エボリューションと月と影   作:旅人0605

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次回の話を決めるアンケートがあるのでお願いします。


第22話カインは全てを跳ね返す

 

 

 

 

「降りて来るわ」

 

4人が向く先には、人影があり、それが4人が居た屋上へと舞い降りた、

 

「ここは嫌だな、昔を思い出す」

 

降りてきたのは厚着の男性で、肌はアベル程では無いが褐色であり、額には水色の十字架のような紋様が刻まれていた。

 

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    クリア難易度★★★★★

      

    【SCP-073】「カイン」を転送して

  最強人型SCP「アベル」との戦いに勝利せよ

 

 

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「カインは初めて発見された時、複数のギャングの死体の真ん中に立っていたそうよ、返り血を浴びてね…その後、発見したニューヨーク市警からSCP財団に」

 

ハカが解説すると、カインがこちらに声を掛けていた、

 

「僕をここへ呼んだのは君かい?出来れば場所を変えたいんだが」

「分かったわ」

 

〈管理者からの要請により、背景の変更を許可します〉

 

その声と共に、場所は都市から草原へと姿を変えた、

 

「お、おい、カインの周りの草、枯れてね?」

 

ユウマの言う通り、カインの足元にある草は色が変色しており、完全に枯れていた、

 

「彼の半径20m以内の土で成長する生命は全て死に絶えるの」

「まるでシシ神ね…」

 

その様子を見ていたアベルが声を上げる、そしてカインもアベルに話し掛ける、

 

「デモンストレーションは済んだかよ、道化師野郎」

「久しぶりだな」

「最近じゃ、お利口さんに財団の”犬”をやっているそうじゃないか”人◯し”の罪は、もう忘れたか?」

 

ハカがアベルの言葉について言う、

 

「カインは財団職員への協力的な態度から施設内を自由に移動することが認められてる、知能も高くて、800ページの辞書を1分半で全て記憶出来るの、その映像記憶の能力を買われて財団から重要情報のバックアップ業務を任されてるわ」

「財団って使えるものは何でも使うんだな…」

「あくまで、財団はカインさんにSCPという扱いですけど協力を要請しているようなものですからね」

 

カインはアベルに言った、

 

「無駄な争いはしたくない…アベル、大人しく施設へ戻れ」

「驚いたぜ、人◯しに「お説教」されるとはな…いっぺん、お前も◯されてみるか?そしたらちったぁ、人の痛みってやつが分かんだろ」

 

それを聞いてユウマは驚く、

 

「カインが人◯し?」

「旧約聖書『創世記』の話よ、カインはアベルは兄弟でカインは農耕を、アベルは牧羊をして暮らしてたんだけど、ある時2人は収穫物を神に捧げたの、でも神はアベルの供物だけを気に入ってカインの供物は無視したのよ」

「それは、中々に胸糞が悪い話ですね…」

 

それを聞いていたアベルは言う、

 

「知ってるじゃねぇか女、そんでこいつは嫉妬の挙句、俺を◯したのさ…こいつの足元を見てみろよ、草一本生えてねぇ、この意味が分かるか?」

 

それを聞き、ハカは答える、

 

「聖書ではアベル、◯されたあなたの血が大地に流れ、農耕が出来なくなったという記述があるわ」

 

そのハカの答えに、アベルは言った、

 

「その通りだ、カイン…てめぇの罪は何も許されちゃいねぇ、それはこの大地が証明してる」

「元より許されるつもりもない、だが君の殺生を見過ごすわけにはいかない」

「どの立場から物を言っている?まさかとは思うが”お兄ちゃん”の立場からじゃねぇだろうな?だとしたら今ここで…死ね」

「それは無理だ…アベル、君も死の安息を得られないんだろ?その呪いは私にもかかってる」

「呪い?死んでも復活するのは俺が神に選ばれてるからさ」

「使徒にでもなったつもりか?主を騙るな、アベル」

「勘違いすんじゃねえ、創世記より神と共にあるのはこの俺、そして神に背いた罪とはお前、裁くのは俺であり裁かれるのはお前なんだよ、カイン」

「そうか、分かった…痛みと共に己の傲慢を知るがいい」

「6000年前から傲慢は貴様だ!死んで詫びろ!」

 

怒りのままにアベルはカインへとブレードを構え、突っ込んでいく、

 

「おいおい、あいつ優男そうだけど大丈夫なのかよ」

「まぁ見てて」

 

ユウマの心配の言葉を静止し、傍観する様にとハカは言う、

 

「はああああッ!!!!」

 

アベルはカインにブレードで切り裂くと、その瞬間、アベルが自身の胸を抑える、

 

「ぐはぁあああ!!」

 

その様子を見ていたユウマは疑問をハカにぶつける、

 

