I am Malenia. Blade of Kivotos   作:破壊神霊

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 評価、感想等ありがとうございます。今回は宣言通りしっかり週末に投稿しましたよ(21時)
 ところでハイランダーのノゾミとヒカリが実装されましたね。皆さん引きましたか?私はもちろん引きましたよ。110連で両方出したので私の勝ちです。ノゾミもヒカリもアオバも実装前とかなり印象が違いましたね。特にノゾミ。思ったよりちゃんとしていてかわいいですね。

追記:三話にマレニアの顔のあざが体まで続いてるというくだりがありましたが、体の奴はあざではなく、腐敗へ抗うための金属でしたので、その部分を修正しました。


第四話マレニアの入学

 私たちは私のけがが原因で病院という場所に向かっていた。アヤネは謎の箱を使って通信という技術で私たちに同行するようだ。病院への道中、昨日...いや今日かもしれないが夜に絡んできたチンピラと出くわした。

 

「あっ!ボスこいつですよ!昨日あった変な奴っていうのは!」

「マレニア、この子は知り合い?」

「いや、知らないな。見覚えがない」

「いや昨日の会っただろ!なんで覚えてないんだよ!」

「こいつヘイロー持ってるくせに銃弾食らったら血が出るし、でも平然としていられる気味悪い奴なんです」

「締めちゃってくださいよボス」

「おお、そうだな。私の子分を泣かせたはでかいぞ!」

 

 ボスと呼ばれた女はそう言った後ガハハと豪快に笑い戦闘準備を始めた。

 

「ありゃりゃ、これはやるしかないみたいだね」

「なんでそうなるのよ!戦う必要なんてないじゃない!」

「でもセリカちゃん、ここで片付けとけばアビドスの治安もよくなりますよ☆」

「確かに...マレニアの仕返しもできて、治安もよくなる。一石二鳥じゃない!」

「ん、そうだね。それじゃあやろうか」

『皆さん。戦うのはいいですけど...最近は弾薬などが枯渇し始めているので、できるだけ節約してくださいね』

 

 どうやら戦闘をする方針に落ち着いたようだ。ならば私も戦おう。今の自分がどれだけ戦えるのか知りたいし、それに攻撃ができれば昨日負ったこの傷だって治せる。まさに一石二鳥じゃないか。

 

「それじゃあ、おじさんたちは戦闘をするから、マレニアちゃんは下がっててね~」

「いや、私一人に任せてくれないか?私の実力をあなたたちに見せたい」

「何言ってるのマレニアちゃん!」

「だめ。マレニアは下がってて」

「そうですよマレニアちゃん。マレニアちゃんの体は銃弾でけがをしてしまうほどもろいんですから」

「大丈夫だ。飛び道具をよけるのには慣れている」

「マレニア、あんたが思ってるより銃の射撃速度は速いのよ」

「あんたらいろいろ話しているみたいだが、こっちはもう準備ができてんだよ!行くぞお前ら」

「おおー!」

 

 チンピラどもは私たちがもめている間に戦闘準備が完了したようだ。

 

「だそうだ。私はやらせてもらう」

「待って!」

 

 私はホシノの抑制する声を無視して敵の方へ走り出す。相手は弾幕を張ってきた。確かにこれはよけれない。が一発一発はそんなに痛くない。

 敵は1,2,3...17人か。しかし相手はある程度固まっている。このまま銃弾を受け続ければじり貧で負けるだろう。だから素早く、まとめて片付ける攻撃が必要だ。そして私は笑う。私にはあるからだ。その攻撃が。私は飛び、構える。その攻撃を。そう水鳥乱舞だ。


「と、とんだ⁉」

「撃ち落とせ!」

「まずい!マレニアちゃんを援護して!」

 

 なんでマレニアちゃんが飛んだかはわかんないけど、あのままじゃ撃ち落とされて集中砲火にあっちゃう。もしかしたら死んじゃうかもしれない。それだけは絶対に避けないといけない。でも、私が盾になろうとしてもマレニアちゃんは前線まで行っちゃってできない。彼女の足が速すぎる。援護射撃で敵の数を減らしても彼女は撃ち落されるだろう。私には何もできないのか?また失うのか?

 しかしそんな思いは杞憂に終わった。

 

「うわぁ!こっちに向かってくるぞ!」

「避けろ!」

「痛い!なんだこの攻撃!」

 

 彼女は敵に突進しながら斬撃を繰り出したのだ。そのすぐ次の瞬間、彼女は離れていた敵に向かって、少し飛び上がって一気に距離を詰め、突き攻撃をした...この攻撃は人間のできる動きじゃない。彼女は本当に人間なのだろうか?

