よう実世界に転生した畜生系主人公が神室真澄に心を打ち抜かれる話   作:サンディエゴ

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幕間
畜生系主人公が神室真澄を置いて冒険に出る話(いんたーるーど)


 

 

 

 

 高度育成高等学校。

 それは三年間、外との交流を断たれた箱庭。

 

 

 学校側が許可した場合を除き、外に出ることは出来ず、勝手に外に出ることが出来ないように監視カメラ等の対策が行われている――わけなのだが……。

 

 

「にゃー」

 

 

 万全な監視体制にも穴はあるんだよなぁ……。

 

 

 それらはあくまで生徒が学園の外に勝手に出ないように設置されたものであって、俺のような猫を想定しているものではない。

 

 人では無理な死角や隙をついて俺はとある場所を目指す。

 そこは外部に繋がっている道路に面した区域、ここには日夜数多くの業者が訪れている。

 

 当たり前だが高育は高育だけでやっていけない。

 コンビニやショッピングモールなどで扱う商品や食堂や飲食店で扱う生鮮食品などなど、それらを扱う多くの運送業者が訪れるというわけだ。

 

 この区域はそんな彼らのための場所だ。

 さすがに不特定多数の業者を運送のためとはいえ、敷地内で活動させるのは問題がある。

 

 よって高育の敷地内に送られてきたものはここで一度全て受け取って、その後高育の敷地内専門の契約を結んだ業者がそれぞれの場所に配達する仕組みとなっているわけだ。

 

 こうすることによって外から入ってきた業者は中のことを知ることは出来ず、そのまま帰るしかなくなる。

 

 

 専用の区域から外――つまりは高育の敷地内の中に勝手に入った場合、契約取り消しもあるらしいからな。

 

 

「にゃー」

 

 

 荷物の積み下ろしを終え、帰ろうとするトラックの一つに目をつけて俺は忍び込んだ。

 トラックの下に潜り込んで話を聞いていたが、これに乗るのが一番都合が良いと判断した。

 

 

 よっこらせっと……あばよ、高育! ちょっと脱出ミッション簡単すぎなーい?

 

 

 トラックの中に潜り込んだ俺はそのまま高育の敷地内を脱出した。

 数十分ほど揺られていると次の目的地に着いたのだろう、トラックが止まり荷台が開けられた。

 

 積み下ろしのための作業をするために視線がこちらを向いていないこと察すると、荷物の影から出て運送業者の意識の死角を通って外へと出た。

 

 

 久々のシャバの空気だぜー! それにしても人が多い。いや、高育の中もそれなりに多いけどやっぱ年齢層が違うよなー。基本的に学生ばっかりで平均年齢が若いっていうかさ。

 

 

 老若男女、ベビーカーに乗った赤ん坊から杖を突いた老人までいる光景に新鮮味を感じる辺り、俺は結構高育での生活に毒されていたらしい。

 

 時期が夏休みの最中だからか人の数が多いように見受けられる。

 天候的に猛暑日というほど熱くはないちょうどいい気温というのもあるのだろう。

 

 

 猛暑日に遠出はちょっとな……最近は改良されたところとかあるけど、夏場のアスファルトなんてほぼ熱せられた鉄板と同じだよ。特に人間と違ってアスファルトが発する熱を俺は諸に受けるから……。

 

 

 夏場は真面目にあまり動きたくない、というのが本音だ。

 とはいえ、それでもこうして高育の外へまで出来たのにはちゃんと理由がある。

 

 

 とりあえず、駅に向かわないとな。駅はどっちだ? 大体の現在地ぐらいしかわからないからな……。こういった時はバス停に向かうに限るな。

 

 

 適当に歩き回り、バス停を発見すると今度はやってきたバスに乗車する。

 当然、無賃乗車だ。

 

 

 いや、金はあるんだ。俺用のプライベートポイントが100万円分ほどあるから、払いたいんだけど現金じゃないから畜生!

