転生先生、嘯く   作:あまいろ+

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転生先生、嘯く

「また邪魔が……!!なぜこうも上手くいかない……!?」

 

ホシノたちの行動を見たベアトリーチェは苛立ちを隠しきれずにぼやく。

 

「まだなんで上手くいかないかわかんないの?」

 

「お前に何がわかる!?」

 

今の現状を受け止められずに激昂するベアトリーチェに私は冷静に返す。

 

「それは生徒を、子供をなめた罰だよ」

 

「子供…だと…?アレと同じようなことを言うんですね…。以前に私の計画を邪魔したアレと……!?」

 

「なんだ、その反応は!?もしかして前も同じ理由で今回も失敗したんか!?年取ると物覚えが悪くなるというには本当のようだな!?」

 

「黙れ!!子供というのは大人に従う存在……!黙って大人のいうことを聞いて搾取されてればいいものを……!!」

 

「おいおい!?最初のすました態度はどうした!?化けの皮が剥がれてきてんぞ!?もとより化けの皮みてぇな面だがなぁ!!」

 

『殺スッッ!!!』

 

ベアトリーチェはおもむろに立ち上がると、目を見開き身体を丸める。

 

すると丸めた背中から巨大な腕が勢いよく出てくると、その腕を起点としてベアトリーチェが巨大化していきアリウスで見た姿へと変貌を遂げた。

 

本来の姿へと変わったベアトリーチェは、冷たくこちらを見下す。

 

「フフフ……。認めましょう、私が間違っていたということを。……そう、はなから人形やスクラップに頼るものではありませんでした。大人……いえ、私は偉大な生物!!これから私自身が出向き!!この基地にいるものを皆殺しにしてあげましょう!!」

 

「偉大な生物…ね。神にでもなるつもり?神様もどきはもうこりごりだっての」

 

「まずは貴様……その減らず口から消し飛ばしてやる!!」

 

ベアトリーチェはそう言うと、自身の頭上に怪しげな力を集め始める。

 

「イロハ、トキ、来い!!」

 

「……っ!はい!」

 

私の言葉に返事をし、私のもとに来たイロハを私は抱えるが、トキが私の横を素通りして走って行ってしまう。

 

「トキ!?」

 

「旦那様はイロハを。私はあの化け物を倒します。……アームギア、装着」

 

トキはスカートの中からアタッシュケースを取り出しその名を呼ぶと、ケースが呼応、展開しトキの右腕に装着される。

 

トキを追おうとするが、トキの先にベアトリーチェが力を溜め終えるのが見えた。

 

「さぁ!くらいなさい!!」

 

「アイ!彼女もC&Cです。多少の攻撃は問題ないはずでしょう。それよりもここにいたら貴方まで巻き添えになってしまいます!」

 

イロハの話を聞いて1人で行ってしまったトキも心配だったが、ベアトリーチェの攻撃を避けるためイロハを抱え攻撃ぎ当たらないように飛んだ。

 

 

▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼

 

 

「さぁ!くらいなさい!!」

 

私はアームギアを右手に装着させながら、化け物の攻撃に向かっていく。

 

向かってくる力の塊。もちろんそんな攻撃をみすみすくらうつもりは無く、自身にあたる瞬間ギリギリでスライディングし避ける。

 

「ファイヤー!!」

 

スライディングで避けたと同時に、アームギアの照準を相手に合わせ、小型ミサイル躊躇なく撃ち込む。

 

「小癪な真似を!!」

 

化け物は腕を振り回し、アームギアのミサイルを防御する。

 

私はミサイルが着弾したのを確認すると一旦アームギアを解除し、ミサイルの爆風で化け物の視界が封じられてるうちに、素早く死角に移動する。

 

「どこに行った……?」

 

「こちらにいますよ」

 

案の定私を見失った化け物は周りを見渡すが、私は見つかるよりも先にアサルトライフルを化け物に撃ち込んだ。

 

カチッといって銃身の中身を全て撃ち込むが、向こうは涼しい顔をしている。

 

……見かけによらず固いですね。

 

しかし、ダメージが通っている感覚はある。

 

それにアームギアの攻撃を防御したということは効果はあるはずだ。

 

「……そこにいましたか」

 

銃撃で私の場所がわかると化け物はこちらに手をかざす。

 

すると私の目の前に急に力の塊が集まりだした。

 

「……おっと」

 

危険な気配を感じ後ろに飛ぶと、さっきまで私がいた場所が力の塊によって爆発する。

 

「ほらほら…頑張って避けてくださいね…」

 

化け物が再びこちらに向かって手をかざすのを見て、私はまずいと思いすぐさまそこから離れる。

 

その予感は外れることなく、力の塊は走る私を追いかけるように爆発していった。

 

私は走りながら撃ち切ったアサルトライフルにリロードし、対抗策を考える。

 

あの塊……、自分から離れていても爆発させられるのか。

 

だけど攻撃が始まってから、爆発するまでラグがある。

 

避けるのはたやすいが、こちらの攻撃はアームギアしか効果が薄い…。

 

