しょ「にしてもほたぴとソキちゃんいくらなんでも帰ってくるの遅くない?」
T 「どっかで酔い潰れてんじゃねぇのか?」
2人は昨夜からフィクサーに報酬を受け取ると言って戻ってきていない。そのことを最初に気づいたのはしょこだった。彼はLeeと同居していたのでいち早く気づきメンバーに連絡を入れた。アジトに行けば車は無く鍵も開いていた。幸い何も盗まれてた形跡は無かったから良かったもののあの2人が鍵を開けっぱなしでどこかへ行くのだろうか?
そしてその頃あの2人は…
L 「ここは…」
見覚えある部屋。けれど思い出せない…。なぜここにいるのだろうか?
ソ「やっと起きたか。Lee」
L 「ソッキー!どうして俺らはここに?」
ソ「多分…バレたんだ、俺らの事が。逃亡生活をして数年、俺らの人生はこれっきりってことさ。」
L 「いやいや、意味わかんねぇよ。けどどうしてバレたってわかったんだ?」
ソ「さぁな。きっとゴメスさ…いやゴメスの野郎の可能性が高い。」
L 「ゴメスさんが?まさか、あの人はこんな事をする人間とは思えない。だから…ってこの首輪なんだ?」
ソ「俺にもわからん。だがこいつが付いてるとインプラントが使えないんだ。クソっ」
L 「これくらいだったら無理にでも剥がせそうじゃないか?フッ!」
ビリビリビリ!
L 「うわっ!痛った!」
ソ「そいつ細いくせに意味わからんくらい電流が流れるから手が負えないんだ。まぁほらっ、とりあえず飯は食っときな。」
L 「あぁ、ありがとう。」
渡されたのは明らかに腐りかけの合成肉とクラッカー。そして最低限の水分のみ。
L 「なぁソッキーこれ腐りかけてるけど俺そんなに眠っていたのか?」
ソ「いやついさっき渡されたやつだよ。それでも比較的腐ってない方のやつさ。」
L 「ならいいが……うん、美味しくないな」
ソ「それりゃそうだわ」
てなわけで今日から監獄生活の始まりってわけか…。正直あの夜のことはあまり覚えてない。ブツを渡してから……クソッ、それ以降何も思い出せないんだ。
ゴン!ゴン!ゴン!
冷たい鉄の檻に響く音。小さな小窓の先にアラサカの職員が立っていた。
アラサカ職員「おい!そこの薄汚い野郎ども!あのお方がお呼びだ!さっさと檻から出ろ!」
扉が開いた瞬間入ってきたのはアラサカのロゴが付いた警備ロボット。
ソ「まさかこれが実現したとなは…」
L 「なぁ…ソッキー実現したって?」
ソ「あぁ、俺はこれのプロジェクトに少しだk…」
アラサカ職員「無駄口を叩くんじゃねぇ!」ポチッ!
ビリビリビリ!
ソ・L 「グハッ!」
明らか強すぎる電流。テーザー銃なみの強さ。意識が遠のいていく…
アラサカ職員「さぁ。さっさとこいつらを縛って連れて行くぞ。この鉄の塊どもが」
ロボ「了解です。」
アナウンス「1915年、東京。 アラサカ・ササイがのちに世界を牽引することになる企業の基礎を築きました。」
遠のく意識の中に聞こえるアラサカのプロパガンダ。懐かしいようで鬱陶しいもの。新人研修の時に勉強させられたっけか。てかなんでアナウンスがあるんだ?少なくともアラサカタワーが崩壊したからありえないはずだが…
アラサカ職員「おい。一度こいつらをここに置け」
ロボ「了解です。」
L 「…アァ…こ…ここは…?」
ずらりと壁に刻まれている無数の名前と
アラサカ職員「あの日お前らが脱走した日。これだけの従業員が犠牲になったのだ。そしてこの名前に身に覚えあるな?」
アラサカ職員が指差したものは「ヴィクトリア・シミズ」という名だ。
L 「おいおい…俺この人は知ら…」
と言った途端ソッキーの方を振り向くと。
ソ「あ…あ……」ポタン…
L 「え?」
彼に涙が溢れていた。微動だにせず、ただ落涙する。正直初めて見た。
ソ「嘘だ…ヴィクトリアァァ…嘘だァァァァァ‼︎」
アラサカ職員「そうさ!お前が勝手な行動したから彼女は命を落としたのだ!」
L 「なぁソッキー!どう言うことだよ!」
アラサカ職員「まぁ貴様は彼女のことはあまり知らないはずさ。まぁいい。特別だ、説明してやる」
と言われ職員にデータチップを勝手に入れられた。
ヴィクトリア・シミズ、当時26歳、1997年生まれ。ナイトシティ支社・カウンターインテリジェンス(防諜・情報部)シニア・オペレーターとして働いていた。階級は上級スペシャリスト⁉︎マジかよ、俺らより上の立場の人間かよ。彼女は冷徹の性格で部下から恐れられたいだが憧れの人でもあった。
L 「で?ソッキーは彼女の部下かなんかだった…て言うのか?」
アラサカ職員「それはこいつがナイトシティ支社に異動してきたばかりの話さ。その後どこかのタイミングでこの2人の親交が深まって親しくなっていたのさ。」
L 「まさかそれって…」
アラサカ職員「んなもんどうだっていいだろ、おい!さっさとこいつらをあのお方に連れて行くぞ!」
ロボ「かしこまりました。」
L 「おい!まだ話が…」ビリビリビリ!
