とある学校のプールにて
「なぁ、ここ廃校になるんだろ?」
「らしいな、てかマジこんなとこに呼び出したのかよ?」
「ったりめーだ!プールに忍び込んで遊ぼうぜって言っただけだぜ?なのにいきなり殴ってきやがったんだ!許さねえ!」
「アイツこの学校のヤツらしいな」
「ちっとばかし偏差値高えからって調子ノンなっての、突き落としたところ撮ってネットで晒してやんぜ⋯!」
どうやら廃校になるプールで2人の高校生は忍び込んだらしい、2人がプールを見ていると、
「⋯ん?⋯つーかこのプール⋯赤くね?」
「⋯へ?」
すると、プールの中から何かが這い出て来て、高校生の1人の脚を掴んだ、
「⋯来て⋯早く⋯赤いプールの中に」
その声と共に高校生はプールの中へと引きずり込まれていく、
「や、やめ!ひぎぃ!!ぎゃああぁぁああーーーっ!!!」
そのまま、高校生はプールの中へと姿を消した、血のような色をしたプールの中に、
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「で、赤く染まったと思ったら友達がプールの中に引きずり込まれたと」
「は、はい!赤くて水の中見えないし、全然浮かんでこないし、俺怖くなって逃げちまって」
ハカは依頼にやってきた高校生の話をメモしながら話を聞いていた、
「こりゃ早く行かないとまずそうね」
「はい、謎の匂いしかしません」
そう言うと、ユウマの方へとミレイは向くと言う、
「ユウマ、お母さんにも連絡入れといて」
「へいへい〜じゃ、俺母さんに連絡するからあとの事はよろしく」
スマホを取り出しながらゆったりと言うと、
「あんたも行くに決まってるでしょ?」
ちょっとキレ気味で返され、ユウマは涙を浮かべた、
「完成した!!!」
突如、相談所の奥の方から声が聴こえるとワタルがホクホク顔で出てくる、
「どうしたんだ?ワタル」
「完成したんですよ!遂に!!」
ワタルが取り出したのはスマホだった、
「え!?スマホを一から作ったのか、凄いな」
「いえいえ、唯のスマホじゃ無いんですよ!これを」
ワタルが取り出したのはワタルが今まで使ってこなかったボトルだった、
「実は昨日、知り合いから新しいボトルを貰いましてこの”ヘリコプターフルボトル”を」
そしてフルボトルを振り、スマホに装填し、スマホを地面に投げた、
『ビルドチェンジ!』
スマホが姿を変えると、ドローンへと姿を変えた、
「は!?いやどういう原理だよ!!これは」
「ふふふ…それはですね」
すると、ユウマとワタルの首根っこが掴まれる、
「時間が無いって言ってんでしょ!!!」
「「すみませんでした」」
怒気を含んだミレイに言われ、速攻で謝ったのだった、
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廃墟になる学校
「いるわね。感じる」
「マ、マジ?入るの?」
ユウマは怯えながら目の前の学校を見ると、
「お願いします!早くアイツを助けねぇと!」
依頼人も怯えながらも強く言うと、ハカはユウマを諭すように、
「仕事よ。諦めなさい」
そう言うと、持つ携帯のライトを着ける、それを見てユウマは、
「せめてライトくらい俺に持た⋯」
ユウマが持った途端、ハカのスマホのライトが消える、それを見てハカは無言でユウマからスマホを取り上げる、
「⋯⋯」
「持た⋯」
ユウマが持つと、携帯のライトが消えてハカが持つと電気が再度着く、それを見てハカはユウマに言った、
「憐れね」
「っだあああ!!だから霊になんか憑かれたくねえんだよ!!」
ユウマは泣きながら言う、
「霊?」
「気にしないでください、ユウマさんの体質みたいなものなので」