 

 

 野生のときは気にしなかったが、今はご主人のペットなのでこういったことには少し抵抗がある。

 乗車とは言っても中に入ったわけじゃなくて、屋根の上に乗っただけだからセーフと言うことにならないだろうか。

 

 

 なんか色々とパシャパシャ撮られてたけど……まあ、いいやろ!

 

 

 駅前のバス亭に到着すると俺は飛び降りて、次に駅の中へと向かう。

 さすがに時期が時期だからか人の数が多く、うっかり踏まれないように注意をしながら進んでいき、時刻表と路線の確認を行う。

 

 

 乗る電車を間違えたら大変だ。

 しっかりとチェックしなければ。

 

 

「あー、猫ちゃん!」

 

「あら、本当ねー」

 

「猫ちゃんも電車に乗るの?」

 

 

 幼女に話しかけられたので挨拶ついでに返事をしておく、お婆ちゃんと一緒だから夏休みの帰省中なのかも知れない。

 

 

「にゃー」

 

「猫ちゃんもお婆ちゃんちに帰るところなのかなー? なんか荷物を背負ってるし」

 

「そうかもしれないねー」

 

 

 別に帰省をするわけじゃない。

 というか帰省する故郷も家もないからな。

 

 

 野良としていき、自由気ままに生きてきた過去が懐かしい。

 何もない、ただその日を生きる生活……。

 

 

 こうやって電車やバス、船を乗り継いで北は北海道まで南は沖縄まで行ったこともあったっけなー。

 

 

 そんなことをしみじみと思い馳せていると、俺の目的の電車がやってきた。

 将来は美人になるであろう幼女先輩に別れの挨拶をしてから向かう。

 

 

「猫ちゃんバイバーイ!」

 

「……あ、あら? 飼い主さんが来てないようだけど」

 

 

 そもそも、俺は一匹で来てるから心配しないでグランドマザー……! お孫さんと楽しい夏休みを過ごすんだぞ!

 

 

 とりあえず、目的の電車に乗り込むことに成功した俺は網棚の上に退避した。

 

 

 ふふふっ、俺は出来る猫ホームズ……っ! 無賃乗車で乗っている上で金を払っている乗客の邪魔になるようなことはしないのさ!

 

 

 席を取るのは当然として、床に居るのも邪魔だろう。

 その点、網棚の上なら誰に迷惑をかけることもない。

 

 

 まさに完璧! ……はい、嘘です。 普通に満員状態の下界に居たくなかっただけですねー。いやー、猫の図体でそこは無理です。

 

 

 バスの時のように屋根の上は電車だとさすがに怖いので、俺はぎゅうぎゅうな状態の乗客を尻目に網棚の上で優雅に休むことにした。

 荷物を載せている人も居るけど、大抵の場合は下ろしたり乗せたりする手間を考えて置かない人の方が大半なので空間的に空きは良くあるのだ。

 

 

 ここが俺の……ベストプレイス!!

 

 

 正直、申し訳なさはあるが許して欲しい。

 無断撮影の件に関して、こっちも許すからお相子と言うことにはならないだろうか。

 

 

「ねぇ、見て猫だよ。猫」

 

「うわっ、本当だ」

 

「凄い寛いでる……撮っとこ」

 

「なんか荷物を背負ってるし、この猫も帰省中なのか?」

 

「帰省から戻ってきているところかもしれない」

 

「バズりそうだし、どっちみち撮っておこうぜ」

 

 

 シャッター音が切られたり、動画を撮影しているのか向けられるスマホのカメラに向けて俺は尻尾を振ってサービスをしてやった。

 

 

 撮りたければ撮るがいい。だから、駅員に通報するのはやめてくださいね?

