防衛戦線   作:がえいが

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2話のあらすじ
御境井に助けられたその後この世界について色々聞き、ここから抜け出すために元凶の所に向かっていたら元凶に襲われている人がいたぞ。


第3話

人が襲われている。

『ブバルディ・アナザー』に巻き込まれたであろう人が襲われている。どうやら追い詰められ殺されかけている、怪物グルボスは攻撃体制をとりを始める、

「ちょっと助けてくる、君はそこで隠れてて!」 

炎のことを気にかけながらも御境井は走っていく。

〈今から行って間に合うのか?〉

よくないがそんなことを思ってしまう。

その時、今現在の状況を見て炎は状況が似ている助けてもらったときを思い出す、〈そういえば、俺が襲われたとき確か『グル』と言うやつは手を振り上げていて俺は死にかけていたはず。詳しく聞いてなかったが御境井はなんで間に合ったんだ?そもそもとして巻き込まれた人を探していたとしても見つかるものなのか?〉炎の中に様々な疑問が蠢く。

しかしそんな疑問、疑惑に答えを出すかのような場面を目にする。

先程人を助けるために走り出した御境井がもう、怪物のすぐそばにいる、そこまで時間は経っていないはず、そこで先程のここにくるまでに御境井に追いつけなかったのは炎の運動不足でもなんでもなかったことに今気づく。

 自分が遅かったわけではなく、御境井があまりにも速いのだ、怪物が拳を突き出す、巻き込まれた人に拳が向かって行く、拳が迫る、そこに御境井が追いつき刀『境中』を使い受け流す、どうやら間に合ったようだ。

「「御境井サイド」」

〈人が殺されかけているのを見て私は走り出した、炎君には振り返って「そこにいて」と言ったから大丈夫、私はもう一度『グルボス』を見る。

もうあの人を殺そうとしているのが見える、このままでは間に合わない、それが分かった私は『境中』に声をかける、「力を貸してね」そして私は発動する、〉

境中・繋 (かいな つなぎ)

 これは炎に説明をして無かったもの、『防衛戦線』では自分の能力を発掘してくれるものがある、そして自分がその能力に合うと思った武器を配ったり頼めば作ってくれる。そして御境井が能力に合うと思ったのは刀だった、炎を助ける時にも使った能力、簡単に言えば空間と空間を繋ぐと言うもの、これだけ聞くと便利なものに思えるがそこまで利便性はないし、能力にはデメリットもある、様々なことを考えながらも御境井は能力を発動する。空間を繋ぎ、怪物のすぐ近くに移動する。

あとは身体能力で襲われてる人の前に入るだけ。グルボスの拳が巻き込まれた人に向かう、〈間に合ってお願い〉その願いが届いたのか御境井はギリギリ間に合い、人の前に立つ、御境井は落ち着いて『境中』でその拳を受け流す、その後巻き込まれていたひとに対して「あなた大丈夫ですか?」と質問するのだった。

「「謎の男サイド」」

「あなた、大丈夫ですか?」

 ピンチに陥っていた俺を助けてくれたであろう女の子が俺に安否を聞いてくる。呆けていると女の子が

「説明してる時間はないけどあっちに逃げて、人がいるから一緒に隠れていてください。」

女の子は敵の攻撃を受け流しながら教えてくれる、〈聞いたことがある声だった気がしたが、俺はとりあえず教えられた方に逃げる、その間も怪物の横を通ったので攻撃されるが女の子が守ってくれた、少し先に隠れている自分と同じくらいの男を見つける。

そして俺はそいつを見て一つの言葉をこぼすのだった。

「夢夜サイド」

〈御境井が助けたであろう人がこちらに向かってくる、近づいて来てはっきりと顔が見えると俺は一つの言葉を言っていた。〉

「お前、モブ山じゃねぇか。」

逆に相手も一言

「お前、炎じゃねぇか。」

「なんでお前こんな所にいるんだよ。」モブ山が質問してくる。

「俺は帰り道に巻き込まれて。」

「お前もかよ、俺もなんだよ。それとあの女の子誰なんだ?」

「お前気づかなかったのか?お前を助けたのはお前が告ってあっさり振られた御境井だぞ。」

「聞いたことあると思ったらまさかの御境井さんかよ。とゆうかちょっとまて炎、お前なんで御境井さんを呼び捨てなんだ?」

「助けられた後仲良くなってな。」

「なぜなんだ、俺は振られたのに、何故同じ立場のお前は距離を縮めてるんだ?俺と一体何が違うんだ。」

「まぁ、格の違い…かな、それに振られたのは自業自得だろ、それより今は御境井が戦ってくれてる間に教えてくれたこの世界の情報を共有するわ。お前も気になるだろ?」

「おお、頼むけど、御境井さんは大丈夫なのか?」

「大丈夫だろ、御境井強いしきっと勝ってくれるさ。」

そして俺はモブ山に情報を共有し始めた。

もう一度「「御境井サイド」」

〈あの人は逃げてくれたみたい、良かった、これで目の前の敵に集中できる。〉

 御境井は『境中』を握りなおす、グルボスの攻撃をかわし、風を切る音を出し斬りつける、しかし相手の皮膚が固く切り傷をつける程度であまりダメージになっていない。「グルはこんな固くなかったのに」御境井が言葉をこぼす。

