Cyberpunk 2025   作:ソッキー

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今回はジョジョとザワちゃんの物語です!


第七話「暗闇」

 高層ビルが立ち並び富裕層が多く住むエリア、シティーセンター。その中にあるアラサカ地区で俺が生まれ、育った。

 

 ジョ「はぁ〜」

 

 毎日、毎日アラサカアカデミーで勉強三昧。成績はなるべく上位を留めているけど正直この暮らしに飽き飽きしてきた。自分はアラサカで上を目指したくもないしどちらかと言ったら自由に生きたい。

 

 

 

 アカデミーを卒業後親からアラサカへ入れと言われたものの自分は自由に生きたいと言い張って家を飛び出した。シティーセンター以外のところはあまり行った事がなかったから始めは生きていくだけで精一杯だった。

 

 

 ジョ「ハァ…ハァ…」

 

 タイガークロウズ1「なんやお前さん死にそうやないか?」

 タイガークロウズ2「俺らのところに来るか?若造」

 

 ジョ「…あぁ……」

 

 あの日死にそうだった俺をタイガークロウズの奴らに拾われこのギャングに所属していた。そこで戦い方、盗み方、この世の中での生き方を教わった。意外にもこの暮らしは悪くなかった。それでも本来の目的自由に生きるっていう事を忘れず数年後にタイガークロウズを去った。

 

 ジョ「すいませんワカコさん、自分は今日をもってここから抜け出します」

 ワ「なんや…結局やめはるんか。まぁいいさ、お前さんの自由や…でも……ここジャパンタウンにはあまり戻らへん方がええ。仲間がお前さんを殺してまうからな」

 ジョ「覚悟の上です。それではまたどこかで」

 

 そうして当時タイガークロウズの頭の代理だったワカコさんに言って抜け出した。稼いだ金は全てインプラントやナイフ、新しいスーツと帽子を購入するために使った。

 

 

 ジョ「そこのナイフを貰えるか?」

 武器屋「おぉ!いいぜ!ならこいつも買いな!安くしとくぜ」

 ジョ「投げナイフ?まぁありかな」

 

 正直銃の他類はあまり使いたくない。音でバレるのを恐れてナイフを使う事にした。確かに投げナイフがあれば最低限の長距離には使えそうかもな。さっそく稼ぎをしよう。

 

 

 ジョ「送られた座標に着きました」

 フィクサー「さっさとブツを取りにいけアホ。こちとら時間がないんだ」

 ジョ「はいはい、わかりましたよ」

 

 ピュルン(コール終了)

 

 ジョ「あの態度はどうかと思うけどこっちも口出しできないしさっさと取りに行くか」

 

 失敗した。今回のフィクサーはやたらと態度が傲慢で口が悪い。昔の俺だったらヘドが出そうだな。

 

 ジョ「えーっと…確かあまり見張りはいないと言っていたが……普通にいるじゃん。しかも全員ゴツいしデカい」

 

 今回依頼されてた座標はパシフィカ。そこはアニマルズがうろついている区域だった。あのフィクサー嘘までつくのかよ。いくら傭兵だとはいえほんとんど駒じゃん。

 

 ジョ「アニマルズか…あいつらあー見えていろんなインプラント付けてるから下手に近づけないんだよな〜」

 アニA「おいお前!それ俺の飯だぞ!何勝手に食ったんだ!」

 アニB「あぁ?こいつは俺が目をつけてたんだ。知るかよ」

 アニA「ナニ?!?やるか?!」

 アニB「上等だよ!オラッ!」

 そこら辺にいたアニマルズ「おいおい!あいつら争ってるぞ!」

 アニマルズ「おぉ!おぉ!やれやれ!」

 

 ジョ「よし!みんながあれに注目し始めたから今のうちに入れるぞ」

 

 たまたま近くにいたアニマルズの奴らが喧嘩し始めたからその隙にブツがある建物内に侵入した。

 

 ジョ「結構汚いな…クッサ」

 

 建物は不衛生だし匂いはキツい…あいつらへんなもんいっぱい付けてるから感覚おかしくなってんのか??とにかくさっさと言われたものを回収してここを去ろう。

 

 ジョ「これかな?薬みたいだけど…聞いてみるか」

 

 テンテーンテンテーン(着信音) ピロッン

 

 フィクサー「あぁ?回収したのか?」

 ジョ「写真を送るから見てくれ」

 フィクサー「そいつだ。さっさと回収しろ」

 

 ピュルン(コール終了)

 

 ジョ「でも…これ明らかにステロイドだよな?」

 

 この薬の使い道は知りたくないのでさっさと帰るとしよう。

 

 ?「誰だ!」

 ジョ「?!」

 アニB「おいおい迷子のおチビちゃんがどーちたんでちゅかー?」

 アニC「ハッハッハーwwwwおチビちゃんとはwwww」

 ジョ「クソッバレたか」

 アニC「ここには誰にも出られない…いや逃さない!」

 アニB「そうだ!タヒねー!」

 

 振り下ろされるデカい拳。

 

 ジョ「うわっ!?」

 アニB「チッ…避けやがった。次は外さないぜ!」

 

 また新たに拳が来た。だがしかし今がチャンス!