また気絶されられた。とにかくあの話が気になる。目覚めたらソッキーにきちんと聞いてみよう。
L 「ハァッ!」
目覚めると護送車に乗せられていた。手足に鎖がつけられてあまり自由に動けない。一体どこに向かっているんだ?中をなんとなく見ていると横たわっているソッキーがいた。
L 「なぁ!ソッキー!起きてるか?」
ソ「…(コクリ)」
いつもならフツーに返答するが今はあまり活気が見えない。なんなら廃人のようになっている。
L 「俺たちどうなるんだろうな。」
ソ「…。」
L 「あ、あのさ。さっきアイツが言ってたヴィクトリア・シミズって結局お前のなんだ?上司と部下の関係じゃないのか?」
ソ「…。」ジジ……
L 「おい!なんか言ったらどうなんだ!」バシン!
つい感情のまま動いてしまい彼の頬を叩いてしまった。
L 「あ、あぁ。すまん…つい感情に任せてしまって」
ソ「イ…いや……ごめん。あの時のことが衝撃的過ぎて。」
L 「無理のない範囲でいいから教えて欲しい。まぁ…大体察しがつくが。」
ソ「うん。わかった…」
ソッキーは俺に全てを話してくれた。2人は恋人関係だったらしい。彼女が会社で振る舞っているのと一緒にいる時の差が大きいからあまり周りには話さなかったそうだ。
ソ「ヴィクトリアは冷徹な感じに振る舞っていたけど…実際はすげぇ優しくてそんな人は見たことなくて惚れちまったんだ。」
確かに今考えると色々と組み合っていく。初めて会ってしばらくはソッキーからよくポルノBDへ行こうとしつこく誘われた。しかしある日を境にその誘いがピタリと止まった。本人は自分でBD調整するのが楽しいからって言っていたが実際はそうだったのか。そしてソッキーが話の途中でデータチップを渡した。それは彼女が遺したものだった。
「ごめんね、今日のデート、遅れちゃう……。
ううん、もう行けないかも。タワーが変な男たちに襲われてて、すごくうるさいの。
……ねぇ、あなたの作ったオムライス、もう一回食べたかったな。
私たちが初めてデートした日に買ったあのワインレッドの口紅のケース。あれが秘密口座のチップになってるの。それを持って、今すぐここから逃げて。贅沢して、私のぶんまで、この街で成り上がってね。
……愛してるよ、私のかわいいひと」
っと書いてあった。
ソ「このチップをコニシキが…いやさっきの職員が”どうせお前とコイツもプロジェクトに利用するためにあと数日で死ぬんだ。暗号化されてて何が書いてあるかわからないが、せめてもの慰めってやつさ”って渡されたんだ。」
L 「そんなことが…って俺らあと数日で死ぬってなんだ?」
ソ「え?」
キキーッ!
L 「おいおい、どうしたんだ?」
突然車が止まって外から銃声と悲鳴の声が聞こえる。
護衛兵1「メーデー!メーデー!メー」グチャッ
護衛兵2「やられた!さっさとこいつを撃て!」
護衛兵3「うわぁぁぁぁ!マックスタックはまだ来ないのか!」
ものの数分で音が止んだ。
ソ「おい…どなってやがる」
?「おーい!2人はこの中だー!」
?「もう、仕方ないなぁ〜」
バンッ!
