まさか海賊がほぼ堅気の仕事をする羽目になるとは。
船員から巻き上げ──もとい徴収──ではなく接収──でもなく、そう、預かったベリーの袋を揺らしながらトラファルガー・ローは思った。
医療品や武器がなくとも他の海賊の船を奪うなり積荷を奪うなり、素知らぬふりをして他人の首で賞金をせしめるなり、はたまた金目のものを盗んで売り飛ばすなり、いくらでも荒稼ぎのしようはあるが、悲しいかなそもそも船がなくてはどこにも行けない。
漂着したのが豊かな国だけあって物価も高いうえ、造船をやっていない国だったから、一か月が経っても船の目星すらつかない有様だ。
ひと月もいれば嫌でも社会の裏側が見えてくるものだ。特にローは指名手配犯なので──気付かない間抜けはどこにでもいるが、接触期間が長いのはさすがによろしくない──いきおい役割はそういう裏社会の探りになる。
とんとん、と彼は『鬼哭』の鞘尻で肩を叩いた。
豊かであればあるだけ、闇もまた深くなる。非合法に荒稼ぎする手段があればよかったが、この医学の島の闇は余所者や荒くれ者に金を恵んでくれる類のものではなかった。なおさらこんなところに長居したくはないのだが。
ぷるぷるぷる、と懐の電伝虫が鳴いた。
受話器を取る。
「どうした」
「もしもしキャプテン! あのさ──」
電伝虫はまず自分の所在地を説明してから──東の海岸近く、そこそこ裕福な人間の住む地域だ──あまり確信の持てなそうな調子で言った。
「あー、どうも船を売ってくれるって人がいて……」
「船……?」
いくら怪しかろうが、話くらいは聞いてやってもいい。そう簡単に騙されるほどローは馬鹿ではないし、仮に巧みに彼らを騙しおおせる頭があったとしても、叩き伏せる力までもを持っているとは思えない。
念のため軽い変装をして取引場所に向かったが、そこで待っていたのは純朴そうな雰囲気の初老の男だった。肩透かしを食らったローは逆に眉をひそめる。
「……あんたか? 船を売りたいってのは」
「そうさね。船長さんってのはあんたかい」
「ああ」
まあひとまず見てくんな、と男が案内した埠頭には小型のキャラック船が泊まっていた。遠洋航海に適した船で取り回しも悪くない。つなぎの足としては十分だ。
「若くはないがいい女だ。丁寧に扱ってるつもりだよ。中を見てもいい」
ローは改めて男を観察する。身なりのいい、しかし日に焼けて体格のいい男。
「珍しいな。商人か」
「ハハ、何もこの国にお医者しかいないわけじゃあない、船長さん。船と海のことまでは先生たちも手が回らんのさ」
男は愛想笑いを浮かべてから手を振った。とっとと見て決めてくれ、の仕草だ。ローがダメなら別の売り先を探すのだろう。うまく隠しているがかなり焦っているとみえた。
それより先に確かめることがある。
「それで? そのあんたが命に等しい船を売ろうってのはどういう魂胆だ?」
「まとまった金が入用でね」
男は一旦意味ありげな顔をしてみせたあと、表情を重く崩してため息をついた。
「……あんたさんは島の外の人か。……孫娘がね、重い病気なんだ。手術でないと治らない」
手術代を工面したいと、そういうことか。
ローは目を細めた。
「……いくら欲しい?」
「八百万ベリー」
「話にならねェ」
海賊は鼻で笑ってみせた。いくらクルーを日夜働かせ、財布を締め上げて管理し、一部の稼ぎがそれなりにいいといっても──あるいはだからこそ──そもそも手持ちのベリーは百万もない。
もちろん相手も吹っ掛けているのだ。
「なにもあんたの会社を貰おうってわけじゃない。お手付きならいいとこ二百万だろう」
「うちの
「三百だな」
手持ちの金額を悟られぬように。それでいて、どれほど切迫しているかも伝わらぬように。
値引きはそういう駆け引きだ。ローたちは絶対に船が欲しい。そしてこの商人はなんとしてもベリーが欲しい。
まあ、これならなんとかなりそうだ、と海賊の頭は思った。豊かな国に育った裕福な男がどれほど『重い病気の孫娘』を愛しているか、彼にはなんとなく検討がつく。
「五百八十」
「四百。これ以上が欲しいってんならな、旦那」
ローはぐっと背を屈めて商談相手に顔を寄せた。脳内の手配書をめくる。海図も。
「前金で百万払う。この船じゃなくてもいい、十人で使える船をひとつ貸せ。残りのクルーは全員置いていく。五日待てるならプラスで五百万持って帰ってきてやろうじゃねェか」
「……そんな分の悪い賭けをするように見えるかね?」
男の顔から愛想笑いが消える。ローは髪型をいつも通りに戻して帽子を被ってみせた。
「おれはトラファルガー・ローという」
「……」
髪型と服装が違っただけで、よくもまあそんなに驚けるものだ。彼は心中でせせら笑う。
「仮にも海を渡る男ならあんたもわかるな? どっちが分の悪い賭けだ?」
賞金首トラファルガー・ロー。その一味が騒ぎも起こさず大人しくしていること、こうして辛抱強く交渉の場についていること。海軍に突き出したときの利益、突き出したときの被害。