「……ならば」

 

私は、方向転換をし化け物へとまっすぐ向かう。

 

「おや、逃げ回るのはやめたのですか?」

 

化け物は手をかざすのを止めると、今度は私を振り払うように腕を振った。

 

「……これを待っていました」

 

アームギアの威力が心もとないなら今度は、至近距離で顔面に、防御もさせないまま撃ち込む。

 

私は振り払おうとする腕を避けると共に、その腕に乗り化け物の頭部に近づくための土台にする。

 

「乗れましたね。ではアームギア…を、展…開…し……」

 

私がアームギアを装着しようとすると、なぜか手の力が抜けてしまいアームギアを落としてしまう。

 

いや……手だけじゃない。

 

腕も、脚も、身体中の力が抜けていく……!?

 

身体の力が抜けてしまった私は、バランスを保てず、化け物の腕から落ちてしまい地面に崩れる。

 

「フフ……どうしたのですか、いきなり床に倒れて?……まるで芋虫のよう」

 

……今何をされたのでしょうか?

 

身体が重い。立つのもやっと……。

 

化け物は不敵に笑いながらこちらを見下ろすと、逆に自身の腕を上げ始め。

 

「まずは1匹!!虫のように潰れなさい!!」

 

その腕を勢いよく振り降ろした。

 

そうか。

 

私はまた負けてしまったのだ。

 

やはり私は完璧なメイドではなかった。

 

妙に納得して目をつぶる。

 

今度こそ貴方の前では完璧でありたかった……。

 

 

 

「顔を上げなトキ。君はもっと図々しい子のはずだろ」

 

瞼の中の暗闇の向こうで聞こえる私の主の声。

 

ジャラ…

 

散弾(ショット)

 

「グガァァアッ!!」

 

声に導かれ瞼を開くと、コインが散らばる中で見える派手な華を背負った貴方。

 

「おまたせ、悪い子ちゃん。諦めるのはまだ早いんじゃない?」

 

「旦那…様…」

 

「ごめんね。ちょっとイロハを詰めてたら遅くなっちゃった」

 

あの化け物から私を守るように向かい合うアイの姿に私は安堵する。

 

「貴様……よくも……私の身体に…傷をッ!!」

 

「なんだ、元気じゃねぇか。しかし悪いけどちょっとブレイクタイムだ、化け物」

 

「何を舐めたことを……」

 

「今からこの悪い子ちゃんを隅にやんなくちゃいけないからね。それに変に邪魔されたくないでしょ?逃げも隠れもしないから、それまでそっちも休憩してな」

 

「いいでしょう……。どうせ貴女は私の贄となる子供。最後のわがままぐらい聞いてあげましょう」

 

そりゃどうもっと適当なお礼を言うとアイは私を肩に担ぎ、部屋の隅に移動する。

 

「……申し訳ありません旦那様。私がふがいないばかりに…」

 

「いやいや、こっちこそありがとう。トキが引きつけてくれたおかげで、イロハを安全に詰められたからね」

 

アイは悠々と歩き、隅までたどり着くと私を降ろす。

 

そこにはいつの間にか部屋にあったディスプレイやモニターを組み合わせた簡易な基地が出来ていた。

 

「……旦那様。こちらは?」

 

「これ?その辺にあったから千切ってきた」

 

先ほどまでディスプレイがあった所を見回すと、確かに1つ残らずなくなっており全部がこの基地の素材となっていた。

 

そのおかげか、ちょっとやそっとの衝撃では崩せなさそうである。

 

「あのアイ。この中狭いのですが」

 

「しょうがないでしょ即席なんだから」

 

中にはイロハが入っていて……いえ、狭くて本当に詰まっているように見えますね。

 

「さて、と。トキもここでイロハと一緒に待っててね。動けそう?」

 

「……いえ、動けてはいたのですが…あの化け物に近づいた瞬間になぜか身体が」

 

「奴の能力でしょうか、アイ?」

 

「そうかもね。近づくとかぁ。効果範囲はわかんないけど、何か武器とか持ってった方がいいかな……。あ…イロハ、アレ持ってきてくれてたよね?」

 

「アレ?え?アレですか?砂で汚れないように布で包んで持ってきてはいますが……」

 

そう言ってイロハはアイに何かを手渡す。

 

「これでいいでしょ。じゃぁ行ってくるね」

 

「……待ってください旦那様」

 

「どうしたのトキ?」

 

「………………」

 

私はまた負けてしまったのだ。

 

思えば先生の前では負け続きだ。

 

最初はネル先輩との対決。

 

次にあの赤い空での戦闘。これは先生の前ではないけど記録として残ってしまっているだろう。

 

怪盗相手にもふがいなさを見せてしまった。

 

そしてデカグラマトンとの戦闘でも。

 

先生が生きていたうちはよかった。

 

どんなふがいなさも、だらける姿も見せてもよかった。

 

貴方が離れないとわかっていたから。

 

だけど先生が死んでしまって、いなくなってしまって、でもまた会えて。

 

