I am Malenia. Blade of Kivotos   作:破壊神霊

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評価、感想誤字報告などありがとうございます。
 遅れて誠にごめんなさい。
 昨日、終わらなそうだからと何も考えずに明日上げますなんて言って、実は用事があるのを忘れていて完成しませんでしたなんてこと言えませんからね。
 少し低クオリティかもしれませんが許してください。
 感想への返信はコミュ障なのであまりできていませんが、ちゃんと読んでいます。


第三話アビドス対策委員会

「さて、いろいろ話しているうちについたよ、ようこそ私たちの学校。アビドス高校へ!!!」

 

 そこには手前に砂が敷き詰められた広場とその奥に縦に三階分、横に長い建物があった。

 

「ところでアビドスとは何人の集団なんだ?」

「おじさん含めて五人だよ~」

「ご、五人?」

「あ、今ふざけてるって思ったでしょ?おじさんはいたってまじめだよ?」

「...五人なのになぜこんなに大きな建物を使っているのだ?」

「...それはまた明日、ほかの四人を交えて話すね」

 

 恐らく昔は多くの者がアビドスに所属していたのだろうが、何かあって皆出て行ってしまったのだろう。

 まるでローデイルのようだ。

 マリカがエルデンリングを砕いたのと同時に私もだが、兄弟姉妹が出て行ってしまったように。

 ああ、あの頃は平和でよかったな。

 家族が仲良く過ごせていた。

 アビドスをローデイルに重ねるとホシノたちはモーゴットといったところだろうか。

 ...彼はいい奴だった。

 黄金樹に見捨てられたとしても、彼はその黄金樹をただ愛したのだ。

 愛されたわけでもないのに。

 彼のその意志は尊敬に値するが私はその黄金樹を見捨てたのだ。

 わが愛する兄様のために。

 ...後悔しているわけではないが。

 

「まずは保健室に行ってけがの手当てをしようね」

「わかった...が保健室とは治療室のことでいいな?」

「ん?あ、ああそれでいいよ。うん、治療室で手当てをするからね」

 

 保健室が何か聞いただけなのに何か譲歩されたような返しをされてしまった。

 やはり何か勘違いをされてしまっているような気がする。

 まあ、害はなさそうだから放っておくか。

 

「さて、ここが治療室だよ。とはいっても応急処置しかできないから、明日ちゃんとした病院に行こうね」

「了解した」

「うへ~マレニアちゃ~ん。服を脱いでくれないと手当てできないよ~。あ、あとその武器も危ないから置いてね~」

「ああ、すまない今から脱ぐ」

 

 私はホシノの指示通り服を脱ぎ義手を外した。

 ホシノは何か驚いたような表情を見せたが、すぐに緊張感のない能天気な表情へと戻った。

 ホシノは止血をし、包帯を私の体に巻き私が着替え終わった後あることを聞いてきた。

 

「...触れていいのかわかんないけどさ、顔のあざもそうだしなんで体中に金属を埋めてるの?。それに右腕と左足も義手義足だし...マレニアちゃんは過去に何があったの?」

「...右腕と左足は生まれた時からなかった。顔のあざは生まれつきの呪いのようなものでこの埋めている金属は呪いを抑えるものだ」

「それはマレニアちゃんの...その...中二病と何か関係があるの?」

「ちゅう...に...びょう?それはいったい何なのだ?」

「マレニアちゃんがその設定を通したいのならいいや。...じゃあマレニアちゃんは何で王族なのにその生まれが理由で呪われているの?」

 

 ふむ、どう説明したものか。

 ラダゴンとはマリカである。

 そう説明したらわかってもらえるだろうか?