しかし相手の攻撃も単調であり直線的なので御境井は避けることができる、そんな攻防が少しの間続く、〈今のままいけばまずい〉、御境井には不安があった、まず相手の後ろ側に炎君たちがいること、さらに体力勝負になるなら、体力はそこまで残っていないこと、そしてもう一つ『防衛戦線』の能力と言う概念は生物全てが元々持っているもの、それに初めて能力を解放した人はこちらの世界でなのである、つまりグルボスは能力を持っている可能性が高い、使えるかわ分からないが、そこにも意識を持って行かれる御境井の体力の消耗は激しい。これらが不安なのだ。

そしてこの不安が現実になる、御境井は先程までと同じような攻防戦を繰り広げているといきなり自分の横を何かが通り過ぎる、御境井は何かが通った方を見る、そこは地面が抉れており拳のマークが付いている。

御境井は相手の攻撃を避けながら能力を分析する、おそらく衝撃波を飛ばすものだろうと理解する、それならばと行動する、しかし分かったからといってすぐに対応ができるものでもない、今まで下がりながら攻撃を受けていたが、相手の拳を受け流しても地面に衝撃波があたり様々な破片が飛んでくる。

それを弾いて対処するがその瞬間、御境井の体の左側に衝撃が走る、気づいた時には家の壁に打ちつけられていた、どうやら殴り飛ばされたようだ、頭が揺れる、口の中にまずい鉄の味が広がる、だが骨は折れておらずまだ動ける。これなら大丈夫と御境井はなんとか立ち上がる、そして御境井はつげる「ここなら能力が使える私の勝ちだよ。」

そしてこぼす境中・繋(かいな つなぎ)

能力を発動する。炎達のいる場所を自分の後ろにできる場所に空間を繋げて移動する、「境中・繋」は自分の目ではっきりと見えるところしか使えない、先程まではグルボスのせいで見えなかったが飛ばされた今なら見える。しかしこれでは不安を一つ取り除いただけだが御境井にはその一つがでかい、〈これでやっと使える。〉そのための布石はもう張ってある。

グルボスが何かを感じ取りこちらに走ってくる、

それに御境井は「そこ地面気をつけた方がいいよ。」と注意する。

グルボスの周りは自分の衝撃波で開けた穴だらけであり御境井が受け流しながら場所を誘導していたのである。このグルボスは知能が高くないのだろう気付かずに足が引っかかる、もちろんそこまでの時間稼ぎにはならずグルボスはすぐに立ち上がる、しかし御境井には充分過ぎる時間だった。

御境井は境中に力を込め能力を発動する。

境中・斬(かいな ざん)

御境井がそう言って境中を振る。

すると、グルボスの体が一刀両断される。その後、さらに後ろにあった家が壊れる。

『境中・斬』は空間を繋げて移動するものの応用である。相手を挟むように空間を繋げるそしてそこに境中を通す、それにより実施的に反応できない防御不可能な斬撃を繰り出すことができる。切った後ろにあるものも壊せてしまうので炎達がグルボスの後ろにいる時には使えなかった。

更に少しの間タメがいるので簡単には使えなかったのである。

一刀両断された、グルボスはまるで元々いなかったように消えて行く。

〈なんとか勝ててよかった。炎君達は大丈夫かな?〉

 御境井が炎たちが気になりながらも座り込むもう体力が残っていない、御境井が座っていると先程の家が壊れた音を聞いて炎達が来ていた。

「「炎サイド」」

「大丈夫か、御境井⁈」

「大丈夫すか、御境井さん⁈」

 座り込んでいる御境井を見てモブ山も声をかける。

「うん、大丈夫」

そう会話していると、地面が消えて行く、世界を作ったグルボスが消えたので、もうじきこの世界も崩れかけている。

「ここが、崩れたらみんなここに入ってきた場所に戻るの、あと必要ないし意味はないと思ってるけど一応注意しとくね、今日あったことは他言無用だよ。」

「了解、もちろん言わないさ。なぁ、モブ山?」

「当たり前だよな、なぁ炎?」

「よかった、じゃあまたね。」

御境井がそう言うと同時に視界が暗転する、次に目を開けると、家までの帰り道だった。

 〈俺は先程までのことは忘れられないなと思った。しかし直ぐにゲームのことを思い出し急いで家に帰るのだった。〉




今回も読んでいただきありがとうございます。
感想はくれるだけありがたいです。
初の戦闘描写で下手かもしれませんがお許しください。
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