オーバーロード 不死王と超不死のまったり世界征服 作:ガババババ
後の『死群狂乱』より、数時間前。エ・ランテル随一、最高級の宿屋である「黄金の輝き亭」。王侯貴族や大商人しか食べられない芸術品のごとき料理に対し、ある美しい女性の金切り声が周囲を呆気にさせた。
「なんなのよ、この料理は!」
続けて、美味しくないわとの台詞。〈
長い縦ロールの髪を掻き上げる高位貴族の令嬢は、不動の姿勢と表情を維持する老人の執事に振り返り、出立を指示する。
「もう、こんな街にはいたくないわ、直ぐに出発の準備を整えなさい!」
「しかし、お嬢様。今は既に夕──」
「黙りなさい!」
子供のごとき癇癪。執事の制止など聞かず、美しい令嬢はメインダイニングを後にする。
お騒がせしたと老人の謝罪に哀れみを込めた眼差しが集まり、支配人へ騒がせたお詫びとして、この宿にいる客の食事代を負担するという執事からの申し出。
既にここ数日で繰り返されている光景に支配人は動揺なく、幾人かの顔に喜色が浮かぶ。
「セバスの旦那」
「なんですか、ザックさん」
「雇われている身でこんなことを言うのは何なんですが・・・」
雇ったザック──その実、野党の一味である──を急がせ、馬車の用意をさせる。ここまではセバスたちの目論見通りだ。
野党の仲間との連絡のために時間を稼ごうとするザックの言い訳を受け入れながら後ろ姿を見送ると、セバスはそっと短く視線を、入り口から離れた場所に向けた。
「・・・・・・」
セバスは知覚していた。レベル30、いや40ぐらいか。竜人としての優れた知覚能力が強者の存在を捉えていた。視線の先にいる、他の客からもチラチラと注目を浴びる存在たちへ。
「んぐっ、むふ・・・・・・はぁぁぐ、むぐむぐ・・・!」
おそらく性別は男。全身鎧で顔も身体を隠しており、黒い棘付き兜の奥にある視線も遮断されて分からない。マンモスのような右の肩当てに紫のブローチを身に着けた太ましい重装備の人物は、兜の隙間から料理を突っ込んでいる。
汚れるのも気にしていない。ただ一心不乱に注目したコース料理を平らげていく。フォークとナイフの使い方も慣れてない様子で“品性”や“貫禄”は備わっていない。その場違いな姿も相まって、下手人ザックよりもまさに道化を感じさせる。
反対に、真っ白なドレスを着こなした、猫科のような瞳をした金髪の美しい女性が対面に座っていた。正面の女性は普通で、食事の作法も丁寧に行なっている。
2人の関係性は不明だが、食事が始まってから一切無言である。談笑しながら食事をする者が多い中、彼女らは一言も喋っていない。
「色々と大変ですね。こんな時間に出立とは」
「これはバルト様」
遅れて駆け寄ってきたふくよかな男性ほ商人、バルド・ロフーレにも、あのザックという男は怪しい、夜の街道は危険だとの忠告をセバスはやんわりとかわしつつ、試しに訪ねてみる。
「バルト様、あの方々は何者でしょうか?」
「私どもも見るのは始めてだよ。まぁここに入れるぐらいは金持ちではあるでしょうし、他国の貴族かもしれない。どこかのお嬢様と専属の騎士かもしれないね。プレートも無いから冒険者という存在でもなさそうだ」
「そうですか・・・」
ここ数日滞在したセバスたちも知らぬ者たち。富裕層の現地民であるバルトも同様に、彼らの存在は初見であったらしい。
貴族令嬢を守る護衛騎士と考えれば、多少なりその強さがあってもおかしくはないが。女性の方も、騎士と比べれば劣るがそれなりのセバスは強さを感じられた。
