ほむらの最後の時間軸にまどかに幼なじみの男がいるお話 作:古明地こいしさん
「お昼食べるでしょ」
なんかふんわり柔らかくなったあけ....ほむらだが俺に昼ごはんの話を持ちかけてきた
「あ、あぁ...ってご馳走になっていいのか?」
「えぇ、あんなとこ見られたらね」
つまり口止め料か。別に言いふらしたりはしないんだが
というか
「ほむらって料理できるのか?」
「これでも一人暮らししてるのよ?流石にそれくらいはできるわよ」
台所に立っているほむらを他所に俺は携帯を見る。メールが2件来ていた。ひとつはまどか、もうひとつはさやかだ。まどかは体調悪いの?と、さやかは転校生も休みだけどなんかしてんの?と勘のいい所はさやかもじゃないか
そして昼なため返信すると直ぐに返事が帰ってきた
まどかは[体調悪いわけじゃないんだね、良かった]と、さやかは[ズル休みすなー!]と。こっちの気も知らずに
「...」
なんか、奥さん持った気分...
「変な考えしなかったかしら?」
「メールの内容で笑っただけだ」
誤魔化したが...魔法少女はアレか?心が読めるのか?
目の前に出てきたのはチャーハン。比較的に作りやすい料理である
スープもあって本格的だ
「いただきます...ん、美味い」
「そう、良かった。誰かに食べてもらった事なかったから不安だったの」
「ほむらって普通にモテるだろ?最初の時間軸じゃどうだったんだ?」
沈黙が帰ってきた。話したくないってことか
「まぁ話したくないなら話したくないで、もっと親しくなってまた話す気ができたら話してくれ」
その後しばらく作戦会議で話し合っていると
「ん?電話...もしもし...あぁ、特に何もないが...え?魔法少女体験コース?」
そういや言ってたな、考える。ソレって巴先輩が提案したことだったなぁと、ほむらを見る。止めるか止めないか聞こうと思うのだが考えついた
「ソレ、ほむらも一緒でいいか?」
「ちょっ!?」
『え?ほむらちゃん?いいと思うけど...今聞くね』
近くに巴先輩いるのか?
『一応いいけどもし変なことしたら...ってマミさんが』
「安心しろ、ほむらはそんな事するやつじゃない。だよな?」
「え、えぇ...」
『ほむらちゃんと一緒にいるの?それじゃあ合流しよ!』
場所はいつものフードコートだ
ほむらと一緒に外に出ていつものフードコートに向かう事に
「カイト、何を考えてるの?」
「今のうちに仲良くしてた方がいいだろ。さやかと巴先輩からは第一印象悪いわけだしそれを正そうとな、まどかは夢で出会ったようなって言ってるし、まどか曰くほむらちゃんはそんなことするような子じゃないと思うよってな」
「そ、そう」
そのままフードコートに着くと
「遅れたか?」
「ううん。大丈夫だよ!ほむらちゃんも来てくれてありがとう!」
「え、えぇ」
巴先輩に近づいて頭を下げる
「すみません。勝手なことして、でも巴先輩の誤解を解きたくて...」
「ううん。藍上くんなりに頑張ったんでしょ?だったら許すわ」
さっき聞いた話は話さないことになっている。今までの時間軸で、真実を伝えたら巴先輩は発狂したらしい。うん、まぁ普通の人なら狂うわな
「でもひとつだけ聞かせて、暁美さんだったかしら?貴方がキュウべえを狙ったのはこれ以上魔法少女を増やさないため?」
「...理由はソレに近いけど本当の理由は違うわ」
「その理由は?」
黙るほむら、巴先輩はため息を吐く
「はぁ、言えないのね。藍上くんは知ってるの?その理由」
「はい。一応は」
「...分かったわ、今はその事は目を瞑るとして...暁美さん。一緒に戦う?それとも」
「いえ、私はまどかと美樹さやか、それにカイトを守るわ」
さやかは私だけフルネーム...と小さく囁いていたが聞かなかった事にする
「な?ちゃんと話せば分かってもらえるだろ?ほむら」
「「え」」
「...そうね、努力してみるものね。これからも頼むわよ?」
袖を引っ張られる感覚がしたのでそちらを見るとまどかとさやかが信じられないものを見るような顔で俺を見ていた
「い、今ほむらちゃんの事を名前で呼んだ?それも呼び捨て...」
「え?そうだけど...」
「嘘でしょ!?あの、カイトが!?」
何が言いたいのか理解できない
