創作欲の捌け口的な感じで書いてるんでなんかおかしくてもご容赦ください
互いの正直な告白の後、漂うのは甘ったるくてほのぼのとした空間だった。
世間一般のカップルと言えば最初はもう少し遠慮がちと言うか気恥ずかしさがあると思われるが割とセナは恋愛に関しては遠慮なんてせずにガツガツ行くタイプであるしタクに関しては言わずもがなセナ狂いであるので甘酸っぱい雰囲気なぞ無く往年の熟年カップルのような若々しいカップルが存在するのみだった。
さて、前回から引き続き膝枕の体勢のふたりであるがセナがタクの頭を撫ぜタクもそれを受け入れ緩みきった表情をしていた。が、途端何か思い付いた表情をしてガバッと起きて開口一番
「よし、デートしよう」
「いきなりですね、しかも今日出掛けたばかりじゃないですか?」
「まぁまぁ、家に来たのもデートの一部ってことで」
「まぁいいです。それで行きたいところでも出来たんですか」
「行きたいところっつーかしたいことはあるよ」
「また変なこと言いださないでくさいね」
「そのおかげで告白してきてくれたんだから俺としては言って良かったとも」
あ、黙っちゃった かわいい
「(・∀・)ニヤニヤ」
「撃ちますよ?」
「止めてください」
「はぁ、さっさと準備しますよ」
さて、再びお出掛けの準備をしてからスマホをいじってイメージを詳細に出来るようにしておく
「さて、セナ?」
「はい、なんでしょう?」
「この中から好きなの選んで」
と、いくつか車の画像が写っているスマホの検索結果を見せながら聞くと結構真剣に選んでくれているようなのでスマホを手渡してから少し時間をとる
(車を造り出す練習でもしとこ)
と、少し遠くで練習しに行ったタクに好きな車を選べと言われたセナと言えば
(車と言ってもいつも運転している緊急車両くらいしか知らないのですが)
と、心のなかで思い浮かべていた。
光輝くスクリーン上に写し出されるは数々の自動車。スポーティーなものから所謂ファミリーカー、コンパクトカーなどと様々なものが表示されるが特に好みというものは見当たらない。適当に選んでみようかと思ったセナがいくつか画像をタップして詳細や関連画像を適当にみているとセナの視線を引き付けるものが現れる。
(これでも大丈夫なのでしょうか)
と、なんとなく心配しながらもどうせ彼ならなんとかしてくれるのではないだろうかと思いながらもひとつ決めたものを別で自分のスマホで検索したものを写しながら彼に伝えに行く。
(さすがにあれを直接見せるのはちょっと恥ずかしいです)
と、彼のスマホのその画像を戻すのを忘れながら。
それはそれとして、タクは案の定軽く
「これ?おっけーじゃあちょっと待ってて」と言いセナが離れたところで彼を見守る。
(しかし、セナも意外なもんを持ってきたなぁ)
と見せて貰った画像を思い出しながら返して貰った自分のスマホを取り出す
(まさかバイクがいいと言い出すとは)
そう、セナが見せてきたのはスポーツタイプのバイク、確かに造り出せるだろうとは思っているがなんでこれを選んだのだろうと思いながらもスマホの電源をつけると写し出されるのはタンデムをしながら運転手の腰に手を回す同乗者という2人の男女の写真。
思わず自分の口角が上がっていくのを感じながらとりあえずバイクを造り出す。それでも喜びが抑えきれずにフフッと声が零れていたのは別のお話
(さてどれにしようかねぇ、多分セナはタンデムしたいからバイク選んだんだろうし特に拘りはないはず)
結局自分で選ぶことになってしまったならば、と前世で憧れで欲しかったバイクを思い出す。
NINJA H2 世界最速といわれるあのバイク、画像や動画はないが前世で何回も見てきたから覚えているし弓の時も銃の時もある程度想像しただけで造り出せたし多分大丈夫だろうと思い造り出す。
(やっぱカッケー)
出来上がったバイクをしばらく観賞会をしていると暇だったのかセナが声をかけてくる。
「、、、そろそろ行きませんか?」
「もうちょっとだけ待ってて!結構イメージ曖昧だったのにまさか再現度100パーに出来ると思ってなかったから!」
「いやあの「は~!やっぱカッケー!なんだよここのライン!タンクの所とかもはやエロいわ」
そんな感じでひたすら感想を吐き出しているとセナに強めに叩かれる
「どしたん、話きこk」
「さっさと行きますよ」
と強引に身体を持ち上げられドスンとシート跨がせられる。そういえばセナってキヴォトス人だったわとか思いながら彼女に目をやるともうすでに後ろにスタンバってました。
「、、、初めて乗るんだよね?」
「えぇ、そうですが」
「やけに手慣れてない?」
「あなたが観賞会をしていたときに暇だったのでやり方を調べてました、暇だったので」
やけに『暇だったので』を強調してるから相当待たせたんだなと少し申し訳なりながらエンジンを掛ける。
(正直な話めっちゃ楽しい。また感想言いたいけどバイクから叩き落とされそう、止めとこ)
「それで、どこに行くんですか」
「んー?決めてないよ」
「、、、またですか」
「ごめんて。あぁ、でも目的はあるよ」
「目的?」
「うん、星を見に行こうぜ」
事前に調べておいたいくつかあるキヴォトスの夜景がきれいな場所のうち選んだのは比較的近くある程度栄えているという郊外の宿場町、セナにスマホに目的地を打ち込んで道案内をして貰う。
なにも問題はない、筈だった。
(流石に俺も男だ、背中に感じる双丘になにも感じん訳ではない)
だからといって運転に集中しないわけではない、両方やらなくっちゃあならないってのが「彼氏」のつらいところだな。
彼氏、、、セナが彼女になったのかぁ。実感湧かないな、恋人っぽいことは結構やってたし。
てか、あれ?恋人でいいんだよね?