主人から賜った計画には支障なさそうだが、注意しなければいけない存在かもしれない。セバスの中でしっかり警戒度は高まっていた。
バルトに礼を言い、借りた部屋の扉を閉めたセバス。先ほどほの癇癪持ち我儘令嬢から深々と頭を下げられる。
「先ほどは失礼致しました、セバス様」
「頭を下げる必要はありませんよ。あなたは仕事を果たした、それだけですから」
「あの鎧の人物・・・
「いえ、下手な監視は逆に悟られるかもしれません。ですがまだ見ぬ強者の可能性を考え、警戒はしておきましょう」
そうして、偶然出会った潜在する強者の警戒を続けるセバスは引き続きザックを利用した計画遂行に赴く。
一方で・・・尚も食事をがっつく全身鎧の男もセバスは警戒すべき対象として見ていた。
(あのおじいちゃんさー、どー見てもレベル100じゃんね。プレイヤーかもね・・・追いかける必要はありそうだ)
無数の妨害魔法とアイテムを自身に包んで、アンデッドや強者だと知られないように、脅威を隠していたマトメルは兜の中で瞳を細める。
友好的にできればそれでよし。もし敵対するなら、潰すだけ。プレイヤーが死んだ時の場合、レベルダウンして蘇生できるのかも確かめたい。仮に自分が死んだ場合どうなるのか気になるし。
『マーちゃんさ、どんだけ食べるつもりなの?』
『だってお代はあの金持ちが払ってくれるんでしょ?そりゃたかれるならたかるまでよ』
本来なら飲食不要のアンデッド。食べたものはどこへ消えていくのか、底なしの胃袋に詰め込まれていく豪華は料理にクレマンティーヌは引きつつも、果実水を唇に付けた。
マトメルとクレマンティーヌ。2人は声を出さずにテレパシーで会話していた。〈
『そっかー。もう一つ聞いていい?見たカンジその鎧とかマーちゃんの体格に合ってないと思うんだけれどさ、どういう仕組みなの?なんだか気配が違うから不思議なんだけれど』
『簡単だよ。モンスターをそのまま『纏っている』んだ。こいつは
『纏う・・・?モンスターを、装備しているってこと?』
『そうだね。かなりレアなボス
あんたと同じぐらい強い者なんて複数いてたまるか。そんな悪態を付きそうなのを、クレマンティーヌはなんとか堪える。
『このエ・ランテルの食糧庫の中身・・・全て盗み出してから、カジットに連絡して儀式スタートだから。それまではこうして贅沢三昧だね。今のうちに楽しもうよ』
『・・・・・・さっきは聞かなかったけどさーー、食料までなんで奪うの?別にマーちゃんはアンデッドだから別に飲食しなくてもいいし、帝国にもまた色んなお店あるよ?美味しいモノ食べたいなら奪わなくてもいんじゃないかなー、なんてさ・・・』
クレマンティーヌは軽い態度で、しかし内心では鼓動を忙しなくしながらマトメルに伺う。目の前の災害的なアンデッドに友人的な距離を置きながらも、彼女は少しでも機嫌を損ねたくなかった。
この「黄金の輝き亭」も数時間後にはいずれ地獄と変貌するのだろう。アンデッドの大群が溢れる城塞都市で、食料まで奪われた民衆を思えば哀れみが湧き、どうにか気が変わらないかという淡い希望を持って尋ねてみる。
籠城さえできるなら、少しでも生き残れる命があるかもしれない。しかし食料まで絶たれてしまえば、人間の全滅は数日で確定だ。
『んー、なんていうかな。単純にこの都市への嫌がらせかな?あははは』
『そ、そっかー、だよねー!マーちゃんも中々性格悪いなー』
これから起こる悲劇など、マトメルにはちょっとしたイタズラ程度でしかなかった。
クレマンティーヌが必死に引き攣りそうな笑みをなんとか抑えているのもにも気付かず、マトメルはフォークで突き刺した新鮮な野菜をじっくり噛み潰すのだった。
