美少女たちが金を払えば耳かきをしてくれる。しかも好感度が高い 作:三重知貴
生徒会長・白鷺天音。耳かきパート
耳かきされたい。
男子諸君、なんなら女性――
いや、ここは紳士淑女の皆様に問おう。
耳かきされたいよな。
されたいんだ。
されたいという声がドーム中から聞こえてくるね。うんうん聞こえてるよ。
ということで耳かきされたいのだ。
最近は耳かきボイスなんてものが流行っているけど、でもやっぱりどうせなら生で実際にされたいよな。
でも残念ながら現実では耳かきをしてもらえるほど好感度を上げるなんて1人相手でも難しい。
でもいっぱいされたい。
丁寧、がさつ、優しい、厳しい、デカい、デカくない、太い、細い、etc――
何の話かは紳士の皆様ならわかるだろうが色々体験したいのだ。
ということで金を払う。しかも学校でだ。
そういうお店に行け? 嫌だね、僕はあくまで素人系がいいのだ。
だって大人なビ……僕は高校生なのでこれ以上はいえないな。
ということで、なんとか僕が毎日足繫く通う学校で彼女らにお願いしようではないか。
まぁ一人くらい金に釣られてやってくれるだろう。
「いいわ。耳かきしてほしんでしょう。」
なんと1人目から早速釣れてしまった。
彼女の名は白鷺 天音(しらさぎ あまね)。我が校の誇る生徒会長である。
成績は常に学年首席、容姿端麗、非の打ち所がない完璧な才媛。純白の髪に淡い藍の瞳、その一挙手一投足がまるで舞のように美しい。細い銀縁の眼鏡が、その整った顔立ちに理知的な印象を添えていた。
それは彼女の“完璧さ”を象徴する小道具であり、同時にどこか近寄りがたさを演出する仮面のようでもあった。
「ていうか、お金はいらないわよ。」
なぜだ!
「私の家のこと忘れたの?」
そうだ、彼女のおうちは財閥――ようは大金持ちだ。
「でも1万円って、君にしては頑張ったんじゃないの? ほしいゲームは買えるの?」
無理だ! これから色んな女の子に耳かきしてもらうから!とは言えない。
「まぁ私が管理すれば簡単なんだけどね。金銭感覚ってパートナー同士には大切らしいから、今はちゃんと覚える時期だよ。無駄遣いをしないようにしないとね。」
なんかこの人今僕の財布の紐握ろうとしてたな。でもそれは努力しましょう、約束です。
「さて、ならさっそくやろうか。」
ガチャっと生徒会室のカギを開けた。え? 開けた?
「機密保持のためにカギをしてるけど、別に今から耳かきするなら機密なんてないでしょ? むしろ都合がいいじゃない。」
なにの都合がいいのかはさっぱりわからないが、確かに書類仕事をしないなら開けてもいいのか。いつも閉めてるもんなカギ。
「ほら、おいで。」
ぽんぽん、とソファーで膝を軽く叩く生徒会長。
え! そんなオプションいいんですか!? しかもタダで!?