「ほら、遊んでないで入るわよ」
依頼人、ワタル、ミレイがそれぞれ現場のプールへと行く、
「あそこよ」
「うわ、赤黒いですね…まるで血の池地獄」
ミレイが指を指した先には、真っ赤に染まったプールがある、
「あんた達にも見せてあげる」
ユウマ、ハカ、ワタルにミレイが触れると、赤いプールの中に、セーラー服を着た長い髪の女性がいた、
「私が見えるの?」
霊の問いにユウマは即答した
「いえ、見えません⋯」
「ボケナス。現実を受け入れなさい」
女性の霊は顔に手を置くと、
「私はここで殺された、好きだった男に呼び出されて真夜中この学校まで会いに来たのに、アイツは来なかった」
「なるほど、それで帰りにここで泳いで溺死したのね」
「違うだろ」
ハカの推理にユウマはツッコむ、女性は続ける、
「ずっと待ってた、そしたら⋯知らない男に襲われて」
「え?」
「このプールで惨殺されたの」
顔を青くしながら女性は言った、
「うげ⋯」
「ニュースで見たわ。この学校だったのね」
「最近は本当に物騒な事件が多いですね」
それを聞いた、ミレイはゆっくりと女性の霊に話し掛ける、
「それは辛かったわね…でもさ、この学校はもう廃校になるの、あんたの居場所はなくなる、成仏するか、ここにいるユウマを呪うしかないのよ」
ミレイが指差す先には、祈るように手を合わせているユウマがいた、
「出来れば成仏の方向で⋯」
「うるさい!司がアイツがちゃんと来てれば私は今も幸せに暮らしてた!なのに⋯アイツだけ私のこと忘れて生きてるなんて許せない!呪ってやる⋯」
それを見て、ワタルは、
「駄目ですミレイさん、このままだと怨霊とかその類になっちゃいません?」
「確かに、少しヤバいな〜」
すると、
「お前ら何やってんだ!!!」
「あっ!!」
もう1人の学生がここに現れたのだ、
「知り合いですか?」
ハカが聞くと、依頼人は、
「俺たちが呼び出したんだ、友達があいつに殴られて仕返ししようと思って」
「このプールに近づくなって言っただろ!!ここは⋯ここはなあっ!!!」
すると女性の霊が声を上げた、
「司くん⋯?」
「事件が起きてから夜になるとこのプールは真っ赤で染まるんだ!何かがいる!早くここから逃げるんだ!!」
その学生の言葉と共にユウマは逃げの体勢へと移る、
「よし、退散だな」
だが、不意に学生が言った、
「え?⋯あ、足が動か⋯」
「司くん、みい〜つけたあ⋯」
女性の霊が学生の両足を掴んでおり、プールに引きずりこもうとしていた、
「お、おい⋯!誰かに引っ張られて⋯!」
「ちょっと止めなさい!」
ミレイは止めさせようとするが、女性の霊はミレイを睨み、言った、
「うるさい!邪魔するならあんたから呪い殺すわよ!」
「そうですよ!ミレイの姉御の言う通りですよ!!そんな男!殺す価値も有りませんよ!!!」
「生かしとく価値もないわ!!」
そう言うと、女性の霊はどんどん司という学生をプールに引きずりこんでいく、
「ちょ、誰かた、助け⋯!!」
「⋯来て⋯早く⋯こっちに」
すると、別方向から
「うわあっ!!」
ユウマがミレイとワタルにプールに突き落とされていた、
「行ってらっしゃ〜い♡」
「僕の言葉が無理ならユウマさんの悪霊掃除機しかありません、頼みますよ」
「ユウマ!!」
ユウマは直ぐに水の中から顔を出すと、ユウマは叫ぶ、
「⋯姉貴!ワタル!何すんだよ!!」
「あんたしか出来ない仕事よ☆」
「帰ったら紅茶淹れますので」
それを聞き、内心納得のいかないユウマは、
「クソ、こうなったらやけくそだ!!」
ユウマは泳いで先程の霊がいる場所に行く、現在そこでは、
「呪う⋯呪う⋯!オマエさえいなければ⋯!!」
