天元突破グレンラガンのアンチスパイラルに転生したから取り敢えずニアが生きる世界線目指して頑張ってみた   作:ダークネスソルト

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ニアが生きてシモンと末永く幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし

 

 天元突破グレンラガンを一日で一気見して眠った俺は目が覚めたら、アンチスパイラルの一人に転生していた。

 

 何を言ってるか分からないかもしれないが俺も何を言ってるか分からない。

 分からないがしかし、俺が今言えることは天元突破グレンラガンは今更説明をする必要もない神アニメではあるということだ。

 ぶっちゃけ最初見始めた時はう~んって思いがあったのはの否定できないけど、最後まで見終わった今は断言できるめちゃくちゃ面白かったし最高に熱いアニメだった。

 でも俺はラスト、メインヒロインのニアが死んだのだけはどうしてもどうしても我慢が出来なかった。

 俺としてはシモンとニアはくっついで螺旋の力には頼らず二人で幸せな家庭を築いて子と孫に囲まれて最高の笑顔と共に老衰で逝って欲しかった。

 数多の別れと出会いを繰り返して全銀河に存在する螺旋の民を救った英雄の報酬が最愛の人との最初で最後のたった一回のキスとか、マジでお前、お前って思ってしまった。

 

 シモンはあれだけの勇気と気合を見せて俺達に希望を与えてくれた。それなのに、それなのに何者でもない流浪の民となって終わり。

 終わり、いやその終わりは終わりで美しかったよ。綺麗で良い終わり方だったよ。

 シモンは乱世においては将の器であるが、平和な世界においては異物でしかないからそれが正解な気はする。平和な世界の将の器であるロシウに全てを託して、シモンは身を隠して下手な干渉はしない。その方が世界は平和な気がする。

 あのままシモンが螺旋の力に頼ってニアを蘇らせれば、他の人も蘇らせようってなるのは目に見えてる、そして死者蘇生を繰り返した先にあるのはスパイラルネメシスであり宇宙の滅亡。

 それは誰も望まない最悪のバッドエンドだ。

 

 じゃあ、どうすれば良かったんだって話だけど・・・けど、でも、俺は俺はニアくらいは生きてて欲しかった。キタンが死んだのは・・・まあ許せる許せるけど。

 シモンとニアには二人で幸せになって欲しかったんだよ。いやある意味で幸せなのかもしれないが、違うそうじゃないんだよ。

 それは何というか余りにも余りにも救いがないと俺は思ってしまった。

 シモンが不憫で不憫で仕方なかった。

 

 だから、そうだから俺はアンチスパイラルとして生まれた俺はニアが生きている世界を目指したい。

 

 という訳でアンチスパイラルに転生してコールドスリープから勝手に解除されてバチバチに目が覚めた俺だけど、どうやら地位的にはめちゃくちゃ高い&優れた存在だった。

 狂ったレベル身体能力はもちろん超能力持ってて、銀河を自由に行き来できるワープ能力に一人で惑星を破壊できる力まである。

 割と何でも出来る。ぶっちゃけ設定とか詳しく知らないけど、元のこの肉体の持ち主の記憶を本のような形で閲覧することは出来た。

 どうやら、アンチスパイラルは驚異的な科学力を持っており、肉体を改造して螺旋の力に対抗できるようにしているらしい。

 とはいえ、本体、ようは最終話で戦ったあのアンチスパイラルの集合体には遠く及ばない。

 ぶっちゃけ本体は銀河を容易に破壊できるエネルギーを持ち、スケールが大きすぎて訳が分からないような攻撃を平気でするからな。

 星どころか銀河を持ち上げて、ついでにもう一個銀河を持ち上げて融合させて攻撃に使用したり、多次元宇宙理論の元、存在しない次元を生み出したり、無量対数にも及ぶ強力な兵器を生み出したり等々。まあ何でもできる。

 

 さて、そんな本体は全てのアンチスパイラルの集合体であり、本来ならば俺もそうあるべきである。

 しかし転生してしまったもんだから俺は目が覚めてアンチスパイラルではあるけど一つの個体として存在している特殊変異体になった訳だ。

 

 さて、そんな俺の目標を決めようってなれば、まあ一つ、いや二つだな。

 一つ目はニア生存ルートの確立。

 二つ目はスパイラルネメシスの阻止。

 

 以上終わり。

 

 天元突破グレンラガンは最高の神アニメだ。

 でも俺は個人的にはニアには生きてて欲しい。だからその為に行動をする。でもスパイラルネメシスは起きて欲しくない。

 とはいえニア生存ルートを考えたら本体は倒されるべきであろう。そしたらニア消えちゃうじゃんって話だけど、アンチスパイラルに転生して新たな個体として確立した俺ならばそれをどうにか出来る手段はある。というか今知識を漁って見つけた。