 人も血縁者と子供を作ったら何か障害を持って生まれる可能性が高いという話があるし、それの延長線だと説明すれば伝わるかもしれないな。

 

「そうだな...私の親はマリカとラダゴンだという話をしただろう。実はラダゴンとはマリカであるのだよ。つまり神と神の単一生殖により不完全な子供が生まれたのだよ」

「????????」

 

 ああ、ダメだったようだホシノは完全に思考を停止してしまっている。

 

「大丈夫かホシノ?」

「...あ、ああ。大丈夫だよ。そ、それよりもその設定かなり破綻してない?まず、ラダゴンとはマリカである。じゃあなんでマリカがエルデンリングを壊したときにラダゴンはエルデンリングを修復しようとしたの?神様が単一生殖なのはよくある話だけど、そもそもなんでラダゴンとマリカに分ける必要があったの?あと神様と神様の子供なら完全じゃないの?」

「そんなこと私に言われてもわからない」

 

 ホシノはこのことについて考えるのをやめたようだ。

 

「...今日はもう夜も遅いし、ここに泊って行こうか」

「その言い方だとまるでいつもは別の場所で寝泊まりしているようではないか?」

「?...普通はそうだと思うけど?」

「夜の間に敵対勢力に攻め入られたらどうするんだ!大切なものを失ってからでは遅いのだぞ!」

 

 私はあることを脳に浮かべていた。

 何故忘れることができよう、それは私の唯一のトラウマ、私がケイリッドから連れ帰ってきてもらったときに兄様が何者かに連れ去られていたことだ。

 あの時は焦り、そして私は兄様のそばにいられなかったことを後悔したものだ。

 まあそのあと兄様なら犯人を魅了して帰ってくるはずだと思いなおし、つまりこれは兄様の神となる計画の一部だと気が付いたのだが。

 

「大丈夫だよ。敵もみ~んな寝てるから。それに奪われたのなら取り返せばいいんだよ」

 

 ホシノは能天気にそう言ってのける。

 本当に大丈夫なのだろうか?

 ここは狭間の地とは違うから私にはわからないが。

 

「じゃあそこの空き部屋で寝よう。大丈夫だよ、どうせ使わないんだから、使わなきゃ損、でしょ?」

 

 ホシノはそう言って笑っていた。

 笑えるようなことではないと思うのだが、ホシノはこの状況をどうにかしようと思わないのだろうか。

 ...いやどうにかしようとしているからこそこのアビドスに残っているのだろう。

 それともなんらかの使命でもあるのだろうか?

私が疑問に思っている間にホシノは寝具を敷き終わったようだ。

 ...まて、寝具が一枚しかないではないか。

 

「...なぜ寝具が一枚なんだ。私たちは二人でもう一枚必要ではないか?」

「そんなの決まってるじゃん。私たちが二人で寝るためだよ」

「それが貴公の趣味なのか?」

「冗談だって、おじさんのこと貴公って呼ぶのやめて。そう呼ばれるとなんだか背中がゾクゾクしちゃうから!」

「...すまない。それでなぜ一枚なんだ?」

「それはお布団が一枚しかないからだよ!決してやましい意図があるとかそういうのじゃないから!あっ!私のこと軽蔑した目で見ないで~!」

「...仕方がない今夜はホシノと一緒に眠るしかないな」

「うへ~納得してくれたみたいでよかったよ~。じゃあお休み~」

「ああ、お休み」

 

 今夜はよく眠れそうだ。


 ここはどこだ?

 私は目を覚めた時何か神々しい門のようなものがある広場の前に立っていた。

 ...いや立っているというよりも視点がそこにあったといったほうが適切かもしれない。

 門の前には誰かが立っていた。

 なぜか見覚えがある。

 私が誰か思い出そうとしていた時、門とは反対の方向から誰かはいてっきた。

 私には見た瞬間それが誰かわかった。

 忘れもしないあの褪せ人だ。

 私を殺した。

 別にそのことに恨みがあるわけではないが。

 褪せ人が来た後声がした。

 

「私の刃よ、そして祭りの英雄よ」

 

「貴方たちの戦いは、ずっと謳われる」

 

「そして約束は果たされ、強き魂が還ってくる」

 

「私の王となるために」

 

 この声は兄様の物だ。

 しかしなぜ兄様が?

 そして私の王とはどういうことだ?

 ...ああ、兄様ついに成し遂げたというのですね。

 神となることに。

 しかし王とは誰だ?