わざと目に付くように持ち直した『鬼哭』の使い込んだ柄が、海辺の陽射しを吸って鈍く照った。
これは彼なりの誠意だ。海賊にとっては略奪が一番簡単なのだから。
「……わかった。その条件でいい」
「恩に着るぜ。今日の夜七時に出航したい」
ローはさらに要求を押しつけてから踵を返した。
充分離れてから懐の電伝虫を起こす。
「喜べ野郎ども、七時までにどうしても百万必要だ。全員明日から雑草を食え」
腕を目一杯伸ばしてもカタツムリのブーイングはうるさかった。
◆
「やっと海賊が出ていったよ、先生」
「海賊? ……ああ」
患者の腕に血圧計を巻きながら女医は頷いた。
「あの、変わった帽子の人たちね。武器も持ってたし、物騒でしたね」
「あたしゃ毎日怖くてねえ! やっと出ていったんだよ海賊が!」
「ええそうね、大変……ああ待って腕は振り回さないでここに置いて? すぐ終わりますからね」
興奮して身振りが大きくなる老婆をなだめて血圧を測る。貧乏なので当然手動である。
「大変だったでしょう」
「そうなんだよう! いくら働くったってあたしらだってベリーに困ってるのにね」
「そうですねえ」
しゅっこしゅっこしゅっこしゅっこ。ポンプを押すとメーターが動いて圧力を示す。聴診器で音を聞く。以上測定終了、相変わらず血圧は高め。
「でも暴れたりはしなかったんでしょう?」
「まあねえ。でもあちこち色々盗まれたって話もあるんだよ。先生はなんともなかったかい?」
「ええ、幸いありませんでしたよ」
元々窃盗騒ぎくらい定期的にある治安だ。女医が知っている限りはいつもと比べて異様に増えたとか規模が大きいとかいうことはない。
手早く診察と処方を終わらせて、申し訳ないが話好きの老婆には帰ってもらう。いつだって後ろがつかえているのだ。
「先生奴らが──」
「先生聞きました? 海賊がいなくなって──」
「海賊が町のほうに──」
「先生海賊が!」
最後のは襲われたと勘違いするのでやめてほしい。
その日診療所に来た患者はほとんどが海賊の話をした。いくら村の人々が彼らの賞金額を知らなかったとはいえ、やはり海賊というのは存在するだけで緊張を強いたようだ。
見知らぬ、しかも筋骨隆々で武器を持った人間がうろついていれば誰でも怖い。しかも彼らと同じタイミングで現れた船は、ぼろぼろの海賊旗を引っ掛けたまま海岸で廃墟と化している。ここまで条件が揃えばいくら新聞を読む習慣がなくても海賊だとわかろうというものだ。それが……どれくらいだっただろうか? 半月? ずっと村のあたりに住み着いていたのだからみなが安堵する気持ちもわかる。
午後までもつれ込んだ外来をさばき終わった女医は、適当なパンをくわえて自転車に跨った。往診の時間だ。
「先生聞いた?」
「あぁ~先生……海賊が……」
「海賊が消えたってほんとかい先生」
……なぜ寝たきりの病人にまで知れ渡っているのか。まあ貧しい田舎には秘密とかプライバシーとかいうものはないから仕方ないが。
患者たちのお喋りを適度に受け流しつつ診察をし、体位を変えてやり、申し訳程度の処方をして、世話をする家族と話す。
誰も彼もが海賊が、と言うし、その気持ちは理解できる。それでも女医はあの一味をあまり恐ろしいとは思えなかった。
海賊団は診療所を出ていったきり一度も戻ってはこなかったしわざわざ話しかけないようにしていたが、今日のようにたいていの噂は女医のもとへ集まってくる。あるいはこうして往診に出れば見かけることだってあった。
そうして把握している限り、彼らは野蛮な振舞いをしなかったのだ。たむろしているのは普通に迷惑だったが、恐喝も強盗もしなかった。どこかの娘が食い散らかされたという話もない。力仕事を手伝い、畑仕事を手伝い、ときにはなんと漁までしてきたらしい。極めつけに一番極悪のはずの船長が耳を揃えて治療費を払っていったときた。大賞金首のくせにほとほと変わった一味である。
村の人々もそれがわかっていないわけではない。健康な男手を惜しむ声も聞いた。
まあ別に、と女医は既に暗くなった道を自転車で帰りながら思った。
彼らが海へ帰ってくれたのならそれは良いことだ。なにせ放っておけば捕まえられたかもしれない大海賊を、念入りに助けてしまったのは彼女だったので。
覚悟はしてあったが、覚悟で責任が取れるなら誰も苦労しない。
一週間後。
「おい」
「ひゃっ」
出てったんじゃなかったのか。
往診に出ようとしたら帰ったはずの海賊の頭目と鉢合わせた。
「な、なんでしょう」
「急患だ」
「えっ」
確かに斑帽子の大男はぐったりした女性を抱えていた。海賊再来が衝撃すぎて全然気づかなかった。
女医は表情を引き締めた。
「中へ」
高熱、脱水。
ベッドに寝かせて手早く診察した結果はこうだ。気温的に熱中症は除外。早急に血液検査が必要だ。
採血の道具一式を揃えて患者の二の腕にゴムチューブを巻く。女医は脱水のせいで駆血してもわかりにくい血管を探り当てようと四苦八苦した。
──これだ!