でも会えたからこそ、またいなくなってしまうのが。

 

先生にとっていらない存在になってしまうのがとても怖く感じてしまった。

 

だから私は完璧を求めた。

 

今度こそ仕えきる為に。

 

メイドの仕事も、先生の世話も、戦闘だって。

 

でも負けてしまった。

 

完璧ではなくなってしまった。

 

先生が離れていってしまう。

 

……私が完璧ではないから。

 

「……完璧なメイドでなくてすみません。今度こそ貴方のお役にたちますから。旦那様の最高のメイドになりますから。」

 

私は懇願する。いまだ動かない身体で。

 

次こそはと。必ず役に立って見せるからと。

 

だから。

 

離れないで、と。

 

思わず涙が出そうになるのを抑えながらアイを見る。

 

そんな私に貴方は、自分の手を私の頭に置いて言うのだ。

 

「え?私そんなメイドフェチだと思われてるの?」

 

「……え」

 

「そうなの、イロハ?」

 

「そうですね。一応万魔殿では脚フェチという調査結果が出ていましたが、私個人ではアイはクールダウナー系の美少女が好みだと思ってますよ」

 

「もしかして自分のことクールダウナー美少女だと自任してるの?」

 

まぁいいか、とアイは一息つくと、私に目線を合わせるようにかがむ。

 

「いいかいトキ。私はメイドだからで誰かを欲したことは1度もないよ。もちろん君のこともね。別にメイドじゃなくてもいい。完璧じゃなくてもいいんだよ。私はトキだから近くにいて欲しいんだよ」

 

「私に…いて欲しいのですか…?」

 

「いて欲しいね」

 

あたりまえだというようにアイは即答する。

 

しかしこの言葉に私の胸が温かくなるのを感じた。

 

貴方からの肯定でこんなにも心が軽くなるなんて。

 

「話したいこともたくさんあるけど、あとでね。今度こそ行ってくるよ」

 

「……ええ。承知いたしました、行ってらっしゃいませ。帰りをお待ちしております……先生」

 

「……わーお。話したいことが増えたけど……まぁそこで悶え休んでな!」

 

そうして私は戦場へと向かう先生をメイドではなく、飛鳥馬トキとして見送った。

 

 

▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼

 

 

「随分と待たせちゃったかな?っと、あれ?もう傷治ってるじゃん。アンチエイジングでもした?」

 

「おかげさまで……。そちらこそ用事はすみましたか?私の糧になったあかつきには、もう現世は味わえませんからね」

 

私はトキを避難させた後に、イロハから受け取った物を片手に持ち、再びベアトリーチェの元に戻る。

 

驚くことに私が投げたコインでの傷は跡形無く治っていた。

 

トキの身体が動かなくなった原因と関係あるのか?

 

……というかコイツちゃんと律儀に待ってたんだな。

 

育ちがいいことで。

 

「再生能力……?ちょっと違う気がするけど…まぁどんな能力を持っていても打倒せば問題ないか」

 

「貴女にそれが出来ればの話ですがねッ!!」

 

ベアトリーチェは左腕を振り被ると、勢いよく横になぐ。

 

トキの言っていたこともあり、私は腕に触れないように後ろに大きく飛んだ。

 

「ちょっとまだ話の途中じゃない?せっかちだなぁ」

 

「これでも長く長く待ったほうですよ。こちらは早く完璧になるために、貴女を取り込みたいのですから!!」

 

続いて2撃3撃と続けて攻撃を繰り出すベアトリーチェ。

 

大ぶりな攻撃だが、その巨体ゆえにベアトリーチェの攻撃範囲はとても広い。

 

飛んで跳ねてと大きく回避していると常に移動を強いられる。

 

「わぁアトラクションみたい。遊園地で働けば?」

 

「その余裕…いつまで続きますかねッ!!」

 

ベアトリーチェは一旦攻撃を止めると、手を上に掲げる。

 

すると彼女の力が集まっていき、やがて大きな塊となった。

 

「くらいなさいッ!!」

 

溜めていた力の塊をこちらに放つベアトリーチェ。

 

「ミカみたいに打ち返せそうにないかな……」

 

私は衝撃に備えるため自身に神秘を流し、身体を強化する。

 

ベアトリーチェが放った力の塊は私の近くに着弾すると、大きく爆発しその爆風が私を包んだ。

 

「いったぁ……。でも耐えられないわけじゃないか」

 

しばらく塊を形成していた力が滞留し、私の視界を遮る。

 

私が攻撃に耐えているその時、ふと空気が揺れるのを感じた私は横に身をひるがえす。

 

すると滞留した力の中から腕が出現し、私のすぐ横をかすめた。

 

「チッ…外しましたか……。しかし」

 

視界が晴れていき、ベアトリーチェが見えた時、私はよろけて片膝をついてしまう。

 

「フフフ……いい光景ですね」

 

腕が私の横を通った瞬間。身体をかすめた部分から力が一気に抜けた……。これがトキの言っていた能力か。

 

