自習を終えて3時間目を迎えたときに蒼崎先生が回答用紙を持って教室に戻ってきた
「皆さん。今回の抜き打ちテストは難しかったと思いましたが、満点を取った生徒がいました」
その言葉を受けて教室内はざわめきが生まれた。私は何となく嫌な予感を感じてしまった
「水川カオリさん。あなたが100点満点でした。おめでとうございます!」
その時、私は最悪の展開になったことを察してしまった
まさか満点が1人になるとは思ってはいなかった。
自分の学力でテストの問題を解いていたのだがまさか満点をとれるとは思ってはいなかった
クラスメイトからの注目を集める結果になってしまったのは当然であった
「カオリ、すごいわね」
「ルミナさん。ありがとうございます」
私がそう答えるとルミナさんはどこかうれしくなさそうな表情をしているわよと教えてくれた
それはそうだろう。目立つつもりはなかったのだから
まさか初めての抜き打ちテストで満点を取るなんて、クラス内で目立つことこの上ない
このままいけば定期テストでも点数が期待されてしまうことは間違いない
蒼崎先生が期待していると言ってくるかもしれない。できればこういう事態は避けたかったのだが
手を抜くのは嫌だったことが仇となるとは、本当に運に恵まれていないことは間違いない
その後は普通の授業が続き、ようやくお昼休みの時間を迎えることとなった
「ルミナさんはお昼はどうするんですか?」
「私は家でサンドイッチを作ってきたから」
「よかったら少し分けてもらっても良いですか?今日はお昼を持ってくるのを忘れてしまって」
そうなのだ。朝はいろいろと忙しくてお昼のことをすっかりと忘れてしまっていた
そのため途中でコンビニによればよかったのだがそれも忘れてしまった
結果、お昼ご飯が何もない状態になってしまった。
さらに運に恵まれていないようでお財布を家に忘れてきてしまった
購買でパンを買うお金もないのだ
「少し多めに作ってきたからいいわよ。カオリとは芦ノ湖でのスキューバダイビングについて話をもっとしたいし」
「そうですね。私はライセンスを持っていますが、ルミナさんは持っていないので講習がありますから」
今度の日曜日の午前中に簡単な講習を受けて、
午後からは芦ノ湖で実際のスキューバダイビングということになる
私も芦ノ湖の状態がどういうものなのかをある程度把握する必要があるので講習にも参加する
湖ではどんな魚と一緒に泳ぐことができるかや危険な場所があるのかなどの情報はとても大切である
もし事故になった時にそれらの情報を知っているか知らないかで大きな違いがある
「日曜日ということは明日は土曜日だから明後日ということよね?」
「そうですね。明日中に少しやりたいことがあるので時間を作ってもらえますか?」
「何か準備が必要なの?」
「ウェットスーツの採寸をしておかないと。スーツのレンタルはできますが、事前にある程度のサイズを伝える必要がありますので」
いきなりレンタルとなると時間がかかるので、
事前にレンタルするためのウェットスーツのサイズを採寸する必要がある
そのため明日の土曜日に市内のスキューバダイビング関係を扱っているショップで採寸をする
芦ノ湖でスキューバダイビング教室やレンタルをしている店と提携をしている店が市内にあることは確認している
そこでサイズを確認して事前に知る必要がある。それに私も成長しているかもしれないのでサイズの確認は必要である。