ほむらの最後の時間軸にまどかに幼なじみの男がいるお話 作:古明地こいしさん
「本当に愚か者よ。貴女は...美樹さやか」
いきなり喧嘩腰で言い放ってくるほむら
「カイトがどれだけ努力して貴女達を守ってたか...」
「アタシは例え魔女になるって言われても叶えたい願いがあったの。後悔はしてないししない」
「バカ...」
額に手を当てる。あちゃーと、まどかが知ってしまった。ほむらも苦虫を噛み潰したような顔になってる
「さやかちゃんが魔女に?嘘だよね...」
「え、えっと...それは...」
「ほむらちゃん!カイトくん!」
ほむらと互いに見合わせると頷く、もう仕方ないと説明することに
あらかた説明し終えると空気は重くなる
「黙っててごめん」
「ううん、カイトくんのせいじゃないよ。カイトくんは悪くないから大丈夫」
優しいな、優しい幼なじみ...
「悪いのだけれどカイト、巴マミの家に行ってもらえないかしら?魔女化してしまうわ。コレを」
「グリーフシード...行ってくる。まどか、荷物頼んだ。あとなぎさちゃんの事も!」
走って巴先輩の住んでるマンションに向かう、夜なだけあって人はそういない。帰りで歩いてる人ばかりだろう。
マンションにつくと乱れた呼吸を整えて、心構えをしたら、インターホンを鳴らす
「...藍上くん」
「巴先輩、入ってもいいですか?大事な話があるので」
「...えぇ」
巴先輩の家に入る。見るとまともにしてなかったのか部屋は少し散らかっている。それに...
「...」
髪がボサボサだったりと手入れがアレからされてないようだ
ずっと何もせずに居たんだろう
「巴先輩、元気だしてください...は、無理がありますよね」
「当たり前よ...私がしてきたのは人殺しよ!?それに魔法少女は魔女になるって...それなら私もいつか魔女に...こんなのみんな死ぬしかないじゃない!」
マスケット銃で自分を撃とうとするのを止める
「離して!!」
「離しません。確かに貴女はキュウべえに騙されてこうやって生きてるのかも知れません。けどそれが無かったら今はなく、最初に出会った時の場所で俺たちは魔女に殺されてます」
「それでも人殺しを...」
「巴先輩...いえ、マミさん。こうは考えられませんか?確かに正義の魔法少女としては良いことをしてきたつもり...だけど実際は魔法少女だった魔女を倒していた。これだとマミさんは悪く聞こえます」
ひとつ間を置いて
「でも、マミさんは願いのため生きればいい、それに手向けてあげたと思えませんか?魔女になって苦しめたくもないのに周りの人達を苦しめてしまう元魔法少女達を」
「藍上くん...」
「マミさんはもうひとりじゃないんです。これからは俺やまどか、さやかにほむらと手を貸してもらえる仲間、友達がいるじゃないですか」
「う、うああん」
うおっ、泣きつかれた!?
「...今は泣いてください。俺以外見てないので」
存分に泣いたのか、気が晴れたかは分からないが顔を洗ってくると席を立った。その際に携帯を見ると連絡がきていた。
「...フフッ」
ランドセル背負った今日買ったであろう服を着たなぎさちゃんだ。可愛い
「ごめんなさいね...」
「いえ、あっこれを」
ポケットから取り出すグリーフシード
「どうして藍上くんが?」
「ほむらに渡されました。使ってください」
「...えぇ、そうね。ありがとう、大切にするわ」
「今すぐ使ってください」
変なこと言ってきたのでジト目で早く使えと
「それじゃあ巴先輩。俺はこれで」
「.....」
「えっと...巴先輩?どうかしました?」
「名前」
「へ?」
「名前で呼んでくれないと知らないわ」
はぁと大きくため息をついて
「それじゃあお邪魔しました。マミさん。」
「ええ、また来てね。藍上くん」
あー、巴先輩....もといマミさんは結構病み症なのか?精神的に弱いのは分かったが
とりあえず我が家に帰るか。どうせまどかとほむらはいるだろうし...と、帰路につくのであった
「ふーん、イレギュラーを起こす魔法少女でもない人間...ねぇ。それに契約した覚えのない魔法少女...ま、ついでに調べてやるよ」
【ああ、頼んだよ....佐倉杏子】
やっとここまでいけた...長かった道のりだったナァ
まどかマギカ内ENDかマギアレコードに続くストーリーとして描くか
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