……だけどこの能力は単に体力や気力を奪う能力じゃない。私だからわかる。この能力は、

 

「神秘を奪う能力か……」

 

「……驚きましたね。こんなに早く私の能力の正体を見破るとは」

 

神秘が大量に抜ける感覚、それはミレニアムでの屋上での時と似ていた。

 

演奏のため、たくさんの神秘を使ったあの時と。

 

「そう。これは私が復活したときに新たに得た力。それは周りの空気や、生命から直接神秘を奪い、我が物とする能力。この神秘あふれるキヴォトス……先ほどの傷も空気中に流れる微弱な神秘を、この身体で大量に取り込めばこうしてこの通り、いくらでも治癒できるのです」

 

片膝をついて姿勢を崩す私を嘲るようにベアトリーチェは自身の能力を説明していく。

 

「そして……神秘を私に奪われた貴女はもう動けない」

 

そう言うとベアトリーチェはまた自身の力を溜め始める。

 

「ダメ押しにくらいなさい」

 

再度力を溜め終えたベアトリーチェ、今度は目の前に力を収束させ、こちらにビームを放った。

 

向かってくるビーム。それを私は、

 

「よっと」

 

普通に避ける。

 

ビームは私を通り過ぎ、後ろの壁にぶつかって消えた。

 

「……なぜ?なぜまだ動ける!?」

 

私が動けることに驚くベアトリーチェ。

 

私は汚れてしまった膝をはたきながら答える。

 

「なぜって?決まってるだろう。お前にないもの…………若さだ!!」

 

「若さ、だと!?ふざけた答えをッ!!」

 

「はっ!ありがたいことに若くてピチピチなこの身体。ちょっと取られたぐらいじゃまだまだ尽きないんだよ!!」

 

私は体中に神秘を流し自身を強化する。すると青い燐光がパチパチと私の周りで弾けていった。

 

「なんて膨大な神秘……貴女を取り込めば私は……やはり私は貴女が欲しいッ!!」

 

私に流れる神秘に興奮したベアトリーチェは、私めがけて両手を伸ばして捕まえようとしてくる。

 

「熱い告白だねぇ?悪いけどノーセンキューで。褐色になるか線が細くなってから出直してこい!!」

 

無防備に向かってくる手、私は法被の袖口から大量のコインを取り出すと神秘を込める。

 

散弾(ショット)!」

 

「ググゥッ!?」

 

私は神秘のこもったコインを勢いよくばらまき、ショットガンのように飛ばす。

 

冷静を失っていたベアトリーチェだが1度くらった技だからか、私がコインを取り出すのに気付くと腕をひっこめ始め、ダメージを最小限にされる。

 

「危ない危ない……。私としたことが……」

 

「流石に警戒されるよね……だったらこっちもダメ押しを出すか」

 

私はイロハから受け取ったダメ押しを包んでいた布を剥がす。

 

「見よ!これがお前の野望を打ち砕く最終兵器!」

 

「最終…兵器……!?それは…、それが…最終兵器?」

 

私が満を持して出した物。

 

「ラジオ…カセット……?………フフフ、アハハハハッ!!何を出すかと思えば、そんなはした物が貴女の最終兵器!?つくづく笑わせてくれますねェ!?」

 

「……なんだ。これを見てもまだこれの恐ろしさがわからないか。では聞かせてやろう。この世の呪われた曲を!!」

 

私はあらかじめ用意していたカセットテープを入れて再生ボタンを押す。

 

♬~~~

 

「…………なんですかこの曲は」

 

「この曲は慈悲を求める曲ではない。救いを求める曲でもない」

 

♬~~~

 

「……止めなさい」

 

「いわばこの全てを無に変える曲だ!」

 

デーデデッデーデッデーデデー♬(PRST Marching)

 

「この不快な曲を今すぐ止めろォーーーー!!!」

 

「この曲が流れたらどんな計画も水の泡!!この世界の常識を味わいな!!」

 

「なんだこの曲は……!?なぜか聞くだけで失敗を感じさせるこの不快な曲はァ!?」

 

「フハハハハハッ!!反乱というのは楽しいなぁ!?ベアトリーチェ!!」

 

 

『本当に楽しそうですねあの人…』

『生き生きなさってますね』

 

 

「そのフザケタ曲を止めろォ!!」

 

「おっとまた冷静さを欠いてますね、更年期かな?っと!」

 

ラジカセを奪おうとしてベアトリーチェが手を伸ばす。

 

私はラジカセに神秘を流すと、そのラジカセに伸びてきた手を殴りつけた。

 

「グアァッ!?」

 

「お前の攻撃を避けて、お前の攻撃をくらってわかったこと!お前は凄くに近いものしか神秘を奪えない!ざっと2~30㎝ってところか?なら多少リーチがあれば殴ることができる!」

 

「貴様ァ……!!」

 

「だったらこのラジカセでも鈍器兼嫌がらせとして有用!」

 

私はラジカセを構えベアトリーチェと相対する。

 

「さぁ鬼ごっこといこうか」

 

 

▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼

 

 

「グガァアアッ!!!」

 

クソッ!クソッ!