 

 ジョ「くらえ!」シュッ

 アニB「うわっ!なんだ?!ナイフか??」

 ジョ「ちくしょう……外したか」

 

 頭を狙ったが肩に刺さってしまった。

 

 アニB「フハハハハァー!外したな!痛くも痒くも…ゴボッ」

 ジョ「え?」

 アニB「なんだ……これ……視界が…」ボトン

 

 突然泡を吹き出し倒れた。

 

 ジョ「これもしかして毒ナイフ?」

 

 武器屋の時は何も説明してくれなかった。ただのナイフだって言っていたがまさか毒ナイフとは思わなかった。

 

 ジョ「これは…使える!」

 アニC「おいおい?!てめぇ!!」

 

 シュッ

 

 アニC「カァッ…カァッ……」ボトン

 ジョ「やべっ喉に刺さっちまった」

 

 まぁいいや。危機は乗り切ったし、さっさと帰ろ。

 

 

 

 ジョ「ほら。」

 フィクサー「おっせぇんだよ!まったく……」ブサッ

 ジョ「えぇ?!今この場で使うのかよ」

 フィクサー「おぉ!おぉ!こりゃいいぜ!ほら報酬。受け取ったら消えろ。ふほほほぉ」

 ジョ「あれステロイドじゃなかったのか……」

 

 

 てな感じで長い夜が終わった。この日から依頼があれば片っ端から受けて生活していった。その間に「死のジェントルマン」って異名がつけられたがダサくない?まっ、気にしないけどねー。

 

 

 

 ザ「仲間が2人殺されたって?」

 アニA「あぁ、そうなんだ!あの2人あるチビをおって建物に入ったきり戻ってこないと思って見に行ったらすでにやられていたんだ!1人は泡吹いて、もう1人は喉に刺し傷が…」

 ザ「なるほどね…」

 

 綺麗なビーチとは裏腹に街は荒れているパシフィカ。そのすぐ近くにはヴードゥーボーイズの拠点もあるから頭脳と脳筋の集まりって感じ。

 

 ザ「(正直仲間が死んだからってどうでもいいや。あいつらはよく知らないし)」…フゥー

 アニA「なんだお前?まだタバコ吸ってんのかよww」

 ザ「いいじゃんか落ち着くんだからさ」

 アニA「ヤニ臭くなるぜwwww」

 

 こいつはただのタバコではない。抑制剤が混じってるタバコ。吸うのをやめるとあちこちのリミッターが解除して意識を失い暴れ出すってさ。だからそれを抑えるために吸うしかないんだ。

 

 自分はザワ。ここパシフィカが生まれ流れるようにアニマルズに入った。正直こんな集団にはあまり馴染めないしすぐにやめたかったさ。けど

 

 アニマルズのボス「お前にはリミッターを外すインプラントをぶち込んだ。そいつを制御出来るのはこのタバコだけさ、これは俺らが独自で編み出したものだからお前はこれがない限り自由にはならない」

 ザ「なんでそんもん勝手に入れたのさ」

 ボス「お前はチームの中でインプラントを入れずに鍛えるスタイルでここまでなった。それが気に食わなかったからリミッターを外すものを入れたのさ」

 ザ「いやふざけんなよ!勝手な事するなよ!」

 ボス「おい、こいつを眠らせろ」

 アニF「はい」ブチッ

 ザ「おい……あ…」ボトン

 

 てな感じで今の自分になった。

 

 アニA「さぁザワ、さっさと行くぞ」

 ザ「あいよ」

 

 

 

 アニA「あいつらを見てみろ。ヴードゥーボーイズ達だ」

 ザ「あいつらがどうしたんだよ?」

 アニD「あの頭脳派集団らはあそこにある俺らの物資を奪いに来たんだ」

 ザ「あの中に何が入ってるんだ?」

 アニA「あぁ、あの中は全部抑制剤だ。しかも市販のものよりも強力なやつだ。チームの分だけでも3ヶ月分はあるぜ!お前の場合はあの箱一つで1年分はあるかもな」

 アニD「そんなこと言ってないでさっさと突っ込むぞ!ヒァッハー!」

 アニA「それもそうだな!」

 ザ「おい待て…」

 