「ガボボッ⋯ガ、体が⋯沈んで⋯!!!」
女性は司をどんどん引きずりこむ、
「ちょっと待て」
ユウマが女性の肩を掴んで強制的に止めさせる、すると女性は、
「え!?はあああ!何、この感覚!!?」
「やば⋯憑かれ⋯」
「はうっ⋯!こんな所に新しい王子様が⋯!!」
ユウマを見ながら顔を赤くさせ言った、そしてそれを見てユウマは、
「王子様言うな!俺はアンチ幽霊だ!」
「はうううッ!!」
それを聞き、女性はショックを受けているようだが、ユウマは続ける、
「目の前で人が死ぬのを見たくないだけ⋯勘違いすんなよ」
「え??」
そしてワタルの視点では、
「ホント霊に好かれますね」
「ユウマさんの背中って悪霊にとっては天国って聞きますけど、どんな感じなんでしょう、また今度、幽体離脱でもして乗っかってみましょうか」
「モッテモテだね、人間には嫌われるけど、役に立つよねー、後、ワタルくんもそこまでしない」
そして女性はユウマに尋ねた、
「あ、あなたは⋯一体⋯」
「人と悪霊のハーフ⋯で、どうすんの?」
ユウマは女性に聞くと、女性は慌てて答えた、顔を赤くしながら、
「つ、憑いて行きます!あの世の果てまでも!!」
そしてユウマに霊が1人取り憑き、事なきをえたのだが、
「ふう、ユウマに取り憑いて透明な水に戻ったけど⋯」
「行方不明になった子がいません!」
「ちょっと更衣室も探してみよっか、依頼者さんともう一人は帰宅してもらって良いから」
「はい。伝えて来ます」
ユウマとワタルは今回の事件に至った司に事情聴取をしていた、
「で、何で行かなかったわけ?あんたがあの子呼び出したんだろ?」
「はい。罰ゲームだったんです、あの日友達の家にいて夜学校に呼び出して来る女子がいるかって…俺のこと好きなの知ってたから、軽いノリで⋯まさか殺されるなんて思ってなくて⋯」
「予想以上に屑ですね、流石にすいませんがこちらとしては、この経緯については警察に報告させて頂きます、解決したから良いものの、これからも被害が増えるかもしれなかったわけですし」
「す、すいません⋯」
依頼人の人も質問を飛ばす、
「じゃあ何で俺の友達殴ったんだよ?」
「あ、あれは何も知らずにこのプールに忍び込むって言ったからだ、殺人現場だぞ?赤いプールって学校でも噂が流れてて、だから取り壊すことにもなって」
それを聞き、事情聴取を終わらせ、依頼人と司を帰す、そして
「何処にもいないわ」
「更衣室もシャワー室も見たけど、人っ子ひとりいやしねぇ…どこに消えちまったんだ」
「こういう時には僕の作ったこれの出番ですね!!!」
ワタルは携帯を取り出すとボトルを装填し、ハカの真横に投げる、
『ビルドチェンジ!』
ワタルはそのまま、上空に飛ばそうとする、だが、
ガシャン!!
「て!?⋯ユウマ、ワタルさん…あ、足が!?」
ワタルのドローンは破壊され、その場所にはハカの足を掴む、学生が居た、赤いプールの中から這い出て、
「早く来て⋯早く⋯赤いプールの中に⋯」
「クソ野郎ォォ!!!」
ワタルは思い切り、蹴飛ばすと空高く飛んでいく、
「アバッ!」
「人の作ったものぶっ壊しやがって…地獄に送るぞ!!!」
そう怒りに顔を滲ませた、ワタルにハカとユウマは少し引いていた。
途中のは、You◯ubeで見た面白動画のネタです、何とか投稿間に合いました、誤字などがあれば教えてください、感想お待ちしております
俺クロの百鬼夜行編が始まる前に、主人公には仮想現実シュミレーションを単身で行ってもらうのですが、どれがいいと思います?
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