 

最初の様子見のような仕草と違い、あれから本気を出したアイは目にも止まらない速さで私を殴りつけていく!

 

なぜこの高貴な私がこんな一方的に!?

 

しかもあんなフザケタ武器デェッ!!

 

巨体での攻撃。ビーム。力の放出。

 

どんな攻撃でさえ今の神秘の満ちたアイに届かない!!

 

だがこれでいい……。

 

私に意識を集中させろ……。

 

今私の狙いは貴女じゃない。

 

私の狙いは、部屋の隅にいるあの2人。

 

この私がみすみすとあのメイドを戦闘から逃がすと思ったか!?

 

あのメイドをかばう姿を見て、私はまた忌々しいアイツを思い出した。

 

あの子供を守る滑稽な大人の姿を!

 

なら大切なお仲間に攻撃が向いたなら、お前は何が何でも止めに来るだろう。

 

あのメイドはお前に隙を作るためにあえて見逃がしたのさ!!

 

やはり子供は、弱い子供は、搾取するしかない子供は利用するに限る。

 

私は作戦を実行するために隅にいる子供に手を向けた。

 

「……!!」

 

ほら来た。

 

アイは私の手を向けた意図を瞬時に理解し、私を止めるためまっすぐにこちらに向かってくる。

 

そんな貴様を捕えることなどたやすい。

 

バチンッ!!

 

私は向かってきたアイを両手でいとも簡単に掴み捕まえる。

 

捕まえた衝撃でか、あの不快な音楽も止まった。

 

私は…絶対にお前が欲しいッ!!

 

「くっ!捕まった…!」

 

『アイ!!』『旦那様!!』

 

「その神秘を…寄こせッ!!!」

 

私に流れてくる神秘。

 

おぉッ!!なんて極上な神秘!!身体の底から力があふれるようだ!!

 

「私にドンドン流れ込んでくる!!長かった!!これでやっと私は完璧な存在にッ!!」

 

私の腕から脱出しようともがくアイを、私は握りつぶすように腕に力を込め。神秘を絞りつくしていく。

 

「無駄だ!!私の糧になれーーー!!」

 

グシャアァッッ!!!

 

 

▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼

 

 

グシャアァッッ!!!

 

「……グ…グギャァアアアァァアアアッッッ!!!」

 

アイがあの化け物に捕まり、絶体絶命のピンチ。

 

私はまだ動かない身体をなんとか動かして、アイを救おうと立ち上がろうとする。

 

だが、いまだまともに動かず私は地べたを這うことしか出来なかった。

 

早く行かないとアイが…先生が!!

 

私の必死の行動も虚しく、あの化け物はどんどんとその両手に力を込めていく。

 

そんな時、何かが破裂する音と共に。

 

あの化け物の悲鳴が響いた。

 

化け物は両手をアイから離すと痛みを逃がすように裂けて血にまみれた(・・・・・・・・・)腕を振り回し始めた。

 

「……ふぅ。捕まっちゃったなぁ」

 

手を離されたアイは、落ち着いて体勢を整え地面に着地。多少息を切らしているようだが目に見えての傷や怪我は無かった。

 

「じゃぁ次は私が鬼の番だ」

 

「……キ…貴様…いったい何をした!?」

 

「なにって、心外だなぁ。お前の計画に協力しただけじゃないか」

 

「協…力…だと!?」

 

「そうさ。あんなに私の神秘が欲しいって言ってたんだ。だから逆に大量に流してあげたんだよ」

 

「ならばそれは私の力になるはずだッ!!」

 

「そうか。そういえば説明をしてなかったね」

 

アイは床に落ちたラジカセの残骸を拾う。

 

「私の神秘は流せば、その物体を強化・操作することができる」

 

そう言ってアイは、残骸に神秘を流すと残骸は淡く青く光った。

 

「だけど、大量に流すと……」

 

アイがさらに残骸に神秘を流していくと、残骸はだんだんとひび割れてきて最後には。

 

「壊れてしまうんだ。おかげでトリニティでは大変だったよ…」

 

アイは思い返すような遠い目をする。

 

「それで、だ」

 

「……ッ!?」

 

()の神秘が、欲しいんだったね?」

 

「やめろ……」

 

「たくさんあげようじゃないか」

 

「来るな……」

 

「鬼ごっこの続きをしよう。さっき捕まっちゃったから、今度は私が鬼の番だ」

 

「私は完璧な存在になるんだ……。数多の生き物を糧にし……子供を搾取し……弱者を虐げ……私だけの楽園を作り、いずれはキヴォトス全土を!!!」

 

ダンッッ!!!