 あの筋肉馬鹿が特攻しに行ったがその途端に。

 

 ピピピッ

 

 アニA「?!なんだ!?!」ボトン

 アニD「クソッ…ENPか…」ボトン

 ヴードゥー1「すまないがあなた方の名前が載っていますが…これらは私たちが貰います」

 アニD「チッ…おい!ザワ!さっさと助けろ!」

 ザワ「……」

 アニD「おい!どうした!」

 ザ「…」スッ…

 アニA「おいやめ…」グチャッ

 アニD「?!」

 

 デカい斧がアニマルズAの頭に下り一瞬で潰された。そして彼はこう言う。

 

 ザ「すまんな、この抑制剤は俺のものだから貰っていくぞ。あとアニマルズやめるから」

 アニD「てめぇ!裏切るのか!フッ…でもヴードゥーボーイズ達に狙われ…」

 ヴードゥー2「いえ…彼とは今は協力関係。こちらの物は半分貰うことになっているので」

 アニD「なっ…」

 ザワ「と言うわけだ。じゃあな」ドォンッ

 アニD「ぁ。」グチャッ

 ザ「いろいろとすまないな。ここまでしてくれ」

 ヴードゥー2「いいんだ、お前、アニマルズで管理してる、ID消した」

 ヴードゥー1「ご安心を…あなたがアニマルズに関連しているデータは全て消しました。明日からあなたはただのザワさんですので。それではこちらの半分は貰って行きますので」

 ザワ「ありがとう」

 

 こうしてアニマルズから去り晴れて自由の身になれた。けれど

 

 ザ「意外とタバコに抑制剤調合が難しいじゃんかクソッタレが」

 

 そう、この抑制剤タバコ調合が難しく抑制剤の純度が保たれず不純度になって効果が薄くなる。なんであいつらは脳筋集団なのにこういうのは器用なんやねんおかしいやろ。

 

 ザ「チッ…やっと出来ても抑制剤だいぶ使いちまったな。6割しか残ってないやん」

 

 このままではまずい。なくなったら俺はどうなっちまうんだ。けど幸いアニマルズから3ヶ月分の抑制剤タバコを盗んであったからこの間に金を稼がなきゃいけない。さっそく稼げると評判のフィクサーに頼んでみるか。

 

 

 

 テンテーンテンテーン(着信音) ピロッン

 

 ?「やぁ君がザワくんかい?私はゴメス。さっそくで悪いが依頼があるんだ。受けてもらえるかい?」

 ザ「はやくしろ」

 ゴ「ハハハw君は早く仕事がやりたいようだな?だが少し待て、君と同じ頃に新人が入ったから彼とタッグを組んでもらう。初対面じゃまずいので連絡先をやろう。少し話してまた連絡してくれ。adiós!」

 

 ピュルン(コール終了)

 

 ザ「えっーと誰だこいつ?ジョジョ?さっそくかけてみるか」

 

 テンテーンテンテーン(着信音) ピロッン

 

 ジョ「もしもし?君がザワかい?」

 ザ「そうだよ」

 ジョ「初めまして。ジョジョと申します」

 ザ「そんな紳士くさい喋り方じゃなくてもいいじゃん。気楽に話そうぜ」

 ジョ「そう?じゃ…」

 

 そして数十分の会話で互いことを理解し深く知れた。

 

 ジョ「そうなんだ…俺と同じだね。あとさなんとなくなんだけどザワちゃんって呼んでいい?」

 ザ「別にいいよ好きにして」

 ジョ「おっけー。んじゃさっそく依頼に行こうよ」

 ザ「しょうがないな〜」

 

 

 ジョ「………えぇ…彼と合流しました。今から始めたいと思います。ゴメスさん」

 ゴ「流石だジョジョくん。そこにいる別名”37564“とタッグを組んで暗殺任務を遂行してもらいたい。報酬はがっぽりだそう」

 ジョ「わかりました。それでは…」

 

 ピュルン(コール終了)

 

 ジョ「だってよ、ザワちゃん」

 ザ「もぉぉしょうがないな〜」

 ジョ「そのタバコ“暴れる”時以外はずっとしててくれよ。正直手に負えないからさ」

 ザ「わかってるって」

 ジョ「さぁ武器持って。さっさと向かうよ」

 ザ「おけおけ」

  「その前にさお酒買っていい?」

 ジョ「なんで?」

 ザ「任務成功した時の祝いさ」

 ジョ「だったらこの近くのYOSHIDAってところに行こうよ。あそこは安いって評判だからさ」

 ザ「安い酒か…まっいいか」

 

 

