをとらないでしょう…」

 

そうか、大人のカードは、

 

『君たちを守れるような強い身体に』

 

この願いを叶えてくれたのか。

 

「それと…やはり大人のカード製の身体…。少々特別な力を持っているみたいですね…」

 

「特典いっぱいだな…」

 

「クックックッ…先生のギヴォトスでのポイントでも交換したのでしょうか…」

 

「そんなポイントカードの交換みたいなものなの、私の体?」

 

「話を戻しますが…どうやら自分の神秘を流し込めるようですね…。例えば今持っている手鏡を強化する…。装置に流して操作するといったところでしょうか…」

 

「本当に特典盛りだくさんじゃん…。ほんとにポイントだとして、私ギヴォトスでそんなに何かしたっけ?」

 

「クックックッ…そこまで謙遜されると嫌味になってしまいますね…」

 

 

▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼

 

 

「クックックッ…そういえば伝え忘れていましたが…。今何年かわかりますか…」

 

「え?確か私が撃たれた時は……」

 

黒服におぼろげながらも、自分が撃たれた日にちを伝えていく。

 

「そうですか…。実は先生が撃たれてから…すでに半年が経っています」

 

「半年!?」

 

「クックックッ…当然です。それだけ奇跡の規模が大きかったのでしょう…」

 

「生徒は…!?街は…!?」

 

「最初に生徒の心配ですか…流石先生です」

 

「早く答えろ!」

 

「クックックッ…まず先生を襲ったカイザーですが…」

 

「カイザーが?」

 

「倒壊しました」

 

「…倒産ではなく?」

 

「…いえ倒壊です。先生が死んだニュースを受け…各学園の生徒がカイザーのあらゆる企業を襲撃…。カイザーローンなどを含むカイザーとかかわりのある企業を全て潰しました…」

 

「……みんなげんきだなぁ」

 

「クックックッ…原因が何を言ってるんですか…。カイザーの残党はまだ居れど、今は何もできないでしょう…。しかしカイザーという共通の敵を倒した今、ギヴォトスは今落ち着いています…。一部を除いて」

 

「他に何かあるのか?」

 

「…そうですね。ゲヘナとトリニティ…そしてアビドス。ここはどれも先生が驚く変化があるでしょう…」

 

「もったいぶってないで教えろよ」

 

「いえ…是非とも先生の目で見た方がいいでしょう。…続いてミレニアム…百鬼夜行。この二つも行ってみた方がいいでしょう」

 

「はぁわかった。とりあえず行ってみてみるか」

 

「おや…もう行かれるのですか…」

 

「善は急げ。可愛い生徒の様子も気になるしな」

 

「クックックッ…流石は先生ですね…」

 

「じゃ行くわ。色々とありがとな」

 

「おっと…待ってください。先生…これを」

 

「なんだよ?」

 

「当面はこれで過ごして下さい…。先生に野垂れ死られては困るので…」

 

「ええ…。悪いねぇ…」

 

「中に500万クレジット入っていますので」

 

「5ひゃっ!?合法的なものだよな!?」

 

「クックックッ…それは言えませんが、新たな神秘を発見できた礼とでも思ってください…」

 

「………今後何かやってても遠慮なくぶっ飛ばすからな」

 

「…では行ってらっしゃい…先生」

 

「ああ、じゃあな」

 

 

「クックックッ…流石は先生ですね…。では見せてもらいますか…。先生の大事な生徒が…どんなに変わってしまっていても果たして…同じように見捨てずにいれるのかを」

 

 

▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼

 

 

春葉原。

 

「それにしても、あいつこんな所にアジト構えてたのか…」

 

私はあの一室から出てしばらく歩いていると、春葉原にたどり着いた。

 

ムカつくが黒服からの軍資金もあったのでそこで、これからの用意を整える。

 

「用意はこんなもので十分か…。さてじゃあまずは…」

 

一通り買い物を終えた私は、学園に向かうため駅へ向かう。

 

その道すがら、ある露店が気になり足を止めた。

 

「百鬼夜行アンテナショップ…」

 

「お、嬢ちゃん!よってくかい!」

 

店主と目が合ってしまった為か、なにか不思議な予感を感じてか私は店に入り、店内を覗いていく。

 

しばらく物色しているとあるものに目が留まる。

 

それは彼岸花が描かれた法被であった。

 

「それが気に入ったのかい?買うんだったら安くしとくよ?」

 

「(彼岸花か…一度死んだ身にしては似合いすぎるかな…)そうだね。じゃぁこれと後これもお願い」

 

「毎度あり!しかし法被はいいとして、こんな十手…どうするんだい?」

 

「あらわかんない?こういうのは男のロマンだろう?」

 

「はっはっは!おかしな嬢ちゃんだ!ほれもってけ!」

 

そうして私は買った法被をはおり、十手を片手でもてあそびながら、再び駅に向かうのだった。

 

「取り合えず最初はゲヘナに行くか…。」

 

しかし私は黒服の言う通り本当に驚くことになる。

 

そこは前までのゲヘナではなかったのだ。

 

 

▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼

 

 

転生先生

 

一度死んだが大人のカードの力によって女の子になって復活した。

大人のカードは失ってしまったが、カードの力で復活したおかげかギヴォトス人もびっくりの強さと、能力を得た。

自分の神秘を流すことによって、物を強化したり動かしたりすることができる。

いうなればフィジギフの体に、FGO狂ランスロットの『騎士は徒手にて死せず』が合わさったようなもの。

こんなもんがギヴォトスにいたら普通に化け物レベル。

 

装備はSMGと十手。他にも増える予定。

 

銀髪に黄金の瞳とエルフのような耳を合わせ持つ。釣り目ながらも温和な雰囲気がある。

推定16歳程度であり、身長はは150㎝と小柄。

露店で一目惚れした彼岸花の描かれた法被を着ている。

翼や角は生えていない。エルフ耳で翼のないアズサを少し温和にしたような感じを想像してほしい。

 

転生で若返ったため精神年齢が若干幼くなっている。

以前と同じように生徒の助けになりたいと思っているが、先生だった時のあの膨大な仕事はできればしたくない。

そのためギヴォトスではできるだけ正体を隠しながら生きていきたい。

 

生前と同じように軽口をよく叩く。

 

あと黒服を殴った時に軽く感じたのは、転生前もよく殴っていたため。

 

 

 




あまいろです!

以前から転生ものを書いてみようと思い、今回はじめて書いてみました

な の で

ほんっとうに拙い部分が見えるかもしれませんが!

どうかご容赦くだせぇ!!!

よろしくお願いいたします!!!
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