転生?したら別世界線の僕(私)だったらしいです   作:おひるね

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初めての楓ちゃん視点です


待ちに待った?同期コラボ!

昼休みの質問攻めに耐え抜いた楓は陽と入れ替わり惰眠を貪っていた。

 

____(楓ー下校時間だよー)

 

(んー…おはよう。ありがと)

 

(まぁ今日くらいは仕方がないよ)

 

(陽が優しい!?)

 

(僕のことなんだと思ってるの?)

 

(え?都合のいいもう一人の自分)

 

(確かにご都合主義的な転生の仕方をしたけど)

 

陽はいつでも私に厳しいってわけではない。

何ならいつもは私に優しく、最近は私のコラボのために同期を覚えてくれているくらいだ。

 

(あはは、冗談だよ。いい相棒だよ)

 

(そう言っておけば何とかなるって思ってる?)

 

(ごめんなさーい)

 

(いいでしょう)

 

(そんなことより、最近熱心に同期のこと調べてるけど何か収穫はあった?)

 

(色々ね。性格なんかはほとんど理解したよ)

 

(せっかくだし教えてよ。交流がないわけではないけどまだ薄いからコラボまでに色々知っておきたいんだ)

 

(わかった。じゃあデビュー順で行くよ。)

 

___陽の話でわかったのはこんなところだ。

 

川鳥風雅(くわとり ふうか)

快活で歯に衣着せぬ正直なタイプ

いつもの配信ではfpsをしており、負けても切り替えが速いが、煽りやチーターがいたときは話が別、勝っても負けても必ず台パンをして、台パンをしてなお普通の人間では考えられない速さで通報するという行動で一役有名になった人物らしい。

 

アラインド・スターズ

いつも明るくパッションが強い。

星座のことに関しては超一流で、いつもの配信では星座占いを中心とした雑談配信を行なっており、よく当たるのでみてもらいたい人が多くコメントの流れる速度が爆速のようだ。時々陽気な彼女からは考えられないような意味深な発言を残すことがありそれも人気な要因の一つなようだ。

 

無理時優(むりとき ゆう)

少しマイナス思考で暗いタイプ

いつもの配信ではRPGを中心としたゲーム実況をしている。いつも配信の最後に挟むコメント返信コーナーで、辛辣に吐き捨てたかと思いきや、いきなり優しく擁護するということをしており、慈悲はないが優しさはある女として有名らしい。

 

___って感じ、わかった?)

 

(なんとなく!)

 

(まぁいいや。最後に、君たち二期生のコンセプトとは何でしょう)

 

何か共通点があっただろうか?

 

(わからないよ)

 

(仕方ないなぁ、じゃあ教えてあげる。正解は不変なものらしいです)

 

(不変なもの?)

 

(そう、川鳥さんは花鳥風月の花を華にしたあと華の読み方をくわにして最後に漢字を川にした。あとは月をもじっただけ。

スターズさんは、星。The stars are aligned(ザ スターズ ア アラインド)で星辰が揃うって意味があるみたい。

無理時さんは無慈悲で優しい時間って意味らしい。

最後に夜寝様昼音はシンプルに夜と昼それと音らしい。

これが二期生のコンセプト。わかった?)

 

(なるほど、何となーくわかったよありがと)

 

流石完全記憶の持ち主、簡潔に説明していたが、ちゃんと理解していないと人の性格の文章化は難しいだろう。

 

(せっかく集めた情報なんだからちゃんと活かしてね)

 

(はーい、ありがとー)

 

とは言ったもののなにに活かせばいのか全くわからない。

まあコラボ相手の動画も見てないやつとは思われたくないし何か聞かれたらその都度陽に教えてもらえばいいか。

 

(あと5日かー。準備しないとなぁ)

 

私は人との付き合いが苦手なので、少しでも話せるように心の準備をしておかなければならない。

 

(ほんとにコラボしないといけない?)

 

(そりゃあ事務所命令だし)

 

(そうだよねぇ)

 

「きゃっ」

 

「あっごめんなさい」

 

人とぶつかってしまった。

考え事しながら歩くのはよくないな。

 

「すみません。急いでて」

 

「いえいえ、こちらこそ注意力が足りませんでした」

 

本当に申し訳ない。

 

「では、本当にすみませんでした」

 

「すみませんでしたー」

 

人にぶつかるのは流石にまずいか。

考え事は家に帰ってからかな。

 

____「ただいまー」

 

言っても返してくれる人なんていないのに、習慣って怖いね。

 

(やることなくなっちゃったよ)

 

(僕が作ってあげようか?)

 

(なんかやだな)

 

(なんで?)

 

(怖いからです)

 

(そっか、じゃあ大丈夫だ)

 

(何させる気?)

 

(いや、今日配信あるのに告知してないなって)

 

(それ本当?早く言ってよ!)