 カラン

 ヨ「へい!いらっ…てぇ?!お客さんここは禁煙だからタバコはダメですよ!」

 ジョ「大丈夫です。お酒を買いに来ただけなのですぐ帰ります」

 ヨ「へ…へぇそうなのかい…」

 ザ「この日本酒貰っていくぜ」

 ヨ「ま…まいど……」

 

 

 

 ザ「なんであいつあんな怖がってたんだ?」

 ジョ「そりゃザワちゃんみたいな巨大な奴が来たら怖がるでしょ?」

 ザ「そうか?んじゃ行くとするか」

 

 

 

 テンテーンテンテーン(着信音) ピロッン

 

 ジョ「ゴメスさん例のところに着きました」

 ゴ「そうかそうか、それでは改めて今回の任務を説明しよう。アロヨをまとめているシックスストリートの幹部”ヴィンセント•マルコーニ”だ。別名”バイパー”と呼ばれるほどの毒使いだ。奴の毒は企業も認めてそれを密輸入するほどの代物だ。そいつさえ殺ればある計画が進む。せびいい結果を持ってくることを信じているぞ」

 

 ピュルン(コール終了)

 

 ジョ「バイパーか…俺の毒ナイフ効かないかもな……」

 ザ「そう言う時はこの斧で頭を砕ければいいさ」

 ジョ「確かこの時間帯は寝てるはずだ…寝込みを襲えばすぐ終わる」

 ザ「さっそく侵入しようぜ」

 

 さっそく家の中に入ろうとした時

 

 ジョ「なっ。」

 

 微量の毒ガスが充満していた。この量は痙攣を起こすほどだぞ…ゴメスさんがガスマスクを支給してたのはこのためだったのか。

 

 ジョ「さぁ行くよ。バイパーは2階にいるって情報だから」

 ザ「なんだ?意外に簡単だな」

 ジョ「そうだね」

 

 2階へ上がるとさらに毒ガスが充満していて長く吸っていたら死ぬレベルだ。

 

 ザ「あいつこんなにガスが充満してるのに生きているのか?頭おかしいんじゃない?」

 ジョ「だからこそ油断出来ないよね」

 

 そして奴が寝ていると思われる寝室へ向かった時奴はいた。

 

 ザ「こいつか?」

 ジョ「多分…」

 

 全身防護服で寝ていて隅には酸素ボンベが置かれていた。それで呼吸していたのか?

 

 ジョ「さぁ。さっさとやるよ」

 

 とその時

 

 バイパー「ふぁぁ……って?!誰だ!」

 

 最悪だ。奴が起きてしまった。

 

 ジョ「やばい!ザワちゃん逃げるぞ!」

 ザ「逃げる必要はねーよ」

 

 と言ってザワちゃんはバイパーが繋いである酸素ボンベのホースを切った。

 

 バイパー「あ!お前…なんてことをゴホッゴボッ」バタン

 ザ「なんだよ耐性ついているかと思ったけどすぐいっちまったな」

 ジョ「まぁ…とりあえず任務完了か」

 

 なんかあっけなく終わったこの依頼。けどその後の報酬は凄かった。

 

 

 

 ゴ「おぉ!ありがいね!さぁ報酬だ、受け取れ。また依頼があったら連絡する。adiós!」

 

 ジョ「マジか、これだけで4000エディ貰えるのか??」

 ザ「いいなこれ。これだったら抑制剤買い放題じゃん。よしそんじゃ祝い酒飲むか!」

 ジョ「あ!ズルい!それ独り占めはやめてくれよ〜」

 ザ「Hじゃん」

 ジョ「どこがやねん」

 

 てなわけでなんだかんだイイタッグが組めた。

 

 

 テンテーンテンテーン(着信音) ピロッン

 

 ジョ「もしもし?」

 ソ「よぉジョジョ!元気か?」

 ジョ「元気だよ。そっちは?」

 ソ「まぁぼちぼちかな?ところでさー急で悪いんだけど俺らの所来ないか?」

 ジョ「えぇ?なんで?」

 ソ「いやさ…次の任務が結構人数が必要でさ、だからジョジョをスカウト?してるの」

 ジョ「ん〜いいよ〜」

 ソ「まじぃ?よっしゃ!」

 ジョ「あと俺以外にも1人いるんだけどさ…いいなか?」

 ソ「ん〜一旦会わないか?そいつと一緒に。場所はグレンのアパートね」

 ジョ「わかった。明日行くよ」

 ソ「りょ」

 

 ピュルン(コール終了)

 

 ジョ「結構な人数か…そんなに大変なのかな?」

 

 続く…




今回も読んでいただき感謝です!次もお楽しみに!
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