告白の瞬間を思い出しても付き合おうとか言ってない気がする
「ねぇ、セナ~」
「どうしたんですか?」
「俺と付き合ってくれる?」
「いいですよ、よろしくお願いします、、、なんで今言ったんですか」
「言ってないと思って」
「そういえばそうでしたね」
「好きだよ、セナ」
「えぇ、私もです」
どうしようもない幸せを感じた。バイクが速度を増す、照れ隠しにも似たそれは暑くなって火照った身体にはちょうど良い冷たさだった。もうすぐ日が沈むというのに真っ昼間のような暑さを感じると共に腰に回されている腕に力が籠るのを感じる。彼女も、同じような気持ちだといいなと思う。
一寸して進むバイクに付いてくる気配を感じ取った、少なくとも追いてくるということはあまり良い存在ではないというか今の彼にとっては邪魔になりそうな存在が敵であった。
とりあえずセナに気付かれないようにスピードを若干落としその車の様子を伺おうとしたところ、スピーカー越しに声が響く
「そこのバイク止まりなさい」
「セナ、あれどこの車か分かる?」
「恐らく風紀委員会では?それに今の声は恐らく」
「まぁ風紀委員長様でしょうね、けど」
そんな話をしていると
「止まらないのなら撃つわよ?」と警告のされた後牽制のように紫色の銃弾が横を掠める
「次は当てるわよ、止まりなさい」
やけに苛立った声で言われる。けど、相手がどんな存在であろうと。邪魔をするのなら、敵だから。
銃を空中で構える。ここはキヴォトス、住んでいるのはヘイロー付きの生徒とかキヴォトス人たち。そのなかでも耐久力のあるヒナだ、少しくらい強くしても大丈夫だろうと思い銃の数を増やしていく。
、、、などと言い訳や建前を作ったが結局。
「俺の彼女傷つけようとしてんじゃねぇよ」
その怒りで圧倒的火力をぶちこむ
大破した車の側で小さな人影に話しかける
「だいじょーぶ?」
と、叩きのめしたばかりの相手に何故こんな心配をしているのかというとまぁセナに怒られちゃったからなんですけどね
そんな俺とは違ってセナはテキパキと処置を済ませていく、幸い車にあったキットを使ってある程度は出来たらしい。流石だな
それ以上にあの攻撃受けてまともに意識があるヒナもすごい
「あなたが撃ってこうなったのになんでそんな他人事なの」
と、むくりと起きたヒナが語りかけてくる
「そりゃあ撃たれたら撃ち返すでしょ」
「警告のつもりだったのだけれど」
「いや、分かってたけど流石に人の彼女傷つけようとしたら怒るよ」
今の恋人発言は本当かといわんばかりに瞠目したヒナにセナが頷く
そーいえばヒナとセナって関係値あったっけ、それより
「てか、珍しいな。委員長様がそんなに冷静じゃないの」
「今日は特に事件が多かったから、それに今日で三徹目」
「それは、なんかごめん」
なるほどね、まだ先生とも関係が出来てないのか?だったら相当苦労してんだろうなぁ
「んじゃあ、せめて俺が悪かった分ぐらいはお返ししますかね」
どうやらいつもより問題児が多いということらしいのでソイツらを片付けることにしますかね、と頭のなかでゲヘナの地図を思い浮かべ問題児たちを探そうとしたけど流石に
「確かにこれは問題児たち多いな、脳の処理が追い付かん」
これの対応は流石に一人じゃ無理だわ
ので、戦闘力の高そうなやつと指示役のようなやつらだけに絞り雑魚は一旦無視する。
後はいつも通り銃を用意、撃つだけ
どうやら、成功したようだがいつもとは違い疲れを感じる、数学の問題やった後みたいだ
「セナー疲れたー」
「お疲れ様です」
「彼、今何をしたの?」
「分かりませんけど少なくともあなたに利益はあるようですよ」
などと言っているとそういえば車壊したんだったと思いだし
「あ、そういえば」
「何?」
「これから行こうとしてる場所は?」
「とりあえず風紀委員会に戻ろうと思っているわ、報告書も書かなければいけないし」
「んじゃあ、これ乗っていきな」
と車を出したら驚きながらも「もう突っ込まないわ」といわれた
「じゃあこれ勝手に目的地に着くから寝ときな」
「、、、ありがとう」
ホントに疲れてるんだなと思いつつ車を見送り
「そろそろ行こっか、セナ」
「はい」
俺たちも元の道を進み始めるのだった
誤字ありそうなんであったら教えてください
ちなみにバイクの好みは完全に筆者のものです。なんなら現実で欲しい、高いから無理ですけど(ヾノ・∀・`)
あとh2のタンデムに関してなんですが多分無理だと思ってます。100歩譲って乗れたとしても安全じゃない。それでもh2でタンデムがしたい。それができる。
そう、キヴォトスと創作ならね