 となると、俺のやることは本体が倒されるまで適当に螺旋族の他の惑星でも見て回って時間を潰す。その時が訪れたらニアを助ける。

 後はスパイラルネメシスが訪れない様に裏から手出すけをするこんな感じかな。

 

 さて、本体に事情説明してきますか。

 

【事情説明をする必要はない。

 お主の記憶、情報、全て我にも届いておる】

 

【お~。流石本体。で?どうする?俺を消滅させる?】

 因みに俺は本体は絶対にそんなことをしないという結論を持ってそう煽った。何故って?本体からの念話で繋がった瞬間に俺と本体は全く同じ思想を持っていることに気が付いたからだ。そもそも講義的には同一個体だしな。

 

【するわけがない。お主は我であり我はお主である。そしてお主は行動に差はあれどスパイラルネメシスを阻止する為に動く。これは確定された事項じゃ。お主の記憶通りに行かせるつもりはこの宇宙の管理者として毛頭ないが、保険をかけておいて損はなかろう。

 であれば、我はお主に命し、権限を与える。完全に独立した個体として我とは別のアプローチでスパイラルネメシスを阻止してこの宇宙を守るのじゃ】

 

【かしこまりました。本体。この宇宙絶対にお守りしてみせます】

 

【うむ。ではお主はお主の好きにするがよい】

 

【ありがとうございます】

 

 

 

―――――――――――

 

 

 という訳で俺はマジで自由な立場になった。

 ぶっちゃけこうなるって絶対的な自身あったんだよな。

 そもそも論として俺は天元突破グレンラガンを見ていてアンチスパイラルの方が正しいとは思っていた。

 やり方はどうあれ、少なくともアンチスパイラルはこの宇宙を守る為に必死に努力して永劫の時を宇宙の管理者として過ごして来た。

 その覚悟は並大抵のものではないだろうし、それまでの道筋は想像を絶するものではあると思う。

 少なくとも本編のシモン達以上に長くひたすらに長く苦しく、数多の出会いと別れはあっただろう。

 その上でとっと螺旋族全員全滅させればよいのに、そうはせずに最低限の生存と繁栄は許した。譲歩していた。

 言ってしまえばアンチスパイラルは割と甘いんだ。

 甘いゆえに最後は滅ぼされてしまった。

 

 人間ってのは愚かな生き物だ。アンチスパイラルのように人間という枠を超えてある種の生体コンピューター、人類を存続させる維持装置になれば話は別かもしれないが、そうじゃなく人類が好き勝手に繫栄した先は地獄であり、螺旋の力の行く果てはスパイラルネメシスでありこの宇宙全ての滅亡だ。

 

 シモンならば螺旋の力に溺れずスパイラルネメシスを起こさないだろう。

 でも100年後?500年後?1000年後シモンに並ぶかそれ以上の螺旋力を持った螺旋族が人間が生まれ、螺旋の力に溺れてしまったら、死者を蘇生し不老となり銀河を創生し、周りに螺旋の力を与え続けたら・・・。

 待ち受けるのは避けようのないスパイラルネメシスという破滅だ。

 

 長々と説明したが、ようは俺は天元突破グレンラガンは神アニメだとは思うけど、人間ってのは愚かだからアンチスパイラルに管理されない状態だったら勝手にスパイラルネメシス起こして自滅するだろって話だ。

 だからある意味でアニメは間違ってるのかも知れない。

 でもそれはそれ、これはこれだ。

 一個違うのがアニメ通りに行っても俺がいることだ、アンチスパイラルでありスパイラルネメシスを防ぐために本体から自由行動を許された個体。

 不老でありスパイラルネメシスを阻止する為の力を持った俺がいる。

 だから多分大丈夫だろ。楽観的かもしれないし、不老って怖くないかって思いもあるけど、うじうじ考えても仕方がない取り敢えず俺はニアを救おう。救って見せよう。

 

 

 

 

 

 

 俺がアンチスパイラルに転生してから5年の月日が過ぎた。

 色んな星を銀河を巡り、様々な螺旋族と出会い、笑い、友情を育んだ。まあ俺がアンチスパイラルって秘密にしてたし見た目も普通の人間だったから差別とかはなかったわ。ラッキー、ラッキー。