▲▼▲▼▲▼
そして時は、悪夢の夜に戻る。
「おっぎゃぁぁぁあぁぁああああ!」
「お、おい!死ぬな!死ぬなよぉぉぉ!」
ミスリル級冒険者チーム「クラルグラ」のチームリーダーである、イグヴァルジは絶叫を耳にする。かつての仲間の悲鳴が、やがて死体となって命の輝きを失うのは3人目。つまり残るは彼のみだ。
結成以来メンバー交代──つまり死亡者──がない優秀な冒険者チームであったものの、その歴史は今日で崩れ去る。
「ひぃぃ!く、くそぉぉぉ!なんなんだよコイツらはよ!スケルトン系でも、ゾンビ系でもねぇ!俺は、ここで終わるような男じゃねぇぇーー!生きて帰るんだぁぁあーー!」
涙を浮かべて半狂乱になりながらも、イグヴァルジは決して握る武器を落とさない。仲間が無残な死体になっても、流石はミスリル級冒険者。絶望で生きる意思を見失わない。
子供の頃に村に来た詩人の英雄譚を聞いたときから、英雄になる夢を追い続けている、未だに子供のような夢と自信と力強さを併せ持つ男、イグヴァルジ。
眼前に迫る殺戮人形たちは、足腰を震える彼を見てカタカタ嗤う。
「ケケケケ、チョキチョキスルネー!」
「ヤラレルマエニ、ヤリカエース!ギズギズギズ!」
大鋏を両手に燕尾服を着た、シルクハットの不気味なドール。そして傷だらけ縫い合わせの、鋭利な鉤爪を備えた狼獣人形・・・
既に彼らが到着する前に、殺害された死体が街道に並んでいた。先に向かった冒険者たちが、両足を切断され、腹を引き裂き、噎せ返るほどの惨殺を彩っていた。
「ぷわぷわー」
「ぎゃぁあ!?や、やめろ!離せ!いやだ、死にたくない!やめろ!離してくれぇーー!?うわぁぁぁぁぁあああ!」
イグヴァルジは逃げなかった。仮に逃げていれば、もっと早く死ねたであろう。存分に恐怖を味わう前に。頭がトマトのように陥没した死体を先に見たイグヴァルジは、その死を実感して泣き喚く。
真ん中が割れた白い卵から覗く黄色い瞳、ペストマスク風の被り物を取り付けた、
細い二対の鳥の足で、鍛えたれたイグヴァルジの肩を掴み、天高く持ち上げていく。空に攫われた哀れ冒険者の肢体がバタバタと揺れるが、その握力は緩むことはない。
「ぷわぷわー」
「あ、ぁぁぁぁぁあああーー!」
気だるけな鳴き声と共に、イグヴァルジは放り投げられた。その高さは建物よりも高く、頭から真っ逆さまに落とされていく。
グチャ、ボギィ、ビチャァァア。潰れて、折れて、溢れた。
そうやってイグヴァルジは落ちて死んだ。先に死んだ冒険者と同じように、肉塊の雨となった。英雄になりたかった男は、数分後に英雄が乗りこなす獣が駆ける、血のカーペットの一部にしかなれなかった。
「ケケケ、ケケ!キカンスルネー!」
「ヤリカエシオワリ!」
「ぶわー、ぷわわー」
▲▼▲▼▲▼
街道に屯するアンデッドを切り裂いていくモモンたち。目指すはアンデッド騒ぎの黒幕が潜むらしき共同墓地の霊廟だ。本当はナザリックの警備が上空から発見した場所であるが、冒険者たちにはアルベドによる探知魔法によって発見したと伝えている。
「す、すげぇ・・・!あの山のようなアンデッドを紙みてぇに・・・!人間技とは思えねぇ!」
「あの純白の鎧の、アルベドって人が共同墓地に黒幕が潜んでいると暴いたらしいぜ!俺たちも英雄に続くんだ!」
「モモンさんに続けー!あの英雄を先に進ませるんだ!」
「負傷者はギルドに運び込め!リイジー・バレアレが全力でポーションを作ってるんだ!無理はするんじゃないぞ!」