 いや一人しかいないだろう。

 そう私が伝えに行ったもう一人の兄『ラダーン』だ。

 兄様は言っていた彼は強く、そして優しいと。

 だから彼に違いない。

 そして彼は地面に突き刺さった二本の大剣を引き抜いた。

 重力魔術によって。

 どうやら私の考えは正しかったようだ。

 しかし彼は私が腐敗を解放してしまい、理性を失なったと聞くが。

 ...いや兄様のことだ。

 どうにかする方法を見つけたのだろう。

 兄様、申し訳ございません。

 しかし、これは褪せ人と彼が戦うのだろうか?

 だんだんと視界にもやがかかっていく。

 なぜだ今とてもいいところなのに。

 くそ!


 ハッ!

 私は目を覚ました。

 結局あの戦いはどうなるんだ。

 くそ!

 ...いやあれは所詮夢だ。

 本当のことではない。

 しかし夢にしてはリアルだったし、なぜか私は覚えている。

 

『ホシノ先輩の荷物が置いてありますね~。それに誰かの義手もありますし、お客さんでも来て、一緒に泊って行ったんでしょうか?お客さんはもてなさないとですね☆』

『そうだね、ノノミ。でもその前に客が本当に客か確かめないと』

『ホシノ先輩のことなので大丈夫だと思いますよ~』

『ん、そうだといいけど...』

 

 外から声が聞こえてきた。

 この声の主たちはホシノの言っていたアビドスの者たちだろうか?

 今私が出て行ったらややこしいことになりそうなので、私はホシノが起きるまで待つことにした。

 いや、したかった。

 

「ホシノ先輩。起きてくださ~い。もう朝ですよ~」

 

 そう言って入ってきたのだ。

 おそらくホシノは前に何回かアビドスに泊ったことがありその際この教室を使っていたんだろう。

 

「あら♡これはこれは。お二人で一つのお布団で寝ていたんですね」

「あなたは私たちにとっての客?それとも敵になる?」

「わ、私は敵ではない。昨日気が付いたときに砂漠にいて、ホシノに拾われたんだ」

「シロコちゃん?初対面の人にいきなり敵意を向けちゃだめですよ?」

「ん。ごめんなさい...」

 

 入ってきたのはベージュの髪を持った黄色のカーディガンを羽織った女と、銀髪に犬耳を持った砂漠なのにマフラーをする女だった。

 

「ふあぁ~。なんだか騒がしいな~。あっ、ノノミちゃんにシロコちゃんじゃ~ん。おはよ~。」

「『おはよ~』じゃありません。ホシノ先輩この方が昨日気が付いたときに砂漠にいて、ホシノに拾われたと言っていたんですけどそれって本当ですか。あとなんで同じ布団で寝ているんですか?」

「そんないっきに質問しないでよ~。えっと私がマレニアちゃんを拾ったっていうのが本当かだっけ。うん、ほんとだよ~。マレニアちゃんが砂漠で一人怯えて縮こまっているっているところを私が保護してきたんだよ~」

「私は断じて怯えてなどいない!」

「その方、マレニアちゃんって言うんですね。よろしくお願いします。それと疑ってしまってごめんなさい」

「いや大丈夫だ。初対面の者を疑うのはいいことだ。」

「それよりホシノ先輩、なんでマレニアと一緒に寝てたの。布団、別に一枚しかないわけじゃないでしょ」

「えっ。いや~それは...」

「ホシノ、私にうそをついたのか...」

「だ、だってマレニアちゃんが一人で知らないところで眠れないかと思ったんだよ。あー!マレニアちゃん、ノノミちゃんにシロコちゃんまでそんな軽蔑の目を向けないでよ~!」

 

 ノノミと呼ばれた女とシロコと呼ばれた女がホシノに私について問い詰めているとさらに二人が入ってきた。

 黒い髪に赤色の眼鏡をした女と同じく黒い髪に猫の耳を持った女が入ってきた。...キヴォトスには女しかいないのか?