 ついでに本体からのバックアップを過分に受けながら自分の力も鍛え続け、強化していった。

 強くなれるうちに強くなろうってな。

 そして運命の日は訪れた。本体からニアを捕らえたという情報が入った。

 原作通りに世界は進んでいた。

 干渉するか正直悩んだ。悩んだがしかし本体の方が立場としては圧倒的に上であり、本体が消そうと思えば俺は消される、いや正確に言えば吸収されるのを理解していたから一切の干渉はせず神の采配に任せた。

 

 こればかしは本当になるようになれって奴だ。もし俺が存在したことで本体が事前情報を使用してシモン達を壊滅させたら・・・まあ、それはそれでいいのかもしれない。

 だってその場合はシモンは負けたことになるのだから。勝てば官軍負ければ賊軍とは良く言ったものだ。俺個人としは勝ったシモンがニアを失い一人流浪の民で終わる寂しさがなんか嫌だっただけで、普通に戦って負けて殺されるのは、弱肉強食しょうがないって奴だ。

 実際問題、俺達アンチスパイラルとシモンどっちが正しいってなればどっちも正しい。正義と正義の殺し合いでしかないからな。

 

 とはいえ長々と語ったがやっぱり俺はシモンにもニアにもかなうならば他のグレン団のメンバーにも死んで欲しくないあ、生きて幸せになって欲しい。好きなアニメで好きなキャラだし当然の感情だとは思う

 

 ・・・・・・

 

 でも多分、運命の強制力とではいうのだろうか不思議とシモンが負ける未来というのが俺には全く想像出来なかった。

 

 そして劇場版ではなくアニメ通りに話は進んだ。グレン団の古参メンバーの多くが死に絶え、キタンも死んだ。

 だけど本体はシモンによって打倒され、螺旋の民はアンチスパイラルの支配から解放された。

 

 そして始まる結婚式。

 ニアは可愛らしい花嫁姿となり、シモンと最初で最後のキスをして消滅する。

 これは本来の世界だ。俺がどうしても納得のいかない世界だ。

 

「という訳だから、ちょいと失礼。接続開始。完了。支配権奪取。存在安定プログラム起動っと。ほいこれで俺の望んだハッピーエンドってな」

 

 消えかかっていたニアの目の前に時空間転移で転移して、そのまま腕に触れて存在の支配権を消滅してしまった本体から俺の書き換えて安定プログラムも与えて問題なく一個体として今まで通り生活出来る様にした。

 ニアが消滅したのは本体が消滅したからだ。じゃあ本体から完全に独立したアンチスパイラルの俺がその本体の代わりにニアを支配すれば消滅を免れるってのは当然の道理って奴だ。

 

 ・・・・・・・・・

 

「シモン、私消えてない。それ所か凄く身体が元気だわ」

「ニア、ニア、ニア・・・ニア・・・良かった。本当に良かった。またこうして君を抱きしめられる」

「シモン・・・ねえ、もう一回キスをしましょう。二度目のキスを」

「ああ」

 

 そして二人は熱いキス交わす。

 ヒューヒュー見せつけちゃってくれるな。

 まあ、でも無理もないか。互いに消滅してこれが最初で最後のキスで本当の別れって思ってたら、これだもんな。

 

「「「え?え?え~~~~~~」」」

 今更外野、というかグレン団の仲間達が驚く。

 

「ちょっと、貴方一体誰よ~。いや。まさかちょっと待って。そんな筈で。でも理論上はそうじゃなければニアちゃんを蘇らせる、いや再定義するなんてこと不可能じゃないかしら」

 

「流石リーロン。リーロンの想像通り。という訳で自己紹介とさせていただこうか。俺の名前はアンラ、種族はアンチスパイラル。コールドスリープしてた仲間達と違って本体から独立して、もし仮に本来に何か問題が起きた際はスパイラルネメシスが起きない様に阻止する為の存在だ。

 取り敢えず暫く長い付き合いになるだろうからよろしくな」

 

「「「「「「え?え?え~~~~~~~」」」」」」

 さっき以上の驚きに包まれるが、まあうん。それは驚くよな。

 

 カチャリ

 

 ロシウとヨーコが俺に銃を突きつける。結婚式だというのに何処に隠し持っていたのやらやら。まあある意味ではらしいか。

 

「なるほど。流石現実主義者のロシウと凄腕スナイパーのヨーコだ。とはいえそんな玩具じゃ俺には効かないよ。本体と比べれば性能は大きく劣るけど今の俺は10秒あればこの惑星を滅ぼせれるし、数多の宇宙を自由に行き来し、姿形も自由に変形できる化け物だからな。

 ここで戦闘になればどうなるかってのは語る必要もないだろ」

 

 バン

 