 

「救えないな」

 

アイは右脚を強く踏み鳴らすと、姿勢を低くする。

 

「もう黙っておけ。お前の妄想なんて1撃で終わらせてやる」

 

アイの神秘が踏み鳴らした右脚に集まると、その神秘が地表に流れ、地面に光の紋章をかたどっていく。

 

「その紋章は……連邦捜査部SCHALEの紋章!?…まさか…まさか貴様は!?」

 

地面のシャーレの紋章は展開すると、今度は中心に集まるように円を描いて、アイの打ち鳴らした右足へと再び収束していく。

 

「救護ジャンプ」

 

突然消えたかのような速さで跳躍したアイは、最高点に達すると青く輝いた右足を突き出し、化け物に向けて蹴りを放った。

 

「先生ッ!!またも私の計画を邪魔しに来たか!?邪魔されてたまるものか!!お前の思い通りになってたまるか!!この世界の中心は私だッ!!お前が中心であってたまるかァァァァァッッ!!!」

 

「人生なんて嘯いてなんぼ!!私の世界に、子供たちの世界にお前はいらないんだよ!!」

 

ついにアイの蹴りが化け物に炸裂する。

 

「グッアァ……!!」

 

蹴りを炸裂させたアイは、その威力と勢いで化け物の身体すると、そのまま化け物の背後に降り立つ。

 

「この……ワタクシ……が…またも…」

 

 

『あなたがここの__ですか。は?復活させた理由?来る目的のために集めないといけないんですよ。__と__を』

 

 

「あと1歩……だった……のに……」

 

化け物の貫通した穴から旦那様の注入した青い神秘が広がっていき、全身に神秘がいきわたる。

 

「フィナーレだ」

 

化け物の身体に神秘がいきわたると、身体の端々がピキピキと裂けていき、化け物、ベアトリーチェは眩く光ると大きく爆発した。

 

 

▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼

 

 

キュルキュルとキャタピラが回り、戦車が進む。

 

「トキさんや、いい加減離してくれません?」

 

「嫌です。こんなもので長年の寂しさが解消するとは思わないでください」

 

無事にベアトリーチェを打倒した私たち、トキ、イロハ、ミカは今、敵のアジトまで乗ってきた虎丸で、夜の砂漠を探索している。

 

ヒナとC&Cの皆にはお礼を言った後に、やることがあるからと言って、ヘリで先にアビドスに帰ってもらった。

 

そして残った私たちがなぜ砂漠を探索しているかというと、ベアトリーチェとの戦闘後、奴の痕跡を片づけるために散乱していた研究資料などを処分していた時、気になる研究資料を見つけたからだ。

 

ちなみにその時からトキは私の後ろから抱きついており、私はズルズルとトキを引きずりながら片づけていた。

 

「それに旦那様は私にいて欲しいと言ってくださいました。なので私はご要望に答え旦那様を離しません。それが例えお風呂やトイレであったとしても」

 

「こんな0距離でいて欲しいとは言ってないんだけどなぁ。あと流石にプライベートは尊重して?」

 

「アイちゃ~ん。お祭りは~?」

 

「残念ながら、もうそろそろ閉会式の時間だよミカ。先に戻ったヒナとC&Cのみんながちょっと楽しめたぐらいじゃないかな?」

 

「え~!?私もライブ見たかった~!」

 

「ライブはカヨコが代わりに全力で楽しんでるから我慢して」

 

「いや…私が楽しみたかったんだけど…」

 

悪いけどミカには我慢してもらうしかない。

 

今からやることはミカの力が必要なのだ。

 

「それでアイ。そろそろ目的地には着きそうですか?」

 

「ん~。そろそろだと思うんだけど」

 

先ほどから虎丸を運転してくれるイロハが私に聞く。

 

私は研究資料と周辺地図を交互に見て目的地を算出しながら答えた。

 

「旦那様。あちらに見える目印。資料に乗っているものでは?」

 

「お、本当だ。じゃぁここらへんで降りようか」

 

私たちは戦車からおり、目的地、大オアシス駅から少し離れた場所にたどり着いた。

 

「本当にこの辺なんですか?」

 

「資料にはこの辺って書かれてたけど」

 

「旦那様これを」

 

「わぁ、L字の鉄棒。時代を感じる」

 

私はトキからダウジング棒を受け取ると(トキがなぜ持っていたのかは不明)両手に持って、あたりをウロウロとしてみる。

 

しばらくウロウロとしてみると、クンっとダウジングが反応した。

 

「これって本当に効果あるんだ……」

 

反応を確認した私は、足元の砂に耳を押し当てる。

 

「うん、ここだね。ミカーおいでー?」

 

「オッケー☆」

 

ミカを呼んだ私は続いて、いまだ後ろから抱きついてるトキを剥がし、

 

「はい、移植」

 

「……あの。なぜトキさんを私にくっつけるんですか?」

 

「危ないから……」

 

トキもくっついていては危ないことは理解したのか、素直に剥がれてくれたが、今まで見たこともない目で睨まれる。

 

「いや本当に危ないから!しばらくモフモフしてて?」

 

「…………」モフッモフッ

 

「うん、いいこいいこ」

 

とりあえずトキをイロハに任せた後、私はミカのもとに戻る。

 