 

 

 人の時ならいざ知らず、所詮は猫なので別に撮られたところでどうと言うことはない。

 それで困ることなんて――

 

 

 いや、よく考えれば俺は雫の動画にも出演していたな……。まあ、黒猫ってだけそんな同一猫物なんてわかるやつなんて……いや、一之瀬は気づいていたな? なんで一之瀬は気づけるんだ。わからん。

 

 

 俺なんて猫なのに猫の顔をあんまり区別できないのに。

 

 

「あれ? なんか雫のペットの猫に似ているような……気のせいか」

 

 

 そんな声が聞こえたが俺は努めて無視をした。

 ただの偶然かもしれないがこうしてただ乗り合わせた乗客の一人に、佐倉の動画を見たことのある人間がいるというのは徐々に知名度が上がってきたことを実感できるようで少し嬉しい。

 

 

 あと、別に俺は雫のペットではない。というかそんなことを示唆するような内容は動画の何処にもなかっただろう。単に一緒のイメージ動画に仲睦まじい感じで出ているだけだぞ!

 

 

 こちらからの発信は出来ないので訂正が出来ない内にどうやらファンの間では、俺は佐倉のペットみたいな感じで広まっているようだ。

 

 ご主人が少しむくれながら言っていた。

 ちょっとばかし、佐倉を応援するために頑張りすぎたのがいけなかったらしい。

 

 別に佐倉や他の生徒と仲良くする分には怒らないご主人だが、飼い主という枠を取られることには思うところがあるらしくその日は俺を構い倒してきたものだった。

 

 

 ……正直、ちょっと拗ねた感じで俺の飼い主アピールをしながら構い倒してくるご主人は可愛すぎた。

 

 嫉妬するご主人萌えー! とか思ってごめんよ……っ! 悪くないからもっと佐倉の動画撮影に協力してやろうとかそんなこと思ってないから! これは純粋な頑張る女の子を応援するためであって、ご主人の独占欲を刺激する悪い目的なんてそんなこと……一割、いや二――三割五分くらいしかないから!

 

 悪い猫でごめんよー!

 

 

 そんなことを考えながら電車を乗り継ぎしていくといつの間にか乗客もある程度減っていった。

 目的地は過密な人口密度を誇る都市部からは少し離れた場所にある。

 

 

 都市部ほどではないにしろ、田舎と言うほどでもない何の変哲も無い街だ。

 俺はそこで電車を降りるとまたバスを乗り継ぎ、そして目的の場所の近くにまでたどり着いた。

 

 

「にゃーご」

 

 

 えっと、住所的にはこの辺りのはずだなー。ふー、それにしてもやれやれ冷房が効いている電車の中とは違ってやっぱり外は暑い。嫌になるね、全く……。

 

 

 無人島も暑かったがなんだかんだ森の木々によって日陰の場所は多かったし、風も気持ちよかったのでそこまででもなかった。

 

 

 アスファルトの照り返しやら蓄積した熱やらは本当にキツい。コンクリートジャングルと夏の相性は最悪だね。梅雨はだいぶ前に明けていたからまだマシだけど。

 

 

 夏に利点があるとすればそれは俺以外の猫の大半がダウンしていることだろう。

 こうやってよそ者の猫が入ってくると縄張りの猫がちょっかいをかけてきて、仁義なき縄張り争いの血で血を洗う闘争が始まるものだがその様子が今回はない。

 

 

 恐らく、この街のボス猫も夏の暑さにダウンしているのだろう。

 

 

 負ける気はさらさらしないけど、厄介ごとはないに越したことがない。

 夏の暑さは鬱陶しいが面倒ごとを一つ取り除いてくれたと考えれば、まあ気持ち的にはマシだろう。

 

 

 そうこうしている内に俺は一つの家にたどり着いた。

 表札には「葛城」の文字が書かれていた。

 

 

 

 そう――ここは葛城の実家なのだ。

 

 

 

 話は数日前に遡るのだが、バカンスという名の特別試験を終えてご主人たち学生はようやく夏休みを満喫していた。

 