 この攻撃によって敵は壊滅状態となった。


 こんなものか。キヴォトスの住人の強さは。私の敵ではないな。あの褪せ人やラダーンのような力の持ち主でない限り私がキヴォトスで負けることはないだろう。

 しかしこれがヘイローの加護か...血は流れてはいるが、水鳥乱舞を食らっても気絶と軽傷で済むとは。

 

「ほら、言っただろう?私一人に任せてくれと」

「『ほら、言っただろう?』じゃないよ!あのままだったらマレニアちゃん撃ち落とされてミンチになってたのかもしれないよ!マレニアちゃんの体は私たちよりもろいんだよ!」

 

 ホシノが走ってきた。私を蹴り飛ばしそうな勢いでだ。私は彼女を軽くいなしながら答える。

 

「その点は大丈夫だ、私はあの技を放つときはスーパーアーマーが付与されるからな」

「スーパーアーマーが何かは知らないけどそういう問題じゃない!なんで一人で行ったの!せめて私達と一緒に」

「マレニア!」

「マレニア」

「マレニアちゃん!」

 

 セリカ、シロコ、ノノミが駆け寄ってきた。彼女らにこのホシノをどうにかしてもらいたい。

 

「ホシノ先輩なんでそんなに怒ってるの?」

「そうですよ。マレニアちゃんにも何か考えがあったのかもしれないですし、それに生きてるんですから」

「あ...そ、そうだよね。ごめんね~おじさん熱くなっちゃって」

「ところでマレニアちゃん、なんで一人で行っちゃったの?」

「そうだな...理由は二つある。まず一つ目は、さっきも言ったが力の証明だ。貴公らは私の体が丈夫でないからと言って守らないといけない存在だと思っているようだが、私としては足手まといはいやだからな。それにアビドスに入るためには私が使えるということを証明したかった。」

「そんなことしなくたってアビドスには入れてあげるよ。そんな危険なことしないで」

 

 ホシノは悲しそうにそう言う。彼女は私によっぽど死んでほしくないらしい。...まるで目の前で誰かの死を見たかのようだ。それも親しい人の

 

「まだ理由はある。こっちの方が本命だ。病院に行かずに治療をしたかったんだ。私は敵に攻撃をすることで回復ができるんだ。その証拠に...ほら傷跡がないだろう?」

 

 私は服をめくり昨日ホシノに腹に巻いてもらった包帯をほどきホシノたちに見せる。そこには私の思った通り銃を撃たれた跡はなくなっていた。

「えっ?そんなことありえるわけないじゃない。擁護されてるからって適当なこと言ってんじゃないわよ」

「い、いやほんとだよ、セリカちゃん。昨日こことここに銃を撃たれてたのに跡かたもなくなってる」

「それは本当ですか、ホシノ先輩?これもマレニアちゃんの言っていた呪いの一つですか?」

「いやこれはの呪いではない。これは私の呪いに抗う意志だ」

「意志だけでそんなことができるの?」

「私には理屈はわからないができるということだけわかる」

 

  私にもなぜ意志を宿しただけで回復できてしまうのかかわからないが実際できてしまっているのだからしょうがない。

 

『ところでこの人たちどうします?』

「ま、放っておいてもいいんじゃない?そのうち目を覚ますでしょ」

「それもそうですね」

「さあ、もう病院への用事はなくなったんだし、帰ろう」

「そうだね」


アビドス勢withマレニア帰還中

「じゃあマレニアちゃん、アビドスへの入学届書いてもらえるかな?」

「これを書いたら正式にアビドスへと加入したということになるのだな?」

「そうだね~。形式的なものだけど、これは書いてもらわないと後で困るからね」

「待ってください、ホシノ先輩。その前にあれを説明しないといけませんよ」

 

 あれとは何だろうか?ホシノが昨日言っていた困っているから手伝ってほしいことか?

 

「もちろん、ちゃんと説明するよ...えーと簡単に説明すると、この学校は借金があるんだー。ざっというと9億くらいの」

「...正確には9億6235万ですが、私たち対策委員会がこの借金を返済できないと、学校は銀行の手に渡り、アビドスは廃校せざるを得なくなります」

「ですが9億なんて借金返済しきれる見込みがあるはずもなく、大多数の生徒は諦めて、アビドスを捨て、去っていきました」

「そして私たちだけが残った」

「マレニアちゃん、今なら入学をやめれるけどどうする?」

「問題ない。アビドスには世話になったし、私にはキヴォトスでの居場所がないからな」

「本当にいいんだね?これから相当苦労するよ~?」

「問題ない。苦労には慣れている」

「苦労って慣れるものなんですか?」

「まあまあそれは置いといて入学届を書いてね」

「入学届には生年月日と住所と電話番号を書いてもらうんだけど...多分家ないよね?だから住所はアビドス高校の物を使っていいよ」

「了解した...が、ふむ...生年月日とはなんだ?」

「えっ?生年月日を知らない?そんなことあるの?」

「マレニアちゃん、生年月日とは、自分の生まれた年と月と日にちのことですよ」

 

 自分の生まれた日にち、か。詳しく覚えてないな。自分の年齢すら覚えてないのだ。子供ではないということくらいしか。

 