 

「おはようございます!皆さん何をそんなに騒いでいるんですか?ってええ!その方は?」

「みんなおはよう!ってええ!その人は?」

 

 同じようなことを二人口をそろえて言う。

 

「この子はマレニアちゃん。私が昨日拾ってきたんだ~」

「ひ、拾ってきた!?なんでそんな猫みたいなテンションで拾ってこれるの⁉場合によってはそれ、拉致になっちゃうかもしれないのよホシノ先輩!」

「大丈夫だよセリカちゃん。この子は気づいたらいきなりこの世界にいたって言ってたし~」

「気づいたらこの世界にいた!?どういうことなのよそれ!」

「ま、まあセリカちゃんそれは後で聞こうよ。とりあえずは自己紹介とかしないとマレニアさんも驚いちゃうよ...」

「そ、それもそうね...」

「コ、コホン。私たちはアビドス対策委員会です」

「私は一年のアヤネ。オペレーターを担当しています」

「同じく私は一年のセリカ」

「私は二年のノノミです~。よろしくお願いします☆」

「ん...次は私の番だね。同じく二年私はシロコ。よろしくマレニア」

「最後にもう知ってると思うけど改めて、おじさんは委員長の三年のホシノだよ~よろしくね」

「私はミケラの...いや何でもない私はマレニア(I am Malenia.)昨日アビドスにやってきた。よろしく」

 

 ...失念していた。

 私には、とうにミケラの刃など名乗る資格はないのに。

 

「...そのみけら?っていうのは何なの?」

「いや気にしないでくれ。自己紹介の時の癖だ」

「...?ま、まあいいわ」

「...聞いていいのかわかりませんが、その顔のあざと右腕はどうしたんですか?」

「ああ、それh」

「それはおじさんが話すよ。おじさんも詳しいことは知らないけど、マレニアちゃんは説明が下手で話すと長くなっちゃうからね」

 

 私の言葉を遮るし、ひどい言いようだが、事実なので言い返すことができない

 

「マレニアちゃんは生まれつき右腕も左足もないし、生まれつきの体質のせいであざができちゃったんだって~。で、その呪いを抑えるために体中にある金属を埋めてるんだよ」

「...それって本当ですか、マレニアちゃん?」

「ああ、本当だ。だが問題ないもう慣れた。それとホシノは説明を忘れていたが、これは呪いのようなものだ。気にするな」

「の、呪い!?それって大丈夫なんですか!?」

「あ~言っちゃった。そう、マレニアちゃんのこれは呪いで近くにいるだけでお金が湧き出てくるとんでもない呪いなんだよ」

「...ホシノ先輩、うそをつくのはよくない」

「あちゃ~ばれちゃったか~。ま、この通りマレニアちゃんは絶賛中二病だからみんな合わせてあがてね~」

 

 やはり何か勘違いされているしその勘違いを広められてしまった。

 私はその勘違いをどうやって解こうか考えていると、ホシノが思い出したように言った。

 

「あっそうだ。昨日マレニアちゃんを連れてくる途中でマレニアちゃんがけがをしちゃって今日病院に行かないといけないんだった。みんなも一緒に来る?」

「怪我?昨日の夜にけがをするくらいの出来事があったんですか?」

「いや~そんなことはなかったよ。チンピラに絡まれただけだよ~。ただマレニアちゃんはヘイローこそあれど、耐久力は外の世界の人間とほとんど変わらないんだって」

「ええ...?もしかしてチンピラに絡まれたの?ホシノ先輩?」

「あっ...うん、そうだよ...」

「ホーシーノーせーんーぱーいー?夜の見回りはほどほどにってあれほど言ったじゃないですか」

「で、でもそのおかげでマレニアちゃんは見つかったわけだし...」

「それはそうですけど...」

「だからこの話はおしまい!さあ早く病院に行こう」




 今回の話はマレニアと対策委員会の出会いですね。
 ホシノはともかく、対策委員会のほか四人のセリフを作るのが難しすぎます。
 セリフに違和感などあったら教えてください。
 それとセリフばかりになってしまって申し訳ないです。
 ほかの人の作品を見ると情景描写や心境についてうまく書かれているのに、私にはできず読者様の想像にお任せするしかないのですが、早急にこの癖を直したいと思っております。 情景描写はできないし、心境を書くととても読みずらくなってしまう。
 どうすればいいんでしょうね?(涙目)
 これからもこの作品をお願いします。
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