「異能力『
国防戦力である三途川ナギは異能力を発動した、
「ナギさんッッ!!!」
「ちょっ!!ささ三途川隊長が!!!いいい異能力を発現してます!!!」
1人の隊員がそのことを焦りながら報告すると、司令官が冷や汗を流す、
〈防衛レベルが60オーバーの国防戦力がアルティメットを発動!!〉
「国家指定の”国防兵器”だぞ!!?三途川隊長から政府への申請は!!?異能力発動の承認は得ているのか!!?」
「むむむ無許可で発現してるものと思われます!!!」
「じょ、冗談⋯だろ⋯?」
〈”
(国防戦力級の隊長3人はそれぞれが”国防兵器”に指定されてる!!ナギさんのCRISISコードは”VIRUS兵器”憑依させた死霊の呪いであらゆるウイルスを培養し、伝染させるんだ!!)
「死霊何体分だ⋯!?」
「ふ、不明です⋯!!」
(ナ、ナギさんは13歳以降⋯自分に憑依させた死霊たちを一度も体から出してない⋯)
アオイは昔の合同任務での質問の記憶が蘇る、
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「今何体憑依させてるんですか?」
「忘れた。いちいち数えてねーよ」
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(それでも自我を保ち続ける唯一の生命体)
「ば、ばら撒かれるぞ⋯この国の中枢にとてつもない量のウイルスが⋯!!!」
「急げ!!街に被害が出ねーようにナギさんがそれを気にせず戦えるように!!大至急
そうして殲滅部隊によって避難勧告が出される、
〈国防戦力のアルティメット発動に伴い、東京都武蔵野市、練馬区、杉並区、世田谷区、西東京市、三鷹市、小平市、小金井市に緊急避難勧告を発令!職員は直ちに国防プログラムを実行して下さい!〉
「アオイ、聞いてるな?」
ナギは司令室で見ている、アオイに対して呼びかける、
「ナギさん!!!は、はい!!聞いてます!!」
「誰も死なせるな」
「え?」
「UNKNOWNだろうが災害だろうが守り抜け」
(黒神隊員と浅薙隊員のことを心配して!!)
「その為に必要なものは総動員しろ」
(で、でももう打つ手が⋯黒神隊員も⋯浅薙隊員だってもうボロボロで⋯)
「もしあっちの戦場にコウがいんなら、浅薙晃誠を信じろ」
「え⋯?」
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同時刻、コウは目の前までやってきた憑从影の腕を掴む、
「待ってたよ」
「あ゙?」
その瞬間、異能力を発動して憑从影の逃げ道を塞ぐ、
「脳を餌にして油断したキミが近づいてくるこの瞬間を」
「お、お前!!どっからその霊気が!!!」
(完ッ全にガス欠だった筈だろ!!!)
だが確かに今のコウには霊気が溢れていた、それは何故か、
「代償と引き換えに未来から」
「み、未来だと!!?」
「キミの攻撃、まだ食べただけで吐き出して無かったね」
「あ゙ァ!!?」
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(もう動けない筈なのに、浅薙隊員が反撃に!!?)
「大事なモンは目に見えねえ、選択に迷ったらあいつを見ろ」
(でももう⋯今の浅薙隊員の霊気じゃ⋯)
「その戦闘から、痛みから、泥臭えダサさから、あいつの覚悟を感じ取れ」
「覚悟⋯?」
「第4殲滅部隊・浅薙晃誠は諦めることをしらねえ男だ」
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「
コウを守っていた異能のシールドから突如として先程の憑从影の異能力による攻撃が徐々き発現し始める、
「なっ!!!?ま、待て!!離せ!!!こんな至近距離で食らったら!!!お前じゃ届かねえ!!俺にも!他の災害級たちにもなァ!!」
コウは更に掴む力を強める、
「気にするな、届かない分は命を削って補えば良い」
そのまま、カウンターが成功し憑从影に直撃する、
「ゔぎゃあああああァァーーー!!!!」
そして断末魔と共に憑从影が消滅した、
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「あ、ああ、浅薙隊員が下級4体と、さ⋯災害級1体を殲滅しましたあああーーー!!!!」
その言葉と共に司令室内は安堵と歓声の声で溢れる、
「まだだ!!まだ黒神隊員のエリアが残ってる!!!災害級の群れの接触まであと2分!!」
「人命を最優先しろ、国民も隊員も死なせるな、被害を最小限に留めろ」
(国防プログラムLEVEL4起動の許可さえ出れば⋯!!)