漆黒のモモン、純白のアルベド、美しきナーベ三人の姿を幾多の冒険者が見送る。
グレートソードを二本、傷一つない真っ白な巨大な斧頭を担ぐ全身鎧の二者に付き従う、目を奪われるほどの黒髪ポニーテールの女性。それはまさに、死地に向かう勇者と、その旅路を共にする伴侶と従者のように。
既にギルドで見せた奇跡はこの短時間で広まっていた。あれほどのマジックアイテムを保有し、あれほどの装備であれば、称号は銅の冒険者であれど決して弱くはない。空を飛ぶ
威厳ある森の賢王に跨りながら、これから首魁を討つモモンたちに続く冒険者たち。打ち漏らした下級アンデッドの処理を後方に任せるモモンという男は、振り向くことなく叫ぶ。
「君たちは私が倒し漏らしたアンデッドを頼む!この事件、必ず私たちが黒幕を倒してみせる!頼む!全力で私たちをサポートしてくれ!」
血飛沫を切っ先で飛びしながら、声高らからに叫ぶモモン。傲慢ではない、明らかに逸脱者であるにも関わらず、周囲に信頼を頼る真摯な姿勢しか感じられぬ言葉。
モモンの協力を持ちかける姿勢に不快を覚える者はいない。むしろ好感を、鼓舞される者しかない。
絶望に打ちしがれて精神を摩耗していた、戦意を復活させた冒険者が更に続く。己が今まで鍛えた技術を、魔法を、経験を、階級も関係なく全十に振るって、英雄たちが取りこぼした端のアンデッドを処理し、続いていく。
自分たちが城塞都市エ・ランテルを救うのだと、希望の先導者として冒険者たちはアンデッドを蹴散らしていくのだった。
(すみませんタブラさん・・・くそ、あのルクルットの野郎め。あいつだけは消してもいいかもしれないな。ナーベラルにもちょっかいをかけていたし・・・いやいや落ち着け、俺。偽りの身分なんだから、むしろ利用できることを考えよう・・・幸い、ンフィーレア以外は私がアインズ・ウール・ゴウンだとバレていないはずだからな)
(アインズさまと、伴侶・・・!くふふふふ。あの男のお陰で、ナザリック外からの外堀は固められそうだわ。脆弱で下等な人間に優しく振る舞うなんて虫唾が走るけれど、こうしてアインズ様と公認の関係になれるなら悪くないわ・・・!)
ちなみにモモンとアルベドの関係は、口を溢したルクルットによりあっという間に周知されてしまっていた。満更でもない息遣いを隣に、アインズは溜息を吐いたのは誰も知る由はない。
元より偽の身分だ。変に弁解しても更に話が拗れてしまうのを恐れ、もう好きに思わせる方向性になっていた。そして共同墓地の入り口である、崩落した門壁にて冒険者たちは一旦進撃を中止した。
「無事に戻ってきてくださいね、モモンさん!」
「あぁ・・・ここは頼んだぞ、皆!」
「任せるでござるぞ、殿!某が誰一人として殺させないでごさる!」
「「「オオオォォーーーーー!」」」
ニニャの言葉に力強く返すモモン。
幾多のアンデッドを蹴散らしたモモン一行。共に続き戦ってくれた冒険者たちを、既に崩落した共同墓地を囲む門番跡地に陣取らせ、ハムスケを残し乗り込んだ未来の英雄たち。
山のごときアンデッドを屠り、霊体と化した亡霊を浄化し、骨の軍勢を淘汰する。墓地に踏み出したその後ろ姿に敬意を持って見送った”漆黒の剣”たちも、未だに這い寄ってくるアンデッドを倒し続ける。
「向こうだな、強力なモンスターの気配は。ナーベラルよ」
「はい。探知系の妨害はありませんでした」
「対策無し・・・か、弱いと判断するには、まだまだ情報が足りないな。警戒を怠るなよお前たち」
「アインズ様。御身が危険と判断しましたら、すぐにナザリックへご帰還くださいませ」