 ロシウでもヨーコでもなくヴィラル俺を撃った。歴戦の戦士であり獣人だからこそ最も俺の恐ろしさを感じれるヴィラルらしいと言えば、らしかった。

 だけど銃弾は俺の額で止まり潰れて落ちた。

 

「嘘だろ」

 

「まあ。そういうこと。あ、俺は君たちに危害を加えるつもりは一切ないよ。銃を降ろしてないとは思うが誤って俺以外の人に当たれば大惨事だ。

 取り敢えず俺の目的をもう一回言っておこう。俺はスパイラルネメシスを阻止する為に行動をするアンチスパイラルだ。

 それ以外についでは出来る限り皆が幸せいて欲しいと思っている。だからニアを俺が支配して死なせなかった。

 支配といっても何が命令とかは・・・いや、一個だけ命令するわ」

 

「何を」

 シモンが小さく呟き一瞬だが螺旋の力を使おうとして思いとどまる。

 

「それでいいシモン螺旋の力は破滅の力だ。さて、ニア・テッペリンよ。シモンと共に幸せに生きろ。この命令を持ってこの俺アンラはニア・テッペリンに対する支配権を放棄する」

 

「命令、承り、ました。ありがとうございます」

 ニアが涙を流し、シモンの胸に抱き着く。

 嗚呼、素晴らしい。俺はこの光景を見たかった。

 

「ねえ。貴方本当にニアを幸せにするつもりでここに来たの」

 ヨーコが銃を降ろして俺に問いかける。

 どうやら少しは信頼してくたらしい。もしくは効かないから諦めたか、どっちでもいいか。

 

「それが9割後の1割は同盟を結ぼうって話」

 

「同盟ですか。アンチスパイラルの貴方と」

 ロシウはまだ俺のことを警戒しつつも、この話には興味を持ってくれたみたいだ。

 

「そう。同盟。俺の今の目的はスパイラルネメシスの阻止ただ一つ。その為に俺も力を貸すから貴方達も力を貸してってっ話。

 本体は無理やり押し付けて押し込めてスパイラルネメシスを阻止しようとしたけど、俺は対話と知恵で法でスパイラルネメシスを阻止しようって思ってる訳。皆で協力をしてね」

 

「それは・・・その方がいいかも、ですね」

「ロシウ、俺はニアを救ってくれた彼を信じてみたい」

「シモンさん・・・」

「私は賛成よ。賛成。大賛成よ。それに彼良い男じゃない」

「俺も賛成だ」「ギミーも賛成なら私も」

「私としては異論ないわ」「俺も」「私も」・・・

 好きなアニメの作品のキャラから信頼される。まあ悪くない、いや非常に良い気分だ。

 

「皆。ありがとう。という訳だから、改めてこれからよろしく」

 

 かくして俺は目的の一つであったニアを救うに成功して、ついでに彼らとも協力関係を結ぶことに成功した。

 

 

 

 

 

―――――――――――

 

 20年後

 

 ロシウは原作通りに大統領に就任し、世界平和維持法定を作り出し、螺旋力の一部封印や悪用含む螺旋力の制限はもちろん、スパイラルネメシスを阻止する為の細かな規定がずらりと並び。治世が乱れれば螺旋力の増大が懸念されるから世界が平和であり続ける為の数多の方も同時に制定され、俺個人としては最良と断言できる法律を生み出し世界に遵守させた。

 ぶっちゃけ偉業も偉業、超偉業だ。ロシウ、スゲェって素直に感動した。

 キノンとは無事結婚し、二人の子宝にも恵まれて幸せそうだ。俺も二人が幸せで嬉しい。

 

 ヨーコも原作通り、校長先生となり数多の子供達を育て導いた。たくさんの子供達に慕われて幸せそうで俺も嬉しかった。

 

 ヴィラルは俺と同じく不老なのもあり、全く老けておらず最近はよく一緒に飯食いに行ったり、ゲームしたり、反乱制圧の手伝いをしたり割と仲良くやっている。

 

 他のグレン団のメンバーも皆大なり小なり幸せに楽しく過ごしている。

 

 そして肝心のシモンはというとニアとの間に何と6人もの子宝に恵まれとっても幸せそうだ。

 螺旋の力は封印し名誉代将軍という名前の何の権限も持ってないが何の仕事も責任もない地位につきながら普段は採掘師として穴を掘る仕事で稼ぎながらニアや子供達との幸せを享受している。

 もちろんブータも一緒だ。

 

 嗚呼、これこそが俺の求めた世界、俺の求めたハッピーエンド。

 素晴らしい素晴らしい素晴らしい。本当に素晴らしい。

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