「こ、これはどういうことだ!?」 

「カインにはいかなる攻撃も効かないの、その威力で攻撃した相手へ跳ね返されるだけ、もっとも」

「痛いものは痛い、ということですか」

 

それを聞いたミレイは興奮したように言う、

 

「え?何それ、じゃあ一発あいつ殴っていい?わたし昔から自分の打撃の威力、体感してみたかったのよねぇ」

「ゲーセンでやれ!」

 

そして反射を喰らったアベルは、

 

「ふん。なるほどな、これはお前の人造人間みてぇな防具の能力か?」

「とうだろうな、それは私にも分からない、そもそもいつ私の身体がこうなったのか、自分でも分からないんだ」

 

それについても、ハカは解説する、

 

「正確にはカインのあれは防具じゃない、彼の両腕と脊髄、肩甲骨は金属に入れ替わってるの、その素材は未知のものとされてる」

「調べようにも、ダメージが跳ね返される訳ですから血液検査等もできない、という訳ですか」

「罪を背負ったミステリアスな年上…嫌いじゃないわ」

「またそういう変な奴に惹かれる…姉貴の男運の悪さはそのせいだろ」

 

カインの返答を聞いたアベルは笑みを浮かべながら言う、

 

「そうかよ、でもお前もノーダメージってわけじゃなさそうだな…ならいっちょ、我慢比べと行くか?」

 

直ぐ様、アベルはカインの間合いに近づき、再度カインに斬撃を与える、

 

「気乗りはしないな…もう、あの時のように君が傷つき倒れるのは見たくない」 

「黙れ!今度そうなるのはお前だ!」

 

それを見ていた4人は、

 

「これ、決着つくのかよ」

「案外こういう勝負の決着は一瞬よ」

「その時は、もうすぐかとしれません」

「ええ、精神的ダメージだけのカインに対し、精神的ダメージと物理的ダメージ、両方を請け負うアベル、リーチなのは明らかです」

 

カインは再度、アベルに言う、

 

「無駄だと言うのが分からないのか…もう充分だろ、退け」

「この一撃で終わりだ!お前の全てを否定して俺が勝つ!!」

 

赤いオーラを纏い、そのままカインに叩きつける、

 

「うおぉおおおぉおおお!!!なっ!?」

 

だが、その斬撃をカインは片手で止めてみせた、カインはそのブレードを自らへと突き立てる、

 

「フフ…」

「ぐはああっ!!」

 

カインの反射でようやく、アベルが今まで一度も見せてこなかった血が腹部から流れ始める、そしてブレードが刺さったまま、カインはアベルへと近づく、そしてアベルに抱き締めた、

 

「アベル、一緒に帰ろう」

「うるせえっ!!」

 

直ぐ様、アベルは抱き締めてきたカインを突き飛ばす、そしてカインの腹部から流れている大量の血を見て言った、

 

「お前、死ぬのか?」

「それを望むか?」

「さぁな。勝手にしろ」

 

そう言うと、アベルはこの場から離れていく、

 

「何処へ行く?」

「なんだか白けちまったからな、帰って寝るわ、それとそこの坊主!!」

 

アベルはワタルを指差しながら言った、

 

「お前、つまんねえ」

「……っ!?」

 

その言葉を残すと、その場から離れて行った、ユウマは倒れているカインの元へと駆け寄る、

 

「大丈夫ですか!?」

「ああ、問題ない」

「一件落着…なのか?これは」

 

ユウマの問いに、ハカが答える、

 

「一応ね。でも…」

「ん?」

 

ユウマが上空を見ると、水色の財団のロゴが喋り始める、

 

〈待ちくたびれました〉

 

「たよな…ってお前、どういうポジション?」

「貴方、意志があったんですか」

 

〈待ちに待った挙句、戦闘未勝利です〉

 

________________________

 

 

     MISSION FAILD

      -任務失敗-

 

 

________________________

 

 

 

 

〈MISSIONFAILD User1、User2、User4、及びおまけのうるさい奴をログアウトします〉

 

「いやお前、最近自由に喋り過ぎじゃない!?」

 

ユウマがアナウンスに向けて叫ぶ、そしてその様子を見ていた、ミレイ、ハカ、ワタル、カインが笑っていた。

 




感想お待ちしております

scp-073の本家様
http://scp-jp.wikidot.com/scp-073

scp-076の本家様
http://scp-jp.wikidot.com/scp-076

7月23日までのアンケートです。

俺クロの百鬼夜行編が始まる前に、主人公には仮想現実シュミレーションを単身で行ってもらうのですが、どれがいいと思います?

  • SCPや都市伝説のミッション
  • ラブ&ピースの世界のミッション
  • クロスオーバーのミッション
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