「いつもあたし達以外でフルネームか苗字でしか呼ばないのに...」
「やっぱり具合悪いんじゃ?」
まどかが額に手を当ててくるがそっと手を退けて
「熱はない、ちょっと名前で呼ぶような事柄があったってことだ。な?...ほむら?」
「思い出させないで...」
なぜ頬を赤くしてるのか分からないんだが
「あ、あの...藍上くん...私も...」
「どうかしました?巴先輩」
「あぅ...なんでも...ない...わよ」
そのままはてなマークを浮かべつつ一緒に街を歩く
こんな廃れた場所にいるのだろうか
「なんか探し方地味ですね」
ほむらを見ると頷いている。これは仕方ないようだ
というかこのまま真っ直ぐ行っても廃病院にしか行かないんだが
「人?」
「え?...あっ!ま、マミさん!」
「任せて!」
即変身するとリボンを使いトランポリンみたいなクッションを作って何とか事なきを得た
「魔女の口付けね」
「魔女の口付け?」
「それってなんなんですか?マミさん」
まどかがオウム返しのように口にし、さやかが質問したが
「魔女が人を誘惑してマイナス感情を増幅してこんな風に絶望させることよ」
「って、転校生が答えるのかよ!」
「...あれ?私...やだ!!」
「もう大丈夫ですよ...」
そのままさっきのOLさんはどっかに行った。あれ放置でいいのかと疑問に思うが魔女が先か
「巴マミ、使い魔は任せて。貴女は2人にいい所を見せたいのでしょう?」
「言い方が気になるけど助かるわ」
仲良くは...できてるのだろうか
そのまま廃病院に入ると...うん、やはりアレだな、空間が気持ち悪い
「ほむら。任せるぞ」
「えぇ」
「それじゃ行ってくるわ」
巴先輩は魔女に向かっていき、ほむらは使い魔と呼んだ周りの奴らに銃をぶっぱなしてる。なんというか、ほむらの攻撃が現実的
てか左手の盾から出してるけどどうやって隠して...いや、魔法なんだし何も言うまい
「巴マミ!使い魔は全て倒したわ!」
「それならこっちも決めないとね!」
巴先輩は飛び上がりマスケット銃が大きくなり...おぉ、砲台みたいな感じか。いわゆる必殺技ってやつね、それで倒すのか
「ティロ・フィナーレ!!」
「...ほむら」
「何も言わないで、ああいう人なの」
「凄い!マミさんカッコイイ!」
「転校生も中々だけどマミさんの方がカッコイイね!」
ほむらがワナワナしてるのを俺がなんとか止めるがさやかは煽らないと気が済まないのか?
「これがグリーフシード。魔女の卵よ。魔女を倒すとたまに落とす時があるの。ほら、私のソウルジェム、昨日より少し暗くなってるでしょ?」
「ホントだ...」
「どうするんですか?」
グリーフシードを使い、ソウルジェムの穢れを取り除いたが。真実を知ってる身としてはどうにも言えない
2人は騒いでるが
「はい、暁美さん。貴女も」
「...」
「受け取っとけって。巴先輩の優しさなんだから」
「......そうね」
なんとか仲良くはできたのかな
こうして解散になったが
「なぁ、まどか。ほむらをそっちで泊めてやってやれないか?」
「えっ」
「どうして?何かあったの?」
「ん、まぁな。ほむらって俺と同じで一人暮らしらしくて、俺はまどかの家隣りだけどほむらは頼る相手いないみたいだし、いくら魔法少女とはいえ大人がいた方がいいだろ?周りの目もあるし」
「私はいいけど...パパやママに聞いてみないと」
「ああ、頼む」
「ちょっと来なさい!」
ほむらに引っ張られ、まどかに聞こえないぐらい小さな声で話される
「どういうつもり?」
「これならまどかにインキュベーターが近づかないよう監視できるだろ?俺は男だから一緒にってのは無理だし」
「う、嬉しい...けど...〜〜~!!」
声になってない声を出しているが
「それじゃあ行こっか!ほむらちゃん!」
「え、えぇ...」
俺は帰宅するとほむらからメールが、ありがとうと。不器用なんだなぁと思いつつもそのままゆっくりと明日の準備をした。これからの事を考えながら
マミさんの扱いが....決してそういうつもりじゃないんだが先輩となると仕方ない...
ほむらが呼ぶ時はまどかとカイトだけ名前、他はフルネーム
主人公に戦う手段を作るか
-
作る
-
作らない