「これか」
針のついた
「〝タクト〟!」
血入りの採血管を能力で宙に浮かせてぶん回す。その間に早足で台所に飛び込んで氷嚢を作った。とりあえず熱を取るためにも大きな血管を冷やしてやりたい。それから準備のできた血液を検査機械に叩き込む。
結果が出るまでに薬の準備をしなければ。この人は確か咳が出やすかったはずだ。あまり潤沢ではない在庫から解熱剤と咳止めを見繕って同時並行で処方箋を走り書く。
「ン」
血液検査の結果を奪って一瞥する。案の定数値が相当悪い。早く点滴が必要だ。必要なのは針、チューブ、プラグ、もうひとつ針、
「ほらよ」
中身と添加するミネラルとビタミン剤と点滴台。よし。
もうなんでもいいので血管がわかるところに針を刺す。結果的に手の甲からチューブが生えたが急ぎだから仕方ない。
ひと通りの作業を終えて一旦息をつく。
……ん?
彼女はやけに作業がスムーズだったのを奇妙に思って顔を上げた。
「うわっ」
トラファルガーが半分笑ったみたいな顔でこっちを見ていた。
「な、何よ?」
「何とはずいぶんな言い草だな。おれは手伝ってやったんだ」
「えっ」
……そういえばこの点滴台とか持ってきた覚えがない。いつの間にか手元にあった気がする。
女医は一旦項垂れたあと礼儀として頭を下げた。
「──失礼しました。搬送とご協力に感謝します」
海賊は軽く顎を引くようにして頷いた。
「それでしがない貧乏医者に何か?」
彼女は早口で聞いた。ちらっと時計を確認すると、既に往診の時間にだいぶ遅れて──ああいや、人を寝かせているのに診療所を空けるわけにはいかない。心苦しいが近所の誰かを捕まえて伝言を頼まなければ。
本当に海賊の応対をしている場合ではない!
「往診に行くんじゃねェのか」
「なんで知っ……急患を置いていけません」
トラファルガーは薄っすら口の片端を上げた。
「言うほど急患か? 点滴して寝てれば治るものに張り付いてる必要もねェだろ。じゃあなんだ、おれに見とけとでも?」
「は……?」
女はまじまじと男を見上げた。確かにさっき手を出されたらしいとき、気付かないくらいには邪魔ではなかった。つまり症状と検査結果を見て、するべき処置と使うべき道具がわかったのだ、彼には。そういえば手配書には〝死の外科医〟とか書いてあったような。あと自称も医者だったような。
女医の決断は早かった。忙しいので。
「なるほどそれもありね。あたしが戻ってくるまで急変しないか見ててくれればいいので。それじゃ」
「え、おいマジかよ」
駆け出した背後でなんか言っていたがよく聞こえない。
彼女は放り投げた荷物を回収して自転車に飛び乗った。
往診五件をこなしたあと、とっくに日が暮れた闇の中で女ははたと気がついた。
いや全然全くありじゃないが?