護衛車の扉が後も簡単に破壊されその先にいたのは
ザ「ほら、2人ば無事だったじゃん」
ジョ「いや最初っから知ってたでしょ」
ザ「いやん」
ソ・L「え?」
ジョ「さぁ助けに来たよ!早く逃げよう!」
L 「あ…あぁ!でもこの鎖と首輪が…」
ザ「ほらよ」ボトン
ザワが渡してきたのは手。
ジョ「アラサカの警備関係って基本指紋タイプだからこれで解除されるよ」
ソ「うげ…( ・᷄ᯅ・᷅ )。でも助かる!」
ジョ「もしもし?2人を見つけて確保したよ。今から戻るね〜」
L 「なぁどうやって俺らを見つけたんだ?」
ジョ「それは後で。とにかく逃げるよ!」
ソ・L「お…おう!」
とにかく彼らが来てくれて良かった!これで…
ウィーンウィーンウィーン
?「被疑者を発見。これより現場の鎮圧と被疑者の無力化に入る」
ソ・L・ザ・ジョ「?!!」
突如やってきたAV。あのモデルはマックスタックのものだ。
マックスタック1「マックスタックだ。直ちに武器を捨て、投降しろ。さもなくば、実力で行使する」
ザ「おいおいマジかよ。もう来たのか?」
L 「とにかくマックスタックはまずい!逃げるぞ!」
ソ「クソッ!せっかく安全に逃げられると思ったのに!」
マックスタック1「被疑者が逃走を開始。無力化のため即座発砲を許可する。合図と共に撃て。」
終わった。マックスタックに見つかれば帰れるものはいない。本当に人生これで終わりってわけか。
マックスタック4「待て!まだ撃つな!」
マックスタック2「何してる!彼らの無力化が先だ!」
マックスタック4「彼らのそばに民間人がいる!発砲するな!」
と話していると確かに俺たちに近づいてくる1人の男がいた。彼は槍と盾を持っていて服装は和装…あれ?なぜ左腕が2本あるんだ?
?「やぁ。久しいね」
ザ「誰だお前?潰すぞ」
ジョ「ちょいちょいまだ早いって」
?「君らには関係ないさ。本命はソッキーとTP-55…いやLee、君たちだよ」
L 「おい…なぜその番号を知っている…ってお前!MK-624!」
ミ「そう。でも本名はミクって名前さ」
L 「なぜ今ここにいるんだ?」
ミ「君たちを確保にし来た。僕は今アラサカのハザード・ユニットとして働いているんだ。あの夜確保したのも僕の部隊だよ。」
ソ「もういいだろ!俺らアラサカにはもう用はないんだよ!なぜそんなにしつこくおってくるんだよ!」
ミ「あれ?説明されてなかったのかい?サブロー様に」
L 「(俺が気絶してる間にそんなことがあったのか?)だからなんなんだよ」
ソ「…俺らはAI化したネットランナー、オルト・カニンガムの対策の材料として利用されるところだったのさ。」
ミ「そうだよ、君の言う通りさ。」
L 「だからってなぜ俺らを狙うんだ?」
ミ「はぁ…ごちゃごちゃうるさいぞ。さっさと捕まってくれない?こっちだって大変なんだよ?バカなの?」
ザ「ったくよ〜めんどうなヤツだな。オリャッ!」
ザワの斧がミクに向かって力いっぱい振り下ろしたが。
ミ「無駄だよ」
ザ「え?!」
少なくとも人が粉々になるレベルの勢いだったのにそれを槍で簡単に止めやがった。
ミ「それより…自分の足を守ればよかったのにね」
ザ「は?」ボトン
「イッテェェェェェェェェェェ!!!」
ジョ「あいつ、いつのまにザワちゃんの足を切り落としたのか!?」
早かった。なんならいつ切ったのかわからないくらいの早さだった。
ミ「ふん…人工血液か……それほど身体改造したってわけね」
ザ「チクショ…」
ヴィシィン!(起動音)
L 「はぁ…あぶねぇ〜」
ザ「なにすんだよ♡」
L 「今そんなこと言ってる場合じゃねえだろ…とにかく逃げよう!」
ミ「そうはさせないよ。せめてこの周辺の敵を倒したらどう?」
ソ「やるのか…本当に…?」
ジョ「そんな奴の言うこと無視して行くよ!」
L・ザ・ソ「わかった!」
ミ「あーあ。ほんとは呼びたくなかったけど呼ぶしかないか…ネム……」
テンテーンテンテーン(着信音) ピロッン
ミ『と言うわけだからすぐ来てね』
ピュルン(コール終了)
?「はぁ?めんどくせぇな…さっさと終わらせるか」
すっっっげぇぇお久しぶりです。結構久々に書いたから話の展開がぐちゃぐちゃになったけど許して。あと今年にエッジランナーズシーズン2発表されましたよね。ちなみにタリア推しです。