「すまない。忘れてしまった」

「ええ⁉自分の誕生日忘れるなんてことある⁉」

「もう~マレニアちゃんは忘れん坊だね~」

「じゃあ私たちでマレニアちゃんの生年月日を考えてあげるというのはどうでしょうか☆」

「いいね、それ。私たちとマレニアの絆も一層深まる」

「何日がいいですかね~。高校一年生だから2005年か2006年だとして」

「『マレニア』って何か数字にできたりしないの?」

「今調べたところ...『マレニア』は『0021』と表せるようです」

「じゃあ2月10日なんていいんじゃないかな~。マレニアちゃんはどう?」

「私は貴公らが考えてくれたものならいつでもいいぞ」

「じゃあマレニアちゃんの誕生日は『2006年2月10日』に決定!」

 

 私の誕生日はこうして2006年の2月10日に決まった。私は正直いつでもよかったのだが、彼女らが決めてくれたのなら、私もアビドスの一員になったことを際立たせているようで、それを承諾した。

 

「そうだな。あとは電話番号だが...電話番号とは何なのだ?」

「もしかしてマレニアちゃんスマホ持ってない?」

「キヴォトスでスマホ持ってない人なんていたんですね...」

「でも、マレニアは銃も持ってないしマレニアのいた外では当たり前なのかもしれない」

「ああ、そうだな。私の世界にはスマホというものはなかったな」

「じゃあ今度みんなでマレニアちゃんに似合う銃とスマホを買いに行こう」

「しかしホシノ、借金があるのだろう?お金はどうするんだ?」

「ん、それは私から一つ、五分で1億稼ぐ方法がある」

 

5分で一億?そんな簡単に稼ぐ方法があるのか?そこはいったいどんな狩場だろうか?

 

「それは?」

「銀行を襲うの」

「はいっ⁉」

「ほう、それはいい考えだな。借金先を襲撃して帳消しにするのだな?」

「それもあるけど、マレニア、銀行にはたくさんのお金があるの。だからそれを盗んで自分たちのものにする」

「確実かつ簡単な方法。でもまだ情報が足りないから決行できない」

「情報があってもそんなことしないでくださいシロコ先輩!」

「マレニアさんも!『何がいい考えだ』ですか!ふざけないでください!」

「この世界は力こそがすべてだろう?ならば借金先を叩き潰せばよいではないか」

「あなたの世界はそうかもしれませんが、キヴォトスではそんなの通用しません!」

 

 アヤネはとても怒っている。まるで私がいたずらをした時のマリカのようだ。くっ、トラウマがよみがえる。あの時の鬼のような形相、ラダゴンが変わってくれなかったらお尻ぺんぺんの刑に処されていた。私はお尻ぺんぺんされたくないのでアヤネに謝っておくことにした。

 

「そうなのか、すまない...」

「はあ、胃が痛くなってきました。まだ3時ですが私は帰らせていただきます」

 

 アヤネはそう言って彼女自身の荷物をまとめ部屋から出ていく。かなり怒っているようだ。あやまってもゆるしてくれないなんて

 

「えっ!アヤネちゃん帰るの?本当に?うそでしょ?待って!」

「あーあ、アヤネちゃんが帰ってしまいました。これはシロコちゃんとマレニアちゃんのせいですね。これでは二人とも明日アヤネちゃんにお尻ぺんぺんされちゃいますよ」

「ん!それだけは嫌。どうにか...ってマレニアどうしたのすごい形相だけど」

「あ、ああ。だ、大丈夫だ。少しトラウマがよみがえっただけだ」

「それは本当に大丈夫なの?」

 

 そんなこんなで時間は過ぎてゆき、時計はもう5時を指していた。

 

「あっ!もうこんな時間!私もう帰るね」

「私もそろそろ帰りますね」

「私も。銀行強盗の計画を立てないと」

「最後物騒なことが聞こえたけど、きおつけてね。また明日」

「ところでホシノ先輩はまだ帰らないのですか?」

「私はもうちょっとマレニアちゃんといようかな」

「そうなんですね☆ではまた明日」

 

「さて、マレニアちゃん少し聞きたいことがあるんだけどいいかな?」

「...ああ」




 マレニアの誕生日を勝手に2月10日にしてしまいましたが、なんと奇遇なことに、私の誕生日も2月10日なんですよね。これはマジでガチの偶然です。
 さて今回の話はマレニアの力の証明とアビドスへの入学でしたね。マレニアがチンピラたちに単独で突入していってホシノがとんでもなく怒っている場面がありましたが、解釈違いだったら申し訳ないです。しかしホシノはユメパイを失っているので、せっかく手に入れたものを自分のせいでまた失うなんてことにはさせないため、あれくらい叱責すると私の中では勝手に思っています。ですが、所詮はまだ部外者のマレニアに対してそこまでマジになるかなとも思います。ここら辺は難しいですね。
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