「分かっているさ、アルベド。お前たちも危険だと判断したら身分を隠さずに対処するようにな」
純白の鎧を着たアルベドと、黒髪ポニーテールのナーベラルを引き連れ、アインズは冒険者たちの目が届かない場所まで進めば、後は
幾重にも重ねた探知魔法で突き止めた先──辿り着いた霊廟にて待っていたのは、この事件の黒幕とされる存在だった。
「
「ふはははははは!よくぞこの死地にまで踏み込めたことを褒めてやろう!まさに勇者というべき馬鹿どもめが!至高なる御方に与えられし、死の遣いであるこのカジット・が、おぬしらにも死をくれてやろうぞ!」
カジットと名乗る、首魁と思われる男が叫ぶ。
霊廟に続く階段前の空間、その中央に控える
「アインズ様に向かって、馬鹿だと!?」
「下等なアンデッド風情が、御方に向かってなんてことを!」
「・・・!?ヒィィィィ!?な、なんじゃこの悪寒は・・・!アンデッドである儂が、恐怖するだと・・・!?」
アンデッドでありなから、アルベドとナーベラルの殺意を含んだ睨みに恐怖に当てられるカジット。震えた肉体の余波でガチンガチンと骨の歯が鳴らされてしまう。
「落ち着けお前たちよ。なるほど、至高なる御方・・・か、なぁカジット。お前の言う至高なる御方とやらは、その霊廟にいるデカブツのことか?」
「ふ、ふん・・・どうだかな。これから死ぬおぬしらが知る必要はないが・・・!儂の言う御方という存在は、もっと高みに位置する邪神よ!この軍勢ですら、遊びで用意できるほどにな!」
(結構喋るなこいつ・・・!いや、偽の情報を掴ませたいがために敢えてなのか?尋問が可能であるなら、ニグンのように勿体ない使い方はしないように気をつけなければな)
黒いフランベルジェとタワーシールドを構える中位アンデッド、
いつでも魔法を放てる距離で宙に浮かぶ、
骨の巨大な身体で月夜を舞う、第六位階魔法までを無効化できる
そして、アインズだけでなくアルベドとナーベラルもこの場でもっとも警戒する相手は、霊廟より姿を現した巨漢であった。
「侵入者発見!発見!この俺を殺しにきたんだな!?やられたらやり返す!やられてなければ・・・やられたことにしてやり返すぅぅう!」
「な・・・!?なんだと・・・!?」
ブゥゥゥゥゥウン!と、その左手に赤い回転刃を携えた、白い画面の怪物。刺々しい黒いコートを纏った巨漢は、この地に踏み込んできたモモンたちに向けて低い声で喚いた。
その正体に、鎧の中でアインズは驚きの声を漏らす。
「驚いた・・・!まさかのお前だったのか・・・!年に13日限定で、結局2回しかイベント実装が無かった不遇モンスター。これを使役しているとなると、そうとうやり込みの
数十分前の
モモンガの中で警戒心が更に上がる。ロマンビルドである自分に比べて、より効率的なビルドを有しているプレイヤーであれば、
「殺してしまうと情報を吐かせられないな。アルベド、ナーベよ。カジットと名乗ったアンデッドと、「奴」だけはなるべく殺さないように努めよ。自らの死に直結する危険があると判断した場合には・・・殺しても構わん」
「「かしこまりました」」
刃を構える”漆黒”モモン、”純白”アルベド、”美姫”ナーベ。
後に語られる通り名の英雄たちが戦闘態勢に入る。全力はまだ出さない、向こうがまだ罠を仕掛けている可能性を考えて。
「俺を殺る気なら、殺り返される気で来い!?やられたらやり返す!やられてなくてもやり返す!誰彼かまわず八つ当たりだ!」
霊廟から現れたモンスターはかつて、ユグドラシルであったイベントボスの1体。レベル60の初心者殺し不人気モンスター・・・