「ねーアイちゃん、思いっきりやっちゃっていいんだよね?」

 

「いいよ。私も全力でいくか!」

 

私は自身に神秘を流す。

 

「「せーーの!!」」

 

そして私とミカ足元の砂を全力で殴りつけた。

 

 

「本日はアビドス砂祭りに参加いただいてありがとうございます!」

 

アビドス砂祭り閉会式。

 

大規模なライブを終えた私、奥空アヤネは、そのままステージに残り締めの挨拶を始める。

 

盛り上がりは上々、今も誰しもが笑顔でこちらに手を振ってくれている。

 

トラブルはあったが、それでも砂祭りに影響なく最高の1日を提供できたことにに安心していると、突如グラグラと地面が揺れるのを感じた。

 

こんな時に地震!?と思い観客の安否確認も含め、ステージの前を見るとなぜか、皆がステージの後ろ側、遥か遠くを見つめていた。

 

『アレって……』『嘘……もう枯れてるって聞いてたけど……』

 

そう観客席から聞こえる声につられて私もステージの後ろを見る。

 

遠く見える景色には……。

 

噴水のような大量の水が、まるでこれからの吉兆を表すかのようにあふれだしていた。

 

 

▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼

 

 

「私の出番が無かったのですが!」

 

そう言うのは、明星ヒマリ。

 

昨日の作戦から1日たって次の日の早朝。

 

アビドスから出発することを知らせにヒマリの所に訪れたのだが、まさか1発目から文句を言われるとは思わなかった。

 

「私だって準備していたんですよ!?試したいこともいっぱいあったのに……」

 

頬を膨らませながらプリプリ怒るヒマリ。

 

出発前に珍しいものを見ると吉兆を感じる。

 

「聞いているんですか!?」

 

「え?あ、ごめん。登場させるポイントがなかった」

 

「なんの、どなたの話をしているんですか?」

 

「まあまあヒマリ部長。落ち着いてください」

 

一緒に来ていたトキが不機嫌そうなヒマリを宥める。

 

「トキ。……随分と憑き物が落ちたような顔をしていますね」

 

「はい。……今までありがとうございました」

 

「そうですか。…やはりアイと一緒に行くのですね。いいでしょう、力になってあげなさい」

 

「はい。」

 

「……トキ、こちらへ」

 

ヒマリはトキを自分の近くへ手招きすると、近づいたトキを抱きしめる。

 

「ヒマリ部長?」

 

「しばらく会えないんですし、いいじゃないですか」

 

そのままヒマリはトキを愛おしそうに撫でる。

 

「これからの旅に幸あらんことを」

 

トキを離すと柔らかな笑顔で微笑む。

 

「……はい、行ってきます。ヒマリ部長」

 

「行ってらっしゃいトキ。アイもお元気で」

 

「うん行ってきます、ヒマリ」

 

ヒマリに別れを告げた私たちは、倉庫から外へ出る。

 

外には虎丸が停車していて、近づくとイロハが搭乗口から顔を出す。

 

「おや?もういいんですか?アビドスの方たちへのご挨拶は?」

 

「対策委員会の彼女らも今は忙しいだろうしね。今度会った時に伝えるよ」

 

「そうですか。そういえばカヨコさんですが、少し便利屋で片づけたいことがあるから、先に百鬼夜行に行っていて欲しいとのことです」

 

「あ、そうなの?じゃぁ仕方ないけど先に行こうか?」

 

「そうですね…おや?もしかしてトキさんも?」

 

「あ、そうそう。トキもこの旅についてきてくれるって」

 

「はい。改めまして飛鳥馬トキです。先生の第1メイドです。ピース」

 

「あ☆トキちゃんだー!」

 

「はいトキです。ピース」

 

「ピース☆」

 

「また賑やかになりそうですね。さて、ではメンツも揃ったところで出発しますか」

 

イロハの号令で戦車に乗りこもうとするが、

 

「あの~……」

 

その途中で声を掛けられて私は後ろを振り返る。

 

私に声を掛けたのは、桃色のミニ丈の和服、猫耳の生徒。

 

「今ここから出てきましたよね?ヒマリ部長って今いましたか~?」

 

こんなところで百鬼夜行の生徒?

 

あ、でもアビドス芸能学校って特に決まった制服ないんだっけ。

 

転校した生徒かな?百鬼夜行の生徒でヒマリと関係ある……。

 

「あ~もしかしてクロレラ部の子かな?」

 

「あ!そうです~!昨日突然吹き出た間欠泉のおかげで研究が大幅に進みそうで~」

 

「ヒマリなら今いるよ」

 

「そうなんですね!ありがとうございます!では……」

 

「ちょっと待って!」

 

私は行こうとするクロレラ部の生徒を止める。

 

「はい?」

 

「君、元?百鬼夜行の生徒だよね?今百鬼夜行がどうなってるか教えてくれないかな?」

 

「え~?特に変わったことはないと思いますよ~?」

 

「そうなの?」

 

まぁ黒服も変化が顕著なのはゲヘナ、トリニティ、アビドスって言ってたしなぁ。

 