「オプションというのは少し言い方というものがあると思うんだけど、いいよ。いらないならしないけど?」
いります。はい。いますぐ。
「ふふ、勢いがすごいね。まるで犬みたい。ほーらポチー? 大人しくいい子にできるかな?」
ワン! ワン!(恥などない男の鳴き声)
「あぁよしよし、いい子だね。撫でてあげよう。」
ああ、ここが天国か。
「ほら耳かきするよー。じっとしてて、いい子ね」
そう言って、白鷺天音はまた僕の頭を撫でる。。彼女はメガネを軽く押し上げ、集中するように視線を耳元に固定した。
整えられた制服の生地はさらりと柔らかく、触れた瞬間、肌に優しく馴染む。心地よい重みがふとももに落ち着いたのを確認してから、彼女は髪を静かにかき上げた。
耳の奥に、細い耳かき棒がそっと差し込まれる。
最初のひと撫でで、息が漏れそうになった。くすぐったさと、安心感のようなものが入り混じって、頭の芯がぼんやりと溶けていく。
手の動きは驚くほど丁寧で、まるで壊れ物を扱うかのようだった。カリ……カリ……と静かな音が鼓膜に響くたび、心が深く沈んでいくような、不思議な快感に包まれる。
「ここ、どう? 痛くない?」
そう尋ねる声は、普段の彼女からは想像できないほど柔らかく、優しかった。メガネの奥の瞳は、柔らかな光を湛えてこちらを見つめていた。
完璧な生徒会長。誰からも一目置かれ、常に冷静沈着な天音が、今だけは少し違う。
言葉の一つひとつに、相手を思いやる温度が宿っていて、まるで繭に包まれているような気さえする。
耳かき棒が、ゆっくりと、耳の内側をなぞる。
最初のひと撫でで、体の奥まで静かな波が走る。
痛みはない。ただ、くすぐったいわけでもない。むしろ、心がふわりと軽くなるような、不思議な感覚。
まるで何か、大事なものに触れられているような、そんな気さえする。
白鷺天音の動きは極めて繊細で、そこには曖昧さがなかった。
指先に迷いはなく、毎回の動きに確かな意図がある。
耳の形、感触、反応……それを読み取って、彼女なりに最適解を出しているのだろう。
「……ふふ、力を抜いて。今は、ただ気持ちよくなればいいの」
言葉も優しかった。
鋭さや張り詰めた雰囲気はなく、まるで誰かを包み込むような音色。
完璧な彼女が、こんなにも優しく微笑む。
その顔を見てしまったら、もう、抗えるものなんてない。
時折、耳にかかる彼女の吐息が、肌をなぞる。
その温もりは、ごくわずかなものだったけれど、心の奥深くにまで染み込んでいく。
耳の中をなぞる動きが、ふと止まった。
「ねえ……こんな時間、ほかの人にも与えてたり、しないよね?」
問いかけは冗談めいていた。けれど、その奥にある感情は冗談ではなかった。彼女はメガネの縁を軽く指でなぞり、じっとこちらを見つめた。みんなの前のあの完璧な白鷺天音のように。
「……別に、疑ってるわけじゃないの。ただ……そういう浮気者は嫌だなって。」
天音の声は静かで、優しくて、ほんの少しだけ不安げで。
妙に胸を締めつける表情だ。
「まぁ、君が言えばまたやってあげるから。私が。」
再び耳かきが再開される。
ゆっくりと、優しく、まるで時間が止まったかのように。
ぬくもりに包まれたまま、ただ目を閉じる。
その瞬間だけは、何もかもを天音に委ねたくなる。言葉も、思考も、すべてが溶けていくような、心地よい静寂。
「はい、お終いよ。」
素晴らしい時間はあっという間にすぎた。なんと素晴らしい腕前か。耳かきまで完璧なんて。
「どうだった。」
夜空に輝く星全てを数えても足りないくらいでしょうかね。
「ふふ、キザなセリフ。好きよそういうの。」
「じゃあ、また。次はなんかお礼もらっちゃおうかな?」
かき集めてきますよ。
「ふふ、お金じゃダメかな?」
ではなにがいるのでしょうか?
「それは自分で考えないとね――でも約束は守ってね?」
約束…………わかりました。
「そう、じゃあそろそろ帰らないとね。」
戸締りくらい手伝いますよ。
「ならお言葉に甘えよう。書類は私がやるから、窓閉めてくれるかな。」
はい。
いや、しかしこんな素晴らしいサービスがタダなんて。
しかも約束が、
完璧すぎる、この生徒会長。
感動で涙を流しそうになると、グラウンドで運動部たちがかたずけを行っている姿が見えてくる。
野球部、サッカー部、陸上部…………
あれは! 女子陸上部のエース。あの太もも、そしてガサツな性格!
耳かきされたい!
次はあの子に頼もう。
お前らの好きな女を言え。
俺はメガネだ。あとここの棚を全部だ。
ここから先の展開について、どういう方向性が見たいかのアンケートです。参考程度なので確定ではないです。
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このままヒロインを増やし続ける
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主人公取り合いルート(親友視点)
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主人公取り合いルート(ヒロイン視点)
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各ヒロインルート書く