「アオイ、好きなように動け、全責任は俺が取る」
三途川ナギは憑从影のいる方へと向き直した、
(ナギさん⋯!!!)
「さ、三途川隊長!!!」
「はいッ!!!司令官、良いっすよね!!?」
「あ、ああ!許可する!!!」
「おっけ!!総員直ちに国防プログラムLEVEL4の起動を開始!!!」
『了解!!!』
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「あが⋯あがが⋯」
「三途川ナギが来るなんて⋯」
「聞いて⋯ねぇぞ⋯」
夕日に当てられ、悶絶した声を上げるのは三途川ナギと相対した憑从影だった、それぞれに紫色の何かが張り付いている、
「ア゙ァ!?お前らが狙ってんの俺の娘だからぁ」
「ぐうう!!バ、バケモノめ⋯!!何つー異能だ⋯」
「ク、クソが⋯こんなウイルス俺に効くわけ⋯」
「
ナギが威圧すると一瞬で黙り込む、
「あぐがァ⋯」
「リンネは何処だ?」
「教えるワケ⋯ねーだろうが⋯」
「そうか」
「VFSの場所は⋯?お、お前ら鈴鹿御前を何処に隠した⋯?」
ナギは後ろを向くと、そっと呟く
「温羅の呪腕」
「へ⋯?」
その途端、紫色の巨大な手が地面から生え、憑从影を容赦なく握り潰す、
「聞いてんの俺だけど?いちいち吠えるなって言ったよねぇ〜」
だが、それを見てを尚、最後の1人の憑从影は口を開いた、
「娘がこの病院にってことは⋯ガハッ!!がハッ!!昨日リンネ様が始末したのが⋯お前の女か⋯」
それを聞いて、ナギは更に怒りを募らせていく、
「おい実験体、こっちは気が立ってんだ、前頭葉解剖すんぞお前」
「ははっ⋯そうか⋯そりゃ傑作だ⋯お前の娘がレア個体”未完の憑依系”だってことは⋯リンネ様も把握してる⋯アタシらが死んでも⋯ガハッ!!ガハッ!!何回でも⋯何千回でも別の憑从影が攫いにくんぞ⋯」
「あ゙?」
「歓喜の瞬間だ⋯!お前もそう思うだろ⋯?お前の娘は醜い蟻から純然たる憑从影にアップデートされる⋯!妻を失い娘も奪われんだ⋯!蟻の主にはおあつらえ向きな結末だ⋯!」
「解剖出力18%」
ナギは異能の出力を引き上げ、更に憑从影を苦しめる、
「へ⋯?」
「あ〜あ〜もう声も出なくなっちまうなぁ、」
憑从影は首を抑えながら先程の比では無いぐらいに苦しみ始める、
「ア゙がガァ⋯ぐ、ぐるじ⋯」
「お前だけ生かすつもりだったが⋯面倒くせぇな、やっぱ死んどけ」
それは憑从影にとっての死刑判決であった、だがそれを制止する者がいた、そっと腕を掴まれる、
「ナギくん⋯」
(この霊気は⋯メグリ、俺を止める為に⋯)
後ろにはナギの妻である、メグリが立っていた、
「あの憑从影を生かして、ハカを守ってくれようとしてたんでしょ?」
(その可能性を⋯消すとこだった⋯)
「昨日お帰りって言ってあげられなくて⋯ごめんね⋯」
(何⋯言ってんだ⋯)
「朝行ってらっしゃいも言えなくて⋯ごめんなさい⋯」
(そうか⋯俺は昨日からずっと⋯この声が聴きたかったのか⋯あの時俺が⋯そばにいてやれたら⋯)
「ううん⋯」
「あいつらからメグリを⋯守ってやれてたら⋯」
「そうじゃない⋯今までたくさん守ってもらったよ⋯保健室でスポドリをくれたあの日から⋯ナギくんはずっと⋯大切な時間を私の為に使ってくれた⋯」
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「お弁当作ってきたの!ナ、ナギくんと一緒に食べたい!!」
「テ、テスト勉強⋯一緒にどうかなって⋯」
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「私のわがままをいっぱい聞いてくれた」
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「ん?」
メグリはナギに自分のヘアピンを頭に付ける、
「お気に入りのヘアピン、ナギくんにあげる!お揃いにしよ?」
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「両親がいない私に⋯」
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「まだ実験してる〜今日のお弁当はハンバーグだよ〜」