 

(なんかやりたくなさそうだったから)

 

(陽の言い方が悪いだけでしょ!)

 

(じゃ、早くしてねー)

 

本当に陽は人のことなんだと思っているのか。

ってそんなことより早くしないと。

 

今日は雑談配信を行います!

 

でいいかな?いいよね?

じゃあ後2時間したら始めるかー

 

____が5日前の記憶。あのあと仮眠をとろうとして爆睡。配信すっぽかしてプチ炎上してしまった。が、お昼寝をして配信をすっぽかしたおかげで設定上だけだったお昼寝好きがしっかりリアルでもあると話題になり好転して炎上は収まった。

 

何でこんな回想してるかって?

あのプチ炎上でさらに登録者が伸びてしまった。そう、伸びて()()()()のだ。

流石に予想外の伸びで同期との差が一番遠いので7000人を超えてしまった。

今から始まる同期コラボ。司会進行と参加者という特殊な立場でかつ、登録者の差が開いている人にむこうからよくしてくれるだろか。

怖くてたまらない。

 

「集まったかな。じゃあちょっと雑談しようか」

 

いまは、配信前に集まって軽いミーティングを行なっている。

 

「___おーい、昼音さーん?」

 

「ひゃいっ!!?」

 

「緊張してるの?」

 

「す、すみません」

 

「いや別に謝ることじゃないよ。じゃあかるーく自己紹介から。ます私から。私は川鳥風香、配信では主にfpsをやってるよー」

 

「では、次は私が。私の名前は夜寝様昼音です。配信では主に雑談を中心としてたまにゲームをしております…よろしくお願います」

 

「じゃあ次は私!私はスターズ!私は雑談配信をしながら占いやってるよ!よろしくね!」

 

「私は優、配信中はコメント欄をよく見るかもしれないけど気にしないで」

 

なかなか統一の取れないメンバーだ。

これで私が司会進行になった理由がわからない。

川鳥さんでよかったんじゃないかと思った。

 

「あと五分で始まるけど、何かしたいこととかある?」

 

「私、挨拶統一してみたーい!!」

 

いきなりの挨拶統一。さすがは陽キャ私には厳しいことを平然と言ってのける、そこにしびれはしないしあこがれもしないが尊敬はする。

 

「じゃあ今回司会進行役が決まった昼音さんに決めてもらうか」

 

することは確定なのってなんでなの?

 

「私が決めるんですか?私、自分の決まった挨拶もないのに」

 

「そうだよー、みんなもそれでいいよね」

 

「私はいいわ」

 

「もち、私もさんせーい!」

 

「えっと、うーん、分かりました。僭越ながら決めさせていただきます」

 

「声がきれいだからかうなってるだけで絵になる」

 

いきなり何言ってるんだ。

この川の鳥は。

 

「そうですねぇ、二期生が集まった時に気軽に使えるのがいいですよね」

 

「まあまあ、あんまり気負わないで」

 

「本日は不変をお届けします。の後にデビュー順で自己紹介ってゆうのはどうでしょう。恥ずかしいですが、コンセプトがわかりやすいかと思いまして」

 

「あー、コンセプトとか気にしてなかったけどこういう時使えるのかー」

 

「あの、よろしいでしょうか…?」

 

「私は賛成だよ」

 

「私は何でもいい」

 

「私はもちろん賛成だよー」

 

こんな挨拶でいいのか。

 

「じゃあ準備してーそろそろ始めるよー」

 

 

「今日は不変をお届けするよー!ブイトル所属の川鳥風香だよー、よろしくね!」

 

・!!?!?

・何だその挨拶は!

・初めての挨拶にみんな困惑で草

 

「本日は不変をお届けいたします。ブイトル所属の夜寝様昼音といいます。よろしくお願いします!」

 

・昼音ちゃんもこれってことは!

・つまりそういうことだろう

 

「今日はみんなに不変を届けちゃう!ブイトル所属のスターズ・アラインドだよ!よろしくー」

 

「今宵はみんなに不変を教えてあげる。ブイトル所属の無理時優よ。よろしく」

 

・うおぉぉぉぉ!!

・挨拶統一!?

・最初のコラボで挨拶統一だあぁぁぁ!

・いつ決めたんだろ?

・いつなんだろうな

 

「この挨拶はついさっき昼音が決めてくれたわ」

 

・コラボでもコメ返信早くて草

・いつでもコメント見てんなこの女

 

「今回は私が司会進行を務めさせていただきます。みなさんよろしくお願いたします」

 

企画は、事前にマネージャーから貰っている。

 

「最初の企画は初対面での印象語り合おうです。」




隙間がなくて書けなかったのでここに書いておく設定
陽くんと楓ちゃんは高スペ脳のおかげで片方が出ていたらもう片方は寝ていられるということができてしまうんです。

ご覧くださりありがとうございました!
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