 そんな中、街中でちょっとだけ浮かない顔をしている葛城と出会ったご主人が話を聞いたのだ。

 

 俺は葛城の様子からとあることを思い出した。

 それは原作でもあったイベントだ。

 

 葛城には妹が居て彼女に誕生日プレゼントを送ってやりたいらしいのだが、学校側の決まりによって外部との接触は固く禁じられており困っているというものだ。

 

 

 そして、話を聞いてみるとその通りの内容だったわけだ。

 

 

 そういえばこんな話もあったなー。原作だと綾小路が解決したんだっけ? この頃はそういうところもあったんだよな……。

 

 

 初期の綾小路と後々の綾小路のギャップを改めて読み返す度に感じたものだ。

 まあ、そこら辺はともかくとして。

 

 

 妹のプレゼントを贈るぐらい学校側も許してやれば良いのに……とは思うけど、こういうの一つでも許すと他にも僕も私もって出てくるだろうから難しいのかもな。

 

 

 それなら下手に許した事例を作るより、一律で不許可にしていた方が問題は少ない。

 坂柳に話を投げて騒ぎを大きくすれば何とか出来そうな気もするが……。

 

 

 まあ、葛城には色々と助けられているからな! ここは俺が男を見せてやるか!

 

 

「にゃおん!」

 

 

 そんな感じで俺は葛城のプレゼントとあと手紙を背負って、ここまでやってきたというわけだ。

 

 しばらくすると一人の女の子が家へとやってきた。

 恐らくは例の葛城の妹なのだろう、なんというか雰囲気が似ている。

 

 ひょいっと彼女の目の前へと飛び出した。

 猫や動物が苦手ではないと聞いていたが、その通りらしく妹ちゃんは寄ってきた。

 

 最初は恐る恐る、俺が逃げないことを察すると近寄ってきて撫でてきた。

 さすがは猫と言う存在、存在自体が女の子の心を鷲づかみだ。

 

 妹ちゃんの警戒心が解けたところで、俺は背負っていた荷物から葛城の手紙を取りだして渡した。

 最初、訝しげだった妹ちゃんだが葛城の名前に気づくと驚きの声を上げた。

 

 そして、急いで読み始めた彼女の様子を眺めながらプレゼントも取りだして渡した。

 彼女は状況をいまいち理解できていなさそうだったが、それでも嬉しそうにプレゼントを受け取った。

 

 

 まあ、そりゃそうなるか。兄貴が三年間、ろくに連絡も取れない場所に行ったかと思ったら猫がプレゼントと手紙を持ってきたんだからな……。

 

 

 いまいち、現実感がもてなくてもしかたない。

 葛城はいったいどんな説明をしたのか。

 

 それでもなんとか事態を飲み込めたらしい妹ちゃんは俺に待つように言うと家の中へとバタバタと入っていった。

 そして、しばらくすると戻ってきてその手には一冊の小さな手帳があった。

 

 どうやら、彼女は日記を書くのが趣味らしい。

 特に葛城が高育に行ってから寂しくて小まめに色んなことを書いていたのだとか、それに加えて急いで葛城に向けた言葉を書き添えて持ってきたようだ。

 

 

 そして、それを俺に届けて欲しいとお願いしてきた。

 兄と妹の仲はとても良好のようだ、普通は自分が書いている日記なんて見せたくないものだろうが心配せずともやっていると言うことを伝えたいのかもしれない。

 

 

 俺はそれを快く受け入れると妹ちゃんの日記帳を背負って帰路につくことにした。

 そこそこ大変な道のりだったが、兄妹仲の良さを見れたのは何というか清々しい気分だ。

 

 

 それに心の底から感謝されるのは悪くない。

 

 

 うんうん、やっぱ兄妹仲がいいのはいいね。互いを思い合っているのは実にいい。俺も兄弟姉妹が居たらなんか違ったのかなー。

 

 