メグリはナギの頬を突きながら言った、
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「居場所を作ってくれたのはナギくん」
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「ずっとずっと一緒にいようね」
「ああ」
メグリがウェディングドレス、ナギがタキシードを着て、抱き合いながら言った、
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「生きる意味を与えてくれたのはナギくんだから、だからね⋯」
メグリの瞳から涙が零れ落ちた、
「ナギくんと一緒にいられてメグリはとっても幸せでした!」
「俺も同じだ」
「ハカとヨミの事⋯お願いね⋯」
「ああ⋯」
「あとユウマくんを⋯導いてあげて」
「ああ⋯分かってる、メグリ⋯」
「ん⋯?」
「俺に憑依するか?」
「ナギくんとの”約束”があるもん⋯私はその天命を全うします」
「分かった⋯武霊具」
ナギの手元に緑色の液体が入った銃のような物を取り出すと、苦しみ悶えている憑从影の首筋に突き立てる、
「混種ウイルスでお前の意識を改ざんする、ついでに身体もラクにしてやんよ」
「ヴッ!!アタシ⋯アタシが⋯三途川ハカをコロした⋯誤って⋯コロしてしまった⋯」
「そう巣に戻って伝えてこい」
憑从影は力なく、歩いていく憑从影達の総本山へと
「未完の憑依系はもういない、アタシがコロしたから⋯」
「ありがとう、ハカの未来を繋ぎとめてくれて⋯」
「隊長だが親父だ、それだけのこと」
「最後だからもう少しだけ⋯ありがとう言わせて欲しいな、振り返らずに聞いてね、ハンバーグ美味しいって言ってくれてありがとう⋯ずっとヘアピンつけてくれてありがとう⋯いつも家族を大切にしてくれてありがとう⋯最高のパパでいてくれてありがとう⋯あとね⋯あと⋯私を選んでくれてありがとう⋯大好きだよ⋯ナギくん⋯じゃあ⋯行くね⋯」
お互いの目が涙で濡れていた、もう前も見えないぐらいに、
(俺は⋯何かしてやれただろうか⋯メグリにもらった分を⋯返せてただろうか⋯)
「メグリ」
「もう⋯顔ぐちゃぐちゃだから振り返っちゃダメって言ったのに幽霊だって泣いちゃうんだよ」
「最後だろ?これくらい大目に見てくれ」
(口で言うのは得意じゃねえ、けど⋯見送りの言葉だ⋯自然と口から出やがる⋯)
「愛してる⋯」
夕焼けが沈む中、メグリの影が動き、ナギと重なった、
「もっと一緒に⋯いたかったよぉ⋯!」
「離れてても⋯ずっと一緒だ⋯!」
「うん⋯!!ナギくん⋯」
「じゃあな⋯メグリ⋯」
「「さよなら」」
2人の声が重なると共に、夕焼けが沈んだ。
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「ワタルの奴は、いきなり変身したもんだから、気絶しちまってるな」
そう言い、ワタルを背負うと、トランスチームガンから黒煙を発生させ移動する、
「コイツにはまだ死なれちゃ、困る上にもう1人なかなか良い素材が見つかったしな」
エボルトは3本ほどフルボトルを取り出し、ワタルのポケットに入れる、
「ガトリングフルボトルと電車フルボトル、後はダイヤモンドフルボトルでいいか、まあどう使うかはコイツ次第か」
ワタルを家に寝かせると、エボルトは直ぐ様家から離れていく、
「それじゃあ、またいつの日かCiao!」
感想お待ちしております。一応、妹と幼馴染編は終了です
俺クロの百鬼夜行編が始まる前に、主人公には仮想現実シュミレーションを単身で行ってもらうのですが、どれがいいと思います?
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SCPや都市伝説のミッション
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ラブ&ピースの世界のミッション
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クロスオーバーのミッション