パン・フォルカートはもっちりとした比較的リッチな油パンだ。これは他のパンよりも味の強い料理に合う(筆者談)ので、今回は東方の寒い地域の料理、油煮と一緒に頂こうと思う。
油煮は、普通にお湯で煮込みを作っても火が通らないほどに寒い地域にて食べられる料理だ。今回は、エビと繭茸を使用してみた。
ぷりぷりで油とよく合うエビと、歯ごたえがシャープで、エビとの歯ごたえの違いが楽しめる繭茸。二つとも東方の国ではポピュラーな食べ物なので、用意しやすいだろう。
作り方
・パン・フォルカートは普通のパンとは異なり、水の代わりに食用油を使う。そのため、パンの内部でいわゆる「粘り気の元」が作られにくい。なので高度なパン作りの技術が求められるが……素直にパン屋で買うのが賢い選択肢である。
・それでも手作りしたいんだ! という場合は、イメージとしては、水の代わりに油を使ったピザの生地を作る練習をしよう。捏ねて薄く広げてもちぎれないようにできたら一人前だ。
・薄く伸ばしたフォルカート生地に、軽い香りのハーブ類をまぶして焼いてみよう。かじった時、カリッとした後にもっちりとしていたら完成だ。
・次に、油煮を作る。小さめのエビは殻をむいて塩を軽く振っておき、繭茸には軽く切れ目を入れておく。
・高熱に強い容器に丁寧に敷き詰め、その上にガーリックとチリビーンの殻を刻んで振りかける。
・油、特に低温でも香り高い物を選んでひたひたになるまで容器に入れる。
・エビと茸が揚げ物にならない程度に熱したら、ハーブ類を散らして、フォルカートを浸したり、そのまま食べたりする。
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肉は、ミンチにすると本来のおいしさが損なわれるという人がいるが、ミンチにしないと味わえない味という物もある。
今回は、鳥肉のミンチを利用したパイクレープ料理を紹介する。
大陸西にあるカレッサ地方は、いわゆる「田舎」に分類される。そこでは、ご馳走として肉を成型するときに出る肉片をミンチにしてパイクレープで包み、揚げたり焼いたりする。
これがしっかりとした肉には無い、ミンチ肉の独特の肉汁のあふれ具合とサクサクとした皮の歯ごたえがたまらないのだ。
家族みんなで作ったこの料理を、皆で食べる。それが温かい田舎の食卓だと言えると筆者は思う。
作り方
・鳥肉のミンチに、泣葱のみじん切り、全卵、塩コショウとパンの粉を加え、冷えた手でよく捏ねる。手が温かいとミンチがダメになりやすい。この冬には手を冷やす方法はいくらでもあるので、凍傷にならない程度に頑張って冷やそう。
・捏ねてできたタネを、成形し冷凍しておく。こうすることで、後で包みやすくなる。
・パイクレープと呼ばれる薄い皮を6角形に切ったものを、2枚用意する。
・凍った種をパイクレープで挟むように包む。子供がいるなら、子供にやってもらおう。
・フライパンに油を多めに注ぎパイクレープ包みを焼く。これは子供にやってもらってはいけない。大人がやろう。
・お皿に盛る。おしゃれさんなら、泣葱を炒めた物を添えると、少しだけ高級感が出る。