あまり目立った変化はないのかな。

 

「あ!でも、私がいた時にある事件が頻発してましたね~」

 

「ある事件?」

 

「そうです!今の百鬼夜行では、人の思い出を盗む泥棒が出るんですって!」

 

 

▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼

 

 

一口メモアカ

 

早瀬アイ

キヴォトスで転生した先生。

救護ジャンプからの救護キックを放つ。

救護キックとは、脚に溜めた大量の神秘を蹴りと同時に、脚の末端から相手に大量注入する技。

さらに自分の正体を明かす縛りで破壊力が大幅に増している。

キックに関しては救護は一切関係ない。

 

棗イロハ

旅のお供1号。

アイが生き生きしているのを見るのは結構好き。

彼女の優先度は1にイブキ、2にアイ、54にマコトである。

 

聖園ミカ

旅のお供2号。

圧倒的パワー系お嬢様。

今回は力が拮抗する相手との全力のスポーツが出来て満足している。

ケセドボールは他サイトでも突っ込まれた。

 

鬼方カヨコ

旅のお供3号。

作戦そっちのけでライブを楽しむ女の子。

黒見セリカ単推し。当然セリカグッズは買ったし、ファンクラブにも入った。

転売は絶対に許さない。

次回は途中参加。

 

飛鳥馬トキ

旅のお供4号。

先生との最後の会話、いい子で待っててねを守っていた完璧を目指すメイド。

寂しいと誰かとくっつく以外は自他ともに完璧なメイドだった。

作中ではなまじ先生の正体に気付いてしまったからか、先生が離れないように、さらに完璧を目指し空回りしてしまう。

アイに完璧じゃなくてもいいと言われたため、今後からは我を発揮し甘え倒す所存。

 

鷲見セリナ

隠れ旅のお供1号。

今回は出てこなかったが、アイが攻撃を受けるたびに、出たほうがいいかソワソワしていた。

 

明星ヒマリ

クロレラ部の要請を受けて出張中。ミレニアムで完璧を求めるトキを放っておけず、一緒に連れてきた。

ちなみにエイミも呼んだが重大な任務でもないし、トキもいるし、砂漠は熱いしとのことでボイコットされた。

しかし今回でトキも旅について行ってしまったため呼び戻し要請をする。

 

小鳥遊ホシノ

青春暴走おじさん。対策委員会では降格に降格を重ね庶務になった。

今日も日夜無断で事件を解決する。

最近後輩たちが成長していく中、暴力的になってるのが心配。

だがその原因は自分にある。

自分以外の対策委員会メンバーがアイドル業務をしている為、いつか自分もアイドルになるのではないかと戦々恐々としている。

 

奥空アヤネ

アビドス芸能学校生徒会長兼、超大人気アイドルユニット、GlassCatのメンバーである。

そんな彼女のグッズ、ブロマイド、チケットは即座に完売することで知られている。

特に雨雲号をスパナ片手に整備するブロマイドは普段とのギャップで、今ではプレミアがつくほど。

そんな彼女のファンクラブは統率が取れていることで有名である。

ホシノ先輩が暴走した時は助走をつけて殴った。

 

十六夜ノノミ

アビドス芸術学校の発起人。家からは雷帝の件で圧を掛けお金を出させる。

しかし経営能力とプロデューサーとしての手腕は確かであり、出させた以上の儲けを出す。

ホシノ先輩が暴走した時は体重を乗せて殴った。

 

砂狼シロコ、砂狼シロコ(テラー)

アビドス芸能学校では、姉妹アイドルユニット、メインヒロインとして活躍中。

新曲『アイコン返せ』は一度聴いたら癖になる曲で人気爆発中。

ホシノ先輩が暴走した時はここぞとばかりに殴った。

 

黒見セリカ

最初は嫌々ながらもアヤネとのアイドルユニット、GlassCatで活躍中。人気が上がっていくことはまんざらでもなく、街中で声を掛けられるのは嬉しい。

最近強火のファンが出来た。

ホシノ先輩が暴走した時は急所を的確に殴った。

 

空崎ヒナ

今回のお助け枠。ヒナちゃんはつおい。

 

陸八魔アル

久しぶりにメンバー全員で依頼をこなせて嬉しい。

 

浅黄ムツキ

奥空アヤネ単推し。転売は絶対に許さない。

 

伊草ハルカ

便利屋68箱推し。アル様の敵は許さない。

 

C&C

ミレニアムの1件が完全に片付いたので休暇を検討している。

 




転生先生、嘯く 26話目
今回にてアビドス編は終了
新たにメイドを連れ舞台は百鬼夜行へ
次回からの百鬼夜行では思い出泥棒が出現中
彼女の目的とは?
そんな中陰陽部が保管している禁書も盗まれる!
そして真っ白になるミチル…
次回からの百鬼夜行編をお楽しみに


今回だいぶ時間が空いてしまいましたが問題ありません
ただただ期間内に四回ぐらい高熱を出しただけですので…
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