 そんなことを考えると不意にとあることを思い出した。

 とある姉妹と三日ほど過ごした記憶がある。

 

 

 ご主人のペットになるまで気ままな野良猫生活をしていた俺だったが、あの時は何というか流れだった。

 偶々、訪れていた店の近くで思い詰めた顔の女の子が居て気になっていたら万引きをしようとしたので慌てて止めたのだった。

 

 

 話を聞くにどうやら妹の誕生日らしいのだが欲しかったプレゼントが買えなくなってしまったのが原因らしい。

 母子家庭で母親が独り身で育ててくれていたそうだが、そんな母親が過労で倒れてしまい、そのせいで買えなくなってしまった妹のために魔が差してしまったのだ……と。

 

 

 孤高の野良を貫く俺としても、そんな事情を聞いてしまったらさすがに見過ごすわけにも行かない。

 誕生日プレゼントは買えない代わりに俺が最高の一日にしてやろうと妹ちゃんを楽しませたんだったか。

 

 

 

 うわー、懐かしいな。思い出してきた。そういえば姉ちゃんの方は随分と特徴的な髪色をしていたような……んっ? んんん?!

 

 

 

 はたっ、と気分良く歩いていた俺は立ち止まった。

 ようやく重要なことに気づいてしまったのだ。

 

 

 あの特徴的なストロベリー色の髪色……凄い髪色だなぁ、とは思ったのだ。

 だが、ちょくちょくかなり奇抜な髪色の人間も見かけるのでそういうものかと慣れて気にしないことにしていたのだが――

 

 

 あれって、一之瀬と同じ髪色じゃなかったか? というか一之瀬じゃね? いや、思ったよりも一之瀬だよコレ!?

 

 

 思い出としてボンヤリとして記憶が急速に明瞭になっていく。

 思いっきり一之瀬だった。俺、普通に一之瀬と出会っていた。

 

 

 というか原作にあった過去イベントを思いっきり妨害していた。

 道理でなんか変だなとは思っていたのだ。

 

 

 でも、ほらそこは蝶の羽ばたきが竜巻を起こす的な俺が存在することによるバタフライエフェクト的なものだとばかり。

 

 

 まさかそんな直接的に関わっていたとかある!?

 

 

 いや、気づけよと言われるかもしれないが一之瀬と会った時期はまだ高育の存在を知らず、この世界が「よう実」の世界であることにも気づいていない時期だ。

 あと媒体で見るキャラと実際にこの目で見るキャラって微妙に差異があるのもあって、普通に気づかなかったのだ。

 

 

 いや、だってそうだろ!? 目の前に創作のキャラっぽい人が居たとして、それがすぐにその人だって直結すると思う?! 異世界ものぐらい非現実的な容姿をしている容姿のキャラならともかく!

 

 

 一之瀬は髪色以外に凄い美少女くらいの印象しか無い。

 その髪色も稀によく居る奇抜な人間の一種だと思って流していた為、俺の彼女に対する印象はただの妹思いの苦労している美少女中学生ちゃんだった。

 

 

 思い返せば名前は確かに言っていたな……。でも、俺の印象って名前の「帆波」じゃなくて「一之瀬」のイメージなんだよな。だから、うまく繋がらなかったというか。

 

 

 とりあえず、俺は思った。

 

 

 

 ……やっべ。

 

 

 




〈人物紹介〉
●ホームズ
→過去のやらかしに関して今更思い出すプリズンブレイク常習犯。とりあえず、高育への帰り道ちょっと寄り道をすることにした。「やべぇ、どうしよう」と考え込んでもいい考えが浮かばなかったのでとりあえずご主人に甘えてふて寝することに決めた模様

●葛城妹
→謎の猫が兄からのプレゼントと手紙を携えてやって来た。意味がわからなかったが兄が元気そうだったので何より。高育って進んでるんだなーとプレゼントを背負って帰っていった猫を見てしみじみと思った
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