泡を食って診療所に戻ると、急患だった女性は意識を取り戻していて、壁際で腕組みをしている仏頂面の海賊を怯えきった目で見ていた。
「すみません! 私──いえまああたしのことはどうでもいいわ、えっと何か怪我とかはしてないですか」
「し……してない……です……」
トラファルガーは距離を取っているし脅されているわけでもなさそうだ。本当にただ見ていてくれたらしい。どういうことだ。まあいい。
「よかった。不在にしてしまって本当にすみません。お加減は?」
「あ、はい……おかげさまでだいぶ良くなりました……」
聞くと女性は風邪をこじらせて食事も摂れず、いよいよまずいと思ってこの診療所を目指している途中で倒れたらしい。今は熱は下がっていた。解熱剤が効いているのだろう。点滴していた手にも異常はない。
まだ多少血液検査の結果は良くないが、歩けそうだというので心苦しいが帰ってもらうことにする。この診療所は病院ではない。つまり入院施設を持たないのだ。人手もないし預かってはおけない。
「じゃあこれは熱を下げるお薬ですから、身体が辛くなったら一錠ずつ飲んでください。一回飲んだら次は六時間空けて。こっちは咳止め、朝夕のご飯のあとに。食べなきゃまた倒れちゃいますから、頑張って調達してくださいね」
「はい……はい。ありがとうございます、先生」
女性は何度も頭を下げながら夜道に消えていった。……夜道を歩かせるのもどうかと思うが、本当にそこまでは手が回らない。
女医はふらふら中に戻って、さっきまで人がいたベッドにどさりと腰を下ろした。こめかみを揉みながら問題の海賊に目線を投げる。
「はぁ……対応ありがとうございました。著変ありませんでしたか」
「ない。道具もいじってねェよ。あとで確認するんだな」
「それはどうも……」
ただのいい人か? 彼女は怪訝に思った。
「……それで、うちに何か御用ですか?」
「別に何も」
トラファルガーは全く含みのない口調でそう言い放って、壁にもたせ掛けていた肩を離した。
「元おれたちの船を観光しに来たら人が倒れてた。拾って届けたらこの時間までいいように使われた。それだけだ。おれはお前に何ら用はない」
「あっちょっ……あのそのことですけど!」
そのままとっとと出ていこうとする青年を女医は慌てて引き留めた。進行方向に割り込んで高い位置の顔を見上げる。疲れて頭のネジ三本くらいと一緒にここに置いていってしまったのは悪かったが、一応きっちり伝えておかねばまずい。
「私もぼんやりして頼んでしまいましたけど、本来ああいうことは無しですから! 貴方はお医者さんかもしれませんがこの国の医者ではないでしょう。個人情報の観点からも血液検査とかカルテとか見ないでいただけると」
「あのなあ!」
「ヒッ」
目付きが悪くてデカい海賊に凄まれたのでさすがの女も黙った。
「元々おれのあれは冗談だ! それをお前がろくに考えもせずに飛び出していくからこんな時間まで患者を見ておく羽目になったんだろうが‼ 言われなくても二度としないから安心しろ!」
「それは本当に申し訳……えっ……」
親しくもない人間に冗談を飛ばした挙句、その疲れたバカが出ていったからという理由だけで当直を引き受けてくれるのは、ただのフレンドリーでいい人ではないか?
そう思ったのが顔に出たらしく、疑惑:いい人はすさまじく胡乱な顔をした。
「あァ?」
「なんでもありません」
女医は首を振って少し考えた。
トラファルガー・ロー。
──〝オペオペの実〟の能力者。
「私からはお礼できるものが何もなくて心苦しいのですけど。トラファルガーさん」
「……まだなんかあんのか?」
「ここは医学の島です。〝オペオペの実〟のことには充分気をつけてください。特に中央病院に知られたらどうなるか……人体実験で済めばいいほうだと思います」
フン、とトラファルガーは鼻を鳴らした。
女医は身体を寄せて道を開けた。診療所から出ていくのを今度は止めずに見送る。
夜に溶けるように去っていく背中からは自信が滲んでいる。
「誰が捕まるか。お前こそ自分の身を心配しておくんだな、おれと勘違いされても知らねェぞ」
……あれ? と女医は思った。
能力者だって、それも〝オペオペ〟のパチモンだって言ったっけ?
医師、ベンジャミン・フローレンスは悪魔の実の能力者である。
その舌を噛みそうな名を〝ジュツジュツの実〟。〝オペオペの実〟の完全下位互換だ。
球状の力場──〝処置室〟と彼女は呼んでいる──を任意の場所に展開し、その中で物体を操ったり知覚したりすることができる。常に人手と道具の足りないベンジャミン診療所では、主に採血管を
不老手術。全世界の医学者が喉から手が出るほど欲しがる代物だ。
手術の過程を研究するもよし。被験者を捕まえて切り刻むもよし。自分で受けるもよし。権力者に献上するもよし。とにかく手に入りすればいい。
どうやら女を心配してくれたらしい海賊は知らぬことだが、女医がこの件で追及を受けることはない。彼女の能力が下位互換であることは誰もが知っていて、誰もが期待していない。
なぜなら〝オペオペの実〟を得ようとした中央病院が掴まされたのがこのパチモン悪魔の実だからで、失敗の腹いせとばかりに食わされたのがこの国唯一の女医だからである。
その結果──を三段階くらい捏ね回した末に、彼女は生家を出奔して診療所を開設するに至る。
あの悪魔の実、水っぽい消しゴムみたいで不味かったなあ、とフローレンスは思っている。
腹持ちだけは悪くなかったけれども。
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